■「京都観光客数統計」関連

●「そうだ 京都、行こう。」&「ちょっと京都へ」 【2007/04/19】

キョート観光の新機軸だそうです。
「本物の京都」… まぁええんとちがいますかー  (含冷笑)

ちょっと京都へ キャンペーン、JR西が決定
JR西日本は、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」に対抗して、利用客にとっておきの京都を紹介する「ちょっと京都へ」(仮称)キャンペーンを展開することを決めた。沿線の京都ファンに京都への主要な足であることをアピール、京都観光の一層の振興を支援する狙い。地元経済人や学識経験者らでつくる京都懇談会(座長・立石義雄オムロン会長)も、16日発表した提言でその実現を強く求めた。
空前の京都ブームで、京都を訪れた観光客は2005年に4700万人(京都市調べ)に上った。10回以上のリピーターが6割を超え、「本物の京都」を求める声が年々高まっている。JR西は、入洛客の中で日帰りが約7割を占めることや、大量退職時代を迎えて京都観光のニーズがさらに高まる見込みであることに注目、「ちょっと京都へ」キャンペーンの事業化を決定した。
具体的には、JR西が50歳以上の顧客を対象に組織化している旅クラブ「クラブ・ディスカバー・ウエスト」の会員を対象に、専用ホームページ(HP)で一見の観光客では入れない店や工房、寺院などの観光情報を発信し、会員の要望に沿ったカスタムメードな京都の旅を提供する… (後略)
(4/17京都新聞朝刊より)


ディスカバーウエスト(by電通)のCMは、当然こっちで未放送ですがJR西日本のホームページで閲覧可能、因みに現在は谷村「チンペイ」新司&竹内結子のユニットです。
そういえば鬼束ちひろは何処へいったのでしょう。

それとどーでもいいのですが市役所さん、私の帰京分(年間約30日)は観光客数のカウントからさっ引いといてください…。

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●そうだ「京都」行こう、以降… 【2007/07/07】

2006年度京都市の年間観光客数調査結果です。

何時ぞやか述べましたが市役所さん、私の帰京分(年間約30日)は観光客数のカウントからさっ引いといてください…。

しかしこれだけ観光収入が有りながら、京都市の財政状況は政令指定都市中で最低。一体どーいうお仕事されてるんだか…。

6年連続最高、4839万人に  06年の京都市観光客数 府も好調
京都市は6日、2006年の年間観光客が4839万1000人となり、6年連続で過去最高を更新したと発表した。あんどんで嵐山の夜の風情を演出する「京都・嵐山花灯路」を催した12月の増加が目立ち、また外国人宿泊客も前年から10%増えた。
京都市の年間観光客は前年から112万人、2・4%増加した。観光消費総額も前年から7%増の6371億円と初めて6000億円を突破し、過去最高を3年連続で更新した。観光客1人当たりの平均消費額も1万3166円と前年より4・5%増えた。 観光客が増えたのはオフシーズンの冬季の活性化策として05年から始めた嵐山花灯路に約97万人(前年比54・2%増)が訪れたことに加え、外国人が約7万人増えて80万3000人となったことが要因とみられる。
市は2010年の「観光客5000万人」達成を目標としており、桝本頼兼市長は「5000万人の達成にいよいよ手が届くところまできた。将来を見据えた戦略的な観光政策を着実に実行する」とコメントした。 
京都府全体の年間観光客数は11年連続で伸び、前年比2・4%増加し、7260万2000人を数えた。観光消費額は6834億円で6・6%増えた。(…以下略)
(文 京都新聞7/7より)

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●「花灯路」後記 【2008/01/30】

家の近所の催しについてです。
昨年末の「京都・嵐山花灯路」総括が発表されました。

10日間で987,000人…。

昨年の祇園祭が宵山三日間で七十九万人ですから、対比してもその破壊力が伺う事が出来ます。
紅葉時期が年々後倒しになっており観楓行楽客も抱え込んでの結果でしょうが、いやはや恐るべし嵯峨嵐山…。

因みに三月には「東山花灯路」が控えておりまする。
これぢゃ観光シーズンオフと云っても、落々帰京出来ません。

P2008012900063嵐山花灯路、好評どした 07年まとめ 天候も後押し
昨年12月に京都・嵯峨、嵐山地域で行われた夜間ライトアップ「京都・嵐山花灯路」の来場者数は前回(一昨年)より約1万4000人多い約98万7000人だったことが京都・花灯路推進協議会(京都市中京区)の集計で分かった。天候にも恵まれ、過去2回の実績を上回った。
嵐山花灯路は、冬の観光振興策として京都府や市などでつくる推進協議会が2005年から毎年12月に10日間開催している。
昨年は12月8日から17日まで渡月橋周辺や大覚寺などをライトアップした。
初日の土曜の来場者は約17万人で、晴天に恵まれた上、紅葉の遅れで観光客が12月に入っても多く、一昨年の初日(土曜)を約7万9000人上回った。
平日の来場者も4万-7万人で、一昨年のように2万人台に落ち込む日はなく順調に推移した。  
当初見込みの100万人には達しなかったが、推進協議会は「3年目を迎えて定着してきた。今後は受け入れ態勢を一層充実させ、来場者の満足度を高めたい」としている。
(文.写真共 京都新聞1/29より)

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●「東山・花灯路」後記 【2008/03/24】

今月十四日から昨日迄催されていた「東山・花灯路」の総括が発表されました。
その来場者数ですが、

10日間で1,087,000人…。

この催し、私めの東下後に始められたもので仔細不存知なのですが、弥速、破壊的な集客力です。
因みに昨年十二月の「嵐山・花灯路」も十日間で987,000人。
洛外の西と東で、さぞかし凄まじい賑わいだった事でしょう。

P20080324001335年連続で100万人突破
京都・東山花灯路

京都府や京都市、京都商工会議所などでつくる京都・花灯路推進協議会は24日、京都市東山区で14日から10日間、催した「京都・東山花灯路」の来場者数が108万7000人だったと発表した。
会期が12日間だった昨年の128万人には及ばなかったが、5年連続で100万人を突破し、観光オフシーズン対策の行事として定着してきた。
6年目の今年は、人出が多い土、日曜や祝日に合わせて企画し、約4・6キロの散策路をあんどんで照らすなどした。
日別では、晴天の土曜の15日が16万人、同じく22日が20万人3000人で、全体を押し上げた。雨天の水曜の19日は3万8000人と少なかったが、そのほかは7-14万人台だった。
協議会は「リピーターが増え、にぎわいが青蓮院や円山公園周辺などにも広がっており、今後も早春の風物詩として一層の定着を図りたい」(事務局)としている。
(文.写真共 京都新聞3/24より)

