2016.04.19

●2016/17ニューモデルスキー.インプレ①

えー、毎春恒例、来季の「ニューモデルスキー試乗会」リポート。
インプレッションその1、「アトミック篇」になります

今シーズンの参加試乗会は「3/19.20(車山(アルペン)」「3/27.ハンタマ(パワーズ)」「4/2.丸沼(パワーズ)」「4/6.かぐら(K2)」の計4回。
例に由って「小回り基軸の基礎板or準SL機」を中心にテストして参りました。
尚、試乗者スペックは以下の通りになります。

  年齢 アラ4.5(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重59kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (1万m:37分、ハーフマラソン:82分) 
 技術 SAJ1級 13年前迄は草レースに出没
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約40〜50日
 現行板 BLiZZARD/SRC RACING SUSPENSION(2015/16)

11_2
・ATOMIC/BLUESTER DOUBLEDECK 3.0 SX (テストスキー 165㎝)
R/10-11-12 SC/125.5-69-111 (変更無し)

来季のアトミックDemoシリーズ、ブラッシュアップはプレート。
「第三世代・改」となったD2に、レースインターフェイスが搭載されました。
メカニズムを説明してると長くなるので、詳細はアメアさんにでも聞いて下さい。

板自体に変更無く、基本的なフィーリングは昨季モデルを踏襲。
トップはイージーに入ってくれるし、雪面コンタクトの重厚さから角付けも楽チン。
たわみも取り易いので中後半は荷重した分「グイグイ」加速、キレと力強さを伴った伸びと走りを見せてくれます。
スキーウエイトに相反するフレックスの柔らかさ故、ガッツリ板に乗り込むと縦に走らすより横に「伸びる」ターン弧の方が得意。
最近流行りの「減速要素の少ない深回り(笑)」にはもってこいの板です。
乗り手の足前が一定レベル以上(アンダーで1級レベル)なら、ハイエンドモデルとしては「扱い易い」部類と云えるでしょう。

で、昨季モデルとの違いなのですが…。
先ず、プレートの軽量化に伴い「ソコソコ軽くなった」。
14/15モデルが約3600g、15/16モデルが約3520gである事を目安にすると、来季モデルは恐らく3450g切っるでしょう(BIN.プレート込み)。
それは実際のスキーウエイトだけでなく滑走時の操作性もそう、中速域以上ならターンコントロール全域で扱い易くなってます。
と、総じて乗り易くなっている感想。
でもコレって毎年同じ事云ってる様な気もするのですが…。

元々大きいアーチベントと重量路線のスキーウエイト、其処にD2の振動吸収性能メカニズムを加味したバランスがSXのキモ。
一昨年のDOUBLEDECK3.0掲載移行、目に見えて撓ませ易くなった上、来季モデルは新プレの効果からか更にフレックスが柔らかく感じられます。
「あれ、SXてこんなソフトだったっけ」てな感覚。
SXのポテンシャルはそのままに年々「SC的」取り回しの良さ加味されている印象で、乗り手の対象レベルすら広がってる様な気がしました。

初期~D2第二世代頃の、あからさまな「アト的特徴」は年々研磨。
2013/14モデルみたいな圧倒的な重厚感や、2014/15モデルみたいな後半踵寄りの「どっかんターボ」的解り易さは影を潜めて、バランスの取れたマイルドな乗り味に。
「スキーにおんぶされている様」な自縄自縛感や、板の自重を利して雪面を掻き分けて行く様な「オレ様的破壊力」も薄まっています。
とは云っても、基本的にはオートマ系の板。
ターンの後半から切り替えにかけては板の挙動に逆らわない乗り方が得策です。

ターンサイズに関しては、板のスペックを損なう事無く走らせられるのはミドル迄。
しっかり乗れば乗る程トップが内に入りたがるので、大回りに関してはやや攻撃性が失われますが、高速時の挙動落ち着きは小回り板としては破格の安定性です。
クルージングレベルでの操作性も、基礎機らしくコントローラブル。
但し、中低速ゆっくり走らせても全然面白くない板ですけどね。

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・ATOMIC/REDSTED MX + X 12TL (テストスキー 165㎝)
R/12.3 SC/124-70-111(※171cm) 
来季からのアトミックニューラインナップ。
「レッドスター」で「MX」で「サンドイッチ」で「非D2構造」と、ブランド内での立ち位置がイマイチ曖昧です。

で、アトミックさんの本国HPで調べてみると、レッドスターのレーステクノロジーをベースに、競技的要素をゲレンデパフォーマンス用に凡庸化したポジショニングです。
MXの「X」はGSとSLのパフォーマンスが融合した「クロス」の意。
そして「青スタ」がジャパンモデルなのに対し、「赤スタ」はヨーロッパ中心にワールドワイドでの販売。
けどそのハイエンドモデル、この「MX」は欧州市場カタログ外の「ジャパンモデル」。
でも板のメカニズムは「D2非掲載」の「サンドイッチ構造」と、日本のスキーヤーが好むブルースターのフレームではありません。
うーんヤヤコシイ…。

一応、国内メーカーさんのセールストークだと「小回り/SX」「大回り/LX」の枠組みを取っ払った、コレ1台で何でも出来る上級者用オールラウンドモデルとの事。
来季からの新テクプレート、レースインターフェイスも採用されてます。

と、能書きは此処迄、実際に乗ってみての感想は以下の通り。
解り易い様にSXと比較対象して解説します。

板なりに走らせてみて先ず感じるのは「トップ長っ」。
実際に同サイズのSXと並べてみても、2~3㎝長かった(その分テールは短い)。
トップの掛りは稀薄って程では無いのですが、カチッと素早く噛んでくれる感じもありません。
クルクル勝手に回ってくれる板に乗ってる方は、ターン初動時にしっかりトップの捉えを意識する必要があるでしょう。

スキーウェイトはSXよりちょい軽め、重厚路線と軽快路線の中間に位置する質感。
メタルの板張りはSXに較べドライ、「カチッ」と強めでチタンの素材が異なる感じ。
そして接地面のアーチベント弧もフラット。
従いSXに較べしっかり乗らないとスキーのたわみは引き出し難いですが、実はコレがメリットだったりも致します(後述)。
要するにコイツに乗ってカービング利かせた小回りが難しいと感じる方は、スキーにしっかり荷重出来てないと云う事です。

滑走時の特性としては、R11.7(165㎝)としては意外と縦に走ってくれます。
縦に踏み込むと、ラディウス以上に真っ直ぐ「伸びて」くれるイメージ。
角付け強めてガッツリ乗り込むと、R通りのカービングショート能力を発揮します。
要するに「コレ1台で小回りから大回り迄こなせる」と云うお題目を、浅いアーチベントと硬めのトーションでターンサイズの融通幅を持たせているのです。
実際、小回り機としては縦目のショート~ミドルが心地良かったり致しました。

「私をターンに連れてって」的なブルスタ系のオートマ縛りは無く、能動的な取り回しが可能。
キレーにターン弧を描いてくれる板では無く、SL機デチューンの乗り味です。
ターン初動時からトップの捉えを意識、ビンディングの前辺りからセンターに掛けての雪面圧を感じつつ、中後半にブーツ周辺、仕上げに踵寄り荷重。
テールは舵取り程度の補完的な役割、まぁメタルの硬質感が強いので多少なら乗っかっちゃっても大丈夫。
センターから後ろ側の操作がし易く、ターン前半にテールを振り出し真っ直ぐ走らす「SL的ズラし」がし易かったです。

日本市場での販売カテゴリーは「デモ/オールラウンド」となっていますが、恐らく販促を考慮した上での区分分け。
基礎的にチマチマと細かい事を考えて滑るよりは、板の性格に則ってショート~ミドルでかっ飛ばした方が楽しい板、外人さんが好きそうな乗り味と走りしてますね。
個人的にはSXより好みのスキーでした。

あと、基本的には「整地メイン」の板と考えた方が良いでしょう。

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2016.04.13

●「BLiZZARD SRC RACING」インプレッション

えー、今季より私めの新パートナー「BLiZZARD SRC RACING」。
シーズンも終盤を迎え「ハイシーズンの良雪」「膝下パウダー」から「アイスバーン」「湿潤モサ雪」「板沈みのザブザブ雪」「春コブ」etc…、様々なバーンコンディション/スノーシチュエーション下で、一通り滑り込みました。

そんな訳でひと冬のお付き合い、手中に収めた上でのパフォーマンスコメント。
愛機のインプレッションになります。
尚、試乗者スペックは以下の通り。
 
 年齢 アラ4.5(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重59kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (10000m/37分、ハーフマラソン/82分) 

 滑走歴 25年 
 技術 SAJ1級(大昔に取得) 14年前迄は草レースに出没
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約40〜50日
 直近板遍歴 (2012.11~)DYNASTAR/SPEED GROOVE DEMO R18 
         
(2009.12~)SALOMON/DemoX3

Bi
・BLiZZARD/SRC RACING SUSPENSION (BIN/POWER14 TCX) 
 R/13m SC/121㎝-70㎝-106㎝ weight/3135g (165cm)

板なり中速域で走らせての印象は「操作楽っ」「良く廻るっ」。
シーズンイン直後、板下ろしから最初の1~2回は「コレ回り過ぎ…」と思った位。
何やっても小回りにしかならず、板に慣れる迄は多少の戸惑いを覚えました。

