トレラン リポ.h信越.東北

2021.10.10

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その⑥

えー、先月9月21日は谷川岳へトレラン遠征。
1Day馬蹄形縦走(半時計周り)山行記.第6部にして漸くの最終篇で御座います。
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「土合橋登山口から松ノ木沢ノ頭を経て白毛門への急登」
「笠ヶ岳から朝日岳への小刻みなアップダウン」
「ジャンクションピークから清水峠への大下り」
「七ツ小屋山から蓬峠への伸びやかなササ原稜線」
「蓬峠から一旦高度を落として茂倉岳への厳しい上り返し」
「一ノ倉岳から谷川岳へのスリリングな岩稜伝い」
数知れぬ登降を繰り返し、馬蹄形コースの主要9ピークを踏破。
残す行程は西黒尾根を下るのみ、馬蹄形縦走.ファイナルで御座います。

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14:45、肩ノ小屋を出立。
ジャンクションピークから約13㎞続いていた「県境トレイル」も此処でお終い。
新潟県に別れを告げ、群馬県側に下って行きます。

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下山路は「日本三大急登」の一、西黒尾根。
眼下には谷川岳天神平スキー場とロープウェイが望めます。
あれ乗って土合へ下りゃ楽なのですが、其処は「馬蹄形縦走クラシカル」。
最後まで自分の足で下るのが筋なのでして。

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西黒尾根より見遣る、土合~松ノ木沢ノ頭~白毛門への急登パート。
あそこをゼーゼー上ってたのは7時間前の事。
短くも長いロングジャーニーでした。

なーんて呑気な事を、
云ってる場合ぢゃ無いのですよ。
ココからは…。

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お待ちかねっ、激下りの始まりだよっ!!。

谷川岳程じゃありませんが、西黒尾根も明確な左右非対称稜線。
左側は切れ落ちた断崖絶壁/右側は平滑なスロープ。
滑落を避ける為、登山路はやや右手側に巻いて通ってます。

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15:50、ザンゲ岩を過ぎた辺りから、急下降パート.核心部に入ります。

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イントロダクションは露頭の岩場に始まります。
蛇紋岩と結晶片岩のメランジュ、時折輝緑岩。 

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14:55、氷河跡のスラブ帯に突入。
含水鉱物の上、登山者の靴で研磨された蛇紋岩の岩路。
これだけ天候の良いドライコンデションでも、グリップ利かずツルツル滑ります。
「蛇岩の力を舐めるなよっ!!!」

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コレもツルツル、氷河跡の一枚スラブ。
馬蹄形縦走を半時計周りで縦走する場合、西黒尾根は下りでの使用。
雨天雨後の「下山」は絶対に避けたいものです。

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氷河跡のアトラクションを通過。
年を通じて殆どが「霧」「曇り」「雨」の谷川連峰。
濃ガスで視界が全く利かない日は、黄色ペンキのだけが進路の頼りなのでして。

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谷川双耳とシンセン岩峰を振り返る。

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岩稜尾根の嶮岨急坂はまだまだ続きます。
岩塊が礫化したガレ場に入ると、浮石が多くなって参ります。

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垂直落下式DDT。

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垂直落下式パイルドライバー(ゴッチ式)。

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雪崩式フランケンシュタイナー。

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マナ板岩盤の頁岩間を縫って垂直降下。
上りでは頼る事の少ない鎖ですが、下りだと積極的に使わざるを得ません。

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下り序盤の核心部を終えると、一旦斜度が落ち着きガレ沢の頭へ。

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ガレ沢ノ頭/厳剛新道の分岐を通過(厳剛新道は通行禁止)。
激下り最中の小さい踊り場、ピーク感はゼロの「頭(頂)」。
標識には「ガレ沢の頭」とありますが、地図表記だと「ガレ沢のコル」。
実際には後者の表示が正しいですね。

ガレ沢ノ頭(コル)からちょい上り返すとラクダの背。

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15:20、ラクダの背(1516P)を通過。(DST/25.32㎞ Time/7:23:30)
肩ノ小屋から丁度400m下って来ました。
しかし登山口まではまだ800m高度を下げなけりゃなりません。

で、この山行終盤.詰めのパートに来て…。
「下りの足、完全に使い切っちゃいました…」
大殿筋/大腿筋や脹脛は余力があるものの、膝がガタガタ。
急坂下山では膝に余裕持たせた前傾姿勢が必須ですが、勾配に対して垂直なフラットポジションを取るのすら難しく。

うーん、やっぱり西黒尾根は下りで使うモンじゃ無いですね…。

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タフな激下りはまだまだ続きます。
序盤パートより勾配はマシになるものの、連続する岩場と鎖場。
「西黒ラクダの背中は2コブ?、それとも3コブ?」。

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上からだと着地点の見えない鎖場も多し。
この辺は登攀(上り)だとそれ程苦戦しなかったパートなのですが…。
下りで使うと結構厳チイ…。

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断崖式タイガードライバー91
下りでの垂直下降は身体の向きを変えないといけないので面倒です。

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15:35、線を引いた様に植生が一変。
標高1350mを過ぎると岩稜帯の尾根を外れ、ブナやナラの樹林帯に入ります。
森林限界の高山帯が標高1300m前後ってのは、国内屈指の豪雪地帯ならでは。

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しかし樹林帯に入ってからも長い下り…。
膝のクッションが利かない状態で、突き上げの硬い岩ゴロ帯は辛い…。
展望の利かない単調な山路が続くので、メンタル的にも張り合いが無い。

馬蹄形縦走行程中、この落葉樹パートが一番の苦行でした。

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15:55、1130Pを通過。(DST/26.81㎞ Time/7:55:45)
樹林帯をほんの少し上り返した躍り場。目印は土合/谷川岳の山路標識。
丁度この真下に「土合→湯檜曽」に伸びる上越線.地下線路が通っています。

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1130Pからは勾配も緩み、下山ペースも早くなりま……せん。
膝を使い切っちゃって、ヨチヨチ走りが精一杯。
嗚呼、早く「アレ」が見えないかなぁ…。

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やっと見えたっ♥。
西黒尾根.上りの序盤パートに立つ送電鉄塔。
アレを過ぎると登山口はもう直ぐです。

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16ː10、膝を労わるべく鉄塔下で休憩。
この辺が標高960m、あと250m高度下りゃ登山口です。

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苦難の下山荒行、やっと終了。
馬蹄形縦走の実質的なトレイルは此処で終わり、あとは土合駅への舗装路を残すのみ。

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16ː25、西黒尾根登山口を通過。(DST/27.92㎞ Time/8:22:43)
全長3.7㎞/標高差1100mの西黒尾根。
上りより、下りで使った方が10倍疲れました…。

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谷川岳ロープウェイを通過して、

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16ː45、土合駅到着.フィニッシュ。
終盤の下りはウダウダでしたが、それでも早く着き過ぎちゃいました。
湯沢行き上越線は17:59の土合発、のんびり1時間待つと致しますか。

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因みに今回のスタッツは以下の通り。
・山行時間/8:08:43 ・山行距離/29.94㎞ ・獲得標高/上昇3004m 下降/2974m

土合駅から土合橋登山口/西黒尾根から土合駅への舗装路パート、蓬峠から水場への往復を除くと、馬蹄形縦走トレイルは実質26.3㎞程。
それで獲得標高が3000m超えるんですから、如何にアップダウンの多いコースだったか解ります。

因みに谷川連峰の誇る1Dayトレイルロングコース.2トップ。
「馬蹄形縦走(半時計周り)」と「主脈縦走(西進ルート)」。
個人的な感想としては「主脈縦走」の方が全然楽でした。

以上、こんな所処にて。
明日(10/11)は伊豆稜線歩道トレイルを走ってきます。
おしまい。

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2021.10.07

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その⑤

えー、先月9月21日は谷川岳へトレラン遠征。
1Day馬蹄形縦走(半時計周り)山行記.続々々々篇で御座います。

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「白毛門への急登」「笠ヶ岳~朝日岳の小さなアップダウン繰り返し」「ジャンクションピークからの大下り」「清水峠から蓬峠への伸びやかなササ原稜線路」「笹平から茂倉岳への上り返し」。
馬蹄形縦走も行程の3/4を終え、残す行程もあと僅か。
一ノ倉岳を後にして谷川岳双耳峰に向かいました。

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13:30、一ノ倉岳を通過。(DST/21.57㎞ Time/6:02:01) 
カマボコ(一ノ倉岳避難小屋)を後にし、本日の「ラストピーク」へ向かいます。

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眼前に聳え立つのは本日のラスボス、谷川岳トマ/オキの双耳峰。
県境稜線をボーダーラインに、見事なまでの非対称稜線コントラスト。

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波打つ様に荒ぶる岩稜尾根。
実際には尾根上では無く、やや西側を巻いての山路構成。
路幅も確保され危険箇所は殆どありませんが、それでも高度感たっぷり。
スリリングな岩場歩きが楽しめるパートです。

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下り切った辺りに一ヶ所、ザレ気味の崩落路あり。
足滑らせたら一ノ倉沢へ1000mの断崖滑り台、この世とは「サヨウナラ」。
ホントはこの場所が「旧.ノゾキ」ですが、滑落の危険がある為に現在地(もーちょい谷川岳側)に移ったと思われます。