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●49,445,0000 【2008/07/05】

京都市の昨年度「年間観光客数」調査結果が発表されました。

「東山.嵐山花灯路」を筆頭に各種催しを閑散期に遍く段取りした上、上洛に小熟れてきた重度リピーターは意図的に混雑期(桜花紅葉.宵山周辺等)を外して来られる様になりました。
最早ミヤコ観光にシーズンオフは無い様子です。
強いて挙げるならば…。

 ④万遍無く二月 (底冷えしますが、我慢出来ない程じゃありません)
 ③連休明け以降の五月 (意外に穴。新緑のミヤコは可也お勧めです)
 ②成人の日三連休以降の一月 (枯れた感じのミヤコも宜しくて)
 ①8/17(送り火翌日)以後の八月 (死ぬ程蒸し暑いですが…)

流石の「ミヤコ」もこの辺りは空いております。

京の観光客、7年連続最多
07年 4944万人

京都市は3日、2007年に市内を訪れた観光客数が7年連続で増加し、過去最多の4944万5000人(前年比2・2%増)となった、と発表した。オフシーズンの冬場に大きく伸びたほか、外国人宿泊客も初めて90万人を超えたことが原動力となった。市は、2年後に目標年を迎える「観光客5000万人構想」の達成を視野に、さらに観光誘致に力を注ぐ。
1月は前年より7%、2月も7・4%増えた。暖冬や天候に恵まれたことや特別拝観事業の定着が原因とみている。外国人宿泊客は、米国や台湾など海外情報拠点5カ所での誘致活動強化などにより、前年より15・5%増の92万6000人。
また、修学旅行生は02年以降、微減が続いていたが、学校や旅行代理店に働きかけを強めた結果、0・2%増の100万5000人となり、増加に転じた。
観光消費総額は6491億円で前年比1・9%増となったが、1人当たりの消費額は0・3%減の1万3128円。
同日、京都府が発表した京都市を含む府内観光客数は過去最多の7462万人(同2・8%増)で、12年連続の増加。観光消費額は2%増の6970億円。京都市を除く観光客数は4%増の2518万人で、観光消費額は3・3%増の479億円だった。
地域別では宇治市が「源氏物語千年紀」を追い風に9%増の493万人。山城地域全体でも4・1%増の1070万人となった。
(文.京都新聞7/4より)

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●「嵐山花灯路」総括 【2008/12/25】

本日は家の近所ネタ。

先日終了した「京都・嵐山花灯路」の総括が発表されました。
10日間の延べ来場者数は857,000人、前年比10,5%減との事です。
景気悪化、天候不順云々…原因が探索されておりますが、観光シーズンオフに85万人も来れば大したもの、一応イベント事として定着したと考えた方が宜しいのでは無いでしょうか。

そんな訳にて「メリークリスマス」
でした。

P2008122300040嵐山花灯路の来場者数、初の減少
景気悪化の余波?

京都市・嵐山一帯で21日まで10日間行われた夜間ライトアップ行事「京都・嵐山花灯路」の来場者数が計85万7000人と昨年を13万人下回り、開催4年目で初めて減少したことが22日、主催者の集計で分かった。昨年より4日遅い日程で紅葉目的の客が減ったことに加え、景気悪化が影響したとみられている。
主催した京都市や京都商工会議所などの京都・花灯路推進協議会によると、最初の週末の13、14日が昨年を下回る低調な出足となり、最終日の21日も雨天で8万6000人にとどまった。
曜日の巡りで開幕が中旬にずれ込み、例年なら残っている紅葉がほぼ終わっていたことに加え、景気悪化や円高もあって「外国人や関東圏など遠方からの来客が減ったようだ」(同協議会)という。
嵐山花灯路は冬場の集客対策として2005年に始まった。初回は63万人だったが、06年は1・5倍の97万人に大幅増加。さらに昨年は98万人を超え、嵐山地区の集客増に貢献した。
同協議会は「平日も5万人以上集め、会社帰りなどの固定ファンも出てきた。調査結果を基に来場者の動向を詳しく分析して来年に生かしたい」と話している。
(文.写真共 京都新聞12/23より)

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●「ミヤコ」初詣事情 【2009/01/03】

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス三日目。
三ヶ日も本日迄にて、皆様に於かれましては「初詣」もお済ませの事でしょう。

所処で八百万の神々が数多御鎮座されておはせまする此処京都。
今日はそんなミヤコの「初詣事情」なぞ。

「キョートの人が良く行く初詣先は何所ですか?」
年末から弊亭でも時折聞かれる設問なのですが、結論から先に。

「結構節操無く色々な神社に詣でます」

ミヤコでは洛中洛外問わず、未だ「氏神氏子」の関係が区々町々にしっかりと根付いており、それが「例祭」を始めとした地域コミュニティーの根幹として生きています。
従い「氏神様への初詣」も習慣として多く残っています。
例えば寺町周辺今出川以北であれば上御霊さん、同丸太町以南であれば下御霊さん。聖護院あたりでは熊野さん、紫野は今宮さんと云った感じでしょうか。

次いでミヤコには「各種様々」な御利益をお持ちの神様がおられます。
「お水の神様」「お酒の神様」に始まり「縁切り」「安産神」「料理神」「御菓子神」「蹴球神」、果ては「安楽死」「嫁姑不仲止め」「歯痛止め」「夜泣き止め」…。
即ち受験生が北野天神さんで合格祈願する様、其々の事情に応じた神様に詣でる事も多いものなのです。

更には新春のイベント事や宴会事の延長として「同僚と」「友人と」「カレシカノジョと」、八坂さんや伏見さん等の大社へ繰り出す機会も是亦多かったり致します。
寧ろこの場合は、初詣後の「飲んだり食べたり遊んだり」する方がメインでしょうが。