「2ndSL機」のみならず基礎小回機を包括した中でも軽めのスキーウエイト。
そしてスラ板だけあって回旋性は文句無し、キュンキュン回ります。
この2つの特徴に加え、競技板とは思えぬ素性の良い性格。
オンピステ~ナチュラル荒れのバーンでは一般基礎機と何ら変わらない操作性、数年前に見られた低速時の鈍重感も改善されています。

【小回り】
兎に角トップの捉えが早い、そしてしっかりしている。
板に体重を掛けられるポジションに乗っていれば、特に意識せずともトップからしっかりとターンに入ってくれます。
このトップの利きはセカンドモデルとは云え流石競技使用、そしてキャンパー機ならではのフィーリング。
プチロッカー使用の小回り基礎機が持つターン入りの「スムーズさ」「イージーさ」とは一線を画した、「ガッチリ」「しっかり」としたトップの噛み。
体感的にはトップが非常に短く感じられ、160㎝の板に乗ってると思える程です。

二層にブリッジさせたメタルが、スラ板らしいエッジグリップとレスポンスを発揮。
「スパーン」と足元ドンピシャな板返りは官能的、「キレキレ」「深浅不問」「快適なリズム」でのカービングショートを刻んでくれます。
返りの速さから次ターンへの入りは俊敏ですが、反対側にすっとんでいくような暴れっ走り感はありません。
板張り感はメタル由来のフレックスも、たわませてからの「粘り」がブリザード(ノルディカ)らしい、良い按配での「タメ」も作ってくれます。
俊敏さな反して板の挙動は落ち着いてるのでポジションもセンターにも戻し易く、キレーにニュートラルを「通過」していくって感じです。

【大回り】
待ちとタメを取ればソツ無くこなせ、整地なら速度域70㎞オーバーでもオケー。
但しバーンコンディションが乗り手の技量守備範囲内な事が前提。
荒れの激しいギャップバーンだと叩かれ気味、流石に雪面コンタクトの覚束ない滑りとなります。
あと、ロングで回す際の注意点としては、返ってくるのがやや遅め。
捉え/角付けからエッジングに移行しつつ、「まだかな~」「あ、返って来た」てな感じ。
ま、コレに関しては短板でのロング回し宿命、遊びをとりつつ前後に長めの切り替えをしてるっつーのもありますがね。

コツとしてはラディウスに逆らい過ぎない事、あとエッジグリップの心地良さに酔うあまりターン後半を引っ張り過ぎない事。
トップの捉えの速さが仇になり、内足インエッジが引っ掛かる原因にもなります。

【安定感】
スキーウエイトに反してしっかりとした雪面コンタクト。
アトやサロ、オガTCなんかの「ずっしりどっしり」肉汁感たっぷりなイメージを持たれると困りますが、軽快でいて落ち着いたした安定感。
フォルクル/フィッシャー的「乾き系」の板よりは潤いを感じます。
スキーが得意レンジとするターンの速度域(45~60㎞)では、全く問題無し。

【新雪】
ピステバーンにトッピングした10~15㎝程度の新雪ならフツーに滑れます。
但し所謂オフピステのディープパウダーは…辛い。
浮力が弱い上にトップ掛りの良さからターン前半潜り気味、軽い筈の板が重く感じてしまいました。
これが湿っぽい新雪になると更に最悪、スキーを抜くのに一苦労。
「こなす」レベルでは滑れますが、快適かと云うと正直ムニュムニュ…です。

【コブ】
購入前の試乗会、春コブレベルなら「意外とイケるじゃん」てな感想。
実際、現状4月の春軟雪なら問題無く楽しめてます。
しかしハイシーズンの「カチコチコブ」ではレスポンスが大きく、上に抜けるは飛ばされるは、と発射しまくり。
やっばり基礎系小回り機より、コブ攻めの難度は上がりました。

【悪雪】
意外と春の腐れ雪には強いです。
エッジグリップがしっかり強いので、下地さえ捉えてしまえばガチッと回ってくれます。
但し重層ザラメの砂漠雪になってしまうと…、
「いなし系」の滑りが出来る板では無いので、まぁその辺はお察し下さい。

【その他】
サスペンションシステムに就いては、「結果的に利いてるのかな」てなイメージ。
ヒュンヒュン/キュンキュン路線系のライトウェイト板としては、足元からの微振動やブレと云った滑走時のノイズは拾いません。
ヘヴィ級のスキーが持つ「力づくで押え込む」イメージでは無く、「細かなノイズなら吸収してくれる」程度のイメージ。
ゲレンデユーズレベルでは、パワー伝達を犠牲にしている感じもありませんでした。
フォルクルの「ポッチン」位の効力なら有るのかもしれません。
ま、この辺の細かいメカニズムに関しては、メーカーさんに直接聞いて下さい。

因みに兄弟板のノルディカSLRとは、トップシートのコスメ意外は同じ板。
プレートとビンだけが違い、其処で乗り味の色付けを変えています。
比較するとSLRの方がSL機らしい強さと硬さを残しています。

【総括/長所】
・早く、確りとしたトップの捕え、兎に角コレに尽きる
・ターン後半の加速の源泉、たわませた後の板の粘り
・タテヨコ自在の小回りターンサイズ、乗り手主体の能動的な操作感
・程良くデチューンされたエッジグリップとレスポンス

【総括/弱点】
・官能的なキレや加速感がやや損なわれる大回り。
・ディープな新雪では沈みがち、浮力を得難い。
・ハードな硬コブでは叩かれ易く、やや苦戦。

と、競技板のシビアさを残しつつもゲレンデユーズに上手く纏めらた小回り機。
そのデチューンの匙加減が絶妙な按配です。
但しバランスの良さが故に解り易い特徴も無く、試乗レベルでは「これといった個性の無い板」てなイメージになってしまうかも知れません。

適正ユーザーは1級レベルからオケー、軽量スキーヤーでも大丈夫。
本分の「オンピステのショート~ミドル」の性能に関しては、充分満足できるでしょう。
オンピステメインのゲレンデユーズ中心で、たまに草レース出る方なんかにベストチョイスな一台だと思います。
只、レースで使うには正直云って優し過ぎかな。

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2016.04.08

●2015/16. 四十二滑目「かぐら」

春に いみじうをかしけるもの

たしろ かぐら みつまた。 
花ぞうち散るころになりても み雪の多くなれしど いとめづらし

と枕草子にも詠われている様に、春スキーのメッカと云えば矢張り「かぐら」。
そんな訳で一昨日は今春初のかぐら行脚。
以下、例に由っての滑走記になりまする。

4月6日(水) かぐら
気温:+1~+11℃ 
天候:晴れ

雪質:早朝1時間のみアイシーなザラメバーン、以後滑走荒れで重層ザク化

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【写真上】7:25、越後湯沢駅着。
この日のカグリスト第一便は30名弱。
かぐら~苗場へのシャトルバスは今季から東口が発着場になりました。
プリンスさんの自前シャトルは廃止され、南越バスさんに業務委託した形。
西口のセブンイレブンが使い辛くなったのがチト痛い…。

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【写真上】みつまたステーション到着。
4月上旬のかぐら風物詩イベント「K2.CAMP」。
かぐらゲレンデではこの日から5日間(4/6~10)、K2さんの「2016/17ニューモデル スキー/スノーボード試乗会」が開催。
私めも「ちょこっ」とエントリーして参りました。

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【写真上】8:10、到着「即」ロープウェー乗車。
着替えとブーツ装着は湯沢駅でスタンバイ済。
バス待ちの10分間で全て終わらせておりまする。

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【写真上】みつまた1高。
昨年12月以来のかぐら詣。
やっぱり久し振りのゲレンデつーのは「ワクワク」しますね。

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【写真上】ゴンドララインより、かぐらゲレンデと神楽ヶ峰を望む。
此処数日、雨やガスに祟られて悪コンディション続きのかぐら。
私めの来訪に合わせ、「きっちり」晴れてくれました。

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【写真上】8:35、1高乗車。
まぁ取敢えずは、

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【写真上】メインゲレンデ回し。
前夜は久し振りのマイナス冷え込みだったかぐらエリア。
メインゲレンデはカチッと硬めのアイシーなザラメ、如何にも「春のオープニングタイム」的なバーンコンディションです。
エッジが流されターンの取っ掛かりが掴み難く、中盤の急斜パートではスキッド主体の滑りとなりました。

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【写真上】相変わらず厄介なのがコレ。
朝イチかぐら名物(?)、圧雪段差とキャタピラ割れ。
ピステンのレーン毎に高低があり、繋ぎ目には縦長の落とし溝があるバーン。
こりゃゲストが増えて、多少デラ掛った方が滑り易いな…。

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【写真上】9:05、この時間帯が一番良好なコンディション。
但し締まったザラメバーンは荒れも早く、次第に軽い削り溜まりが発生。
高速ミドルで回せたのは1時間程、加速度付けてザブ化が進行していきました。

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【写真上.下】10:30、K2さんの試乗会に入ります。
この日はオンピステモデル×3本とフリーライドモデル×2本の5機試乗。
試乗会に「どっぷり」専念と云うで感じでは無く、テストスキーと自前板を交互に乗り回すお気楽エントリーでした。

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【写真上】11:05、太板テストがてらに林間エキスパートコースへ。
前回かぐらを訪れたのは12月中旬、従い今季初となる5ロマ乗車です。