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鞍部からの上り返し。
一ノ倉岳からストンと降下、平坦パートを経て緩やかに上り返すイメージ。
目の前に頂が見えてるのに加え草紅葉のおまけ付き、しかも右と左にはスーパーパノラマ。
視覚的にも気分的にも楽しい登板パートです。

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テケテケと岩稜帯の上りを詰めて行きます。
この日は早朝から夕刻まで、ガスの一片も無い爽快な秋晴れ。
又と無い谷川日和に恵まれました。

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一ノ倉尾根越しに望む笠ヶ岳と朝日岳。
左最奥には中ノ岳と越駒、方角的に越後三山もこれで見納めかな。

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13:45、ノゾキより覗く、一ノ倉沢の絶壁。
急峻の岩壁は圧巻の迫力。写真なんかでは1/10も伝わらりません。
氷食谷と雪崩路により形成されたカール/モレーン地形がえげつないっ。

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ノゾキより振り返る、一ノ倉岳。
オーバーハングの岩肌が、まるで一ノ倉岳を鷲掴みにしている悪魔の手みたく。
こうして見ると細尾根を巻いて新潟側に山路が通っているのが良く解ります。

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右手には谷川岳主脈の雁行パノラマ。

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谷川岳より続く、扇型の山容はオジカ沢ノ頭。
オジカ沢ノ頭は北側からの遠望だと、もっと鋭角なピラミダル山容なんですよね。

左奥に聳えるソリッドな稜線は「谷川岳」の元ネタ山、俎嵓。
大正期までは俎嵓が谷川岳の名を冠する頂でしたが、何時の間にか現在の谷川岳にその名を取って代わられ、昭和10年頃には現在の山名呼称に定着しました。

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大障子/小障子を経て万太郎山、左には左俣ノ頭。

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万太郎尾根の向こうには仙ノ倉山と右に伸びる北尾根/シッケイの頭。
その奥には穏やかな頂の広がる平標山、右手最奥の山影は佐武流山。

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トマの耳直下になると、鎖場の大岩帯が出現。
鎖を使わずとも処理出来るレベルの短い上り。
但しこの蛇紋岩、西黒尾根からの下山路では散々苦労する羽目になるのでして…。

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14:00、富士浅間神社.奥の院。
富士山から勧請された訳では無く、本宮は谷川温泉郷の浅間神社。
社名は嘗て谷川岳.オキの耳が「谷川富士」と呼ばれていた事に由来するものです。

位置的には「オキの耳たぶ」、此処まで来れば谷川岳双耳は目と「耳」の先。

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奥の院、向こう側の西斜面。
今年は草紅葉の色付くのが早いですね。

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奥の院を越え、一ノ倉岳と茂倉岳を見返る。
楽しい岩稜帯パートでした♫。

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オキの耳近くになると登山客/観光客の姿が一気に増えて参ります。
右手奥にはのトマ耳。

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14ː05、谷川岳.オキの耳とーちゃく。(DST/23.08㎞ Time/6:35:51)
3年振り2度目の到頂。
前回はガスガスの真っ白だったので、山頂からの展望はこれが初めて。

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東面眼下に、土合から白毛門への急坂アプローチパートを望む。
あそこを上り始めたのは6時間前の事。

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馬蹄形の中盤パート、朝日岳/JP~清水峠~七ツ小屋山も一望の下に。
こー云う景色見ると、今までのタイトな山行が報われるってモノです。

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オキの耳からトマの耳へは軽いアップダウンを経て一足登。

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14:15、谷川岳.トマの耳。(DST/23.51㎞ Time/6:43:48 )
馬蹄形縦走.半時計周り、主要峰のラストピークを踏破。
先程踏んできたオキ耳を背景に一写。

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横メでもう一写。
一ノ倉岳と茂倉岳もこれで見納め、また今度ねっ♪。

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トマ耳からは数分下ると谷川岳ノ肩。
肩ノ小屋の向こうには、前述した俎嵓。
あの頂も踏んでみたいのですが登山路が通っておらず、地獄のヤブ漕ぎ必至。
残雪期に訪れるしか手は無いみたいです。

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14:20、肩ノ小屋とーちゃく。
しかし此処で想定外の「嬉しくも困った誤算」。
タイムテーブルでは15時頃の到着予定、大分早く着き過ぎちゃいました。

この調子で下山すると土合駅には16時頃の到着。
売店も食堂も時間潰しする施設も「何~んも無い」駅舎で、2時間以上電車待ちせねばなりません。
しかし西黒尾根を下りで使うのは今回が初めてでコースタイムが読み難い。
でも日没の30分前には確実に下山しておきたい所処です。

そんな訳でタイムテーブルの練り直し、肩ノ小屋の出立は14:50頃に設定。
余った時間でのんびりとロングレストを入れる事に致しました。

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肩ノ小屋で購入🍜、今日初めてお金を使いました(笑)。
それにしても山で食べるカップヌードルは、何故こんなに美味いんでしょう♡。
若しかしたら標高が上がる毎に旨味成分の増す「秘密の調味料」が入ってるの鴨。
気分はラーメン大好き小池さん状態、具の一片/汁の一滴まで完食です。

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肩ノ小屋のベンチより、南正面の眺望。
左に尼ヶ禿山と高檜山、中央に三峰山を従えて、最奥には赤城山の頂群。

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同、中ゴー尾根越しに眺む南西の眺望。
左手前の台形状頂は吾妻耶山 丘陵帯を経た奥の三つコブが小野小山/中ノ岳/十二ヶ岳。
最奥には榛名山の山塊群。

休憩を終えた後は西黒尾根を伝い土合方面へ下山。
上りとは云え、一度通っている山路で大まかな概要も念頭に入ってます。
しかしこの「最終パート」で想像以上に苦戦。
馬蹄形縦走.最大の難敵になるとは、この時点で思っていなかったのでした。
つづく。

 

 

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2021.10.06

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その④

えー、先月9月21日は谷川岳へトレラン遠征。
1Day馬蹄形縦走(半時計周り)山行記.続々々篇で御座います。 

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登山口から激登の序盤戦を終えると、JPから清水峠への大下り。
清水峠から蓬峠へは解放的な笹海原のスカイトレイル。
馬蹄形縦走路ならでは緩急の利いたロケーションを経ての後半パート。
武能岳を踏んだ後は、茂倉岳/一ノ倉岳への上り返しに向かいました。

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12ː15、武能岳を通過。(DST/18.05㎞ Time/4:55:55) 
さーて、これからが馬蹄形半時計周り.後半の核心部。
大きく笹平に下って、茂倉岳への上り返しが待ってます。

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武能岳からは、谷川岳主脈の山々が望める様になります。
左より大障子ノ頭/東俣ノ頭/万太郎山、エビス大黒ノ頭/仙ノ倉山/平標山。
あの稜線を辿ったのは3年前、来年は再びの「主脈縦走」もアリかな。

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武能岳より進軍開始。
草紅葉の彩る手前の小ピークを片づけると、

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本格的な笹平への下りに入ります。
小刻みなピッチ/突き上げの硬い岩路/所々ザレ気味の九十九折ダウンヒル。
難路と云う程ではありませんが、鞍部の笹平までは結構な急坂続きです。

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下れば下るほど、茂倉岳のピークは高くなります。
うーん、近づいてるのに遠くなってる感じ…。

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12ː30、笹平の鞍部を通過。
振り返ると、拳骨を握った様な武能岳の山姿。

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「おまちかねっ、上り返しの始まりだよっ♪」
武能岳から190m下って笹平、ノシ付けて400m上りまーす。

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ええぃ、藪が鬱陶しい。
ウラジロヨウラク、ベニサラサドウダン、ムラサキヤシオツジ…。
花が咲いてなきゃ単なる障害物。

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頭上には一発目のニセピーク。
背高のササ帯/灌木帯をほぼダイレクトに上るアルバイトパート。

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長~い上りを楽しむコツは「適度に振り返る」事。
笹平から見上げていた武能岳も、何時の間にか並行目線に。

武能岳からは徐々に「非対称山陵」の稜線山容が明確になってきました。

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12:50、ニセピークを上り切ると、

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露岩の小頂(偽ピーク未満)を一つ片づけて、

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掛け持ちアルバイト、二発目のニセピークへ。
うーむ、ココも直登っぽい…。

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二発目のニセピークを通過すると、左手には次のピーク。

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これが茂倉岳山頂…ではありません。

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横メで一写。
左奥の一ノ倉岳との位置関係から、本ピークはこの背後。
第一ガーミンくん(GPS)の区間距離が、山頂まで全然足りてません。

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「適度」以上に振り返る事が多くなってきました。
武能岳は遥か彼方、すっかり見下ろしちゃってます。

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やっと山頂直下。
しかし「山の端/空の端」が見えてるのに「山頂稜線」が隠れて見えないのはキツい…。
中勾配のササ原を直登、頂への距離を少しづつ詰めていきます。

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茂倉岳のエクスカリバー発見。
確かに厳しい上り返しでしたが、時計的には武能岳から1時間弱(55分)。
もっとキツい区間たと想像してたので、意外とスンナリ登頂。