と云う訳で、結局市井民の初詣は複数の社へ参拝する事が多いのです。

因みに此処数年に於ける京都神社の初詣参拝者数は下記の通り。
若干のランキング誤差はあると思いますので御了承の程を。 

①伏見稲荷大社 約260~270万人 (過去初詣回数 4~5回)
 「商売繁盛」の御利益にて著名な全国屈指の参拝数を有する大社。
 京阪沿線の立地も味方し、大阪方面からの参詣も多し。
 因みにミヤコでは五条以南の氏神様にて。
②八坂神社 約100~120万人 (過去初詣回数 ほぼ毎年)
 洛中の迎春風情を色濃く醸す「厄除け」「疫病消除」の神様。
 河原町、祇園界隈に近い事もあり、其の儘「飲み」に繰り出す方々も多し。
 但し年越し前後の時間帯は要注意、混雑振りは数字以上のものにて。
③北野天満宮 約50~60万人 (過去初詣回数 8~10回)
 「学業成就」の御利益、御祭神は云わずと知れた菅公。
 受験シーズン真っ只中と云う事もあり、最後の「神頼み」に訪れる中高校生多し。
 今年は丑年なもので、例年より人出は多いかも知れません。
④平安神宮 約30~40万人 (過去初詣回数 無し)
 えー、実は初詣で伺った事が御座いません。
 と云うか、市井民(特に洛中民)が此方に詣でる話も殆ど聞かないものです。
 最近の創祀の上、「よそさん向け」観光色の強い神社だからかも知れません。
⑤地主神社 約25~30万人 (過去初詣回数 無し)
 意外な神社がランクイン、矢張り「縁結び」の神様は強いものです。
 清水寺の境内社にて「除夜の鐘」と抱き合わせで参られる方も多いのでしょう。
 脱力系のホームページは一見の価値有り?…。
⑥下鴨神社 約20~30万人 (過去初詣回数 ほぼ毎年)
⑦松尾大社 約20~30万人 (過去初詣回数 毎年)
⑧上賀茂神社 約10~15万人 (過去初詣回数 4~5回)
⑨石清水八幡宮 約10~15万人 (過去初詣回数 無し)
⑩平野神社 約5~10万人 (過去初詣回数 1回) 

P2009010200077「景気回復」願い
京都の社寺 初詣で

厳しい冷え込みにもかかららず、京都の社寺は元日から2日にかけて、大勢の人たちが訪れ、家族の健康や幸福を願い、静かに手を合わせていた。
京都地方気象台によると、冬型の気圧配置となった2日、京都市内の最高気温は7・1(平年9・7)度で、時雨混じりの寒い1日となった。
商売繁盛の御利益で信仰を集める伏見区の伏見稲荷大社では、参道から本殿まで人の波が続き、景気回復を切実に祈る声が聞こえた。城陽市の建築業江口孝義さん(59)は「早く病気を治して仕事が再開できるよう、今年初めて(邪気をはらう)守矢を買いました」と話していた。
京都市内の主な神社が発表した元日と2日の参拝者数は、伏見稲荷大社の207万人(前年201万人)を最高に、八坂神社81万人(同83万人)、平安神宮29万人(同33万人)などとなっている。

(文.写真共 京都新聞1/3より) 

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●「家の近所」観光分析 【2009/04/22】

四月も中旬を過ぎ、ミヤコでは遅咲き「御室の桜」も散り終えた頃。
キョート観光狂想曲「第一章.観桜の部」も漸く一段落した事でしょう。
尤も息接ぐ間も無く「第二章.ゴールデンウィークの部」が近づいて参りますが…。

そんな時宜折節、本日は我が地元「嵯峨&嵐山」の観光事情に就いてです。

詳細に就いては下記京都新聞記事を参照して頂きたいのですが、要約「清水さん」に訪れる観光客数に「嵐山」が追い付く云々との話題です。
まぁ狭い盆地の中で一番二番を争うのもナンセンスなオハナシですが、私所懐としてこの逆転劇、可也難しいんじゃないかと。
何故なら洛西の地は、洛中洛東に比べ「決定的な弱点」を抱えているものでして。

京都駅からJR一本で約20分と便の良いアクセス、「雪月花」を兼ね備え四季折々の景勝を有し、「散策路」「寺社仏閣」等の観光資源にも事欠かない同地。
特に観桜観楓シーズンには超弩級的集客力を誇り、更には冬季オフシーズンの観光新機軸「嵐山花灯路」来客数も好調に推移しています。

では、そんな無敵の観光名所「嵐山(嵯峨一帯も含む)」の抱えるウィークポイントとは何なのでしょうか。

それは偏に「夜に弱い」事に尽きるでしょう。

宿泊を伴う入洛者にとって「寺社拝観」「名勝行楽」「お買い物」と云った観光目的と並び、「ご飯食べ」「酒席」「御座敷」と云った「観光夜の部」のお楽しみも大きなウェイトを占めています。
然乍ら同地の宿泊施設、料理屋、飲み屋(酒亭.BAR等)と云った施設は洛中に比べ量的に数十枚落ちるもの。
勿論良質のお店は有るのですが、如何せんその数は致命的に少なく「夜の街」としての脆弱さは否めません。
(と云うか「嵯峨.嵐山」は元来そういう性格の地域ではないのでして…)
亦、祇園町や宮川町、先斗町と云った花街の有無も大きなウェイトを占めているのも間違い無い所処でしょう。
まぁこれ等の弱点は、も一つ前のミヤコ「奈良」と共通する事項だったり致します。

勿論、ミヤコ観光客は宿泊客計りではありません。
寧ろ実数としては日帰り行楽客の方が圧倒的に多いのですが(75%:25%)、この点に関しては他府県からの動線問題上、嵯峨嵐山が優位とも云えないのです。

と、まぁこんな事由にて上記結論となる訳です。
尤も地元民から云わせて頂ければ、それはそれで却って宜しいんぢゃ無いかと。

古より嵯峨.嵐山は大宮人にとって「風流」の、「遊興」の、「遁世」の地でありました。
云わば同地の本質的な魅力は「雅の中の鄙び」であり「俗っぽく」ない処が魅力だった訳です。
故に現在に於いてもその真髄は、日中のキチ○イじみた混雑時では無く、早朝や宵刻の人影疎らな頃にこそ「さらなり」と謳われる風情があるのです。

従い「何でも一番」が良い訳では無い、と云うオハナシでした。

P2008113000027嵐山人気、清水寺に迫る
京の観光地 首位争い白熱

京都市内観光の訪問先で21年連続トップの清水寺を、長く2番手に甘んじてきた嵐山が追い上げている。温泉やライトアップなどの魅力づくりに加え、京福電鉄嵐山線が今春から延伸した市営地下鉄東西線と連絡して行楽客が増えており、悲願の王座奪還は近い?