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【写真上】林間エキスパート一写。
この時期に滑っても、大して楽しくありません…。
5ロマを使っていたのは、殆どがBCで神楽ヶ峰や霧ノ塔を目指す方々でした。

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【写真上】11:30、テクニカル。
テストスキーでコブ遊び開始。
やっぱりノンメタルの非競技板はコブ滑り易いな~♪。

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【写真上】テクニカル、3段目。
午前中はまだ浅く、夕刻は削られて乱調ライン。
リズム/掘りの深さ共に、正午過ぎが一番良いコンディションでした。

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【写真上】しかしコブ入ると暑さ倍増。
写真じゃ薄晴れっぽいですが、兎に角陽射しの強かった一日。
特に1高は太陽に正対した向きなので、リフト乗車中は直射日光を浴び続けます。

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【写真上】12:40、パノラマ摘み食い。
田代湖と平標山のお約束ツーショット、コレ撮る為に立ち寄った様なもの。
パノラマ端のコブは狭目の忙しピッチ、ジャイアントのコブは未だ育成中でした。

この日はユル~く楽しむ心算が、結局スタートからずーっと「エンドレスワルツ滑」。
ランチとレストを取ったのは、結局14時近くになってからでした。

で、以下例に由ってのニューモデルスキー試乗、先行インプレ。
今回はパウ板2本です。

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・K2/PINNACLE 95(177㎝) R17(※184㎝)
・K2/PINNACLE 88(177㎝) R15(※184㎝)


基本的に今迄「競技板」「基礎板」しか乗った事の無い私め。
昨年この試乗会で初めてパウ板に乗り、一寸したカルチャーショックを受けました。
従い「この手」のジャンルのスキーには経験値が殆ど無いテスターのコメントと云う事を御了承下さい。

ピナクル95は現行からの継続モデル、テールの色が黒くなった程度の変更です。
まぁ相変わらず軽いコト、スキーのみだと1800gを切るウエイト(177㎝)。
「ペラッ」とライトな板張り感にソフトなフレックス、板なりに走らせてるだけでもパウ機らしい「浮いた感じ」の雪面タッチ。
操作性も軽快にて嫋やか、95㎝のセンター幅を感じさせません。

しかし板の挙動自体は意外としっかり。
エッジサイドに効率良く配入されたメタルマトリックスが効いてます。
ノーズの柔らかさ反してテール剛性は張りが感じられ、サービスマンさんの「乗り位置後ろ目意識で」と云うコメントが良く理解出来ました。

ロッカー機ならではの滑らかなトップの入り、半分が消えてる様なテールの引っ掛かりの無さ、とターンコントロールに関しては全くのストレスレス。
そして「ズラし」「いなし」系の滑りが上手い反面「キレ」も同居。
ミドルレンジでのターンサイズでは、前半ズラして遊ばしつつ/後半はエッジを利かせてのカービングが気持ち良く決まりました。

尚この板に関しては高速時の安定性やハードパックバーンでの挙動やノイジーさ、なぞと云った野暮なコメントは致しません。
だってそー云う板ぢゃないんですもの。

ピナクル88は今季よりリリースされた、ニューシェイプのラインナップ。
基本的な乗り味はピナクル95と同じなので上掲コメント参照の事。
より細身なシェイプになり、ピステバーンへの適応幅に秀でたモデルです。

操作性に関しては95の上を行く軽やかさと俊敏さ。
センター70㎝前後の板を履き続けている私めにも、全く違和感の無い滑走フィーリングで「フツーのカービング板履いてるのと変わりません」。
接地面が少なくなったからと云っても95の嫋やかな安定性は犠牲にせず、オンピステの適正弧は小回りをも得意レンジに収めています。

因みにこの日のザブザブ雪でも「スノーサーフィン」してる様な心地良さ。
ブーツを支点に「クイッ」と周り、ちょいテール乗って「スササァー」と走り、エッジを強めれば「キュイン」と切ってくれました。

但しその分、パウ適正はやや落ちるの鴨。
この点に関しては私めの守備範囲外なのでコメントは控え目にしときます。

と、オフピステ志向のユーザーに独占させとくのが勿体無い両スキー。
新雪仕様としてだけでは無く、ピステバーンでも充分に対応可能です。

尚、個人的に思うユーザー/シチュエーション適正は以下の通り。
基本的にオフピステ派、パウ狂の上級者は「115」。(184㎝か191㎝)
2本目の板として、潔くパウ専で考えるなら「115」か「95」。
ややオフピステ寄り、けどピステフィールドでも楽しみたい方は「95」。
1本でフィールド全てを賄うなら「88」、(177㎝か184㎝)。
こんな感じですかね。

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【写真上】15:20、メインゲレンデは「ザブザブ」と「浅コブ」のコラボレーション。
削り溜まりの脆い凹凸がバーンを被い、「詰まる」「引っ掛かる」バーン状況。
荒れ自体は許容範囲も、板走りが悪く楽しくありません。

そんな訳で、ラス1時間半は殆どコブタイム。

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【写真上】メインゲレンデ脇のコブは程良い掘れ具合に。
午前中の腐れバンクから溝が深くなり、ソコソコトップを落とせるラインに。
但し凸頭が削られ、クイックを入れざるを得ない箇所が増えて参りました。

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【写真上】テクニカル3段目のコブラインはもうボロボロ。
コブ頭は削り取られ、溝には吹き溜まりと、大豆が一列に並んだ様なコブ。
中央のラインだけが辛うじて規則的なリズムを保っていました。

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【写真上】テクニカル、1~2段目。
かぐらの楽チンコブパート、斜度が緩いのでマトモなラインを維持してました。
テクニカルのコブは1段目/緩過ぎ、3段目/乱れ過ぎ。
結局2段目が一番快適なのです。

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【写真上】15:55、メインゲレンデ撤収。
今日のハードワークもこれにて終了、あとはダラダラ下る(漕ぐ)だけです。

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【写真上】下山コースは、

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【写真上】思ってたより雪量豊富。
只、コースサイドの溜雪が例年より可也少なく、雪入れの限界も早く訪れそう。
下山コースはGW迄持つか如何か、ギリギリと云った所処です。

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【写真上】16:10みつまた2ロマにて一写。
みつまたゲレンデのゴンドラ側は殆ど芝生状態、ゴンドララインだけが連絡路としてが生き残ってます。
所処でみつまたゲレンデは今季からスノーマットを設置、その為雪不足時に運行されていた「みつまた~かぐら」の送迎バスも無くなってしまいました。
しかしソールが激痛みするので、スノーマットの滑走は御免蒙りたいもの。
みつまたゲレンデ、何とか今月一杯持ってくれないかしら…。

と、こんな感じの2016.SPRING「初かぐら」。
今シーズンのかぐら詣はあと3回の予定、それで私めの「2015/16シーズン」もフィナーレとなりまする。
おしまい。

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2016.03.27

●2015/16. 三十八滑目「ハンタマ」

えー、昨日は今月3度目の「2016/17.ニューモデルスキ―試乗会」。
2シーズン振りとなる「ハンターマウンテン塩原」に行って参りました。

前回の車山2DAYsで目当ての機種は殆ど乗っており、乗り損なった3台と再確認したい3~4台だけテスト出来りゃイイや、てな「お気楽エントリー」。
そんな訳で、以下恒例の滑走記になりまする。

3月26日(土) ハンターマウンテン塩原
気温:+1~-2
℃ 
天候:晴れのち曇り

雪質:新雪無し 人工雪ベースの良く締まった硬雪、荒れ少なし。

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【写真上】9:30、那須塩原駅からシャトルバスにてゲレンデ到着。
此処10年、何故か「2年に一度」の等間頻度で訪れてるハンタマ。
つー事は、来シーズンは来ない事になりますね。

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【写真上】取敢えずはゴンドラ乗ります。
バーン状況の確認がてら、上から下まで軽く1本。
そのままセンターハウス前の試乗会ブースへ向かう筈でしたが…。

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【写真上】これが予想以上に良好なコンディション。
人工降雪機ベースの「カチッ」とアイシーな下地にフラットなバーン、融雪やザラメ化も見られず硬いタッチを維持しています。
時期を考えればベストに近い状況、これは「滑り込まないと損なコンディション」。

そんな訳で、マディソン/ウォールを1時間程回してから試乗会に向かいました。

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【写真上】トップオブハンターより、パノラマ一写。
正面にはなだらかな中低山群、空の広い開放的な見晴らしが広がっていました。
ハンタマの山景フォトは、後日別項にてアップ致します。

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【写真上】11:00、スキーテスト開始。
この日の試乗会、主催は「パワーズ小山店」さん。
4月の丸沼には何度か参加してますが、ハンタマでのエントリーは今回が初めて。

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【写真上】試乗台数は想像以上の充実振り。
丸沼の「プチ試乗会」レベルを想像していたら、これが嬉しい誤算。
ハンタマの試乗会は丸沼とは比べられない程の試乗イベント規模です。
スタッフの方に伺うと、パワーズさんが一番力を入れ ておられるのが此処ハンタマでの試乗会との事。
競技板がやや少ないのを除けば、充分満足出来るラインナップでした。

以後、15時半まではテストスキー専念です。

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【写真上】試乗バーンその1、マディソン.アベニュー。
ゴンドラからマディソンを経て、そのまま3ペアへ。
ざっくりとした乗り味や安定感、足元の操作性などのフィーリング確認。

