・Ⅹⅲ.旅行けば

2024.07.03

●宮城峡にて

えー、もう一ヶ月前の話になりますが、本日は杜の都「酒旅」のエントリー。
今季最後のスキーライフ.月山遠征を終えた6月5日、帰途は仙台に寄り道して一泊。
翌日は「ニッカ.仙台宮城峡」に立ち寄る事に致しました。

スットコランドにタンケッキー、ポットスチルにパテントスチル。
職業柄、数多の蒸留所を訪れている私めが、今更ながらの国内蒸留所見学。
思い立った理由は宮城峡と私めは、共に1969年生まれの同級生。
今年で「55歳」を迎える節目の年、折角なので来訪しようと思った次第なのでした。

そんな訳でお店の仕入れを兼ねた「宮城峡見聞記」で御座います。

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前夜は2023/24.スキーシーズン終了の打ち上げ。
駅前で「牡蠣祭」「海鞘祭」の後、

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国分町で洋酒飲み二軒梯子。
しかし三日間の滑走疲れと長旅移動からか、身体がヘタり気味。
大して杯を重ねた訳じゃ無いのに、酔いの回りが結構早い…。
(中瓶3、ウイスキー2、カクテル1、リキュール1)
そんな訳で21時にホテルに帰宿、早々に深い眠りに就いたのでした。

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翌朝、仙台駅出立。
9:12の仙山線に乗車、最寄駅の作並へと向かいます。

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10:00、時刻表より10分程遅れて作並駅とーちゃく。
途中熊ヶ根を過ぎた辺りで列車が一時停止、車内にアナウンスが流れました。
「農作業中の住民が線路内に立ち入った為、緊急停止しております」。
うーん、牧歌的と云うか長閑と云うか…。

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作並街道(国道48号)をてくてくと東進。
「最寄駅」つっても、宮城峡蒸留所の入口までは1.6㎞程歩きます。
正面の厳つい岩峰は鎌倉山(520m)、山頂直下の南面は安山岩からなる絶壁です。

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鎌倉山を横目に通過。
山頂まで登山道も通ってるらしく、次来た時は登ってみようかしら。

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作並駅から宮城峡までは迷う事の無い一本道。
しかしこの山峡地を「仙台市青葉区」と云うには無理がある様な…。

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ニッカ橋バス停。
作並駅から徒歩15分、意外と早く通過。

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バス停を右に折れると、

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宮城峡蒸留所入口です。

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ニッカ橋。

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橋下に流れるのは広瀬川。
源頭は蒸留所より12㎞北西、宮城/山形県境の関山峠。
ニッカ橋より22㎞先の仙台市街地を経て名取川に合流、太平洋に至ります。

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蒸留所入口からビジターセンターまでは約600m/7~8分程の距離。

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ビジターセンター到着。

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入口には余市のポットスチルがお出迎え。
見学の受付して暫く待機、10:30よりツアー開始です。

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蒸留所見学スタート、キルン塔前より望む鎌倉山。

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キルン塔。
ツアーのタイムテーブルは60~70分、概ね以下の通りです。

ビジターセンターでスライドショー鑑賞→乾燥棟(キルン)外観を見学→仕込棟見学(マッシュタン/管理室/ウオッシュバック)→蒸溜棟見学(ボットスチル)→模擬貯蔵庫見学→テイスティングバーでスライドショー鑑賞→無料試飲(ウイスキー3種)。
テイスティングブースを出ると解散、ギフトショップでお買い物して終わりです。

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蒸留棟のポットスチルは合計8基。
中型のバジルヘッドにスタンダードなスワンネック。
何れも初溜2基と再溜2基が対になっています。

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手前の4基が蒸留所開業時に設置されたA系。

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奥の4基がB系、こっちも初溜/再溜2基のセット。
蒸留所開業の6年後、1975年に増設されたスチルがB系。
容量拡大のためサイズを大きくしたので、床高を下げて設置されています。

