■「赤坂金龍さん」関連

●「金龍」のこと 【2008/01/08】

赤坂に御縁有り、幣亭暖簾揚げした頃のお話です。

約四年前、赤坂には七軒の料亭が存続していましたが、その殆どが赤坂通り以南の一角に集中しており、嘗て「黒塀通り」と謳われたみすじ通りには一軒を残すのみとなっていました。
翌年二〇〇六年二月にはその一軒も店を畳まれてしまいましたが、建物は約二年の間維持されていました。
何せ赤坂に残った数少ない平屋の数奇屋建築、何とか取り壊す事無く保全されないかと心当てにしていたのですが…。

その赤坂「金龍」さんが、先月末からビニールシートに覆われてしまいました。
恐らく近日中にも解体工事にかかると思われます。

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何れこうなるだろうとは予測していたものの、愈々と云うか終にと云った感。
せめて外観だけでも残しての再活用を、と願っていたのですが、そんな希望も淡雪の如く消えてしまいそうです。

以上、「仕事始め」前の赤坂散策にて。でした。

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●続.「金龍」のこと 【2008/01/26】

十二月より工事用ビニールシートに覆われていた「金龍」さんですが、先日作業幕が取り払われ,再び屋姿を現しました。

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てっきり解体作業に入るもののと思っていましたが、別段取り壊しの痕は見られません。と云うか、建物北壁面がスチール壁板で補修されています。

依然として足場用パイプは敷設された儘なので予断は許せない状況ですが、若しかすると最悪の事態(=取り壊し)は避けられるのかもしれません。

外観を保全しての建物再活用を期待して止みません。

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●続々「金龍」のこと 【2008/04/18】

T_007_2赤坂「金龍」さんの近況報告、続々編です。

嘗て「黒塀通り」と謳われた料亭筋、赤坂みすじ通り。
然乍らバブル崩壊後、水茶屋は一軒また一軒と姿を消し、跡地はパチンコ屋や雑居ビル、駐車場へと風姿を変えていきました。

そんな風情の欠片も無い町並みへ変貌を遂げていく「みすじ通り」の中で、旧時の面影を唯一留めているのが料亭(跡)「金龍」さんです。

料亭としては一昨年に暖簾仕舞いされたのですが、建物は外.内観を損なう事無くそのまま保全.再活用される旨とのお話。
譬え「点」であっても花街情緒が残ってくれるのは嬉しいもの、先日この事を伺った際には心より安堵致しました。

詳細公表は未だ避けておきますが、強度補修工事等諸々順調であれば今秋にも新展開営業再開との事。
文字通り「三筋」の音色を聞く事が出来そうです。

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●続続々「金龍」のこと 【2008/09/21】

以前より何度か更新している「金龍」さん情報、続編です。

080922_002春先には建物壁面の補修も済み、二階の虫籠窓も艶やかな紅柿色に化粧塗りされた赤坂旧料亭「金龍」さん。

当初の予定では秋口頃の再開を目指しておられましたが、隣空き地のビル建設による無思慮な基礎工事の迸りを受けて現在造作頓挫中。

因みに三ヶ月程前に一度内見させてもらったのですが、嘗ての数奇屋建築を叩き台にしながら「残す所処は残し」「直す所処は直し」、可也気合の入った普請振りでした。

新たな目処では年明け以降の再開を予定されているとの事。
「三筋」の音色を聞けるのはもう少し先になりそうです。

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●続続続々「金龍」のこと 【2009/02/27】

「花街赤坂」はみすじ通りに唯一残された料亭「金龍」さん。
約三年の休業期間を経て、遂に再開の日が近づいてきました。

新たな業態は、吉田五十八氏所縁の数奇屋建築、庭園を有する旧料亭形態を踏襲しつつ、一般に向けて「佳饌佳酒」「伝統和様式」「古典芸能」を提供する指針との事。

090227_2具体的な開店日も伺ったのですが、未だ(仮)決定。
何せ店舗開業に造作や許可関係のイレギュラーは付きもの、目処狂いもあるでしょう。
公式発表もされてませんので、一応「四月中旬」頃と云う事にしておきます。

そんな訳で現在急ピッチで普請が進められている様子。
因みに先週末には亭内カウンターの研磨が行われたとの事、「BAR」コーナーにも可也力を入れておられるとのお話でした。