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【写真上】試乗バーンその2、ウォール.ストリート。
ココでは前半/小回り、後半/荷重ポイント確認のテスト。

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【写真上】ウォール.ストリートは13時からクローズ。
検定バーン使用で2時間程閉鎖、その間は代わりにマディソン使ってました。

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【写真上】試乗バーンその3、ニューマディソン。
混み具合を見計らって、横幅取ったロング~ミドルのテスト。

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【写真上】試乗バーンその4、パークアベニュー。
ニューマディソンからコリドールを挟んで中斜~緩斜。
中低速で板なりに走らせて、適正R弧と切り替えのスムーズさをチェック。

と、ゴンドラ上がって「マディソンを1本」「ウォールストリートを2本」。
そのまま「ニューマディソン~パークアベニュー~試乗会ブースに戻る」、と云ったテストコースです。
このローテーションで丁度25分、コレを9回繰り返してると…

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【写真上】15:30、@云う間に試乗会終了。
混雑や板待ちの時間は殆ど無く、予定機種のテストはほぼ完了。
こー云う中小規模スキー場での試乗会は、参加者が少なく狙い目です。

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で、以下の3本は例に由っての先行プチインプレ。
ちゃんとした試乗インプレッションは後日改めてアップ致します。

Z
・OGASAKA/TC-SH(165㎝)
毎年人気の「Technical Competition - 小回り」。
オガ独特の「しっとりとしたフィーリング」「キレーに弧を描く」イメージはそのままに、肉汁たっぷりの重厚感を加味した乗り味。
そしてハイエンドモデルとしては恐るべし扱い易さ、2級レベルのユーザーにも「オレでも乗りこなせるんじゃないかな」と云うコマッタ誤認識すら生んでくれます。
まぁその勘違いも「乗り手が守備範囲とする難度のバーン」迄、ですけどね。

Zz
・ATOMIC/REDSTER MX(165㎝)
「レッドスター」で「MX」で「サンドイッチ」で「非D2構造」と、イマイチブランド内での立ち位置が曖昧な板。
けど個人的にはSXよりこっちの方が好みでした。
D2ブルスタ系オートマ縛りが無く能動的な取り回しが可能で、縦に踏み込むとラディウス以上に走ってくれます。
但しスキーウエイトの割りに、メタルの板張り感はセカンドSL機並み。
あとトップが長いので、ターン前半に板任せな方は止めといた方が良いです。

Zzz
・SALOMON/X-MAX X12(165㎝&170㎝)
コイツの購入を考えてる方は、必ず2サイズ試すべし。
170㎝でも165㎝に劣らない「シュパシュパ」とした小回り、逆に165㎝でも170㎝に比肩する「シュイーン」としたミドルの伸び。
どっちも甲乙付け難く、チョイスするのは個人の好みで良いかと。
軽量機が故の弱点は持ち合わせていますが、それを相殺してお釣りの来る取り回しの良さと万能性。
あ、それから昨季に較べると、ちょっとだけ強くなったイメージです。

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【写真上】試乗会を終えると、残り1時間はフリータイム。
この日のハンタマは天気/バーン/混雑具合、何れも予想以上の好コンディション。
午前中は晴れていた天候も、午後から曇りベースとなり気温は冷化。
バーンコンディションは上掲通り、硬めフラットを維持しザクザク化もありません。
そして何より、「土曜日のハンタマとは思えない空き具合♪」。
覚悟していたゴンドラ/リフト待ちは殆ど無く、何だか拍子抜けする位のスムーズさ。
コースの滑走ラインも自由に取れ、満足度の高い試乗会となりました。

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【写真上】16:10、ブロードウェーコースにて一写。
シャトルバスの時間があるので、ちょい早めの撤収。

降雪量こそ少ないものの、地理的な低温気候と人工降雪機を利してのゲレンデ整備には定評のあるハンタマ塩原。
スノーマシンの所有数は「ファン/15台」「ガン/115台」の計130台と国内屈指。
昨日はその有難さを改めて感じたアクティビティとなりました。
そー云えば過去何度か3月に訪れた事がありますが、どーしょーも無い「ザブザブ雪」に当った記憶は無かったです。

「バーンは硬くフラット」「索道/コースのレイアウトは効率的」「上部の中斜面は各コースともまぁまぁ面白い」と、中規模ゲレンデとしてはスペックの整ったハンタマさん。
但し泣き所はゲレンデの下半分が単調な緩斜面のみで、どーにも使えない事。
ボトム部にしっかりしたコースが1本あれば、更に良いスキー場なんですけどね。

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【写真上】16:25、帰途前にセンターハウス周りをうろちょろ。
施設外観は以前と大して変わらない風景。

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【写真上】が…、

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【写真上】内部施設は…、

Img_5214
【写真上】全面リニューアルですっかりと別世界…。
2年振りのハンタマ、センターハウスは内装もレイアウトも大幅変更。
ショッピングモールみたく、オサレに生まれ変わっておりました。

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【写真上】同、リフト券売り場。
まるで美術館やイベントホールのチケットセンターみたいです。

「GALA」「川場」と並ぶ、コンビニエンスゲレンデ嚆矢的存在のハンタマさん。
クリーンでスマート、且つ動線配置を考えた施設刷新は流石です。
こー云った設備投資は若いゲストやファミリー客層にとっては特に大切、スキー場のイメージは良くなるし当然次のリピートにも繋がります。
まぁソコソコ儲かってるハンタマさんだから出来る、とも云えますけどね。

と、こんな感じのハンターマウンテン試乗会滑走記でした。
おしまい。

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2016.03.23

●2015/16. 三十七滑目「車山」

えー、3/20~21は車山高原へテストスキー滑。
アルペンデポさん主催の「2016/17ニューモデルスキー試乗会」に行って参りました。
そんな訳の車山高原二日目、滑走記になりまする。

3月21日(月) 車山高原
気温:+2~-3℃ 
天候:
晴れ
雪質:新雪無し 人工降雪機独特のザラメ雪、早々に重層の沈雪化。

Img_4930
この日もスタートから試乗会専念。
今日は前日乗り損なった6機をメインに、計10台のテストスキー。
そんな訳で以降、暫く滑走リポは省略。
             :
             :
             :
        (4時間経過…)

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【写真上】14:40、試乗会終了。
オガのTCを打ち漏らした以外、試乗ノルマのモデルは全て乗れました。
しかし毎度の事ながら、試乗を続けていると「頭の中」が普段の数倍疲れます。

この後はフリースキーとなるのですが「ゲレンデの殆どが緩斜面」「重層ザラメのザブザブ雪」「正直、体力よりも神経的に堪える試乗疲れ」。
と、あんまりヤル気も起きないので残りの時間はテケトーにクルージング滑。
写真も山景メインでの撮影とする事に致しました。

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で、以下は軽~く先行インプレコメント。
ちゃんとしたインプレッションは、一通り試乗会を終えてからアップ致します。

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・SALOMON X-RACE SW(165㎝)
キャップからサンドイッチに構造変更、従い別モノの板には…なってません。
基本的な乗り味(説明略)は過去モデルを継続しています。
ぱっと手に持っての第一印象は「あ、少し軽くなった」気が…、サンドイッチにすると常識的には重くなるんですけどね。
この点は次の試乗会で確認してきます。

トップの入りは「頼りない」程のスムーズさ、けど全然「頼りなくナイ」安定感と重厚感。
スキーウエイトに反比例する扱い易さの秘密はココに有り、です。

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・DYNASTAR SPEED ZONE 16 TI R21 RACING(165㎝)
イイですね、コレ。
近年のディナを象徴する様なオーソドックスな作り、正統派オールラウンドスキー。
「莫迦でも解る」様な際立った特徴はありません。
「だが、それがいい」。

フツーにトップから入ってくれ、フツーに挙動が安定していて、フツーにグリップ効いて、フツーに操作性も良く、フツーに伸びてくれて、フツーに…(以下略)。
R21プレートの相性も抜群、スキー本体に正しい「+α」を寄与してくれてます。
重く無いけどソコソコ重厚感もある潤い系の乗り味、乗ってて気持ちイイ。
今ん所、1~2を争うお気に入りです。

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・NORDICA DOBERMANN SLR RB EVO(165㎝)
やっぱり乗り慣れた板は楽チンだな~♪。
現在私めの愛機がブリザードSRC(15/16)、従いビンとプレートとコスメ以外は同じ板な訳です。

兎に角トップの捕えが抜群、本当に「早く」「しっかり」と噛んでくれる。
加圧時のグリップも流石準.SL機てな感じです。
軽量路線の板ならではの俊敏な小回りは官能的、且つ攻撃的。

昨季モデルとの相違点は、間違い無くフレックスとトーションが強くなりました。
その分、整地でのキレと走りは増してると思われます。
但しコレ乗りたい方、シーズンオフの体幹トレと筋トレはちゃんとやりましょうね。

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【写真上.下】蓼科山と白樺湖、二景
車山はゲレンデの何処からでも、蓼科山が望めます。

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【写真上.下】南八ヶ岳連峰、二景。
同、車山はゲレンデの何処からでも、八ヶ岳が望めます。

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【写真上】パノラマクワッドにて、一写。
今日も山頂付近には霧氷群、これだけ見るとまるでハイシーズンの風景です。