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ガイドのお姉さんを目安に、A系スチルの大きさを比較。
全高は床上部で約3mってトコですかね。

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11:40、ギフトショップで仕入れを終え、蒸留所撤収。
初夏の濃緑を投影するニッカ池、借景には鎌倉山。
因みに余市蒸溜所には「ニッカ沼」が御座います。

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丁度15分後(12ː06)の便があったので、帰りはバス利用。
しこたまウイスキー抱えて作並駅まで歩くのは「重い」し「暑い」。
「路線バスの旅」で仙台駅に戻ります。

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バスの車窓より望む山間風景。
しかしやっぱり此処を「仙台市」と云うには無理が有る…。

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民家は疎か田畑すら疎ら、如何見ても山峡辺境の「大字」か「村」。
仙台市を政令指定都市にするの、周辺の山間町村を無理繰り合併した名残です。
因みに「町」の様相を呈するのは愛子駅を過ぎた辺りからでした。

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14:45、新幹線乗って帰投。
東京に16時50分着、自宅戻って休む間も無くそのままオシゴト入り。
スキー疲れ/旅疲れ/飲み疲れでタフな営業、疲労困憊の一夜でしたとさ。
おしまい。

 

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2024.06.06

●ニッカ1番地にて

えー、本日は杜の都にてグッモーニン。
6/3~5は今シーズン最後のスキーライフ、月山遠征.3days。
滑り納めの後はシーズンの打ち上げを兼ね、仙台にて飲み食い一泊。
でもって今日は少しオシゴトらしき事をして参りました。

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宮城峡蒸留所。
仙山線.仙台駅~山形駅の凡そ中間地点、山奥の中の奥の更に奥。
流石にココを「仙台市青葉区(ニッカ1番地)」と云うには無理が有る…。

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スチルは初×4/再×4、写真は1975年に増設した新しい方。

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取敢えず予定のモノは購入出来ました。
しかし三日間コブばっかり滑って(しかも雨ん中)、昨夜は国分町で爆食痛飲。
今日は仙台~作並~仙台~東京と長距離移動、帰東したのが16時半。
流石に疲労困憊のお店入り、今日は余り忙しく無い方がイイな…。

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2023.11.04

●「道央」道中記

えー、長~い休眠期間を経て、再開6日目の武蔵野口のバァ.二次元日誌。
暫くは盛夏から初秋に掛けての回想録を随時upして参ります。

そんな訳で本日は9/30~10/1の北海道旅行記。
3年振りの北海道はオシゴト(仕入れ)を兼ねてのマラソン大会参戦遠征。
勿論サッポロの味覚も「酒」に「食」に、「夜」に「昼」に満喫して参りました。

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9月30日.10時、羽田しゅっぱーつ。
今回の空の翼は「ロコンジェット」、ポケモン仕様のエアドゥです。

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新千歳から小樽経由で余市へ。
北海道新幹線の札幌延伸に伴い、小樽~長万部間の函館線は廃線が確定。
この駅舎に降り立つのもこれで最後かも。
次回余市を訪れる際は、小樽からバス便のアクセスなるのかな…

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余市蒸留所。
見学はせずにディスティラリーショップに直行。
しかし国内/国外の観光客増加からか、蒸留所限定のウイスキーは殆ど完売。
仕入れ出来たのは1本だけでした。
うーん、何しに余市まで来たのだか…。

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南3西3.5階。
今回旅路の主目的の一つ、札幌夜の部.メインディッシュ。
痛飲したい所処も翌日は札幌マラソン、5杯飲んで余力残しのうちに撤収。

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明けて10月1日。
南北線に乗って真駒内公園へ。

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札幌マラソン参戦。
しかし8月末にトレランで肋骨2本粉砕、アバラはまだくっ付きかけの状態。
直近1ヶ月はトレーニングも出きず、殆どぶっつけ本番での臨戦です。
まぁハーフだから何とかなるでしょう。

