●「高尾山稜.反時計回り縦走」前篇
えー、一週間前の話ですが、8月1日のトレラン日誌。
久し振りに北高尾~南高尾を走って参りました。
コースは八王子城をトレイルヘッドに北高尾山稜を西進し堂所山へ。
堂所山から高尾山稜のメインストリート、陣馬高尾縦走路に入り小仏城山へ。
城山から大垂水峠を経て南高尾山稜を進み、草戸山を繋いで四辻から高尾山口まで。
おニューのトレラン靴の試し履きも兼ねた、30㎞弱のショートトレイルです。
8:50、高尾駅とーちゃく。
9時前の時点で気温は32℃☀、この日の下界は最高気温36℃予報☀。
「これ以上無い」って位な、国葬 酷走コンディション。
駅から八王子城へは約3㎞のロードラン。
右手に昭和天皇陵を見遣りつつ、高尾街道を北進。
城山大橋の三叉路で左手の美山通りを進み、八王子城跡入口を左折します。
この時点で既に「クソ暑い💦…」。
9:15、八王子城跡.管理棟を通過。
この右手の鳥居が本丸への登山口。
それじゃ「城攻め」開始。
北高尾に入るのは2015年以来7年振り。
尚、北高尾山稜.詳細過去ログはコチラ(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2015/06/post-9598.html
八合目を過ぎると展望の利く箇所有り。
八王子市街から関東平野が一望の元に見晴らせます。
北高尾山稜(八王子城跡~堂所山)は9.2㎞の行程で490mの高度上昇。
尾根の中核部に限れば(八王子城山/446m~関場峠/559m)、7.1㎞の行程で110mの高度上昇。
距離と標高差だけみれば、何てコト無い「ピクニックコース」に思えます。
しかしそんな机上スペックが何の参考にもならないのが北高尾山稜。
忠実に尾根を伝う山路は巻き道無し、鋸刃のの如くギザギザのアップダウンが延々と続きます。
しかも展望無し/メリハリ無し/各ピークは登頂感無し/低山故の高湿高温。
「労あって益少なし」の典型とも云えるタフなコースです。
八王子神社から高度を下げ、鞍部(馬冷し)から詰城跡に向かいます。
9:45、詰城跡。
八王子城域の西端、城攻めは此処で終了です。
9:55、富士見台を通過。
此処までは北高尾山稜の支尾根部、これより主稜線に入ります。
無名のピークも数知れず超えていきます。
うーむ、ホントに「蛇の生殺し」尾根…。
下って上って、板当山。
見晴らしの利かない樹林帯の中を、単調なアップダウンの連続。
10:25、滝ノ沢林道が見えると板当峠。
林道を数分進むと狐塚峠、そこから再びトレイルに入ります。
因みに此処までの獲得標高は上昇240m/下降190m、八王子城山から「たった45m」の高度上昇。
稼いだ貯金(標高)を吐き出し、また稼ぐの繰り返し…。
狐塚峠からは、距離こそ短いものの急坂もチラホラ。
小ピークを超えるアップダウンは続きますが、上り基調が明確になってきます。
この日は水/スポーツドリンク合わせて2.2ℓ背負っての山行。
しかし想像以上に消費ペースが速い…。
10:55、下って上って「湯の花山」。
八王子城山から続いた、アップダウンの無限ループ∞も此処まで。
湯の花山~関場峠の区間は、つつじ平と呼ばれているフラットなトレイルです。
暫くは穏やかで明るい尾根路となります。
そんじゃ、走りますかね。
続いて三本松山、但し正確には「ニセ三本松山」。
三本松山のピークはこの標識を暫く進み、
11:25、やっと関場峠。
此処からは堂所山への上り区間、一部急坂もありますが概ねフツーの登坂路です。
11:45、北高尾山稜の終点、堂所山を通過。
しかしこの時点でストックの水分を半分消費、残りは僅か1リットル。
「うーん、あと500㎖は持ってくべきだった…」
陣馬高尾縦走路に水場は無し、今日は平日なので各山頂の茶屋は全休。
=水の補給ポイントはありません。
縦走路を一旦外れ、景信山のヤゴ沢水場まで下りるのも面倒だし…。
ベンチに腰を下ろし小休止、そして小考タイム。
弾き出した答えは「トレイル決行、但し山行プランを短縮」。
堂所山からは陣馬山に向かう予定でしたが、このまま陣馬高尾縦走路を南進。
景信/城山から南高尾山稜に向かう事に致しました。
これなら最悪のケース、高尾山へ進み山頂の水場(自販機)も使えますしね。
そんな訳で後篇に続く。