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【写真上】ゲレンデトップは霧ヶ峰の主峰にて最高峰の車山
山頂には車山気球 車山気象レーダー観測所。
この向こうには霧ケ峰高原と八島ケ原高層湿原、上って見晴らそうかと思いましたが面倒なので止めときました。

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【写真上】ゲレンデトップより、蓼科山方面のパノラマ。

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【写真上】同、南八ヶ岳方面のパノラマ。

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【写真上】同、茅野市方面のパマラマ。
残念ながら南アルプスは春霞の中でした。

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【写真上】南八ヶ岳連峰、山座同定。

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【写真上】北八ヶ岳連峰、山座同定。

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【写真上】浅間連峰、山座同定。
蓼科山の北東裾向こうには、浅間山~四阿山.根子岳も見渡せました。

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【写真上】妖怪「イタシズミ」跋扈の図。
降雪限界点に近い内陸部に立地する為、降雪量自体は非常に少ない車山。
従いゲレンデの殆どが人工雪によるスノーメンテナンス。
早い時期帯からして「下地は何処だっ!!!」、てなザブザブ雪になっちゃいます。

と、こんな感じのテストスキーin車山「2days」。
ゲレンデスペック自体はただっ広い緩斜面主体の構成で、ゲスト客層の殆どがファミリーやレジャーユーズの皆様です。
従い試乗会の参加者も少なく、驚く程順調に試乗機種のノルマを消化。
そー云う点ではある意味「当たり」の車山エントリーでした。

因みに次の試乗会も「隙間狙い」のレジャー向けコンビニエンススキー場。
パワーズさん主催のハンタマでラストにする予定です。
おしまい。

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2015.04.21

●2015/16ニューモデルスキー.インプレ⑦

えー、毎春恒例、来季の「ニューモデルスキー試乗会」リポート。
インプレッションその⑦、「ノルディカ.ブリザード篇」になります

今シーズンの参加試乗会は「3/9.五竜いいもり(アルペン)」「3/14.黒姫(スポーツゼビオ)」「3/21.苗場(JSP)」「4/28.戸隠(タナベスポーツ)」の計4回。
例に由って「小回り~中回り基軸の基礎板」を中心にテストして参りました。

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【写真上】3/28(土)、戸隠試乗会の様子(タナベスポーツさん主催)。
尚、試乗者スペックは以下の通りになります。
  年齢 アラ4(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重59kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (1万m:37分、ハーフマラソン:82分) 
 技術 SAJ1級 13年前迄は草レースに出没
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約30〜50日
 現行板 DYNASTAR/SPEED GROOVE DEMO R18(2012/13)

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NORDICA/DOBERMANN
 SLR Evo (165㎝)
 R/13 SC/121-70-106 (2014/15より変更無し)
ノルディカ一発目は今季本線板の一つ、昨年乗り損なったSLR。
従って前モデルとの比較は出来ませんが、芯材やサイドカーブの変更は無いので大きなブラッシュアップは無いかと。

流石準SL仕様+フルキャンパー構造、兎に角トップからのエッジグリップが「早い」「強い」、そして「キレる」。
基本的にはトップの進行方向を素早く決め、トップ~センター中心のエッジでターンを切っていく感じ、テールは補完的な役割で補助輪レベルの扱いです。
ターン前半に短いエッジングで減速要素を最小限に抑え縦に走らせるショートが真骨頂で、深く丸いターン弧を描く基礎機とは全く違ったフィーリング。
「クグーッ」と撓ませる感じでは無く、「ギッ」と踏んで「スバーン」と走らせるイメージ、その反応速度.間隔が基礎機より短いです。

メタル感全開のフレックスも、しっかりした剛性の中に「粘り」を感じる板。
サンドイッチらしい「しっとり実の詰まった」強さと程好い湿度。
そしてこの路線/スペックの板としては甚だ軽量(3200g弱)で取り回しも容易です。
レスポンスはそれなりに強いものの「ピシャッ」足元に返って来る板返りは心地良く、次のターンにもリズム良く入れます。
上に抜けるのを注意しておけば、一般上級者でも処理出来るレベル。
叩き台となる競技機のシビアさを残しつつ上手く纏められており、「強さ」と「軽快さ」の折衷具合は実に私め好みの板でした。

注意点としては上掲にもある様、あくまでトップ~センターが主役の板。
それとターン前半のスキッドコントロールは問題無いものの、遅れ気味の状態で後半迄ズラしを引っ張ったりすると、エンスト気味なブレと引っ掛かりが発生します。
要するにトップをフォールラインから一定以上山側に向けると、スキーが露骨に嫌がるのです。
この辺は程度の差こそあれ、他の準SL機にも散見されるクセ。
まぁ開発ベースと使用意図からしてコレは仕方ありません。

欠点としては「ゲレンデユーズでは万能で無い事」。
キレキレの加速と小気味良いリズムを有する硬派な小回機ですが、ベースがスラ板なのでターンサイズは妥協して中回り迄、大回りは完全不可。
ミドルでも急斜/高速域では、走りたがっている馬を無理になだめて我慢させる様な扱いになってしまいました。
コブに関しては春の軟雪コンディションでも結構叩かれます。
そして何より「ズラし難い」、基本的にはフォールラインに向けてスキーを平行に近づける操作がタブーなので、腹を削ったりバンクで山回りしたりと云った操作が非常にし辛い板です。
と、「整地専用」「小回り特化」スペシャル、傾向的にはフィッシャーSCと近似。

最後に雑感レベルでの感想ですが、例えばフィッシャーSCやフォルクルSDが「カミソリ」、サロモンXRaceやオガサカTC-SFが「ナタ」的な切れ味だとするなら、このSLRと下掲SRCはその中間。
差し詰め「日本刀」と云ったイメージでした。

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・BLiZZARD/SRC RACING SUSPENSION (165cm)
 R/13 SC/121-70-106
 (2014/15より変更無し)

テクニカグループのノルディカ兄弟板、ブリザードのセカンドSL機。
この「ブリ.SRC」は上掲「ノルディカ.SLR」と同じ板、コスメとプレート+ビンディングが違うだけです。
従いコメントもSLRと殆んど重複、従い↑インプレを参照にして下さい。
因みに両者共、昨年からのブラッシュアップは無いとの事でした。

と、コレで終わっても芸が無いのでSLRとの比較インプレ。
ざっくり云うとブリの方が荷重スポットが広く、遊びが取れる感じ。
ズレの対応幅やコブ適正も広く感じました。
共に試乗回数は三度、しかも同日.ほぼ同時刻にテストしての感想ですから、あながち間違った感想とも思えないのですが…。
まぁ多少のレベルですけど、要約すると扱い易かった様に思えます。

これ等の違いはプレート/ビンの全長や重さ、サスの有無から来るものなのか。
それとも単に気の所為?。
この辺のメカニズムには疎いので、来季はサービスマンの方に聞いてみます。

そんな訳で「何でも出来る」重視で購入するなら、ブリの方が良いかも知れません。

※2016.4加筆補正
2016シーズンよりこの板が私めの愛機となりました。
ワンシーズン「ガッツリ」乗り込んでのインプレは下記になります。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2016/04/blizzard-src-ra.html

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2015.04.19

●2015/16ニューモデルスキー.インプレ⑥

えー、毎春恒例、来季の「ニューモデルスキー試乗会」リポート。
インプレッションその⑥、「フォルクル篇」になります

今シーズンの参加試乗会は「3/9.五竜いいもり(アルペン)」「3/14.黒姫(スポーツゼビオ)」「3/21.苗場(JSP)」「4/28.戸隠(タナベスポーツ)」の計4回。
例に由って「小回り~中回り基軸の基礎板」を中心にテストして参りました。

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【写真上】3/21(土)、苗場試乗会の様子(JSPさん主催)。
尚、試乗者スペックは以下の通りに成増。
  年齢 アラ4.5(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重59kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (1万m:37分、ハーフマラソン:82分) 
 技術 SAJ1級 13年前迄は草レースに出没
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約30〜50日
 現行板 DYNASTAR/SPEED GROOVE DEMO R18(2012/13)

16
・Volkl/ PLATINUM SD SPEEDWALL (165cm)
 R/12.7 SC/123-68-104 (2014/15より変更無し)

「芯材の変更」「UVO標準装備」「ビンディング.プレート変更」と、昨季の大幅なブラッシュアップで高評価を得たフォルクル基礎機シリーズ。
特にSDは「チップロッカー導入」「サイドカーブ/Rも変更」と完全にフルモデルチェジ。
今季はブラッシュアップ無しでトップシートのみの変更です。

プラチナムシリーズの中では硬派色の強いSD、今季もその特性は変わらず。
シャープな走りは健在、SL板的にキュンキュン気持ち良く走ってくれます。
「トップは硬め、テールは柔らかめ」なフォルクル的特性が特に色濃く、カチッとしたターンの捕え。
昨季チップロッカー導入もグリップが弱くなった訳では無く、寧ろターン導入時のマイルドさが増した感じ。
相変わらずの軽快さで取り回しも容易、個人的には何だかキャップ構造のドライな乗り味に近いと感じました。

ターン中後半からの板返りは「たわみ」と云うより「しなり」ってなイメージ。
マイルド調節されているSWに較べ、SDはスマッシュ的に「スパーン」と返ってきます。
この返りを上手く処理出来る方は、リズムに乗った小気味良いショートターンが堪能出来るでしょう。
まぁこの点に関してはあくまでSWとの比較論、他メーカーのリアクションの強いセカンドSLモデルに較べれば上手く纏められており、過度な反発力ではありません。