「若いカップルが増えた。地下鉄延伸で夜まで散策する人も出てきた」。渡月橋そばの土産店「新八老舗店」(右京区)の中川光昌営業チーフ(32)は話す。
市観光調査によると、市内を訪れた観光客が立ち寄った割合を示す訪問率は、清水寺が1987年に嵐山から首位を奪ってから昨年まで連続トップ。ただ、5年前の2002年は清水寺と嵐山は2倍以上の開きがあったが、昨年は清水寺が21・2%、嵐山が15・9%と、その差は5・3ポイントと半分以下に縮まっている。
「古い街並みの東山から自然回帰で再び西に移ってきた」と京福電気鉄道の田中輝重専務はみる。嵐電新駅と延伸した地下鉄の接続効果で4-9月の嵐山線旅客数は前年同期比5・2%増の約353万人。年間で8年ぶりとなる700万人突破を見込んでいる。
嵐山復活へ2004年に地元旅館が共同で開発した嵐山温泉や、昨年12月に100万人近くを集めた「京都・嵐山花灯路(はなとうろ)」といったオフシーズン対策や年配層、滞在客を取り込む仕掛けが底上げになったとみられている。

嵐山に追い上げられている清水寺だが、これはあくまで訪問率の話。市内観光客数が増えているため、拝観者数は昨年度、過去最高の500万人台に乗った。同寺は「嵐山の人気が再び伸びてきたことは京都観光の底上げにつながり、非常に喜ばしい」と余裕をみせている。
(文.写真共 京都新聞11/30
より)

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●祝?.5000万人突破 【2009/05/14】

一昨日、2008年の京都市「年間観光客数」が発表されました。

「東山.嵐山花灯路」「都の賑い」を筆頭に閑散期に各種催しを遍く段取り、更に重度リピーターは意図的に混雑期(桜花紅葉.宵山周辺等)を外して上洛される様になりました。
最早ミヤコに「シーズンオフ」は無い様子です。

以前記述済みですが、強いて「空いている時期」を挙げるならば…。

 ④万遍無く二月 (底冷えしますが、我慢出来ない程じゃありません)
 ③連休明け以降の五月 (意外に穴。新緑のミヤコは可也お勧めです)
 ②成人の日三連休以降の一月 (枯れた感じのミヤコも宜しくて)
 ①8/17(送り火翌日)以後の八月 (死ぬ程蒸し暑いですが…)


流石の「ミヤコ」もこの辺りは空いております。

後、余談ですが…。
何時ぞやか述べましたが市役所さん、私の帰京分(年間約30日)は観光客数のカウントからさっ引いといてください…。

P2009051300054観光客5000万人突破
オール京都で構想達成

京都市が「観光客5000万人構想」を2年前倒しで実現した。目標を掲げた当時は達成を疑問視する指摘も出ていたが、「産」と「官」、寺社など観光施設の連携が年々緊密になり、地道に施策を積み重ねた成果と言える。
「オール京都の成果。喜びを分かち合いたい」。11日、会見で門川大作市長は達成の要因として、各界の連携を真っ先に挙げた。

市内の観光客は長年、3800万人前後で推移していたが、観光をテコに経済活性化やまちづくりを進めようと、2000年に5000万人の数値目標を打ち上げ、翌年に構想を策定した。「当時は突拍子もないと受け止める向きも多かった」(市幹部)という。
しかし、この時期に、古都税問題などで対立が続いていた市と京都仏教会の和解が整い、観光社寺との連携強化で「十分、目標は達成できる」との目算もあった。和解と同時に仏教会が提案した「光の回廊」計画を生かし、東山で3月、嵐山で12月に開いている「花灯路」は、年間約200万人を集めるまでに成果が出た。

さらに、01年に策定した観光振興推進計画で、宗教界や京都商工会議所などの連携による誘客策や受け入れ態勢の整備など100以上の事業を盛り込み、国の「ビジットジャパンキャンペーン」も外国人観光客誘致の追い風となった。こうした攻めの事業展開によって、5000万人を達成したが、今後、数だけでなく観光の質を求める次期構想に焦点が移ってくる。
京都商工会議所は4月、京都観光の10年後を見据えた提言を市と府に提出した。観光業界は業種業態が多様で「振興に向けて一体感を持ちにくい」(立石義雄会頭)と指摘、連携から一歩踏み込み、けん引役としてオール京都での独立組織の必要性を呼び掛けた。

市は6月から新たな観光振興推進計画の策定作業を始める。経済界などの要請を受け、どうあるべき観光施策を構築するのか。門川市長は「観光は文化や芸術、産業、宗教、交通など都市の営みの総和が問われる」と数値目標だけでなく、「質」重視へと転換していく姿勢をみせた。幅広い連携を目指す「オール京都」で観光活性化の議論が新たにスタートすることになる。
(文.写真共 京都新聞5/13
より)

京都観光 5000万人突破
08年、外国人客急増 2年早く達成

京都市は12日、2008年に市内を訪れた観光客数が5000万人を突破した、と発表した。経済界や寺社などと連携したオフシーズン対策強化が効果を上げたほか、欧米を中心とした「日本ブーム」で外国人観光客が急増したとしている。2000年に10年後の達成を目標に掲げた「観光客5000万人構想」を2年前倒しで達成した。

08年の観光客数は5021万人で、前年(4944万人)より1・5%増えた。月別では12月が前年度比2・5%減となった以外伸びた。
外国人宿泊客数は94万人で、03年の45万人から倍増した。修学旅行生は101万人で前年比0・5%増と、少子化の中で100万人を維持した。この結果、5000万人構想を打ち出した00年に4051万人だった観光客が、8年間で約1000万人増えた。

5000万人達成の要因について、市は▽03年以降に東山や嵐山で始めたライトアップ事業「花灯路」や、特別公開の寺社を巡る「京の冬の旅」など観光客の少ない時期に仕掛けた催しが定着した▽06年から米国や中国などに情報発信拠点を設けて誘致活動に取り組んだ効果が上がった▽「源氏物語千年紀」の関連イベントが年間を通じてあった-としている。
門川大作市長は記者会見で「市民や寺社、経済界などオール京都の取り組みの成果」と述べた上で、観光振興計画を予定より1年前倒し来年1月に策定する考えを表明した。「見る観光から触れあう観光へ、今まで以上に『質』を重視したい」と語った。
(文.写真共 京都新聞5/12
より)

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●山鉾巡行 【2009/07/17】

何時もの事ながら、吉符入りからの半月は「@」云う間に過ぎて行くもの。
と云う訳で祇園祭も本日「山鉾巡行」を迎えました。
曇り空の中ではありましたが、何とか雨に降られる事も無く無事行われた様子。
「巡行見物」には却って良いお天気だったのでは無いでしょうか。

今年は好天に恵まれた「祇園さん」、宵々々山から巡行迄の四日間、雨災に遇わなかったのは2005年以来四年振りの事でした。

因みに此処三年間の人出はと申しますと。

      宵々々山    宵々山    宵山     巡行
2007年 
07万人   37万人   35万人   20万人
2008年  11万人   28万人   36万人   18万人
2009年  12万人   21万人   31万人   13万人

