●「伊豆山稜線歩道&旧天城街道トレラン」その⑤
えー、先々週10月11日は伊豆エリアへトレラン遠征。
「だるま山高原レストハウス」から伊豆山稜線歩道を南に取り「天城峠」へ。
天城峠からは旧天城街道を伝い「浄蓮の滝」までの43㎞を走って参りました。
そんな訳での伊豆山走記.最終篇その⑤「二本杉峠~浄蓮の滝」篇で御座います。
14:10、二本杉峠を通過。(DST/30.62㎞ Time/5:22:29)
明治38年に天城山隧道が開通する以前の、三島↔下田を結んだ主要峠。
近世までので天城越えメインルートで、故に「旧天城峠」とも呼ばれています。
現在の天城峠は天城山脈に近い分、標高や地形的に険路となる為、この二本杉峠が往還路として使われていたのかと。
峠名.元ネタの二本杉。
因みに現在でも下田街道(伊豆側)から二本杉峠へは「遊々の森」よりアクセス可能。
但し二本杉峠以降は山路崩壊、河津町側へ下る旧路は喪失しています。
引き続き快適なフラットトレイルをスタコラとRUN。
二本杉峠以降の伊豆山稜線歩道は、尾根の北側を巻いた山路構成。
手引頭入口(大ブナ峠)から殆ど平坦路で走りっ放し、トレランと云うよりクロカンみたく。
二本杉峠→天城峠への通過途次にあるのが、今日の峠ハント.その⑬。
14:25、古峠を通過。(DST/32.35㎞ Time/5:37:03)
古代~中世期に於ける「天城越え」の旧峠。
但し実際にはこの北側の尾根(898P~古峰/941P)を伝った稜線路が「リアル古峠」。
現在の巻き道(山稜線歩道)より、厳しいアップダウンを繰り返しての峠越えでした。
距離的にボチボチ天城峠に着く頃だな~。
脳内には「天城越え」のイントロ鼓音が流れて参りました(幻聴)。
14:45、天城峠です♬。(DST/34.35㎞ Time/5:53:14 )
「あなたと~ 越えたい~♪ 天城越~♪」
さゆりちゃん「天城越え」を巡る山旅もこれにてコンプリート。
「伊豆山稜線歩道」はこの天城峠が起/終点。
此処から先は天城山縦走コース、八丁池を経て万三郎岳(天城山)へと至ります。
伊豆/天城の山々を走って天城山を踏まないのは「画竜点睛」な感じですが、タイムテーブル的に仕方ありません。
天城山走破は次来る時までお預け、と云う事で。
「九十九折~♪ 浄蓮の滝♪」
天城峠から九十九折の路を下り、天城山隧道に向かいます。
九十九折の下りがこんだけ楽しいのは「天城越え」歌詞のお陰。
天城峠から7~8分下ると、隧道北園地の東屋が見えて参ります。
14:55、天城山隧道に到着。(DST/34.83㎞ Time/6:00:23)
二日続けての来訪、此処から先は前日に観光ジョグで走ったコース↓です。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/10/post-e5257e.html
時計にも凡その目途が付いたので、10分程休憩を取る事に致しました。
隧道通って河津町方面に下ってくと寒天橋です。
でも昨日見たのでパス、このまま伊豆側を進みます。
15:15、水生地下で国道414号と合流。(DST/36.71㎞ Time/6:12:57)
天城大橋左手の取り付きから「踊子歩道」のトレイルに入ります。
水生地下から「道の駅.天城越え」へは本谷川沿いのトレイル。
未舗装ダート路と舗装林道が混在する平坦路、抜群の走り易さです。
いきなりコンクリの人工物出現。
本谷砂防堰堤、所謂プチダムです。
入沢橋より望む滑沢渓谷。
しかし考えてみると手引頭入口(大ブナ峠)から約80分走りっ放し。
ロード走よりペースが遅いとは云え、流石に疲れも溜まって参りました。
15:45、道の駅.天城越えを通過。(DST/40.48㎞ Time/6:41:48)
駐車場を突っ切ると、再び踊子歩道のトレイルに入ります。
道の駅を過ぎると、トレイルから国道414号の舗道に出ます。
右手に踊子歩道の取り付きが有りますが、面倒なのでこのまま国道を直進。
左手に「浄蓮の滝」駐車場が見えてきました。
今日の山行もこれにて終了。
15:55、浄蓮の滝にてフィニッシュ。
「踊り子さんには手を触れないで下さい」
二日続けて浄蓮の滝を見物。
残念ながら「旅道中のおぼこい女子」や「不倫中の艶麗美女」との出逢いはありませんでした。
オツカレ麦酒は「伊豆の国ピルス」。
因みに今回のスタッツは以下の通り。
・山行時間6:54:49 ・山行距離/42.89㎞ ・獲得標高/上昇1921m 下降/2199m
今回初走破の伊豆稜線歩道、以下ざっくりとした感想です。
山行距離が40㎞超えて獲得標高(上昇)が2000m未満。
この数値からして如何に伊豆山稜線歩道が「平べったい」か、良く解ります。
文字通り、伊豆山稜線「歩道」と云ったトレイル、山走には持って来いの山路構成。
このコースを訪れるゲストのトレイルランナー比が高いのも納得です。
特に手引頭入口~天城峠の区間は殆ど「RUN専」で賄えるパートでした。
残念だったのは午前中がガスガスで金冠山/達磨山/宇久須峠からの展望が全く利かなかった事。
富士山は疎か、次に向かう山々の稜線すら見えませんでした。
うーん、この日の伊豆市は終日☀の予報だったんですけどね…。
16:15、東海バスで修善寺に戻ります。
この後は♨で汗と疲れを流し、三島でオツカレ酒宴とBar飲み(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2021/10/post-5bb285.html
とこんな感じの伊豆トレイルラン.山旅遠征。
首都圏から近いし、海の幸も美味いし、気候は温暖だし、三島は洋酒酒場も多いし。
来年もまたこの時期に訪れようと思ってます。
おしまい。