取り回しの容易さとチップロッカーの恩恵で丸いターン弧も描けますが、スキッド少な目でタイトに攻めたい小回り機。
ターン弧チョイスは加減次第でミドル迄、但し回転半径を大きくとろうとする程、遊びと待ちを取らざるを得なくなり、鋭敏な切れ味は薄まってしまいます。
矢張り守備範囲は狭めの「小回り特化型」として考えた方が良いですね。

適正幅は然程シビアでは無く1級前後からオケー、体躯の縛りもありません。
但し第一印象で「硬い」と感じた方は、止めた方が賢明だと思います。

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・Volkl/ PLATINUM CD SPEEDWALL (171cm)
 R/16.6 SC/124-76-105
(2014/15より変更無し)

続いては二季振りに乗ったCD、此方もトップシート以外の変更は無し。
一昨年の試乗バーンがガリカリバンピーなコンディションで叩かれまくり、板の特性を引き出せなかったのを覚えてます。

板なりに走らせているだけで明らかに解る、トップ&テールロッカー独特の乗り味。
接雪面から板が浮いている様な感覚は一般基礎機とは異なるフィーリングです。
「マイルド」と云うよりは「たおやか」とか「なめらか」と云った表現、只ちょっと頼りないじゃないか~?てのが第一印象。
今回テストしたのは171㎝も、173㎝のSWより板の長さを感じました。

ターンは入りから終わり迄レールターンをしているかの様なスムーズなエッジ感、「じわわ~っ」とエッジが効いてきて「すすぅ~っ」と角付けが消えていく感じ。
しかし意外とグリップはしっかり、中~大回りでもソコソコ飛ばせるレベル。
幅広のセンター幅と、フォルクルにしては重めスキーウエイトなのが良い按配で効いてます。
カタログスペック通り、基本的は大回りシフトのスキー。
流石に小回りはゆったり目になりますが、板に正対してややルーズ目の中~大回りは快適の一言です。
そして何より特筆すべきは「無茶苦茶ズラし易い」、進行方向と速度調整のコントロールが感動的なイージーさでした。

あと、黒姫での試乗会が季節外れのパウダー日、コース脇を少しツリーランしてみたのですが…、「楽しいぃぃ♥」。
オフピステへの適応性、これは基礎系板で最強クラスです。
「ハイシーズンのパウダー」「湿潤なモサ新雪」「春ザラメのザク雪」「それを通り越したウォータースノー」…。
雪質条件を選ばない凡庸性は「オールラウンドモデル」と云うより「オールシチュエーションモデル」と云った方が正しいでしょう。
若しかするとライバルはセンター幅90㎜前後のセミファットなのかも知れません。

切り替えのもっさり感や朝イチグルーミングバーンでのかっ飛びには、やや難がありますが、タイトな滑りを嗜好される方には鼻っから選択肢外の板。
ですから、コレはコレで良いのです。

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・Volkl/ PLATINUM SW SPEEDWALL (173cm)
 R/16.5 SC/122-74-104
(2014/15より変更無し)

SWに関しては、昨季のインプレでコメント書き切った感。
ブラッシュアップも無いに等しいので、加筆補正程度に纏めておきます。

ターンサイズもオールラウンドならバーンシチュエーションもオールラウンド、乗り味は優しくユーザーレベルも幅広い、と正にハイレベルな万能基礎機。
「何でも出来る板.大賞」&「乗り手に優しい板.大賞」のW受賞ってな感じです。

ロング~ミドルではカタログスペック(R15)通りのスムーズな弧を描き、ショートでは操作の自由度から小回り機並みの回転性。
「整地ではキレ/ズレ不問」「荒れたバーンでもスムーズな走り」「コブも極端にダイレクトに攻めない限りは問題無し」「春のザラメ悪雪にも強そう」、と守備範囲の広さは特筆モノ。
取り回しの楽チンさも変わりありません。

弧の大小問わずターンの入りはストレスレスのスムーズさ、抜けは乗り手に優しくマイルド、抜けと返りも過不足ありません。
トップロッカー&ライトウェイトの恩恵が最大限に発揮されており「スキーが雪面から1㎜浮いてるんじゃ無い?」ってな回し易さです。
そしてオートマ/マニュアル的バランスも絶妙の塩梅。
行き過ぎたオートマ感は無く「乗り手のマニュアル操作をスキーがオートマチックに導いてくれる」、てなイメージでした。

ゲレンデユーズレベルでは高速域の安定性もさして問題無し。
一昨年モデルに較べ適度な「湿り気」と「落ち着き」が加わりました。
重厚路線板の「自重で抑え込むようなどっしり感」とは違った、「雪面とやり取りを楽しむ」様な温和な安定感です。

尤もこの板の良さが生きるのは、目イチで走らせるより「八割走行」かと。
スキーの素性の良さと万能性を生かすなら、斜面状況や滑走コンディションによってユーザーの技量引き出しをフル活用する扱い方が良いと思います。
まぁ「攻める板」じゃ無く、「上手くなる為(上手く見える為)の板」ですしね。

試乗サイズは173㎝も、165前後の板と変わらない快適な操作性。
男性ユーザーの場合、173㎝「一択」で良いでしょう。
個人的には切り替え時のマターリ感がもうちょい無くなってくれればなー、と思いました。

以上、こんな所処にて。
ニューモデル試乗インプレ、次回は「ノルディカ篇」になります。

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2015.04.18

●2014/15.四十滑目「かぐら」

えー、昨日は節目となる今シーズン40滑目forかぐら。
天候には恵まれませんでしたが色々と「初体験」、結構楽しい一日となりました。

以下、例に由ってのゲレンデリポになりまする。

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【写真上】8:15、例に由って井仙前。
昨日の湯沢は早朝から小雨模様。
降り足こそ弱いものの、止みそうにない細雨です。

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【写真上】8:50.みつまたロープウェイより、清津川一写。
みつまたステーションに着くと、雨は次第に大粒になって参りました。
しかしこんな天気の場合、春のかぐらで本当に心配なのは「雨」では無いのです。

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【写真上】みつまた1高にて。
あちゃー、みつまたゲレンデからして軽いガスってます。
多分「不安的中」だな、こりゃ…。

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【写真上】9:20、かぐらメインゲレンデ到着。
矢張り「真っ白…」。
可視範囲は10m前後、この時期の荒軟雪でバーン状況が目で拾えないのは辛い。

Img_5839
【写真上】メインゲレンデ.トップも当然真っ白…。
先週来た時もこんな状態、此処んトコかぐらでは天候には恵まれません。
雨のお陰で板の走りは良いのに…、惜しい、悔しい。

Img_5838
【写真上】同、全く必要の無い山座同定盤。
「何が見えるっつーんだっ!!! ヽ( )`ε´( )ノ ゴルァッ
と思ってたら、30分後に撤去されておりました。

Img_5846
【写真上】10:30、「2015/16 K2 ニューモデル試乗会」へ。
昨年迄の「KAMP K2」から、解り易く「試乗会」と云うイベント名に変わりました。
午後からの参加を前倒しして、早めの試乗会エントリー。
こんな悪条件でガツガツ滑ってても余り楽しく無いもの、スキーテストでモチベーションアップを狙います。

Img_5851
【写真上】かぐら1高。
こんな日、フード付きクワッドは本当に有難い。
10時を過ぎると雨は雹混じりの小雪へと変わり、ウェザーコンディションはやや良化して来ました。
しかし濃靄は引く気配無く視界は極不良、ザク雪バーンも早々に荒れが進みます。
その上14時からは、再び大粒の雨が降って参りました。

Img_5863
【写真上】14:20、試乗会撤収。
当初の予定では「ボルト」「チャージャー」「ベロシティ」の三機だけを試す心算でしたが、ゲレンデコンディションは「視界不良」「雨雪雨」「荒れ放題のザク雪」三重苦。
もうこの日のスキーは「お遊びシフト」に路線変更、未体験ゾーンだったファットスキーを片っ端から試乗して楽しむ事と致しました。

そんな訳で2015/16ニューモデルインプレ番外篇「オールマウンテンモデル」。
何本かテストした中で気に入った板のみのリポートとなります。

但し私め、これ迄競技板と基礎板しか履いた事が無く「初のファット/セミファットモデル試乗」、この手のジャンルには経験値/予備知識が全く無いテスターコメントと云う事を御了承下さい。

Z
・LINE/SUPERNATURAL 92(179cm) SC/127-92-115
・LINE/SUPERNATURAL 100(179cm) SC/132-100-121

先ずは「乗り手のスペック」と「初オールマウンテンモデル試乗」の旨をサービスマンさんに伝え相談。
そんなオーダーに出て来たのがコレ、ラインのスーパーナチュラル92です

もっとセンター幅の太さを感じるかと思っていたら、滑走フィーリングに違和感は無くフツーのスキー履いてるのと然程変わりません。
質感もペラッとした中にメタルの板張り感、意外としっかりとした乗り味でした。

トップの入りはスィーッと滑らか、テールは半分が消えてる様な引っ掛かりの無さ。
そして圧倒的なズラし易さ、アーリーライズとは云え流石のロッカー仕様です。
エッジの捕えもイージー、且つブーツ回りだけで無くその前後もしっかりグリップしている感覚、部分的に効率良く配入されたメタルマトリックスが効いてます。
ラディウスは20m程との事も、そのカタログスペックからは想像出来ないスムーズさ、素直でなめらかな操作感でした。
ノーズのバタバタ感は、この路線の板ならまぁこんなモノなのでしょう。