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1310、茂倉岳とーちゃく。(DST/20.78㎞ Time/5:52:12)
馬蹄形.半時計周りコース、上りパート最後の難関にて、実は最高峰の頂。
連峰盟主の谷川岳.トマの耳より「90㎝」だけ高いのです(1977.9m)。

そして眼前には、長~い上り返しを踏破したご褒美。
「圧巻の山岳美」が待っているのです♡。

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一ノ倉岳と谷川岳双耳の絶景パノラマっ!!!
馬蹄形コースの中でも、1.2を争う稜線美の展望。
穏やかな山容の一ノ倉岳と、険峻に切れ立つ谷川岳双耳の対比も絶妙。

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ズームにて、谷川岳。
天空に向かってそそり立つ様な鋸歯状針峰が美しい。

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さらに拡大すると、右端には肩ノ小屋も望めます。
灌木とチシマザサの覆う平滑な新潟側斜面に対し、岩壁剥き出し.絶壁の群馬側斜面。
見事な迄の非対称山陵線です。

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群馬側(東側)からの谷川岳展望はこんな感じ。
約5時間前、白毛門側から望む谷川岳の「エグ~い」東斜面。
氷河氷食と豪雪/雪崩浸食によって形成された、マチガ沢/一ノ倉沢/幽ノ沢の氷河深崖。
ホント、2000mクラス中級高山の山岳景観とは思えません。

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続いてワイドパノラマ、「馬蹄形縦走路」より望む「主脈縦走路」。
谷川岳からオジカ沢ノ頭。

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オジカ沢ノ頭から万太郎山~仙ノ倉山.平標山。

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絶景の非対称山陵に向け、走を進めます。
茂倉岳から一ノ倉岳は指呼の先、吊形状の細尾根を緩やかにアップダウンして約10分。
笹平~茂倉岳のヒルクライム較べりゃ「瞬き」する程の時間です。

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13:30、一ノ倉岳通過。(DST/21.57㎞ Time/6:02:01) 
谷川連峰中、唯一一等三角点の置かれた山。
標柱は山名標から少し離れたササ帯の中にあります。

一ノ倉岳の北東~東面には視界を遮るものが無く、群馬側のパノラマが見事です。

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白毛門越しに尾瀬の山々。
中央の稜線は左より至仏山.小至仏山.悪沢岳.小笠.笠ヶ岳。
至仏山の左奥には尾瀬の盟主にて、東北以北最高峰の燧ケ岳。
右手最奥に連なるのは日光連山。

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中央の武尊山を挟んで、左奥には日光白根山と日光連山
右奥には皇海山より不動沢のコルを挟んで鋸山、袈裟丸山山頂群へと連なる足尾山地。

群馬/栃木側の山々が見張らせるのは、前半の白毛門~朝日岳のパート以来。
眼下に広がる山域からも「ぐるっ」と馬蹄形を回って来た事が実感出来るます。

一ノ倉岳からは愈々この日のラストピーク。
谷川連峰の盟主、谷川岳双耳を踏み西黒尾根の下山路に向かうのでした。
つづく。

 

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2021.10.02

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その③

えー、先週火曜日(9/21)は谷川岳へトレラン遠征。
1Day馬蹄形縦走(半時計周り)山行記.続々篇で御座います。 

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谷川岳馬蹄形縦走.概念図。
登山口からの急登を経て白毛門/笠ヶ岳/朝日岳/JPの馬蹄形右半分の山々を踏破。
上越国境稜線に乗り、清水峠に下った後は七ツ小屋山/武能岳へ向かいました。

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10:25、清水峠を通過。(DST/11.82㎞ Time/3:29:11) 
馬蹄形縦走路の最低鞍部(1453m地点)、とは云っても松ノ木沢ノ頭とほぼ同じ標高。
この先も幾つかのコルを通過しますが、これ以上高度を下げる事はありません。

そして清水峠は馬蹄形の頂点、これより「Ω」の左半分(12時~6時方向)に突入。
正面に見える頂は冬路ノ頭、七ツ小屋山はあの奥向こうです。

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10:35、ササ原のピークを上り切ると冬路ノ頭。
七ツ小屋山の望める尾根路に上ってきました。

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支尾根から山腹を経て主稜線へ。
清水峠→七ツ小屋山への登坂は、比較的軽微(1.5㎞で約250mの高度上昇)。
馬蹄形(反時計回り)全行程の上り返しの中でも、一番楽チンなレベルです。

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稜線に出ちゃえば七ツ小屋山は目の前。
山頂に立つエクスカリバー(山名標)も目視で捉えられます。

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10ː55、七ツ小屋山を通過。(DST/13.38㎞ Time/3:55:23)
距離的に馬蹄形縦走の中間地点。
馬蹄形.主要ピークの中では最も低い頂(1674m)ですが展望は抜群です。

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七ツ小屋山より、これまで辿ってきた馬蹄形縦走路.前半パート。
松ノ木沢ノ頭からジャンクションピークまで、全部望めます。
2時間半前は「あっち側」から「こっち側」を眺めてたと思うと、何だか感無量…。

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笠ヶ岳~朝日岳の間をズームにて一写。
こうして見るとギザギザの鋸刃、小さなアップダウンを繰り返してたのが解ります。

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背後の北面には東洋のマッターホルン.大源太山。
谷川連峰の中では数少ない未踏破の山…、つーより「岩塊」。
1600mに満たない標高ですが、その威容は2000m級以上の存在感。
何時見ても登頂意欲をそそられる秀峰です。

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北西方面には湯沢町が一望の下。
秋葉山と立柄山と魚沼丘陵に挟まれた、魚沼盆地の南端です。

「越後湯沢駅」に「GALA湯沢」に「布場ゲレンデ」に「中央公園」に「岩原ゲレンデ」。
「ライオンズマンション第2」「ヴィクトリアタワー湯沢」「ナスパニューオータニ」。
湯沢の主だった施設や建造物がミニチュアみたいに望めました。

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七ツ小屋山から蓬峠へ向かいます。
うひょーっ、何てやかで解放的なトレイル♡

小さな勾配はあるものの、基本的には下り基調/しかも緩やかな起伏。
馬蹄形縦走路.中盤のハイライトにて「最も走れる」至極のトレランパートです。

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ササ原の正面には、今日のラストピーク三連発。
右より茂倉岳~一ノ倉岳~谷川岳。

清水峠~蓬峠間は刈払いもしっかりされ、山路コンディション良好。
小さな池糖を横目に眺めつつ、笹の大海原を進みます。

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右手には苗場山と外輪山群。
左手のテーブルマウンテンが苗場山の山頂台地。
鋭角に折れたコルから、中央の一段下がった稜線が神楽ヶ峰/1984P/1921P。
苗場山と鏡合わせにした様な右手の頂群が霧ヶ塔と雁ヶ峰。

往古の苗場山は「△」の辺りが山頂。今より約300m高い2400m級の山でした。
しかし約30万年前の噴火で山頂付近が爆散崩壊。
更に酸性水質や風雪の浸食で現在の山容になったとされています。
若しも中央火口丘の山体が残っていれば、現在の苗場山も「外輪山の一つ」。
この構図だととても解り易いので、少し解説した次第でして。

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振り返って七ツ小屋山。
この辺も北西の風が強く、ササ原が「バッサバサ」と揺れています。

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360度フルオープンの展望、明朗な稜線トレイル。
壮大な笹原景観を眺めながらのRUN。

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11:10、シシゴヤノ頭の分岐(1554P)。
この小ピークを過ぎれば、蓬峠は目と鼻の先。

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こっちには下りませんが、取敢えず一写。
大源太キャニオン方面への下山路、左手のピークがシシゴヤノ頭です。

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11:15、蓬峠とーちゃく。(DST/15.45㎞ Time/4:17:02)
七ツ小屋山からの約2㎞を20分強で処理、楽しく走れたパートでした♪。
 
蓬ヒュッテで水補充(購入)しようと思ったら、この日は管理人不在。
仕方無いので蓬新道方面の水場に向かいます。

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蓬峠の水場。
峠から約0.5㎞、標高だと90m程下った所処の右手。
「これ以上は下りたくないな~」と躊われる頃に現れる、絶妙(?)の位置の水場。
因みに水量は豊富、シーズン通して枯れる事は無でしょう。

蓬ヒュッテに戻りこの日初めての休憩タイム。
30分のランチレストを入れ、鋭気と体力回復に努めます。

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11:55、山行再開。
引き続き笹海原の穏やかなトレイルを進みます。

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七ツ小屋山からは、ずーっと右手に馬蹄形前半パートを見つつの山行。
折角なので踏んで来た頂をズームで撮影。

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松の木沢ノ頭と白毛門。

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笠ヶ岳と子烏帽子/大烏帽子/1934P。

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朝日岳と朝日ヶ原、ジャンクションピーク。
前半パートには後半パートの山々を、後半パートには前半パートの山々を望む。
「リャンメン待ち」の山景眺望は、馬蹄形縦走ならではの醍醐味です。

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とか云ってるうちに、武能岳の上りに取り掛かります。
因みにこの頂はニセピーク、上り切ると一旦勾配が緩む区間有り。