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完走/撤収。
この日の日中気温は24℃、10月の札幌とは思えないクソ暑さでした。
そんな高温コンデションとアップダウンの大きいコースに祟られて、タイムは1:34:09。
箸にも棒にも掛からぬ低調なスコアでした。

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マラソン大会は「温泉入って」「打ち上げ麦酒」するまでがマラソン大会。
真駒内からビール園へ。

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打ち上げは「羊をめぐる冒険」。
工場直送のドラフトをグビグビ飲りつつ、生ラムに齧り付く。
ビールと肉の無限ループ、レース前より体重増えちゃいました。

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ビール園から10分程歩いて、苗穂駅前の蔵ノ湯へ。
「疲れた身体」と「羊の肉臭」を洗い流しリフレッシュ。
湯地で気分はさっぱり、サウナで体重もすっきり。
旅行の〆を結ぶべく、ススキノに向かいます。

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ラストはニッカバー。
日曜日のススキノ、BARは此処位しか空いてません。

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帰路もポケモン、アローラロコンジェットでした。

と、こんな感じの道央道中記.2Days。
札幌マラソンの大会リポはまた後日にDemo。

 

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2023.01.13

●松本夜宴

えー、三日間振りのコンニチワ。
今週は成人の日の翌日から、遅蒔き乍らの正月休暇。
1/10~1/12と三連休頂き、第二次白馬遠征に逝って参りました。

最終日のスキーライフを終えた昨日木曜日は、少し遠回りしての東京帰投。
大糸線で大町経由、松本駅に向かい途中下車。
松本で食って飲んでして、最終のあずさで新宿に戻る事に致しました。

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15:40、神城駅。
この日は15:58の大糸線、大町/松本行きに乗車。
そんな訳で少し早めのゲレンデ撤収となりました。

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1時間前に滑ってたゲレンデ。
駅からは五竜のグランプリ~ダイナミック~エキスパートのコースが望めます。

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15:58、大糸線乗車。
跨線橋から「鉄男的フォト」を一写。

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16:00、大町とーちゃく…も。
「あれ?、松本行きの乗り換え列車が来てない」

篠ノ井線で人身事故が発生、その煽りを受けて大糸線もダイヤ遅延とのアナウンス。
幸い大事には至らず、10分程度の遅れで松本駅到着となりました。

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まぁ~つもと~、まぁ~つもと~。
国鉄時代の名残を残す、独特のイントネーションで駅名アナウンス。
コレ聞くと「嗚呼、松本駅に着いたなぁ~」と云う気持ちになります。

時刻は17:45、新宿行最終あずさの時間は20:10。
2時間2軒勝負、慌ただしい「松本飲み」のスタート。

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一軒目はココ。
瓶ビール×3/とりわさ/地鶏セット/合鴨/葱間/つくね/銀杏/茄子。

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二軒目はココ。
越百ハイボール/ブリティッシュマーチ/ゲーリックコーヒー。

何れも腐れ頃中以前、3年振りの来訪。
スキー帰りに山帰りにマラソン帰りに、松本飲食「定番」のお店です。
嗚呼、それにつけても最終あずさのダイヤの早さが恨めしい事よ…。

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20:05、時間ギリギリに乗車。
3日間ガッツリ滑り込んだ疲労に加え、白馬から松本へのローカル線移動。
でもって短時間痛飲ですから、カナーリ良い感じ(ベロベロ)に出来上がってます。

シートに背を倒すと、出発時刻を待たずに即.泥眠zzz…。
例に由って駅員さんに起こされての新宿着となったのでした。


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2022.09.25

●湯沢入り

えー、本日(9/25)は臨時休業頂いている、武蔵野口の場末のバァ。
明日月曜日の定休日とくっつけて二連休、例に由っての山旅で御座います。

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11:35、越後湯沢とーちゃく。
ホントだったら今日(9月最終週日曜)は「越後湯沢秋桜マラソン」の開催日。
しかし湯沢町さんは5月上旬に早々と大会中止を決定、今年も秋の湯沢路を走る事は叶いませんでした。