尚、宵山三日間の来客数カウントは午後9時調べ(京都府警)の為、実質もう少し多いかと思われます。
今年は四日間全て平日と云う事もあり、やや少なめの人出でした。

P2009071700085山鉾、辻回し華麗に
祇園祭 沿道に13万人

日本三大祭りの一つ、祇園祭は17日朝、ハイライトの山鉾巡行を迎えた。曇天を突くように、「動く美術館」と言われる華麗な懸装品に飾られた山鉾32基が囃子(はやし)を奏でながら、京都市中心部の都大路をゆっくりと進んだ。
「エンヤラヤー」。午前9時、音頭取りの掛け声を合図に長刀鉾が車輪をきしませて出発した。稚児が太刀を振り下ろして注連縄(しめなわ)を切り、「山一番」の芦刈山は「くじ改め」の大役を担う少年が緊張の面持ちで独特の所作を示した。
各山鉾は大切に守ってきた神体とともに、誇らしく通りを練った。町衆が脈々と受け継いできた晴れやかな祭りの気分を、見物客も満喫した。
沿道には13万人(午後1時現在、京都府警発表)が詰め掛けた。強い日差しの下で行われた昨年の巡行より約5万人少なかった。
(文.写真共 京都新聞7/17
より)

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●「ミヤコ観光」と「財布の紐」 【2009/08/04】 

昨年の「ミヤコ観光」、消費動向の統計が出ましたので参考迄に挙げておきます。

上洛時に於ける「消費金額」が過去最高の事らしいですが、あくまで昨期のオハナシ。
「景気低迷」に加え「インフル修学旅行減」「安.遠.楽ブーム」…。
300年以上続く由緒正しき(?)観光地と云えども、今年の情勢は可也厳しそう。
そんなミヤコの命運を握るのは、矢張り財布の紐が緩々な「トーキョー人」かと。

京都観光、消費過去最高 6562億円…2008年
京都市は、2008年の観光客の動向などを調査し、消費総額が過去最高の6562億円だったとする結果をまとめた。同年は観光客数も5021万人と過去最高を記録しており、好調な京都ブームが地域振興に大きく貢献していることを裏付けた。
観光消費総額は、市内を訪れた観光客の交通費、宿泊費、食事・土産物代金などをベースに算出され、07年よりも71億円(1・1%)増加した。
内訳では土産物代は前年よりも4・3%増の1545億円、宿泊費は3・5%増の1410億円だった。逆に市内交通費は、13%減の635億円と落ち込みが目立った。1人当たりの平均消費額は1万3068円で、07年より60円(0・5%)減っていた。

交通費の落ち込みについて、市観光企画課では「リピーターが増え、何か所も回らず、好きな観光所をじっくり見学したり、経済不況でタクシー代を節約したりした影響があるのでは」とみている。
それ以外の調査項目では、京都の感想を尋ねた質問で、前年より「風景」を「良い」とした人が8ポイント増の67%、「自然」も5ポイント増の52%と大きく伸び、観光客の間で景観への好感度が増していることがうかがえた。
訪問先調査では、20・4%の人が清水寺を訪れたとして22年連続の1位を獲得。2位は16・2%が訪れた嵐山、3位は11・4%の金閣寺で、上位3か所は07年と変わらなかった。
(文.読売新聞7/22より)

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●梅雨明けし日に「山鉾巡行」 【2010/07/17】

九州北部から四国.中国、近畿.東海に関東甲信.北陸。
三連休に歩調を合わせるが如く、列島各地「纏めて」梅雨明け(らしい)です。

と云う訳で夏蒼空広がる中、祇園祭は「山鉾巡行」を迎えました。
宵山三日間は雨に「祟られっぱなし」でしたが、「巡行見物」は絶好の日和。
沿道の賑わい振りは、此処三年で一番でした。

尤も却って山鉾町の役員さんや曳き手さんにとりましては「晴れ杉暑杉」の天気、嘸かし汗だくの巡行だった事でしょう。

因みに「祇園祭」此処三年間の人出はと申しますと。

      宵々々山    宵々山    宵山     巡行
2008年  11万人   28万人   36万人   18万人
2009年  12万人   21万人   31万人   13万人
2010年 
08万人   12万人   47万人   20万人

尚、宵山三日間の来客数カウントは午後9~11時調べ(京都府警)の為、実質もう少し多いかと思われます。

しかし、何時もの事乍ら…。
「吉符入り」からの半月は「@」云う間に過ぎて行くものでして。

20100717122333naginatabokoからり都大路、山鉾優雅に
祇園祭、巡行に20万人

梅雨明けを告げる夏空が広がった17日、日本三大祭りの一つ、祇園祭の山鉾巡行が京都市中心部で繰り広げられた。今年はユネスコ無形文化遺産に登録されて初の巡行。絢爛豪華な懸装品をまとい、「動く美術館」と称される32基の山鉾が、祇園囃子を奏でながら、大勢の観衆の待つ都大路を進んだ。
「エンヤラヤー」。午前9時すぎ、先頭を行く長刀鉾が音頭取りの掛け声を合図に、車輪をきしませて四条通烏丸を東へ出発した。四条麸屋町に差しかかると、稚児が太刀を振り下ろして、斎竹に張られた注連縄(しめなわ)を切り、沿道から大きな歓声が沸き起こった。
四条河原町や河原町御池の交差点では、10トンを超す鉾を90度方向転換する「辻回し」が行われた。車方が路面に青竹を敷いて水をまき、その上に車輪を載せて、豪快に滑らせていた。
今年は土曜の巡行となり、昨年より約7万人多い約20万人(京都府警発表)が沿道に詰め掛けた。気温32・4度(午後1時現在)という暑さの中、目前を通り過ぎる山鉾の一基一基に目を凝らした。
(文.写真共 京都新聞7/17より)

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●2009年「ミヤコ観光客数統計」 【2010/07/29】

先日、2009年の京都市「年間観光客数」が発表されました。

統計に由ると、2008年に較べ6.6%減の4690万人。
前年比減は実に14年振り、何と「阪神.淡路大震災」があった年以来の事。
市観光課は原因に「景気低迷」「インフル修学旅行減」と分析しておられる様ですが、それ以外の所処にも真相がある様に思われます。
それは…。

「単にフツーに戻ってきただけ」ぢゃ無いでしょうか。

遡る事1994年、JR東海.電通さん主導にて始まった「そうだ京都、いこう」キャンペーンに端を発した「平成キョートブーム」。
その後「日本人のアイデンティティー探し」「日本文化の再認識」「歴史ブーム」なぞ、「和の王政復古」の追い風も相俟って彼是16年…。