武能岳直下辺りからはチシマザサに加えて灌木の繁るトレイル。
枝葉が細いシングルトラックを覆い、山路状況が目視し難くなってきました。

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上り返しの途次、蓬峠から辿って来たトレイルを振り返る。

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ズームで、さっきまでランチしてた蓬ヒュッテ。

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武能岳への上り途次、次に向かう茂倉岳を望む。
今回が馬蹄形初トライの私め。
事前の情報収集では「武能岳⤵笹平⤴茂倉岳」のアップダウンが縦走後半部のキモ。
心の折れる極悪な上り返し、とのリポートが多く見られました。

そんな訳で、如何してもあっちの方が気になるのでして…。

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鬱蒼と繁る灌木を掻き分けての登坂。
頭上にはエクスカリバー(山名標)の立つ頂が望めます。
「よーし、あと一足登!!」。

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12:15、武能岳を通過。(DST/18.05㎞ Time/4:55:55) 
正面にはこれより向かう茂倉岳と一ノ倉岳。

この先は馬蹄形縦走.最難関パートの一つ「茂倉岳への上り返し」。
そんな訳で一息入れつつ、パノラマ展望タイム。

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東南から東面、
いゃあ、こうして見ると、

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東面から北面、
結構長い距離を、

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北面から北西。
踏んで来たなぁ♪

約5時間掛けて辿って来た「馬の蹄」は全行程の3/5を走破。
距離こそ約18㎞と短いものの、数字以上にタフな山行です。
武能岳からは茂倉岳/一ノ倉岳を経て谷川岳に向かいました。
つづく。


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2021.09.30

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その②

えー、先週火曜日(9/217)谷川岳へトレラン遠征。
1Day馬蹄形縦走(半時計周り).山行記続篇で御座います。 

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谷川岳馬蹄形縦走.概念図。
序盤のヤマ場である登山口~松ノ木沢ノ頭への急登を終え、白毛門/笠ヶ岳に登頂。
笠ヶ岳から朝日岳~JPを経て急下降、馬蹄形頂点の清水峠へ向かいました。

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8:40、笠ヶ岳を通過。(DST/5.95㎞ Time/1:59:41)
笠ヶ岳からの見晴らしも中々見事ですが、山景撮影はせずに先を進みます。
次のピークが馬蹄形前半「最高峰」にて「屈指の眺望」を誇る朝日岳ですからね。

因みに「白毛門~笠ヶ岳」と「笠ヶ岳~朝日岳」の間は大体等間隔。
特筆すべき難路や急坂もありません。
但し後者の方が距離/アップダウン共に多めのイメージで宜し。

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でもコレは撮っときます。
雲海と奥秩父の山々を従えて、一際高く聳える霊峰富士🗻。
前衛稜線は唐松尾山~笠取山~古礼山~水晶山~雁坂嶺と連なる奥秩父主脈。
一つ手前の真正面、雲間より覗けるのが両神山。

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笠ヶ岳を後にし、朝日岳に向かいます。
カマボコ前(笠ヶ岳避難小屋)より望む「小ピーク三連発」。
右より小烏帽子/大烏帽子/1934P。

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先ずは一発目、小烏帽子を片付けます。
この急登を処理すれば、あとは小さいアップダウンの繰り返し。
ピークを辿ったり、群馬側(進行右手)に巻いたりの山路取り。

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草紅葉を愛でつつの登坂。

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秋の山彩は見事にセパレート、新潟県側だけが色付いています。
つーか灌木の繁ってるのが新潟側だけ、群馬側はチシマザサの植生です。

で、笠ヶ岳を過ぎた辺りから少し困った事態が発生。
稜線に出てから吹いていた風が次第に強くなって参りました。
風速10m前後で山行の支障にはなりませんが、ウェアチョイスが難しい気象状況。
上りでは半袖Tで問題無いものの、下りだと汗が引き肌寒く感じます。
アップダウンの都度、ウインドブレーカーを着たり脱いだり。
少し忙しいレイヤリングが続きました。

日本海側と太平洋側両方の気象変化をモロに受ける分水嶺山域、谷川連峰。
その中でも「笠ヶ岳~清水峠~茂倉岳」の間は、北西風の通り道なのです。

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幾度かのアップダウンを経て、漸く朝日岳が視界に入ってきました。

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名峰とゲレンデの風景.その1。
右手の武尊山は大分近くになり、沖武尊/前武尊/剣ヶ峰の三頂もより明確に。
山麓に広がるゲレンデは「水上宝台樹スキー場」、7~8年くらい御無沙汰です。

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名峰とゲレンデの風景.その2。
背後の赤城山は次第に遠くなっていきます。
手前の玉原高原には「たんばらスキー場」、25年位前に一度行った切り。

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伸びやかで解放的なスカイトレイル。
正面の岩稜帯向こうが朝日岳山頂、これが最後の小コルかな。

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朝日岳直下の上り。
眼前の岩場は左に巻いて登山路が通っています。
短いパートの露岩帯を上り切ると、

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9:40、朝日岳とーちゃく。(DST/7.84㎞ Time/2:35:20)
谷川岳馬蹄形縦走.前半戦の最高峰(1945m)。
そして360度のパノラマViewが広がる「展望の山」です。

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北~北東には上越国境稜線~越後三山~荒沢岳~平ヶ岳~燧ケ岳。

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西面には谷川岳馬蹄形.後半の山々、背後には苗場山。

標高2000m級とは思えない「Magnificent natural landscape♫」が全方位に展開。
嗚呼、ココでパノラマ愛でつつ酒盛り、そのままテン泊したい位です…。

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左手(北西)にはこれより向かう七ツ小屋山、右に覗く岩塊は大源太山。

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同、左手正面には武能岳。
奥には右端より苗場山~佐武流山と続く稜線、最奥左手には岩菅山。

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ズームにて、先週上った苗場山と神楽ヶ峰~かぐらゲレンデ。

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続いて茂倉岳と一ノ倉岳。
一ノ倉尾根と幽ノ沢の険峻さがエグい…。

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朝日ヶ原越しに望む北面の山々。
豪雪浸食により形成された雪食凹地は、池塘の点在する湿原帯。
湿原奥の穏やかなピラミダル山容は大烏帽子山です。

中央左右に伸びる稜線は、巻機山と丹後山を結ぶ上越国境稜線。
左より永松山~小三ツ石山~鞍部を挟んで三ツ石山~小沢岳~下津川山と連なる「人外魔境」の尾根筋。
これらの山々に人の通れる路はありません。

左端の永松山向こうにちょっぴり山影を覗かせるのは八海山八ツ峰/入道岳と五龍岳。
鞍部のオカメノゾキから御月山を経て、右手に高く聳えるのが越駒と中ノ岳。
中央最奥には守門岳の山姿も望めました。

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北東の展望。
中央やや右の稜線小突起、景鶴山を経て右端に燧ケ岳。
左手の稜線向こうには、僅かに会津駒ヶ岳の山頂部が覗けます。

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朝日岳より、辿って来た山々を振り返る。
手前より1934P/大烏帽子/小烏帽子/右端に笠ヶ岳、遠景には谷川岳。

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9:30、じゃボチボチ出発しますか。
「うーん、何て伸びやかな高原トレイル♡」
次は正面のジャンクションピークを目指します。

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朝日ヶ原湿原帯は木道パートのトレイル。
谷川岳馬蹄形縦走路の中でも、数少ない穏便なパートです。

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JPに近づくにつれ、巻機山の姿が大きく望めます。
前衛の三角錐形状、重厚な頂は柄沢山。
左の棘みたいな小突起が南入ノ頭、二段上がった三角小頂が割引岳。
中央の平べったいのが巻機山本峰、右の三角小頂が牛ヶ岳。

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9:40、ジャンクションピークを通過。(DST/8.64㎞ Time/2:44:44 )
西は清水峠へ/北は巻機山方面(道なき道)へ、の三叉分岐。
これより上越国境稜線に侵入、新潟県/群馬県を股にかけてのトレイルです。

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角度的にこの辺りが上越国境稜線を望むベストポイント。
右より大烏帽子山~檜倉山~柄沢山を経て、左最奥にマッキーの主峰群。
中央奥には越後三山はなこさんの「な」と「こ」。

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ジャンクションピークの下り山路から見下ろす清水峠。
送電鉄塔の建っている鞍部が清水峠、あそこまで「下り一辺倒」です。

因みにJP~清水峠間は3.1㎞区間を500m以上の高度下降。
「松ノ木沢ノ頭~朝日岳」間で稼いだ貯金(標高)を全て失う形になります。

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この下りパートが、結構テクニカルな急坂。
片斜の歪曲路や両側の切れたヤセ尾根を交互に取る繰り返すダウンヒル。
ザレた崩落路もあるので、気を抜いてると「大怪我の元」です。

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眼下に塩沢と六日町が見えてきました。
登川と清水街道が谷合を縫う様にして魚沼盆地へ伸びています。

この下り区間は歪曲な急坂続きも、灌木と笹帯の見晴らしが利いた尾根。
「展望ゼロ」な樹林帯のそれとは違い、眼下の風景を楽しみながら下れます。

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谷川岳~一ノ倉岳/茂倉岳~武能岳は山頂付近しか見えなくなりました。
うーん、思いっ切り高度下げている証拠…。

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下り途次、振り返って一写。
うーん、稼いだ標高を瞬く間に消費…(更にこの後ドンドン下ります)。