そんな訳で「マラソン」では無く「トレラン」での湯沢来訪なので御座います。

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「登る」前に「滑る」。
今季のスノーシーズン当分先も、折角なので「かぐら」でサマーゲレンデ滑。
しかし幾らビスラボとは云っても、雪に較べると摩擦抵抗が段違い。
緩斜面では漕がないと止まっちゃうし、滑走ノイズが大きいので下肢に来る負担も大。
雪上のスキーとは「似て異なる」スポーツと云った感じです。

でも、やっぱりスキーは楽しいねっ♬

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冬のかぐら.中尾根より望む谷川連峰。
明日の山行ルートはコレ、4年振りの「谷川岳主脈縦走」。
西黒尾根から谷川双耳峰を踏み、オジカ沢ノ頭~万太郎山~仙ノ倉山と主脈を西進。
平標山から南に進路を変え、大源太山~三国山を経て浅貝に下山。
距離こそ約32㎞と手頃なものの、アプローチが日本三大急登の西黒尾根。
谷川岳以降もアップダウンが多く、獲得標高3000m越えのタフなコースです。

どーか明日は晴れてくれます様に(ナムナム)。

 

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2022.07.26

●さねさしの

えー、一昨日7月24日(日)は臨時休業の瓦礫坂の酒場。
オシゴトオヤスミを利用して、三浦半島から鎌倉/江ノ島に出掛けて参りました。
と云っても「海水浴」や「マグロ/シラス目当て」のバカンスじゃありません。
ちゃんとしたオシゴト絡みの所用でーす ( ー`дー´)キリッ

この日はテーブルウェアを仕入れに「ファソン.ド.ヴェニズ」inミウラ。
以前から気になっていた三崎口のガラス工房へ行って参りました。

因みに本日の表題は「相模国」に掛かる枕詞で御座います。

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14:35、三崎口とーちゃく。
中野坂上から電車で約2時間、やっぱり都心からは遠い三浦半島。
まぁ乗り継ぎが大門の1回だけなのが救い、お陰でゆっくり本が読めました。

因みに三崎口駅を訪れたのはこれが2回目、2009年のツーリング🚲以来です。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2009/08/post-f1cb.html

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三崎マグ駅」
残念ながら三崎~城ケ崎とは逆方面のバスに乗車、和田で下車。
マグロ祭は亦の機会に。

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「潮工房さん」とーちゃく。
三浦でヴェネチア様式を主としたガラス工芸を手掛けておられるワークショップ。
写真の建物は工房で、右隣にアートスペース(ギャラリー)が建っています。
因みにアートスペースの見学は予約制で日曜のみの営業。
そんな訳で臨時の「お店オヤスミ」となった日曜日なのでした。


潮工房さん詳細に就いてはコチラ(↓)。
https://www.ushio-studio.com/
https://ja-jp.facebook.com/ushiostudio
https://www.instagram.com/ushiostudio/

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2階がギャラリー。
最近新築されたばかりとの事、白木の香りが瑞々しい。
以下、展示されている作品の一部です。

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目移りするフィリグラーナ(レースグラス)の数々。
撮影はア.レトルトーリ中心ですが、シンプルなア.レティチェロ/ア.フィーリや、ムリーニ(モザイクガラス)も多数有り。
グラス以外にもお皿やボウルなどのテーブルウェアが展示されています。

この日はウイスキーをニートで飲る、小振りのOF形状のグラスを購入予定。

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カクテルに使えそうなステム付のワイングラスも多いです。
食指が伸びそうになるのを我慢、今回は見送り。