270k㎡の盆地に1200年来の歴史が凝縮されてる街ですから、確かに「奥行き」は深う御座いまして、5回や6回訪れた位では廻りきれるものぢゃありません。
それが証拠に、ミヤコ観光客の半数以上が「入洛10回以上」のリピーター。

が、これだけの期間「ブーム」が続いてりゃ、リピート頻度は尚高くなるでしょうし、流石に飽きてこようもの。
況してや現在の旅行事情を考えたら、近場の海外に出掛けた方が「ずーっと安くつく」のですから、流行りの期間が長くなればなる程、分は悪くなります。

従って、今後観光客数を増やそうと思うなら「飽和状態」の国内市場は置いといて、アジア圏の海外顧客層を開拓するしかなさそうかと。
特に京都は東アジアの観光客比が、全国比に対し極端に少ないものです。

因みに此処直近9年間の「京都市観光調査年報(PDF)」はコチラ。↓
データベースとして面白いものがあり鱒。http://raku.city.kyoto.jp/kanko_top/kanko_chosa.html

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消費単価向上が回復の鍵
京都市観光客14年ぶり減

京都市の2009年の観光客数が14年ぶりに前年を下回り、5千万人を割り込んだ。宿泊客の獲得競争が激しくなる中、京都経済界は外国人観光客の誘致に力を入れる構えで、市も4月から「数」だけでなく「質向上」に重点を置いた新観光振興計画を進める。低迷する観光消費額を増やし、旅行者の満足度も上げる取り組みが「オール京都」で求められている。
2009年の市内観光客数は約4690万人で前年より約330万人減った。新型インフルエンザの流行や不況の影響とみられる。
09年の京都市内主要15ホテルの客室平均稼働率は78・4%と前年を6・5ポイント下回り、6年ぶりに80%台を割った。日本ホテル協会京都支部は「急激な景気回復は見込めず、今年もトップシーズンの11月以外、ネット予約による低価格帯の宿泊客獲得競争が一層激化する」と厳しくみる。
ただ、今年は奈良県で開催中の平城遷都1300年祭や8月の「京の七夕」などプラス要因も多い。府内外でPR活動に取り組み、誘客を図る京都市観光協会は「サクラの季節も長く、大型連休もあり、4月以降はかなり回復している。雇用や消費の回復状況をみながら、好調だった08年の水準まで戻せるか注目したい」という。
京都商工会議所は今後の重点課題に、外国人観光客の誘致を挙げる。ビジネス客や大型会議を誘致する「MICE」戦略を柱に、京都観光の量から質への転換を目指す。
京商観光産業特別委員会は7月上旬、MICE先進地のシンガポールと香港を視察した。広さ1万平方メートル規模の展示場が立ち並び、買い物やクルージングも楽しめる大型会場、誘致を推進する専門機関などを訪れた。
京商は「京都は施設整備に限界があり、言葉の壁もあるが、独自の文化が誘致の強みになる」(産業振興部)と分析する。今後はMICEによって高所得者層の京都での長期滞在を促し、地元経済への波及効果を高めたい考え。ホテルや会議施設の拡充などを含めた具体策を今秋、京都府や京都市に提言する。
こうした経済界の動きも踏まえ、市観光企画課は「09年の減少は外的要因。今後も減り続けるわけではない」と強気だ。
新振興計画に盛り込んだ116の具体策も動き始めている。3月に下京区のJR京都駅に府と市の合同観光案内所が完成したほか、消費単価が高い宿泊客を増やすための「朝観光の推進」では、すでにホテルなどがツアー化。富裕層向けの関西国際空港-市内のヘリ移動も、民間企業が市内にヘリポートを整備した。子連れなど新たな客層を狙った水族館建設も進む。市は「外的要因があっても、多様な魅力があれば観光客の減少は抑えられる」とする。
ただ、1人当たりの観光消費額は約1万3千円で横ばい状態が続いており、市内交通網への不満も高いまま。門川大作市長は「09年は厳しい結果だった。今後も関係団体とともに、旅の本質を堪能できる観光都市づくりを進めたい」としている。
(文.写真共 京都新聞7/21より)

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●「2010.嵐山花灯路」総括 【2010/12/23】

今月10~19日間に行われた「京都・嵐山花灯路」。
その来場者数が一昨日発表されました。

10日間の延べ来場者数は1,021,000人、開催六年目にして初の100万人突破です。
一日平均で十万人強の人出は「祇園祭.宵々々山」や「五山送り火」と同規模のもの。

まぁ殆んどが市井民並びに日帰り圏内のお客さん、オカネはあまり動かないと思いますが「観光オフシーズン」の催事としては大したものです。
三月の「東山花灯路」と共に、「イベント新機軸」として定着したと云って宜しいのでは無いでしょうか。

「京都・嵐山花灯路」来場者、初の100万人を突破
京都市の嵐山一帯で10−19日に行われたライトアップ行事「京都・嵐山花灯路」の来場者数が、開催6年目で初めて100万人を突破したと、推進協議会が21日発表した。天候に恵まれたことや初めて実施したスタンプラリーが好評だったことが要因とみている。
京都・嵐山花灯路は、渡月橋や竹林の小径などをあんどんや投光器で照らすイベント。冬の京都観光を盛り上げようと、市や府、京都商工会議所などでつくる推進協議会が2005年から毎年開催している。
推進協議会によると、来場者数(10日間合計)は05年が63万1千人で、07年には98万7千人まで増加。その後は減少し、09年には84万6千人まで落ち込んだが、今年は102万1千人で初めて100万人を突破した。
同協議会は、気温が平年より高めだったことや、鉄道駅や寺院など4カ所を巡るスタンプラリーに人気が集まったことが増加の主な要因とみており、「来年以降も100万人超えを維持できるよう広報やイベント内容を充実させたい」としている。
(文.写真共 京都新聞12/22より)

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●続「ミヤコの景気」.震災後  【2011/4/15】

えー、一昨日ログの続篇。

震災以降、列島津々浦々で吹き荒れる「自粛モード」の嵐。
それは国内至る所処の観光地に「二次被害」と云う形で飛び火し、観光産業に立地する地域では「地域存続の危機」とも云える、極めて深刻な影響が出ています。

其処で世界でも有数の観光地、「京都」の現状は如何なのかと申しますと…。
私め四月上旬に一週間程帰京しておりまして、洛中洛外の「観光処」「飲食処」なぞ、色々足を運んで参りました。
そんな訳で「東日本大震災」発生後の「ミヤコ景気事情」雑感にて。