線で走らす事も可能でしたが、やっばり滑走ラインがブレ気味。
前半ズレズレ、後半エッジを使って遊びを取りつつ走らせた方が楽しいです。

続いてもーちょい幅太のスーパーナチュラル100。
フィーリングは92と殆んど同様も、速度域を上げて角付けを強めに取ると多少ブレ幅が増し、トーションの弱さを感じました。
あと流石に100㎜、切り替えからターン初動時にはセンターのもっさりさも感じます。
とは云ってもセンター支点の回し易さに弊害が出るレベルではありませんでした。
まぁその代わり浮力は増すので、オフピステ適正はアップするんでしょう。 
正直、確かにこの板乗るとパウダー食べたくなりますね。

Zzz
・K2/PINNACLE 95(177㎝) SC/132-95-115
・K2/PINNACLE 105(177㎝) SC/137-105-121

幅太スキーのテストも4~5台をこなし、乗り方も解って来た所処で「ファット/セミファットで今売れスジの人気機種」と云うオーダーでチョイスして貰いました。
で、出て来たのがK2のピナクル95、アドバイスは「乗り位置後ろ目意識で」。
パッと見「サロモンBBRもこんなトップ形状してたなー」て思い出しました。
テスターはオールマウンテンモデルにはこの程度の認識しか無いのです…。

手に取って「軽っ」、走らせてみて「軽っ」。
LINEよりも更に軽量でフレックス/トーションともソフト、甚だ軽快な操作性です。
そしてロッカー機らしい「浮いた感じ」の雪面タッチ、軽く足元で荷重するだけで、スキーが敏感に反応してくれます。

ノーズの柔らかさ反してテール剛性はしっかりしたもの、エッジホールドもしなやか且つしっかりとしています。
「ズラし」「いなし」系の滑りが上手い反面「たわみ」も取り易く「キレ」も同居、ショートでのカービングもビシバシ決まりました。
この板もフルレングスでは無く、エッジサイドにメタルを使っているのですが、それが上手く効いています。
軽量と安定性と剛性のバランスが絶妙な按配でした。
と、オフピステ志向のユーザーに独占させとくのが勿体無いスキー。
中級クラスの女子や軽量男子ならファーストチョイスの板としても良い鴨。

ピナクル105に関しても基本同じ乗り味。
シチュエーションのペクトルがよりオフピステ寄りになるので、95に較べると上記「フツーのスキー」的な乗り方の融通性は狭まりました。
軽量.柔軟さに秀でている為、「LINE/SUPERNATURAL92/100」の対比よりスキー自体の弱さも目立つ様になります。
矢張り105の真骨頂は「より」オフピステ。
膝上の深雪パウダーなんか入ったら、浮力感抜群で無茶苦茶楽しいでしょうね。

尚個人的にはセンター95ならK2/PINNACLE。
100オーバーならLINE/SUPERNATURALてな嗜好になりました。

Img_5870
【写真上】14:40、かぐらゴンドラ連絡コース。
視界の利かないかぐらゲレンデに見切りを付け、みつまたゲレンデへと移動。
ガスは山麓へと下り始めており、連絡路も御覧の濃靄となっています。
因みに5時間振りに履いた自分の板(ディナ.スピードグルーヴ)の感想は、「短っ」「細っ」「足下狭っ」でした。

Img_5879
【写真上】16:00、かぐら↔越後湯沢駅シャトルバス内にて一写。
結局昨日は15:30と異例の早期撤収、早々に帰途へと着きました。
湯沢駅近辺は路傍の雪も消え、山間の残雪も斑に見えるのみです。
こんな風景を見ると、雪国にも「春」が近づいて来た事を改めて実感するのでして。

私めの湯沢行脚も恐らくあと2~3回。
2014/15シーズン「スキーライフ」も、もう数える程で御座います。

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2015.04.13

●2015/16ニューモデルスキー.インプレ⑤

えー、毎春恒例、来季の「ニューモデルスキー試乗会」リポート。
インプレッションその⑤「サロモン.フィッシャー篇」になります

今シーズンの参加試乗会は「3/9.五竜いいもり(アルペン)」「3/14.黒姫(スポーツゼビオ)」「3/21.苗場(JSP)」「4/28.戸隠(タナベスポーツ)」の計4回。
例に由って「小回り~中回り基軸の基礎板」を中心にテストして参りました。

A5
【写真上】3/21(土)、苗場試乗会の様子(JSPさん主催)。
尚、試乗者スペックは以下の通りになります。
  年齢 アラ4(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重59kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (1万m:37分、ハーフマラソン:82分) 
 技術 SAJ1級 13年前迄は草レースに出没
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約30〜50日
 現行板 DYNASTAR/SPEED GROOVE DEMO R18(2012/13)

5

6
SALOMON/ X-Race (165cm)
 
R13 120.2-70-104 (2014/15より変更無し)
・SALOMON/X-Race (170cm)
 R15 120.2-71-99
 (2014/15より変更無し)

今シーズンでリリース三季目となるサロのフラッグシップモデル「X‐RACE」。
兄弟板のアトミックが年毎新テクノロジーを導入するのに対し、此方は全く不変(とサービスマンの方が仰ってました)。
まぁ微々たる調整はあるにせよ基本的にはトップシートのみの変更。
で、三年続けて同じ様なコメントになる訳です…。

板なりに走らせてみて、真っ先に感じるイメージは「重っ」。
実際170㎝で3700g近くあり、基礎機としては最重量のスキーウエイトです。
しかしそんな質感に反してスキー自体にクセは無く寧ろ素直な操作性、ターン前半から綺麗に弧を描いてくれ切り替えもスムーズ。
スキーの挙動に反した急激なエッジングをしない限りは、レスポンスもマイルドで過剰な返りもありません。
「粘りを備えた重厚さ」と表現したら良いのでしょうか、「重くて」「硬くて」「強い」中にもしなやかさや湿り気を感じる乗り味です。

高速域での安定感に関しては申し分無し。
センターを中心にトップからテール迄を均一にホールドしてくれるエッジグリップは重厚の一言、まるで「根っこ」が伸びている様な雪地吸引力です。
多少のギャップやアイシーなバーンもお構い無し、叩かれたりブレたりとは無縁の世界に存在する板。
スキーヤーの「絶対速度域」を引き上げてくれると云う点では、アトのLXと双璧です。

ミドル~ロング仕様の170㎝は、そんな特性がより顕著に表れます。
ターン前半から滑らか且つ強い捕え、安定感溢れる雪面コンタクト力、そして板の剛性と粘りを利した中~後半加速がこの板の真骨頂。
「キュイン」では無く「ギュュィィーン」と云った推進力、ヘビィ級の板は矢張り大き目のターンサイズで真価を発揮します。
基本的に荷重ポイントはセンター中心にスキー全体、ターンの中後半のみ踵寄りを意識してセンター~テールで加速を生み出すイメージ。
但しショートに関しては「ラディウスなり」の小回り、落差を取らないとツラいです。

ショートターン仕様の165㎝は、如何にも「重厚路線の小回り機」と云った感。
低速時には板の自重を強く感じ、軽快さはありません。
中~高速域になって小回り機的な俊敏さが出て来ますが、ターンの切れ上がり角を除けば、寧ろ大回り機的な乗り味。
忙し目のショートより多少落差や横幅を取ったミドルターンの方が板の性能を引き出し易い、…と云うより家賃の高い乗り手だとそれしか選択肢がありません。
ま、こいつでリズミカルでキレキレのショートを刻むのは、それなりのスキルとパワーが必要と云う事です。
この辺の「大回り機的な小回り機」のニュアンス、難易度の差こそあれHEAD/MAGNUMにちょい似てるかな。

因みにスキー自体に行き過ぎたオートマ感はありませんが、板のウエイトと安定性を利しての滑りが「結果的に板頼り」になってしまいます。
「板主導/人受動」とでも云ったら良いのでしょうか、「オートマ/マニュアル」と云う区分けとは一寸表現が違う様な…。
乗り手が「マグロ状態」になる危険性が大きい事に変わりは無いんですけどね。

あと、今回はコブに入ってみたのですが、コレが意外とイケる。
板の自重と落下速度を上手く利用すれば、コブ腹や溝に落とし込んだり、コブ側面を加圧する操作がスムーズに行えました。(注)但し疲れますけど。

適正ユーザーは体躯のしっかりした上級スキーヤー。
出来れば「テク.クラ」or「競技経験者」レベル、軽量スキーヤーにはチト辛いです。
只、性格自体は素直な板、ヘビーウェイト&ハイスペックな性能に反してマイルドに仕上げられていますので、「重さ」に対するハードル(フィジカル).さえクリア出来れば…とも思えたりもします。
個人的な好みとしてはベクトルが違う板なのですが、何だか欲しくなりました。

以下は雑感レベルでのお話ですが、毎年3~4回乗ってるとテスターがX‐RACEの扱い方に慣れてきて、次第に乗りこなすコツみたいなものを掴んできました。
従い板の難易度に対するコメントは年々ハードルが下がって来てます。
やっぱり板を扱いこなす最適の方法は「乗り続けて慣れる」事なんでしょう、と。