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最後まで購入を悩んだのがこの子。
洞爺湖サミットの晩餐で使用された、ア.フィーリの脚付きゴブレット。
サイズ的にはシェリー/白ワイングラスも、ショートカクテルまで使えそうです。

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上から覗いても見事な奥行きと立体感。
2色のダイアゴナリーストライプがスパイラル、幾何学模様が美しい。
この子は亦今度頂きに来よっと。

初見客でいきなりの来訪にも関わらず、恐縮するほどの丁寧な対応。
オミヤゲ頂くわ、茶室でお抹茶点てて頂くわ、駅まで送って頂くわ。
この場を借りて改めて厚く御礼申し上げます。
購入したグラスも可也のお気に入り、早速ビシバシ使ってます。

てな感じでオシゴトは此処迄。
これから先は個人的な「飲み」に向かいました。

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17:15、鎌倉駅とーちゃく。
市街には降りず、そのまま江ノ電に乗り換えます。

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人生初となる「江ノ電」乗車。
でもウチ(実家)の近所を走ってる「嵐電」と車両が酷似してる所為か、初めて乗る感じは全然致しません。
ギシギシ揺れる車体にオイルの臭い、ブレーキの度に甲高い声を上げる輪軸。
観光色の濃い路線と乗客層も瓜二つ、嗚呼濃緑のカラーリングが懐かしい。

因みに「嵐電」と「江ノ電」は2009年に「姉妹鉄道提携」を締結しています。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2009/10/post-b16a.html

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ま、嵐電からは海は見えませんけどね。

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17:50、江ノ島駅とーちゃく。
このまま片瀬江ノ島の酒場に直行。

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2時間半後、撤収。
久し振りの「痛飲.泥酔」、此処数年で三指に入る程の酔っ払い(ダメ人間化)。
以後、所々記憶が飛んでおりますが、何とか帰途に着く事が出来ました。

この後の顛末は亦明日にDemo、続く。

 

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2021.10.13

●「天城越え」聖地巡礼ラン

えー、今週日/月は例に由ってのトレイルラン「山旅」。
今回向かった山域は伊豆半島の中伊豆/天城エリア。
「IZU TRAIL Journey」でその名を知られる伊豆山稜線歩道です。

そんな訳で10/10(日)に前泊で修善寺入り。
ロング山走(約43㎞)を翌日に控えてるので、この日は観光がてらの軽いジョギング。
石川さゆりスペシャル「聖地巡礼」の天城峠ラン👟へ出駆けて参りました。

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12:10、修善寺駅とーちゃく。
天城峠行きバスの出発時間まで僅か10分弱。
ランニングウェアに着替え、荷物をロッカーに入れ、慌ただしくバスに乗車。
旅情気分もへったくれもありません。

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13:20、「天城越」とーちゃく。
バス停脇の山道を上り、旧天城トンネルに向かいます。

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目の前には現.天城トンネルの坑門。
モーターリゼーションの発達以降、峠は「足」じゃ無く「車」で越える時代になりました。

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トンネルの上から望む国道414号線(下田街道)。
ま、足で上る峠はこんな楽しみも御座います。

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旧道の趣を残す、苔生した石段。
天城山周辺は国内でも有数の多雨地帯にてモスツーリズムエリア。

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聖地巡礼.その①「九十九折」。
上り坂をてくてく上ると、10分程で旧.天城トンネルに出ます。

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聖地巡礼.その②「天城山隧道(旧天城トンネル)」。
旧峠風情感たっぷり、近代日本建築史の萌芽を色濃く残した史跡。

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石碑。
トンネル建設の石材は地元.大仁産の吉田石。
現存する石造トンネルの中でも最大長を有する貴重な土木遺産、との事。

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で、天城山「隧道」と云うからには、当然「潜る(通る)」のです。

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切石積みの石巻工法が美しい。
こー云うの見ると「ねじりまんぽ」を思い出しちゃいますね。

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トンネルの中は真っ暗。
ポツポツと落ちる滴り水で足元はウェッティ、ランニング靴でも結構滑ります。