但し以下は「個人的な感想」なので、正誤の程はご容赦申し上げます。  

    

結論から申し上げますと「確かに観光客は減っておりました」。
但し、今の所処「地域経済の根幹に揺るがす程では無い」かな、と。

京都が国内その他の「観光都市」と異なるのは、その規模と立地です。
京都市の人口は147万と、政令指定都市の中でもまぁまぁの規模。
加えて大企業の本社や大学、地場産業も其也に御座います。
更に「都市圏人口」は約260万、関西都市圏にあるので鉄道交通の利便性もあり、近隣他県からの人の流入も見込めます。
つまり都市圏人口と産業だけでも「ソコソコ」生産消費活動+観光が賄えるのです。

地方多くの観光地では、地域人口も少なく周辺地域からの人口流入も見込めない上に、「観光」そのものが産業の根幹になっています。
その辺を考慮すると、ミヤコは可也恵まれていると云って良いでしょう。

亦、京都の観光客比率は元々が日帰り主流。
日帰りと宿泊の比率が「74%:26%前後」なのは数年来変わっていません。
関西圏が震災被害を直接被っていない事もあり、「七割五分」の部分がいきなり極端な減少を見せる事も無いと思われます。
実際「自粛ムード」の過剰反応が収まりつつある近日では、やや人の出足も戻って来ている様子です(下記事参照)。

キャンセル続出で杞憂されている外国人観光客にしても、元来比率は1.7%弱。
更に元々、京都は東アジア圏からの観光客比率が少ないので(訪日観光客の東アジア圏比率/国内平均約60%:京都約25%)、九州各観光地の様な「瞬間最大風速」的ダメージも少ないでしょう。

そんな訳で、極端な「地域経済停滞」「「観光客枯渇」とはならないと思われます。

但し、それも「長期化」しない事が前提です。
以前も何某かの項で述べましたが、「ミヤコ」最大のパトロンさんは「トーキョー人」。
それは宿泊観光客の地域比率を見ても明らかです。
その東京が「余震」「電力」「原発」の三重苦では、中々「そうだ京都、行こう」とはならないでしょうし、更に危惧されるのは「東京の経済停滞」長期化。
即ちそれは「日本の経済停滞」となるのが明白、関西圏も逃れる事は出来ません。

要約、結局の所処「トーキョー」の経済活動が安全且つ通常運転し出さない限り、先行きに予断は許せない儘。
と、当たり前の結論になるのでした。

20110405102556gion祇園、自粛ムード 宴会など中止で客激減
消費活動、望む声も

東日本大震災を受けてイベントや宴会の自粛ムードが広がり、京都市東山区の歓楽街・祇園に影響が出ている。景気低迷に加え、客数がさらに減った店もある。夜の街では募金や消灯の風景が見られ、飲食店からは被災地に配慮しつつ、従来の消費活動を望む声が聞かれる。
「震災後、団体客のキャンセルが数件続いた」。お茶屋の店主(54)は嘆く。普段は予約取り消しがめったにない。「今回は同業者からも似た話を聞く」と困惑する。
東山区祇園富永町の居酒屋「遊亀祇園」は、常連客と滋賀県豊郷町で4月に催す予定だった酒蔵祭りを中止した。仙台市の友人が被災した田中真二店長(34)は「被災地のことを考えて好ましくないと判断した。お客さんも納得してくれている」と話す。店内に募金箱を設置し、義援金を呼び掛けている。
祇園商店街振興組合は震災の犠牲者を悼むため、四条通沿いのアーケードに設置する水銀灯約400個を3月いっぱい消灯した。組合によると、福島第1原発事故の影響からか、花見小路通などでよく見かけた中国や欧米の観光客がいなくなったという。
路上で呼び込みをする飲食店の男性店員(60)は「お客さんは半減してにぎわいが消えてしまった」と話す。ラウンジを複数経営する女性(50)は「お客さんが2~3割減り、女の子の出勤を減らして対応している」と話す。「被災地を含む日本経済全体に貢献するつもりで、余裕のある人は積極的に消費してほしい」と願う。
(文.写真共 京都新聞4/5
より)

20110406194757maruyama006京の花見宴会低調 
円山公園、嵐山出足3~4割減

東日本大震災の影響で、京都市内の桜名所では団体客を中心に、花見客の出足が低調となっている。毎年、会社員らの宴会でにぎわう円山公園(東山区)や嵐山(右京区)の茶店では、今年は自粛ムードから団体客のキャンセルが相次ぎ、約3~4割も減っているという。
円山公園で屋台や茶店を営む店主らによると、数日前からしだれ桜が見頃になったが、花見客は例年の7割に満たない。20年以上、春に茶店を開いている斉藤小夜子さん(75)は「いつもなら夜は満席になるのに、今年はがらがら。非常に痛手だ」とこぼす。夜間拝観期間中の清水寺(東山区)は「夜だけなら参拝客は半減近い」という。
外国人観光客の減少や遠忌の延期も影響しているが、最大の原因は企業など地元客の宴会自粛とみられる。茶店には今月に入ってから「会社あげて騒ぐのはやめる」と大口客のキャンセルが相次いでいる。
嵐山中之島公園でも、普段は社会人がシートを敷いて宴会する姿が見られるが、今年は今のところ影を潜めている。嵐山保勝会の田中克彦専務理事(70)は「こんなに少ないのは記憶にない。週末にかけ暖かくなるだろうし、増えると期待している。京都が元気にならないと」と話し、しだれ桜のライトアップを17日まで延長した。
一方、約50種の桜がある平野神社(北区)は、例年通りの人出があるといい、「自粛一辺倒ではなく、年に一度の楽しみを大切にしたいと思っている人も多いのでは」と話している。
(文.写真共 京都新聞4/7
より)

20110413095743kanko1外国人客激減、京都の観光産業苦境 
大震災1ヵ月

発生から1カ月が過ぎた東日本大震災の影響で京都の観光産業が苦境に陥っている。桜の季節にもかかわらず原発問題で外国人旅行者が激減し、国内の自粛ムードもあり人気観光施設も厳しい状況が続く。「京都は安全」と海外へのPRを強めるなど打開策を探る動きもあるが、「原発事故の行方が予断を許さず、どこまで届くか」との嘆き声も上がる。