7
・SALOMON/ X-MAX (170cm)
 R/14 SC/120-73-103

サロモン来季からのニューラインナップモデル。
大雑把に云うと「24hour-MAX」と「X-kart」を足して2で割って(名前通りそのまんま…)、其処に往時の「XDemoシリーズ」の取り回しの良さを加えたイメージ。
キーワードは「楽チン」「軽い」「何でも出来る」です。

ファーストフィーリングは真っ先に「軽っ」、軽量が故に操作性は抜群です。
しかし意外と雪面コンタクトはしっかりしており、ミドルレンジのスピードならバンピーバーンでも破綻の無い安定感。
このスキーウエイトとしては水準以上の落ち着きです。

小回りでは170㎝/寸胴シェイプを感じさせないキレ味、類を見ないカービングマシンだった「X-kart」の官能的な回旋性と走りを薄味にしつつも、その余韻を残しています。
切り替えからの足元への返りも心地良く、X-kartのドンピシャ感を少し小均した感。
そしてサイドカーブに「合わせた」ミドルでは、「24hours」のナチュラルオートマな快適性も受け継いでいます。
サイドカーブとセンター幅に反してリズム良くショートを刻め、ラディウス相応のミドル~プチロングではノイズの無いスムーズな走り、カービング/スキッドも自在にコントロール可能と、ターンサイズ/キレズレ不問のオールラウンド機です。

そして春軟雪やコブにも強い。
ザク雪ではサロX-Raceやアトミックの様に除雪車的に掻き分けて行く感じでは無く、滑らかにいなして行くフルロッカー的なイメージ。
コブでは軽量アドバンテージと簡易な足元操作、比較的絞りの浅いサイドカーブから「縦」でも「ズラし」でも「バンク」でも何でもござれ。
コレが本当の「24時間板=24hour」じゃ無いの?、と感服する万能性。
久し振りにサロモンマジックを体感しました。

強いて弱点を挙げるなら、難易度の高い斜面ではトップグリップが稀薄になる事。
センター~テールで抑え込む力強さもありませんので、高速域のハードバーンでははやや頼り無く感じます。
あと、軽量キャップ板特有の「乾き系」乗り味なので、「ウェット粘り系」の板が好きな方には折り合い悪いかも。
競合相手が「Volkl/SWとCD」「K2/charger」と云えば方向性が解り易いですかね。

しかし致命傷なのが「絶望的にカッコ悪い」トップシートのコスメ。
X-MAXブーツ(黄×白)とカラーコーデした心算なのかも知れませんが、如何見ても¥49800クラスの量販板にしか見えないのは私だけでしょうか…。
コレ、早急に何とかした方が良いと思います。

以上、こんな所処にて。
ニューモデル試乗インプレ、次回は「フォルクル篇」になります。

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2015.04.12

●2015/16ニューモデルスキー.インプレ④

えー、毎春恒例、来季の「ニューモデルスキー試乗会」リポート。
インプレッションその④、「ロシニョール篇」になります。

今シーズンの参加試乗会は「3/9.五竜いいもり(アルペン)」「3/14.黒姫(スポーツゼビオ)」「3/21.苗場(JSP)」「4/28.戸隠(タナベスポーツ)」の計4回。
例に由って「小回り~中回り基軸の基礎板」を中心にテストして参りました。

Img_4711
【写真上】3/14(土)、黒姫試乗会の様子(ゼビオさん主催)。
尚、試乗者スペックは以下の通りに成増。
  年齢 アラ4(おっさん)
 体格 身長172㎝ 体重59kg
 体力 中距離ランナー.中の上 (1万m:37分、ハーフマラソン:82分) 
 技術 SAJ1級 13年前迄は草レースに出没
 嗜好 ショート.ミドルターン>ロングターン、スピード好き
 弱点 軽量。返りの強過ぎる板、重い板には負け気味
 滑走日数 毎季約30〜50日
 現行板 DYNASTAR/SPEED GROOVE DEMO R18(2012/13)

12
・ROSSIGNOL/ DEMO ALPHA R21 Racing (165cm)
 R/13 SC/122-68-104 (2014/15より大幅変更)
昨季は板の性能以前の問題で、散々酷評した「αRACING」。
今季はガラリとそのコンセプトを変え、きちんとしたDemo仕様になりました。
と云うか、一昨年の立ち位置に戻っただけですけどね。

αRACINGに関しては板そのものの叩き台/開発ベースが昨季から全く異なっており、継続モデルと云うより新機種として考えた方が良いでしょう。
もっと云うと一昨年モデルからの「フルモデルチェンジ」ってのが正確かも。
で「やれば出来る子ロシニョール」、ちゃんと良い板に仕上がりました。

先ず、此処数年ロシを語るに外せないのがターン導入のスムーズさ。
これはαRACING/αSoft共通して云える事ですが、トップが「キュイン」と内に切れ込む初動の回旋性はクイック&ストレスレス、寧ろ一寸入り過ぎってな位。
ロシはトップロッカーの匙加減か非常に上手です。

そしてαRACINGの特性として、エッジングが「早く」「強く」そして「楽」。
グリップがしっかりしているだけで無く、それ自体がすごくイージーなのです。
例えるなら膝下だけの操作で軽く角付けしているのに、体軸使ってしっかり噛ましている様な感覚、板自体の自重感より更に強力なヘビィ級のエッジグリップ。
このブーツ回りを中心とした強力なエッジホールドが、中盤から後半に掛けての加速と官能的なキレを伴った走りを導いてくれます。
重厚なエッジグリップと強烈な推進力は、R21プレートに起因する特性です。

と、エッジの噛みが非常に早く強力で、レスポンスも俊敏。
膝下を使った素早い動きにも瞬時に反応してくれますが、その分乗り手の敷居も高くなります。
特に高速でR弧深めのショートターンの場合、身体が「置いていかれる」と云うより「左右に振り回される」的なイメージ。
「シュパンシュパン」と反復横跳び的なキレのカービングをコントロールするには、技量に加え体幹や下肢の強靭さが求められます。

あと、カタログスペック以上のターンサイズ(R13)を描くのには向いていません。
トップのクイックな回旋性故にターンの前半部が早く仕上がってしまい、しっかり乗れば乗る程、R弧を調整する遊びが少なくなります。
官能的なキレと走りを味わうなら、小回りメインにギリギリ中回り迄。
小回り特化のカービングマシンとして考えれは、今季モデルの中でもピカ一です。

フレックスはメタル全開の板張り感も、プロップテックの恩恵からかトーションは然程強く感じませんでした。
あと、それなりのスキーウエイトはありますが、アトSX/サロX‐RACE/オガTC的「どっしりとした重厚さ」と云うよりは、ノルディカ的「しっかり硬派的」な乗り味。

んでもって対象ユーザーは…広い様で狭い様な。
ターンのし易さがコレなもんですから「意外とイケる」と思われる方も多いでしょう。
板なりに走らせて重さをストレスに感じない方、8割走行でスキーについて行ける方、及び筋力のしっかりしてる方なら1級クラスでも大丈夫だと思います。

13
・ROSSIGNOL/ DEMO ALPHA Soft (165cm)
 R13 122-68-104 (2014/15より変更無し)
上掲αRACINGと板は一緒、プレート(R21→TPXプレート)とビンディング(AXIAL3 150 RockerFlex→AXIAL3 120)が変わっているだけ。
しかしスキーの攻撃性は天と地の違い、その差異は続けて乗ってみると明らか。
「プレートの威力」ってのを如実に感じる事が出来ます。

αSoftの方は強烈なエッジグリップ力と快楽的なカービング加速感は薄まりました。
その分スキーウエイトが軽くなるので、明らかに取り回しは楽になります。
ターン初動のスムーズさとカービングの描き易さはそのままに、足元への返りから次のターン移行はよりマイルドに扱い易く、軽快路線のスキーへとシフトした感じ。
コブに関しては縦気味に攻めても簡単に足元でターンが作れ、攻め易い。
適正ユーザー幅は広く、一級狙いの方からエキスパート迄オケーです。

「ゲレンデユーズ」のスキーとして考えた場合、滑走シチュエーションの融通性や扱い易さ等、総合的なバランスはαSoftの方が良いと思いました。
若し「どっちか選べ」と云われたら、…うーん結構悩みますね。
但しこれに関しては軽量スキーヤー(体重59㎏)のテストコメント、体重.体躯のしっかりした方は違った感想になるかも知れません。

あとαRACING/αSoft共通で、昨年(一昨年)モデルに較べ感じた事が一つ。
これは乗り手の「好き嫌い」の問題なので「良し悪し」の判断点ではありませんが、ターン後半部分でのオートマチック色が強くなった様な…。
仕上げ/切り替えで滑走挙動に反した動きをすると、少しスキーが嫌がります。
加えてセンターがやや前めに位置すると云うロシの構造的特性から、ターン後半を引っ張り過ぎると、スキーと乗り手の動きがバラけてしまう恐れ有り。
この点に関してはプレート由来の強力な個性が薄まり、スキーを能動的に動かせるαSoftの方でより感じました。
但しこれはオートマ縛り系スキーを苦手にしているテスターが過敏に反応しているだけで、アトやK2等のオートマ色の強い板に乗ってる方は気にならないレベルだと思います。

以上、こんな所処にて。
ニューモデル試乗インプレ、次回は「サロモン篇」になります。

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