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10:10、池ノ窪を通過、振り返って一写。
40分以上下り続けやっと「下げ止まり」、池ノ窪の池塘は枯れちゃってました。
背後に聳えるのは大烏帽子山。

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池ノ窪から清水峠へは小丘(1504p)を一つ挟みます。
やっと送電鉄塔が近くに見えて来た…。

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1504Pから清水峠は指呼の先。
右下の小っちゃい建物は白崩避難小屋、三角屋根の方はJR送電線監視所。

この周辺も吹き付ける風が強く、笹原が風紋を描いていました。

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10ː20、清水峠通過。(DST/11.82㎞ Time/3:29:11)
馬蹄形縦走路の最低鞍部にて、「Ω」の頂点に位置するポイント。
但し距離的な中間地点は七ツ小屋山です。

清水峠より馬蹄形の左半分側に進出、七ツ小屋山から蓬峠へ向かいました。
続く。

 

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2021.09.29

●「谷川岳馬蹄形縦走.クラシカル」その①

えー、先週火曜日.9/21は谷川連峰へトレラン行脚。
国内屈指の人気ルート「谷川岳馬蹄形縦走」を走って参りました。

土合駅を起/終点とした場合、山行距離は28㎞程度のミドルディスタンス。
巡る山々も全て2000mに満たない中級高山(最高峰は茂倉岳の1977.9m)です。

しかしこれらのスタッツからは計り知る事の出来ない「Tight&Hard」な行程。
ピークとコルを数知れず繰り返す縦走路は、獲得標高が優に3000m超え。
しかも太平洋/日本海側の分水嶺に位置し、気候変化の予測が難しい山域なのです。
(湯沢町/みなかみ町が晴れてても、山頂付近がガスガスなんてのはザラ)
信州グレーディング「C~D難度レベル」のパートこそ無いものの、1Dayで片付けるにはソレナリに厳しいコースなのでして。

私めの谷川連峰エリア山行はこれが3度目。
初回は平標山から大源太山~三国山を経て三国峠に下りるショートコース。
二度目は西黒尾根から谷川岳~万太郎山~平標山~三国峠への主脈縦走。
馬蹄形縦走はこれが最初のチャレンジになります。

因みに今回辿るコースは勿論「半時計周り⤴」。
何たって「クラシカルルート」と云う響きが良いのでして。

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【馬蹄形縦走.クラシカルルート概念図】
土合橋登山口から白毛門へは上り一辺倒で一気に標高を稼ぎ、朝日岳までアップダウンを繰り返し少しづつ高度を上げて行きます。
朝日岳からは獲得標高を一気に吐き出す大下り、最低鞍部の池ノ窪と馬蹄形頂点の清水峠へ。
清水峠からは七ツ小屋山へ上り、緩やかに下って蓬峠、再び上って武能岳。
武能岳から鞍部の笹平を経て、茂倉岳への上り返し。
後は谷川岳トマ/オキを踏んで、西黒尾根の急降を長駆下山。

コアなパートは「登山口~松ノ木沢ノ頭の急登」「ジャンクションピーク~清水峠への激下り」「笹平~茂倉岳への上り返し」「西黒尾根の鬼畜下り」の4区間と予測。
コースタイム目途は8時間30~50分、途中のレストタイムは合計で1時間。
スタート6:45で日没の1時間前には下山を終えるタイムテーブルです。

そんな訳での馬蹄形山走記その①、「土合駅~笠ヶ岳」篇になりまする。

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6:40、土合駅とーちゃく。
淡青広がる秋晴れの空、今日は絶好の山曜日♡。
過去二度馬蹄形縦走を試みるも、何れも悪天に祟られ当日キャンセル。
「3年越し」の「3度目の正直」で、やっと山行日和に恵まれました。

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駅舎の左奥にはこれより向かう白毛門。
清水街道(国道291号)を右手に取り、登山口へ進みます。

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6:45、土合橋駐車場に入ります。(DST/0.67㎞ Time/4:06 )
駐車場の奥が白毛門へのトレイルヘッド。

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白毛門登山口「よーし、上るぞー!(気合)」。
駐車場から松ノ木沢ノ頭へは2.3㎞行程で標高差約800m。
同、白毛門へは3.7㎞行程で標高差約1000m。
西黒尾根の上りに較べりゃマシですが、それでも結構なヒルクライムパートです。

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ブナ林の上りに取り付きます。
フィンドチッド溢れる柔らかな緑の空気。
樹齢が均等で林相の美しい「ブナの森」です。

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玄武岩の石ゴロ帯や、

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段差の大きい根道のヒルクライム。
ゲロ吐く程の鬼激坂は無いものの、稜線に出るまでは緩む事の無い中~急坂続き。

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樹間より覗くは本日のラストピーク、谷川双耳。
こー云う風景見ると、俄然スイッチ入りますよね。
しかし馬蹄形縦走の悲しさ、進めば進む程谷川岳は「遠く」なっていくのです。

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7:25、標高1150mに達すると稜線に出ました。
この後は一旦勾配が落ち着きます。

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うーん、今日はホントに良い天気♫。

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7:40、松ノ木沢ノ頭直下の直登パートに突入。

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蛇紋岩露頭帯の鎖場。
まぁ西黒尾根の上半分に較べりゃカワイイもの。
でもって岩場を上り切ると、左手と背後の展望がいっぺんに開けます♪。

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背後南西には玉原高原/黒檜山、赤城に子持。
南東に連なるの天神山~高倉山~湯蔵山~今倉山の稜線。

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左手には谷川岳~一ノ倉岳~笹平~武能山の馬蹄形後半パート。

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馬蹄形縦走.序盤のハイライト展望、谷川岳~一ノ倉岳の全容。
岩壁を抉る様なマチガ沢(左)と一ノ倉沢(右)は圧巻の荒々しさ。
共に2000mに満たない標高ですが、北アルプスに負けず劣らずの山岳景観。
3000m級高山を思わせる威圧感を感じさせます。

それにしても棚雲やガスの一片も掛からないクリアな見晴らし。
こりゃ向こう側の「ノゾキ」も期待出来そうですね。

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西黒尾根を挟んで、天神山とロープウェイ山頂駅/谷川岳天神平スキー場。
奥には台形山容が特徴的な吾妻耶山が望めます。

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7:50、松ノ木沢ノ頭を通過。(DST/3.46 ㎞ Time/1:07:51)
標高1500m付近になると樹林帯は姿を消し、灌木とチシマザサの植生帯に変化。
流石国内屈指の豪雪地帯(しかも風の通り道)、森林限界点に達するのも早い。
正面には次のピークハント、白毛門の雄姿が近くに望めます。

そんな訳で松ノ木沢ノ頭から「ちょこっ」とパノラマタイム。

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東に望めるは武尊岳。
左より最高峰の沖武尊~家ノ串山~川場剣ヶ峰~剣ヶ峰~西峰。
右奥彼方には足尾山地.袈裟丸山の山塊群。

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振り返って南東方面の眺望。
右手に黒檜山、左に尼ヶ禿山(玉原高原)を従える構図で、最奥に赤城連峰。

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松ノ木沢ノ頭を過ぎても岩場は続きます。
露岩越しに見返り望む谷川岳。

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白毛門の直下から、松ノ木沢ノ頭と山麓を振り返る。
土合駅は遥か彼方、結構上ってきましたね~。

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ジジ岩ハバ岩を遣り過ごし、

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辿って来た路を振り返りつつの登坂。
背後に見返る谷川岳と一ノ倉岳。
それまで一ノ倉岳の背後に隠れていた茂倉岳も頂を現しました。

何だか谷川岳を「見下ろしてる」感じですが、未だ向こうの方が300m近く「高い」です。

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一ノ倉岳/茂倉岳の右手には、馬蹄形縦走路の中盤パート。
七ツ小屋山(右)~蓬峠~武能岳(左)の稜線も望める様になってきました。

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8:15、白毛門通過。(DST/4.42㎞ Time/1:31:00)
馬蹄形縦走.半時計周りルート、文字通り序盤パートの「門」番。
こんだけ上っても未だ全行程の1/7、先はマダマダ長いのです。

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白毛門からは、それまで隠れていた縦走路北面の展望が開けます。
左が笠ヶ岳、鞍部を経て小烏帽子/大烏帽子/1934P。
うーん、白毛門からも結構な上りだなぁ(しかもップダウンのおまけ付)…。

でも初走破のコースは「不安」より「ウキウキ感」の方が強いのです♪。

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約170㎞先の彼方に聳え立つ霊峰。
両神山と奥秩父主脈を前衛に従えて、富士の頂が望めました。
幾重にも重なる稜線と雲海が荘厳な奥行を醸し出す、グレートパノラマ。
いゃあ、今日はホントに絶好の「山行日和&山景日和♥」だ事。

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白毛門から笠ヶ岳へ向かう稜線トレイル。
一旦軽く下っての上り返し、この辺は快適なトレランパートです。

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鞍部から緩やかに上り返し、

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笠ヶ岳直下へのササ道.急登パート。
このパターン、茂倉岳まで何度も繰り返されます。
それにしてもコルから見上げる山容は見事な迄の三角錐状。
「笠ヶ岳」の名にし負う山姿です。

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ササ道を蛇行しつつの登坂。
稜線は見えてるのに、中々距離が詰らない…。