「3月の売り上げは以前の3割程度。外国人がこれほど減るとは」と嘆くのは京都市東山区の清水坂の土産物店主(69)。10日までライトアップを実施した清水寺の夜間拝観者は昨年の約半分。原発問題に敏感な外国人観光客はほとんど見られなかった。
関西空港の3月11~31日の入国外国人は、1日平均3400人と前年の約4分の1に落ち込んだ。外国人への依存度が高い業界ほどダメージは大きい。
全日本通訳案内士連盟では約300人が所属する西日本地区で震災以降、京都を中心に56件の予約のうち8割がキャンセルになった。通訳ガイドの和来堂(下京区)でも依頼の7割が取りやめになった。上野哲也社長は「外国人ツアーの行き先を東京方面から関西に組み替えているが、日本政府観光局は外国人が安心して訪日できる材料を地図で示して発信すべき」と話す。
着物ショー人気で中国人観光客が7割を占めていた西陣織会館(上京区)は「外国人がほぼゼロ」の状態が続く。13人いた中国人パートの多くも不安を感じ帰国したという。
国内旅行でも心配の声は絶えない。春の舞踊公演と重なった京の花街では、法然、親鸞の遠忌の延期や縮小と相まって団体のキャンセルが出た。祇園甲部の「都をどり」でも平日は空席が目立つ。
震災後、観光客が約3割減った嵐山では、桜が満開となった先週末は人出が戻り、やや持ち直した。それでも嵐山保勝会の田中克彦専務理事は「このまま大型連休まで続けばいいが難しいだろう。原発次第でどうしようもない」と気をもむ。
嵯峨野観光鉄道(右京区)のトロッコ列車は、先週末は例年より多かったが、平均ではまだ2割減。年間7、8万人訪れる台湾人のキャンセルが痛手で、今月末には社員が台湾に出張し、「京都では平常に生活していると旅行業者に伝える」という。保津川下りは、桜が見頃の4月1~11日は例年なら600隻以上が出船するが、今年は450隻にとどまる。「団体キャンセルのピークは過ぎたが、個人客の動向が見えない」(保津川遊船企業組合)。
京阪バス(南区)が運行する定期観光バスの利用客は、3月は前年同期比で約4割減り、4月も3割程度減ったままで「3月の減りはキャンセル分だが、4月は予約が入らないのが理由」。京都ヤサカ観光バス(同)は、5月末までで8千万円分の損失を見込む。うち4分の1が外国人団体で「京都は安全とPRしたいが、原発の動向次第で手の打ちようがない」と声を落とした。
一方で、東北への修学旅行を関西へ変更する動きもあるが、落ち込みを埋めるのは難しい状況だ。京都駅近くの旅館では空室の問い合わせが相次ぐが、修学旅行で最も需要がある火~木曜日はすでに6月末まで満杯。ほかの日は外国人頼りだったため「空室があるのにうまくマッチングできていない」という。

□「催しで復興支援」
試練の時が続く観光業界だが、対策を打ち出す動きも出てきた。
市内のゲストハウス13軒でつくる「京都ホステルネットワーク」はツイッターやフェースブックを使った「スマイルプロジェクト」を3月下旬に始めた。外国人宿泊客に「京都は安心、大丈夫」「日本は元気です」などメッセージと自身の写真入りで各国に発信してもらう取り組みだ。飯田章仁代表は「情報発信で京都の状況を知ってもらい訪れてほしい」と期待を込める。
だが、12日には東京電力福島第1原発事故の深刻度が最悪のレベル7に引き上げられ、訪日観光客が一段と減る事態も懸念される。
過剰な自粛ムードで復興につながる経済の低迷が懸念される中、京都ではイベントは自粛せず、府内の観光振興で復興支援を図る方針を行政、経済界で確認した。震災直後、途中で内容を変更し、義援金を募った「京都・東山祈りの灯り」(3月15~21日)では計513万円が集まった。京都市観光協会は「今できることは催しなどで義援金を募ること。各団体と協力して京都から事業で復興を支援できれば」としている。
(文.写真共 京都新聞4/12
より)

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●山鉾巡行  【2011/7/17】

本日祇園祭は「山鉾巡行」。

宵山三日間に引き続き本日も快晴、絶好の「巡行見物」日和。
尤も山鉾町の役員さんや曳き手さんにとりましては、却って「晴れ杉暑杉」の天気。
嘸かし汗だくの巡行だった事でしょう。

因みに「祇園祭」此処三年間の人出はと申しますと。

      宵々々山    宵々山    宵山     巡行
2009年  12万人   21万人   31万人   13万人
2010年 
08万人   12万人   47万人   20万人
2011年 
15万人   28万人   45万人   20万人

尚、宵山三日間の来客数カウントは午後11時調べ(京都府警)の為、実質もう少し多いかと思われます。

しかし、何時もの事乍ら…。
「吉符入り」からの半月は「@」云う間に過ぎて行くものでして。

Pn2011071701000233___ci0002_2

夏空に映え、32基華麗に巡行
京都の夏を彩る祇園祭は17日、ハイライトの山鉾巡行を迎え「動く美術館」ともいわれる豪華絢爛な山と鉾計32基が列を成して、京都市の目抜き通りをゆっくりと進んだ。
午前11時現在の気温は32・5度の炎天下。京都府警によると、午前11時現在の人出は17万人で昨年より1万人多い。
午前9時ごろ、「エンヤラヤー」の掛け声とともに、祭列は稚児を乗せた長刀鉾を先頭に、四条烏丸交差点を出発。稚児が、四条通に張られたしめ縄を刀で切り落とすと、大きな拍手と歓声。
四条河原町交差点では、水が打たれた青竹の上を、綱で引いて鉾を豪快に90度方向転換させる「辻回し」があった。
(文.写真共 京都新聞7/17より)

2011071721045200720man01炎天下に20万人 
祇園祭 6年ぶり日曜巡行

17日に京都市中心部で行われた祇園祭・山鉾巡行は、炎天下にもかかわらず、6年ぶりの日曜巡行とあって、20万人の見物客が沿道を埋めた。四条河原町交差点では豪快な「辻回し」を見ようと分厚い人垣ができた。

3連休の中日にもあたり、巡行当日の人出は土曜巡行の昨年と同じだった。宵山で歩行者天国となった14~16日の人出も、今年は計88万人を記録し、雨がちだった昨年より21万人増え、一昨年より12万人多かった。
京都地方気象台によると、この日の市内の気温は、山鉾巡行が始まった午前9時に既に30度を超え、午後1時に34度を超えた。市消防局によると、沿道では巡行の時間帯に熱中症とみられる症状で15人が救急搬送された。いずれも軽症という。
辻回しが行われた四条河原町の沿道は、一時身動きできないほど混雑した。午前6時半から交差点北西角で場所を取っていた清水寛治さん(67)=長野県=は「とても暑いのに、すごい人出ですね」と話していた。(文.写真共 京都新聞7/17より)