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●「今日の目出度き席を寿ぎて」 【2009/05/18】 

昨冬より数次に亘り更新している「赤坂金龍」さん情報、続篇です。

090517「花街赤坂」はみすじ通りに唯一残された、旧料亭「金龍」さん。
約四年の休業期間を経て先日金曜日、待ちに待ったリニューアルオープン。
目出度く営業再開の運びとなりました。

因みに14、15日の二日間は御贔屓さんを招いてのレセプションが行われた様子。
表口には各界様々な方々より送られた祝賀の花輪が、「老舗再開」に彩りを添えておりました。

今日より一般にも門戸を開けての営業です。
詳細に就きましては亦後日にでも。

090517_005黒塀には「三絃」「胡弓」「箏曲」等、御稽古処の掛札が。
そう云えば以前、「二階は日舞や三味線の公演を行う見込み」とのお話を伺っておりました。
お昼の時間で「お稽古」も始められるらしく。
昨今花街に於いて「地方さん」の人材難は赤坂に限らず共通の悩み事、その辺も御考慮されての案出でしょう。

地元民としては、散歩の折に「三筋」の音色が聴けるのが今から楽しみです。

尚、表題は長唄「寿」に因んだものにて。

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●「金龍さん」初登楼 【2009/05/30】

先々日木曜日の赤坂は降り敷く「五月雨」の所為か、深更頃の人通りも疎らにて。

弊亭も「ジェットストリーム」の終わる頃、客足がぱったりと途絶えました。
そんな訳で「御誂え向き」と計り、25時に営業早仕舞い。
予てから「一度見においで」と御高招戴いていた、新装開店間も無い「金龍」さんにお邪魔して参りました。

取敢えずバーコーナーでアペリチフを頂きつつ、眼前の庭を眺めていたのですが…。
「いい日を選んで来たものです」。
敷瓦、石畳、新緑の植木群…、矢張り庭は雨に濡れそぼっている方が風趣なもの。

尤も御挨拶がてら御邪魔した心算だったので早々に退散する予定でしたが、他にお客さんも居られなかったので亭内を内見させて頂く事になりました。

御手洗に始まり御茶室、御座敷、サロン、舞台に大広間…。
まぁよくぞ此処迄設えたものだなと。
天井の網代や羽目、欄間や仕切りの築地塀も流石なのですが、以前の敷居や階段を残して普請されているのには只々感服。
建物(特に古建築)の一部を残して解体、造作するのはトテモタイヘンなのです。

尚、残念乍ら「写真の類」は御座いません。
私め、商い中の店内でシャッターを押す程「非常識」な育ち方はしておりませんので。

赤坂金龍さんホームページはコチラ。↓
只今準備中です。
http://www.akasaka-kinryu.com/

090528_002で、本日仕事前の「一服」風景にて。
お茶請けは帰路に就く際頂いた「開店御祝儀」の引出物。
「赤坂の和菓子」に合わせるのは
「寺町二条の新茶」
「寺町御池の菓子切り」
「祇園町の団子皿」
「新門前古道具の茶器」

都と帝都のコラボレーション、嗚呼なんて素敵なジャパネスク。 

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●「三味線奏楽会」&「花街の宴」 【2009/08/03】

えー、本日はリ.オープン後三ヶ月が経過した「赤坂金龍」さんの事。

「数奇屋建築」「伝統的和様式」と云った料亭形態を媒体として「佳饌佳酒」「古典芸能」を一般向けに提供する夙志の元、営業再開後「料亭勉強会」や「高座」等、矢継ぎ早に催し事を開かれております。

そんな訳で直近の「和楽」催事を御案内。
一階硝子越しの庭や御座敷「松の間」を見るだけでも「価値有り」と思いますが…。
興味のある方はお話を伺われがてら、BARコーナーへ一献お邪魔するのも宜しいかと。

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今週木曜日は津軽三味線の演奏会。
出演は「小山流」名取、小山慶一氏と今井菜々両氏。

来月九月三日には赤坂衆と幇間に由る「花街の宴」。
お座敷遊びの端緒にも宜しいのでは無いでしょうか。

追伸.アキバさん、微力ながら応援しておりまする。

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