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トンネルを抜けると、そこは河津町だった。
昼の底が碧くなった。

現天城トンネル/旧天城トンネル共、隧道のほぼ中央が伊豆/河津の群境。
何たって「峠」なものですから、「山」の「上.下」は町(村)も異なるのです。

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トンネルを抜け、そのまま旧天城街道を下ります。
向かうのは勿論、

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聖地巡礼.その③「寒天橋」。
河津川に架かる、見過ごしてしまいそうな小橋。
天城越えの歌に出て来なけりゃ、ずーっと無名の存在だったでしょう。

でも天城峠を経て稲取/河津/下田の何れに向かうにせよ、旧街道では必ず通過する分岐地点。
また呼称は兎も角、律令制の古代にも使われていた古道です。
従い往古よりそれなりに重要なポイントのかと。

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欄干より望む河津の清流。
紅葉の頃はさぞかし綺麗でしょうね。

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現在の寒天橋は昭和34年7月の竣工。
踊り子御一行が通った頃も石橋?、それとも木橋だったのかな。

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少し引き気味で一写。
こっちの方が構図的に宜し、小橋ならではの風情がありますね。

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天城山隧道に戻り、再び伊豆市へ。

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旧天城街道をテケテケと走ります。
隧道から国道に出るまでは砂利路の林道、緩やかな下りが続きます。

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あれっ、寒天橋に戻って来た?。
否々、これは本谷川に架かる「白橋」、水系(狩野川)も違います。
でも隧道からの距離も橋の形状も殆ど一緒。
「北寒天橋(観光用)」って名前にしても良い位です。

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川端先生のレリーフ。
『道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ…。』
(伊豆の踊子.序文より)

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その横にはわさび田より流れ落ちる沢。
これも観光用に「わさび沢」って敬称付けても良い鴨。

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14:20、水生地下を過ぎ、国道414号線に戻って来ました。

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路面コンデションの良いロードがずーっと続きます。
膝に負担が掛からない程度の緩やかな下り。
明日がトレランじゃ無ければ、このまま修善寺まで(約20㎞)走って帰りたい位。

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聖地巡礼.その④「わさび沢」。
右手にわさび田を過ぎると、間も無く道の駅。

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14:40、道の駅「天城越え」を通過。
今日の最終目的地はこの先です。

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14:50、フィニッシュは浄蓮の滝.入口。
10㎞未満のショートRUN、一寸走り足んないけどまぁイイや。

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「踊り子さんには手を触れないで下さい(40女)」

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聖地巡礼.その⑤「浄蓮の滝」。
フィンドチット全開♪、瑠璃の泉に飛沫く水晶の瀑布。

伊豆の中では唯一の100選滝、落差も旭滝/大滝(河津七滝)に次いで三番目の名瀑。
因みに名前の元ネタはお寺さん(浄蓮寺)、訪れて初めて知りました。

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滝口。
誰かに盗られるくらいなら あなたを殺していいですか

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滝壺。
さゆりちゃん的に云うなれば「情念の滝」ですかね。

と、こんな感じのプレ山走。
「天城越え」の歌詞を巡る、観光&聖地巡礼ジョギングでした。

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おまけ、聖地巡礼.その⑥「天城越え」。
翌日トレランの際に通ったリアル天城越えです。

やっぱり峠は車じゃ無く「足」で越えるもんですよね。
おしまい。

 

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2021.10.12

●伊豆天城トレラン.拾遺集

えー、一昨日/昨日は「伊豆山稜線歩道&旧天城街道」のトレラン遠征。
初踏破のトレイルでしたが、予定通りにコース完走して参りました。
そんな訳での山旅帰途、諸々のスナップ集で御座います。

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17ː40、薄暮に浮かぶ修善寺の月。
トレランを終えて温泉湯治♨、汗も疲れも流してリフレッシュ。
いずっぱこで三島に向かいますが…。

