■「赤坂をどり」2007
●続.花街のこと (2007/04/11)
昨日、京都花街について簡単に打ち綴ってみたのですが、何か失念しているような…。
考えてみると、現今の私は住職共に赤坂なのでした。と云う訳で、
「あかさかな 夢をみさせる 左褄」
地元、赤坂花街の御紹介なぞも。
赤坂をどり
赤坂芸妓衆の演舞会。昨年十月三日に十年振り祝復活。今年も行われる予定。
参考までに、料亭7軒程、芸妓約30名強。流派は藤間流。
「花街赤坂」の成立は明治初期頃ですが、当時は新橋や日本橋界隈、深川などに比べ下位とされていました。その後大正期にかけて政治家、官庁関係の需要により繁栄、スーパーアイドル萬龍を筆頭に菊龍.一龍.金龍…、数多の名妓を輩出しました。
昭和初期には浅草.新橋.芳町.神楽坂.柳橋と並び東京を代表する花街となります。(当時は帝都トーキョーにも33の花街(遊廓含)が存在していました)
戦後も社交界の奥座敷として新橋と共に東京花街の中心的存在として隆盛を誇っていました。
嘗て東京花街の元気だった頃には、都をどり(祇園)、東をどり(新橋)と比肩し、歌舞伎座で盛大に行われていたらしいのですが、私もその頃事については存じ上げません。
昨年は久方振りと云う事もあり紀尾井ホールで慎ましやかに行われましたが、何分キャパがキャパなもので…。何せ芸達者の赤坂芸者衆のお披露目なのですから、今年はもう一寸大きい所処での開催をお願いします。
今年で48回目の予定。
私信 ハマモト君、神楽坂をどりのレポート宜しく。
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●第四十八回「赤坂をどり」 (2007/06/11)
先日伺ったのですが今年も紀尾井ホールで開催との事。
昨秋十年振りに復活、今後も花街赤坂.秋の風物詩として定着することを願って止みません。
詳細については追々更新していく予定です。
今回からは幣亭も微少ながら御賛助させて頂こうかと。
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●「赤坂をどり」詳細 (2007/06/21)
先日、ちらっと御報告した「第四十八回 赤坂をどり」の続きです。
日時が確認出来たので御報告致します。
日時 平成十九年九月十一日(火).十二日(水)
(二回公演)
於 紀尾井ホール
詳細は、また分かり次第…。
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●続々「赤坂をどり」詳細 (2007/07/20)
「第四十八回 赤坂をどり」の詳細続きです。
昨年は一部自由席がありましたが、今年は四回公演全席指定だそうです。
曲目等、詳細分かり次第また御報告致します。
細切れな御案内ですゐません。
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●続続々.「赤坂をどり」 (2007/07/28)
引き続き細切れ情報に成増が…。
第四十八回「赤坂をどり」の曲目決まりました。
長唄「松竹梅」
常磐津「祭獅子」「艶姿花の賑い」
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●「赤坂をどり」 届きました (2007/08/03)
今秋の「赤坂をどり」ポスターが届きました。
少々気が早いですが早速装貼、花街の風趣も盛り上って訪ります。
暫くはタイトルバナーも「赤坂をどり」仕様にて。
私信
閨秀某おねーさん、色々と御足労頂きアリガトウゴザイマシタ。
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●続「赤坂をどり」届きました (2007/08/23)
早いもので開幕まであと半月余、それ迄には三角巾とギブスを外しておきたいものです。
楽しみ楽しみ。
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●「赤坂をどり」を探せ (2007/09/02)
「赤坂をどり」公演迄あと十日を切りました。
赤坂界隈では、否が応にも花街の風趣が盛り上がって…ないようです。
少し寂しかったりもしますが、まぁ長期休眠明け二回目、致し方無い処でしょうか。
と云う訳にて「赤坂をどり」捜索を思いついた次第でして、デジカメ片手に近所を漫ろ歩きしてみました。
暇潰しの筈が、結構歩き回る羽目に…。
上記写真の場所が全て解る方には何か一杯奢らせてもらいます。
矢張り赤坂通り周辺と料亭街に集中していましたが、みすじ通りも意外と健闘。
チェーン店が跋扈する赤坂一番の繁華街、一ツ木通りは予想通り不振でした。
但し五、六丁目迄は脚を延ばしていませんのでその辺りは不明。
一応確認できる範囲でですが、
うちの電柱が「赤坂をどり」最北端の模様です。
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●「赤坂をどり」in赤坂ACTシアター (2007/09/08)
第四十八回「赤坂をどり」迄あと三日となりました。
(私は二日目にお邪魔しますのであと四日ですが…)
そんな中、気の早い話ですが第四十九回「赤坂をどり」の話なぞを。
来春三月グランドオープン、赤坂再開発の中核ACTシアターにて、春「赤坂をどり」開催が確定しました。但し竣工祝いも兼ねての催し、公演は一日限りです。
尤もACTシアターの収容人数は紀尾井ホールの五倍強(約1300名)、キャパ的には問題無いでしょう。
只、唯一気掛かりが…。来秋の「をどり」予定はどうなんでしょうか…。
取敢えず今度聞いてみることにします。
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●第48回「赤坂をどり」 (2007/09/12)
花の舞台は~赤坂をどり~♪
と云う訳にて第48回「赤坂をどり」、二日目第一部にお邪魔してきました。
紀尾井ホールの客数は約二百五十席(甲部歌舞練場の四分の一程)。
小ぢんまりとした規模も却って舞台が近しく、観る側にとっては有難いことです。
番組は三幕構成、休憩二回を挟んで約一時間半程の公演でした。
演目は下記の通り
・長唄「松竹梅」
・常磐津「祭獅子」
・「艶姿花の賑い」七曲
大酉の曲目はハレの舞台にお誂え向き「木遣り」にて。
「赤坂をどりの唄」も威勢良く華やかでした。
最後はお江戸宜しく、三本締めと御祝儀振舞い(手拭い撒き)にて閉幕。
赤坂らしく綺羅な衣裳、番組構成も秀逸。閨秀艶麗にて楽しませてもらいました。
地方さんも確りされており、矢張り生三味線、囃子は良いものです。
平日の日中開催と云う事もあり、御来賓は所謂日舞関係の方々や料亭御得意様が多かった様子です。亦、浅草芸妓衆もお越しになっておられました。
もし土日開催にでもすれば、その他一般の方々で国立小劇場くらいのキャパ(約五百強)は埋まりそうな気がします。
と、まぁこんな感じでした。置筆。
追記及び手前味噌
番組表に幣亭協賛させて戴いています。
よかったら覗いて見て下さい。
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●「赤坂をどり」後記 (2007/09/13)
演舞会場にて…。
塩野さんが「をどり」公演記念の和菓子を販売されており、御茶請け用に購入しました。
暫くは茶菓としてお出ししています。
因みにお茶は寺町二条西入ル、雁金。
花名刺は悪遊戯ら。です。
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●「赤坂をどり」後々記 (2007/09/19)
昨日、今年の記念手拭いが届きました。
会場での御祝儀振舞いでは御恵贈に与れなかったので有難い事です。
図案も小洒落ており、何に使おうか彼是思案中。