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そんなタイトな上りでは、適度に振り返るのが楽しむコツ。
先ほど踏んだ白毛門も大分遠くになりました。
彼方には水上/沼田の市境山々や玉原高原、赤城山が一望の下に望めます。

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8:40、笠ヶ岳通過。(DST/5.95㎞ Time/1:59:41)
白毛門から少しラン入れて28分で到着。
「土合駅→笠ヶ岳」のパートをを2時間切って処理出来たのは想定以上。
これで予定のCT+20分の貯金が出来ました。

と、こんな感じの谷川岳馬蹄形縦走.露払いの部。
笠ヶ岳からは朝日岳/ジャンクションピークを経て清水峠に向かいました。
つづく。

 

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2021.09.26

●「三俣~苗場山ピストン」ロード&トレラン.その④

えー、先々週の日/月、先週の日/月は二週続けての越後湯沢「山旅遠征」。
9/13は苗場山、9/21は谷川岳馬蹄形を走って参りました。

そんな訳で遅れ馳せながらの苗場山トレラン.最終篇。
山走記その④「苗場山~和田小屋~三俣」篇で御座います。

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13:15、苗場山を出立。
好天下の展望日は、何時間滞留していても飽きる事の無い苗場山。
名残惜しいですがそろそろ下山の時刻、山頂を後にします。

この日の山行はピストンなので、下山は往路で来た路を戻るだけ。
山路も時計も読めるので気楽なトレイルです。

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一旦鞍部まで下り、正面の神楽ヶ峰へ上り返します。

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13:30、鞍部のお花畑を通過。(DST/18.11㎞ Time/3:43:48) 
此処から神楽ヶ峰への上り返しは、それ程厳しくはありません。

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13:45、神楽ヶ峰。(DST/18.83㎞ Time/3:57:40) 
おっと、通過する前に忘れ物。

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往路でスルーしていた三角点(跡)へ。
山名標脇の踏み跡を辿ると、直ぐに見つかります。
三角点の標石は無く、盤石だけが残っています。

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神楽ヶ峰から中ノ芝までは走れるパートが続きます。
尾根の東面パノラマを愛でつつのRUN。
田代湖の奥には蓬峠~武能岳~茂倉岳/一ノ倉岳~谷川岳の馬蹄形.後盤パート稜線。

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13:55、上ノ芝を通過。(DST/19.53㎞ Time/4:04:56)
正面には谷川連峰主脈の山々。

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14:00、中ノ芝を通過。(DST/19.96㎞ Time/4:09:49)
正面には清水峠からマッキーへ連なる上信国境稜線の山々。

神楽ヶ峰~中ノ芝間は半分以上が木道トレイル。
穏やかな下り勾配の快適なハイクコースです。

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中ノ芝からは石ゴロ帯が増えてきます。
テクニカルな山路ですが斜度が緩いので、所々走れるパート有。

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14:15、下ノ芝通過。(DST/20.95㎞ Time/4:23:59)
此処まで来れば和田小屋登山口(五合目)まで、あと2㎞弱。
この日のトレイルも愈々ファイナルパート。

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下ノ芝から少し下ると、かぐらスキー場林道との交差路。
真っ直ぐ進むと和田小屋ですが、此処はちょっと寄り道。

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右手に折れて、かぐらメインゲレンデのトップに向かいます。
「うーん、何だか久し振りに『土』踏んだ感じ」。

苗場山.秡川コースの山路構成は「岩ゴロ帯:5 木道:4 土路:1」の割合。
「岩か石の上」と「木道の上」を通ってばかりなのです。

Dsc01141
1高(かぐら第1高速クワッド)の降車場が見えてきました。

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かぐらスキー場、メインゲレンデのトップです。

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リフト降り場には丸太椅子と山座同定板が設置。
かぐらスキー場は今年から1高を登山客用に稼働(上りのみ/土日祝限定)。
因みに料金は片道¥2000、ゴンドラ乗車並みの料金です。

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1高の横には3ロマ(かぐら第3ロマンスリフト)の降車場。
1992年に1高が竣工するまで、かぐらメインゲレンデの主戦リフトでした。
但し入り込み客の減少もあって、此処20年位は動いてるのを見たことがありません。
固定循環式(格納庫が無い)なのにシーズン中もチェアが外されおり、実質的には廃止索道と考えた方が良いのでしょう。
(ゲレンデマップには未だ記載されています)

で、ココからの眺めが結構良いのです。

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3ロマ降車場から望む、湯沢町方面の見晴らし。
オフシーズンならではの展望、スノーシーズンに此処上ったらお目玉です。

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左手には魚沼盆地の展望。
あと数日もすれば今年の新米コシヒカリが出回る季節です。

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正面にはみつまたゲレンデ、奥には飯士山と岩原スキー場。
白いイカソーメンはゴンドララインコースのピスラボ。
これからあそこまで下って行く訳です。

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1高建屋の下には、冬を待つ標識の数々。
嗚呼、早く雪降んないかなぁ…。

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登山路に戻り、和田小屋に向かいます。
この日のトレイル、ラストパート。

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安山岩の岩ゴロ帯をタラタラ下り、

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かぐらメインゲレンデのボトムまで下りてきました。

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ゴンドラ駅舎と休憩所と和田小屋。

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14:50、和田小屋登山口通過。(DST/ 23.36㎞ Time/4:52:35)
次にこの景色を見るのは、3ヶ月後かな。

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こんな感じにね。

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14:55、それじゃロードランに入りますか。
かぐらゲレンデからみつまたステーションへは苗場山林道の舗道ラン。
約10.5㎞の距離を760mの高度下降、緩やか~に下って行きます。

深ラグで反発無しのトレラン靴+レースベストの荷物持ち。
㎞/5:30ペースで約1時間って所処かな。

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秡川駐車場を過ぎ、

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スタコラと快適なラン。
やっぱり下りは楽だなぁ♪

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15:25、みつまたエリアまで戻ってきました。
さっき山頂ゲレンデから見たイカソーメン(ピスラボ)です。

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かぐらゴンドラを通過。
和田小屋↔みつまたステーションの丁度中間地点。

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残り2㎞を切ると、やっと下界が見えて参りました。
正面にはついさっきまで「見下ろして」いた平標山。

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15:55、みつまたステーションとーちゃく。
このまま三国街道を左手に取り、

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街道の湯にてフィニッシュ。
この後は温泉浸かって南越バスで湯沢駅に帰投。
軽く打ち上げ飲みしてトーキョーに戻りました。

因みに今回のスタッツは以下の通り。
・山行時間/5:53:46 ・山行距離/34.07㎞ ・獲得標高/上昇1811m 下降/1820m

山行距離は34㎞ですが、ロード&トレイルのコンバインドコース。
苗場山林道のロード区間(三俣~和田小屋)が往復約20㎞で、山に入ってたのは実質14㎞です。
嘗て踏んでるルート+メジャーな人気コースなので道迷いの心配も無し。
山路構成も基本的には緩~中勾配が殆どで、大した疲労も残りませんでした。

ま、今回は谷川岳馬蹄形中止(早朝雨天)で急遽決めた代打ちトレラン。
苗場山からのスーパーパノラマを愛でれただけでも「良し」でした。

と、こんな感じの「Mt.Naeba」山走記四部作。
この翌週(9/21)は捲土重来、馬蹄形を走りに向かったのでした。
おしまい。

 

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2021.09.25

●「三俣~苗場山ピストン」ロード&トレラン.その③

えー、先週の日/月、今週の日/月は二週続けての越後湯沢「山旅遠征」。
9/13は苗場山、9/21は谷川岳馬蹄形縦走を走って参りました。

そんな訳で未だエントリー途中、先週は苗場山リポートの続々篇。
秡川コースのピストン山走記.その③「苗場山山頂」篇で御座います。

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11:55、雲尾坂の上り返しを終えると「Amazing world!!!」。
4㎞×2㎞四方、約700haに広がる苗場山頂の溶岩台地に着きました。

2000m級の山岳でこれほど広大なテーブルマウンテンは国内では苗場だけ。

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笹原と草原の広がるの大湿原は、600種を超える高山植物の宝庫。
残念ながら「花の盛り(初夏~晩夏)」は終わっちゃってますけどね。

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そして360度全方位、上信越の山々が見晴らせるスーパーパノラマ。
標高以上の見事な展望、何度も訪れても圧倒されるビッグスケールです。

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山頂は池塘の宝庫、その数何と大小1000以上。

因みに苗場山の地層は様々な高山植物に枯死堆積した泥炭。
豪雪地帯で雪解け水は豊富、空気は清澄、夏の気温も低い。
つー事は赤湯か小赤沢辺りに「苗場蒸留所」作ったら、結構美味いウイスキーが出来るかも。

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12ː00、苗場山とーちゃく。(DST/16.63㎞ Time/3:19:57) 
湿原台地の北東端、針葉樹に囲まれ展望は利かず長居する場所じゃありません。
ハイカーの皆さんも山名標を写真に収めた後は、直ぐに大湿原に戻っていかれました。

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山頂ヒュッテのベンチでランチレスト。
食後は売店でドリップコーヒーを頂き一服、うーん至福の一時 (-。-)y-゜゜゜。