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18:00、大場駅で「止まっちゃいました…」
大仁周辺で「人身事故」ならぬ「獣身事故」発生(恐らく鹿)。
車両部品を取り換える必要がある為、上り/下り共運転再開の目途が立たないとのアナウンスです。

うーん、こりゃ最低でも1時間は遅延覚悟かなぁ…。
下手すると三島で飲み食い出来ない鴨(泣)。

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多分こんなフザけたラッピング車両に乗った祟りなのでしょう。
二次元萌えにはサッパリ疎いので、何のコラボだか存じ上げません。

家帰って調べたら「ラブライブ」ってアニメのイベント列車。
運行期間は10月8日~11月30日、2時間に1本程度出現するらしいです。
http://www.izuhakone.co.jp/railway/18107/index.html/

尚、事故処理自体は思ってたより早く運行再開。
20分ちょいの遅延で事無きを得ました。
但し応急処置の為、上下線共に伊豆長岡までの運転。
修善寺までの復旧は相変わらず目途が立たないとの車内放送でした。

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18:30、何とか三島広小路駅とーちゃく。
鰻屋で山旅オツカレの打ち上げ宴🍺。
「喉の潤い」と「空きっ腹」を満たした後は2軒目へGo。

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銀座時代の知り合いのお店。
オープニングの案内状を貰って以来、16年間の不義理。
やっと初めてお邪魔出来ました。

今宵のメニューはマンハッタン/ちょい昔のマッカラン/現行ウイスキー×2/スモーキーマティーニ/ゴールデンドリーム。
満足感充分の山旅〆、心地良く酔えた1時間半でした。

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知~らない街を 歩いて~みた~い♪
丁度「心地酔い」酔い方でイイ気分、三島駅まで夜の街を散歩。
愛染院跡地ではLED6万球のイルミネーション。

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20:35、三島駅とーちゃく。

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滅多に乗らない「こだまくん」にて帰路に着きました。
しかしこのまま無事帰宅出来ないのが酔っ払いの悲しい性。
東京から丸ノ内線に乗ると、溜まった疲れと酔い回りが一気に表面化。
車内で「落ち」て爆睡、一周して中野坂上まで戻る「オチ」付きでした。
おしまい。

 

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2021.10.10

●伊豆入り/天城走

えー、本日より一泊二日の山旅遠征中の私め。
明日は伊豆山稜線歩道から天城越えを走って参ります。

そんな訳でお昼杉に伊豆入り、前泊する修善寺に到着。
そのまま天城峠に向かい、軽くジョギングして参りました。

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修善寺からバス移動、現.天城トンネルへ。

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旧天城トンネルに上り、

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隧道を潜り、

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寒天橋へ。

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国道414号に出ると、

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気持ちの良い下りランが続きます。

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わさび田を横目に眺め、

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浄蓮の滝でフィニッシュ。
このコースは明日のトレランコース.終盤パートと一部重複しますが、今日は「走」より「観光」がメイン。
㎞/5:30ペースでの「物見遊山」お気楽ジョグでした。

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「あぁ、良い汗かいた♪」。
電車の移動疲れも解れ身体もスッキリ、心地良いジョギングでした。

明日も晴れるとイイな

 

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2021.09.20

●湯沢の休日

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えー、本日はお昼杉に越後湯沢とーちゃく。
先週に続いての一泊二日「山旅」に訪れておりまする。

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チェックイン前に荷物だけ預けて、

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温泉街から大源太川方面へ軽くジョギング。
「一人越後湯沢秋桜マラソン(10㎞の部)」。

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ジョッグの後は宿入り、♨で湯治。

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湯治の後は温泉街で飲み食い。
宿に戻ったのが18時半、これからまた♨三昧。

明日は先週の捲土重来。
悪天でキャンセルした「谷川岳馬蹄形」に逝って参ります。

 

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