一息付いた後は山頂台地からの大パノラマを愛でに向かいました。

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南東から南西には、上越国境稜線~谷川連峰~三国山脈、奥には足尾山地。
コレで♪、

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南西から西面には、三国山脈西端部(ぐんま県境トレイル)~右奥には浅間山。
コレで♬、

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西面には、浅間山~元白根山~志賀高原の山々。
コレで♫、

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北西には、志賀高原~北アルプス~後立山連峰~頚城山塊。
コレですよっ♥。

いゃあ、こン中に100名山が幾つ入ってる事やら。
てな訳で以下、山座同定集で御座います。

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池塘に映る爽秋の空。
背後に聳えるのは三国山脈西端の秘境山域群。
左より大黒山/上ノ倉山、少し下がって赤沢山/上ノ間山。
中央の白妙山を経て、右端に佐武流山。

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ズームにて佐武流山、右裾の小ピークは猿面峰。
岩菅山以西の志賀/苗場山域(三国山脈)の中では最高峰を誇る山。
苗場山よりも50m程高いです。

佐武流山の右奥には浅間山の山容も望めます。

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浅間連峰全景。
左のお鉢が浅間山(前掛山)、次いで黒斑山、鞍部の台地状頂が高峯山。
右手の山塊群は左より水ノ塔山/東篭ノ登山/西篭ノ登山。

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浅間連峰の奥には八ヶ岳が望めました。
左が北横岳、高峯山を挟んで右に蓼科山。
高峯山の山腹に薄らと望めるゲレンデはアサマ2000スキー場。

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浅間山の右手前には白根山と志賀の山々。
少し解り難いですが中央最奥が元白根山、その右手にちょい覗くのが草津白根山。
真ん中やや右奥のこんもりとした頂が横手山、右端に岩菅山。

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左端の横手山から中央に岩菅山/右に焼額山、右端に竜王山。

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ズームにて、裏岩菅山/岩菅山と池塘群。

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ヤケビ(焼額山)と池塘群。
山腹のゲレンデは左にパノラマコース/右にジャイアントスラロームコース。

最奥に連なる3000m俊峰群は北アルプス、槍.穂高連峰。
左から常念岳、前穂高/穂高/北穂高の穂高岳群。
鞍部を挟んで南岳/中岳/そして槍。

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続いて西方のパノラマ眺望。
こっちは高度1500m周辺を厚雲が覆っており、見晴らしはイマイチ。
右端の山塊は火打/焼/妙高の頚城三山、中央に少し覗けるのが黒姫と高妻。
左端には白馬連峰。

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ズームにて、白馬連峰。
右端の小蓮華山から、白馬岳/杓子岳/白馬鑓の白馬三山。
平坦部の天狗平を経て左端は天狗の大下り。

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白馬連峰.南側。
右より唐松岳、鞍部を挟んで中央に五龍岳と剣、左には鹿島槍。
鹿島槍左の最奥には立山。

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続いて今度は東面のパノラマ。
中央右の平標山から北東に広がる谷川連峰。
こっちも少し雲が棚んでいます。

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谷川岳主脈の雄にて谷川連峰最高峰、平標山と仙ノ倉山。
右奥に望める俊鋭な頂はSKY山…じゃ無く皇海(すかい)山。

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オジカ沢ノ頭と谷川双耳、一つ奥には朝日岳。
この日ホントはあそこ(馬蹄形)を走ってる筈だったんですけどね。
(早朝雨天の為、中止して苗場山に来たのでした)
最奥に連なる稜線は日光白根山と日光連山、2300~2400m級の山々。

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北東には赤城山の複成火山群。
左より最高峰の黒檜山~駒ヶ岳、鞍部を挟んで中央に鈴ヶ岳と荒山、右に鍋割山。

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「HELLO、HALO」
秋の高空には「太陽のリング(ハロ/日暈)」が出現。
つー事はこれから天気は下り坂です。

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13ː15、1時間強の「天空の楽園」滞在もお終い。
何時までも眺めていたい上信越名峰群の絶景viewですが、ボチボチとタイムアップ。
後ろ髪を引かれる思いで山頂を後に致しました。

この後は往路来たトレイルをピストン下山。
神楽ヶ峰~和田小屋~三俣に向かいました。
つづく。

 

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2021.09.18

●「三俣~苗場山ピストン」ロード&トレラン.その②

えー、今週の日~月は湯沢に山旅遠征。
谷川岳は馬蹄形に向かう予定も、当日朝の天候不良☂でTTが押して断念。
矛先変えて、苗場山.秡川コースのピストントレランに逝って参りました。

そんな訳での山走記.その②「中ノ芝~苗場山」篇で御座います。

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11:00、中ノ芝を通過。(DST/13.12㎞ Time/2:15:33)
5ロマ降車場から中ノ芝を過ぎると、灌木/針葉樹の疎らな湿地帯に入ります。
樹林帯が切れて視界を遮るものが無く、東面に広がる180度のパノラマが見事。

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東面の展望。
平標山から大源太山~三国山方面は雲が切れていますが、

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北西の展望。
谷川岳主脈から上越国境稜線の山々には雲が覆っています。
この景色見ると、馬蹄形諦めて苗場山に予定変更して正解でした。

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威風堂々、平標山。
谷川主脈の雄にて、谷川連峰の最高峰。
あの頂は過去三度踏んだのですが、何れも濃霧で「眺望ゼロ」の日ばかり。
果たして四度目の正直はあるのかしら。

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中ノ芝から上ノ芝へは殆ど木道歩き。
この辺りの標高は約1800mで、高度分布帯的には亜高山性の下部に属します。
しかし冬季は積雪量5mを超える上越屈指の豪雪地帯。
森林限界には遠く及ばないものの低木化した針葉樹の疎林帯となっており、植生的には偽高山帯に準じます。

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11:05、中ノ芝から上ノ芝へは@云う間。(DST/ 13.59㎞ Time/2:24:21)
ちゃっちゃと通過。

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上ノ芝から神楽ヶ峰へは石ゴロ路と木道が半々くらい。
あと2週間もしたら、草紅葉が綺麗に色付いるでしょうね。

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途中の分岐。
小松原コースを右に分け、神楽ヶ峰へ。

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神楽ヶ峰の稜線に出ました。
うーん、伸びやかで解放的なスカイトレイル♪。

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股スリ岩。

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稜線に出ると、東面の展望はよりビックスケールに。
眼下には田代湖、正面にはタカマタギ~日白山~二居俣ノ頭と続く1600m級の山々。
一つ奥の稜線は雲間より望む朝日岳、最奥には左に燧ケ岳/右に至仏山。

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南東眼下には浅貝の宿場町と三国山。
奥には右裾に子持山を従えて、上毛三山の一.赤城山。

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木道/石道のトレイルを交互に取る、穏やかなトレイル。
正面のオオシラビソ疎林帯が神楽ヶ峰です。

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11:20、神楽ヶ峰を通過。(DST/14.35㎞ Time/2:37:10)
ピーク感の乏しい尾根上の小頂。
山名標の横にリアルピークへ上る小路が通ってます。

中ノ芝から神楽ヶ峰までは緩~く上る約1.3㎞の行程。
パノラマ展望の利く楽しいパートです。

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「デデーン」
何の前触れも無く、いきなり目に飛び込んで来た巨峰。
今まで神楽ヶ峰の影に隠れていた苗場山が、忽然とその威容を現しました。
秡川コース中盤の「山行ハイライト」と云える瞬間です。

「クジラの背のような膨大な図体 (深田久弥)とは、絶妙の表現

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苗場山の右裾には鳥甲山が望めます。
左より白クラの頭/鳥甲山/赤クラの肩。
奥には白馬三山~唐松~五龍~鹿島槍と連なる、後立山の山々。

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神楽ヶ峰からは富士見坂を一気に下って行きます。
タラタラと稼いだ標高を瞬く間に消費、うーん勿体無い…。

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眼下に鞍部のお花畑が見えて参りました。
下りきると右手の1948Pを経て、

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あそこに上り返す訳です。

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11:30、富士見坂の途中にある水場「雷清水」。
此処で増槽に水補充、先に進みます。

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11ː35、お花畑を通過。(DST/15.12㎞ Time/2:51:06)
神楽ヶ峰と苗場山の鞍部、晩春~初夏には高山植物の咲き誇る場所です。
因みに神楽ヶ峰→お花畑へは0.8㎞/約130mの高度下降⤵。
お花畑→苗場へは1.5㎞/250mの高度上昇⤴。

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じゃ、上り返しますか。
先ずは眼前の1948Pを片付けます。

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クマザサと灌木の繁る樹林帯に入り、

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視界の開けた稜線を経て、山腹東斜面(雲尾坂)に取り付きます。

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見返り神楽ヶ峰。
何処の山でもそうですが「今まで辿って来た路」を俯瞰するのは気持ちイイものです。

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横メでもう一写。
右端の神楽ヶ峰から尾根筋を経て、左の2コブが1921Pと霧ノ塔。
一段下がった左端が釜ヶ峰、写真では切れてますが更に日陰山と続きます。
これらの山々は全て苗場山の外輪山。
但し噴火で山頂が吹っ飛び過ぎてるのと雨雪/風/硫黄の浸食で、山頂西面のカルデラ地形が消滅。
少し解り難い外輪山形状となっています。

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(参)谷川岳.七ツ小屋山より望む苗場山
元々苗場山と神楽ヶ峰は二峰に分かれておらず、標高2400m級の同一山体でした。
しかし約30万年前の噴火で山頂とこの周辺(山頂北西部)の山体が爆散崩壊。
現在の山容になったとされています。

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中間地点、雲尾坂の道標板。
此処を過ぎると勾配が増し、本格的な上りパートに入ります。

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山腹と尾根を交互に取るジグザク路。
お花畑からの上り区間は後半に一部急坂が控えてますが、全体的には然程の勾配ではありません。
でも標高を上げ切った後にコルへ急下降しての上り返しは、「メンタル面の体力」を消費するのです…。

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赤土や安山岩溶岩の露出した崩落山膚。
如何にも「旧.成層火山」てな風景です。

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気持ちを奮い立たせる、有難い案内板 案内丸太。
4年前にはこんなの無かった筈ですが…、設置してくれた方有難う。
「でもホントに3分かな?」。

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見通しの利かない露岩帯の急登を詰めていくと、

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出し抜けに樹林帯が切れ、高空広がるササ原へ出ました。
「ホントに3分だった♬」

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11ː55、苗場山の山頂台地に出ました。
「絶頂一里、千勝万景」の言葉に偽り無し。
広広とした淡秋空の下には、見渡す限り一面の高層湿原。
そして数え切れない程の上信越名山が見渡せる、360度のスーパーパノラマ。
まるで天空の楽園に訪れたかの様です。

この後は苗場山頂を踏み、テーブルマウンテンからの絶景viewを楽しむのでした。
つづく。

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2021.09.17

●「三俣~苗場山ピストン」ロード&トレラン.その①

えー、今週月曜日は湯沢へ山走遠征。
秡川コースを使っての苗場山.ピストントレランに逝って参りました。

当初の予定は「谷川岳馬蹄形縦走」も、当日朝は本降り雨の不良天候。
雨が収まったのは7時半、コースタイム的に馬蹄形走破は無理な時間です。
仕方無いのでプラン変更、Mt.Naebaに行き先を変える事に致しました。

そんな訳での山走記その1、「三俣~二ノ芝」篇で御座います。 

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8ː40、南越バスに乗って三俣中央に到着。
二日続けてのみつまた入り、「昨日はサマースキー」「今日はトレラン」です。

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みつまたステーションから秡川駐車場(苗場山登山口)に向かいます。
三国街道から秡川駐車場までは約9㎞、走ってアプローチする阿呆は私くらい。
(※ 秡川コースで苗場山登るハイカーは、99%の方が車でのアクセスです)

こんな馬鹿げたアプローチを選んだ理由は、秡川登山口~苗場山へは高々7㎞。
ピストンでも14㎞と、あまりにも短過ぎる山行距離です。
しかも山路構成は「神楽ヶ峰の稜線」と「復路の上~中ノ芝」がちょっぴり走れる程度。
「トレラン」とは云っても、殆どランパートの無い登山コースとなっています。

そんな訳でロード&トレイル複合の「コンバインドコース」をチョイスしたのでした。

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んじゃ、走りますか。
正面にみつまたゲレンデからの下山コースを眺めつつ、清津川を渡橋。
苗場山林道に取り付き、「長~い」ヒルクライム.ロードランの始まりです。

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林道に入るとお猿さんが二匹お出迎え。
苗場山林道は「みつまた→秡川」の9㎞間を約600mのユル~い高度上昇。
「走れない事は無い」けど「走り続けたくは無い」
そんな緩勾配の上りが延々と続きます。

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林道を約2㎞北進するとスイッチバック、北から南に進路を変えます。
やっとこれから「進んだ分」秡川駐車場に近づける…。

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9:05、3㎞過ぎるとみつまたゲレンデとの分岐。
ロープウェー乗れば約5分、人力で走ると25分。
嗚呼、索道の有難さが身に染みる…。

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9:20、やっとゴンドララインと3ロマが見えてきました。

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かぐらゴンドラ前を通過。(DST/5.01㎞ Time/37:43)
みつまたステーションから丁度5㎞地点、よーし半分過ぎた。

因みに冬場だとみつまたロープウェーと1高使って15分弱。
人力で走ると40分近く掛かっての到着。
嗚呼、改めて索道の有難さが身に染みる…。

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ロードは続く~よ 何処ま~で~も♬
スタートから延々と上りの続く林道ラン。
気分は「一人越後湯沢秋桜マラソン(残念ながら今年も中止)」です。

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9:25、かぐらゴンドラが上空を横断。
林道はカッサ尾根を西に巻いて進みます。

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9:30、秡川に掛かる堰堤を過ぎると、一旦勾配は落ち着きます。
でもって7.5㎞辺りから再び明確な上りに。


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林道はゴンドラコース(下山コース)を何度か横切ります。
此処まで来れば、秡川駐車場は目と鼻の先。

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頭上にレストラン「シュプール」が見えてきました。
よーし、もう一息。

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9:50、秡川駐車場到着。(DST/8.93㎞ Time/1:08:14)
みつまたステーションから歩く事無く「何とか走り切りました👟」。
まぁ㎞/7:30ペースの超スロージョグでしたけどね。

駐車場のトイレ脇にトレイルヘッドがありますが、すぐ林道に出ちゃう短いコース。
引き続き林道使って和田小屋に向かいます。

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ゴンドラコースの林道を和田小屋に向かって上ります。
過去数え切れない程「滑り降りた」コースですが、「足で上る」のはこれが二度目。
因みにスキー履いて滑ると約2分、歩いて上ると約20分。

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10:05、かぐらゴンドラ山頂駅と無料休憩所。(DST/10.24㎞ Time/01:23:09)
かぐらメインゲレンデ(和田小屋登山口)に着きました。

因みに冬場だとロープウェー/リフト/ゴンドラを3本乗り継いで30分弱。
人力で走ってのアクセスだと、約3倍の時間掛かっての到着。
嗚呼、重ね重ね索道の有難さが身に染みる…。

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あちゃー、やっぱり上はガスってる💀…。
標高1700mレベルでコレですから、苗場山頂(2145m)のパノラマ展望は望み薄。
未だトレイル入ってないこの時点で、モチベーション50%減⤵です。

因みに此処が秡川コース.苗場山頂への「5合目」。
苗場山林道やかぐらスキー場内の車道が整備される前まで、元々秡川ルートは三国街道(八木沢/三俣)が登山路の起点でした。
そんな訳で、ある意味「秡川コース.コンプリート」なのかも。

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これより「やっと」トレイル侵入。
メインゲレンデを右手側に斜行し、樹林帯の登山路に入ります。

Dsc00962
序盤は木段が設置されていますが、

Dsc00961
次第に露岩の目立つ「岩ゴロ」のトレイルへ。
ブナやダケカンバ、シラビソの覆う日陰の樹林帯、加えて前夜の雨で岩に生した苔がスリッピー。
これで浮石なんか踏んだら「スッテンコロリン」です。

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集塊岩の上を渡る、土踏まずの登山路。
取り付きから下ノ芝までは、ずーっと転岩のトレイルです。

但し足場こそ不安定なものの、足に堪える急登パートは皆無。
「和田小屋~神楽ヶ峰」までは一定勾配の緩やかな上りが続きます。

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六合目を通過すると、

Dsc00969
時折右手の展望が開け、中尾根が望める様になります。

で、この辺りで苗場山より下山されて来たランナーさんと遭遇。
挨拶の序で、苗場山頂の天候を聞いてみると…。
「ガスの欠片も無し、スーパークリアな絶好の山天気☀」との事。
それ聞いてモチベーション急上昇⤴、やる気スイッチ「ON」です。

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10:35、転石の交差分岐。
スキーヤーなら何度も通った場所、そして雪さえ積もっていれば見慣れた景色。
「メインゲレンデ(1高)」から「林間エキスパート(5ロマ)」への連絡コースです。

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分岐の左手はかぐらメインゲレンデ方面。
こっちはピストン復路の際、少し立ち寄ります。

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同.右手は5ロマ/林間エキスパート方面。
こっちは立ち入り禁止。

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分岐を過ぎ、石ゴロ道から木道の登山路に入ると、

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10:40、直ぐに下ノ芝。(DST/12.10㎞ Time/1:55:54)

 
ベンチとテーブルの附設された休憩所。
トレイル入ってまだ35分、ちゃっちゃと通過します。

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大正4年建立、稲荷大神の石碑。

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樹林帯から抜ると7合半。
右手の景色が広がる開放的なビューポイントです。

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上越国境稜線は積雲の中。
方角的には巻機山~越後三山~守門岳が望めるのですが…、残念。

Dsc00988
右上には5ロマの降車場。
つー事は大体標高1845m地点、あそこの右上が中ノ芝です。

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クマザサ繁る岩場の上りを処理すると、

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11:00、中ノ芝に出ました。(DST/13.12㎞ Time/2:15:33)
中ノ芝周辺からは植生が一気に変化。
山地帯の樹々は姿を消し、シラビソや灌木の亜高山疎林帯に入ります。
登山路の勾配も緩やかになり、湿原の広がる解放的な登山路です。

この後は神楽ヶ峰からお花畑のアップダウンを経由して、苗場山に向かいました。
つづく。

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