ラグビー ワールドカップ 2011

2011.10.26

●「Now Is the Hour」

えー、先週末は諏訪湖へ走りに出掛けており、更新遅れましたが…。

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三日前の日曜日「2011.ラグビーワールドカップ」が、オールブラックス24年振りの戴冠という形で幕を閉じました。
「ワクワク」「ドキドキ」胸躍る50日間のお祭り、矢張り終幕を迎えるのは寂しいもの。
同時に四年後のイングランド大会が早や待ち遠しく感じます。
そんな訳で最後のマッチリポートに成増。

【ニュージーランド(1T1PG)○8 - 7●(1T1G)フランス】

今からして思えば「オールブラックスのハカを迎え撃つレ.ブルーの姿」に、この試合の熱戦は約束されていたのかもしれませんでした。
ニュージーランドはワラビース戦以上の「ノーリスク.ローリターン」な戦い方、ピッチの幅を然程使わず確実なボール回しにキックで確実なエリア戦略。
前半は未だ積極的な面が見られたものの、後半一点差に追い上げられると風向きが一変します。
何時もは「憎たらしい程」の強さを誇る黒衣軍が「悲壮感」すら漂う余裕の無さ。
PG.DGも許されない点差に、以降終盤迄「守勢一辺倒」に追い詰められ、最後の4分は「形振り構わぬ」必死のボールキープです。

それでも何とか凌ぎ切れたのは、要所を見極めたファイトで自由な捌きを許さなかった「ラックでの攻防」と、紙一重の「ペナルティーケア」。
結果、ポゼッションで不利になりながらも、10mラインから前ではフランスに殆ど攻撃の機会を与えなかったのが「+3」による逆転を防いたで要因でしょう。
それは「71分からの17フェイズに亘る攻防」に全てが集約されていました。
15人の優れたフットポーラーが「守りに専念」すれば、5分や10分は耐え切れるでしょうが、それを35分間続け切った「我慢」と「規律」、そして「優勝への執念」にはただ敬服するだけです。

フランスは大魚を逃すも、その存在感を充分に示しました。
イングランド戦を上回る「前に出るディフェンス」「保ち続ける勤勉性と規律」、しかも今回は80分間を通して「切れない集中力」。
その姿は「復活」と云うより、むしろ「新機軸」、こんな勤勉な戦い方をするフランスを今迄見た事がありません(特にデュソトワール.アリノルドキ.トゥランデュック.ルージュリーはMOM級)。
尤も何時もこんなゲームが出来るのなれば、それはそれで「フランスらしくない」のでしょうが。

で、例に由って「たられば」ですが、63分のPGがもしも入っていたなら…。
深い時間帯でリードを得て、オールブラックスに「必死に守らせる」では無く「必死に攻めさせる」事が出来ていれば、付け入る隙が更に大きくなったかも知れません。

まぁ結局の所処、表彰台での「マコウの安堵の表情」「ソーンの涙」「カウワンの弾けっ振り」。
そして「カーターとムリアイナの笑顔」を見ていると、今回は「コレデヨカッタ」だな、と思うのでありました。

尚、表題は今大会のフィナーレ.ソングに因んだものにて。

 

 

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2011.10.15

●「セミファイナル展望」後篇

ラグビーW杯も本日からセミファイナル。
今日は「6Ns」、明日は「SANZAR」対決です。
そんな訳での「ベスト4決戦」、展望その二に成増。

・ニュージーランド‐オーストラリア
今大会「ド本命の最強チーム」と「打倒NZ一番手のチーム」の対戦。
本来なら決勝戦で当たる顔合わせの筈も、両チーム共「順風満帆」とは程遠い状態。

オールブラックスは此処に来て「満身創痍」。
カーターに始まりスレイド.ムリアイナの離脱、マコウ.ダグ.カフィーらも負傷持ち。
依然として優勝候補の筆頭に変わりはありませんが、「まさか」の要因が増えて来たのは事実です。
そして「怪我」と共に大きな敵はもう一つ、優勝を義務付けられた「重圧」。
プレッシャーが最高潮に達するセミファイナルで相手はオーストラリア、今大会最も「負ける要素」が揃った一番である事は間違い無いでしょう。

NZとしては「何が何でも」セーフティにゲームを進める事。
先制して落ち着いた試合運びが出来たなら、相手が何処であれ然程怖くは無く。
但し先行され、エラーやペナルティが目立ち始める様だと…。
脳裏を過ぎるのは「またしても」の焦りと不安、更に悪循環に陥りかねません。
「個々の能力」に加え「セットプレー」「ブレイクダウン」「ストラクチャー不問のアタック」…、基本的にはに全方位で優位なのですから、唯一怖いのは「ナイーブさ」だけかと。
敢えてキーマンを挙げるとすれば矢張りクルーデン、あとは怪我持ち選手のパフォーマンス。

ワラビースは別の意味で苦しんでいます。
ドルーミッチェル.パールーの離脱にビール負傷は確かに痛いですが、怪我人による戦力低下は相手も同様。
寧ろ問題なのは一向に上がってこないチーム状態です。

アイルランドには苦杯を喫し、南ア戦は薄氷の勝利も内容では完敗。
ポーコックの復帰でブレイクダウンこそ改善されたものの、セットプレー(特にラインアウト)には課題を残した儘。
攻撃面に関しては南ア戦は参考外、クーパーの出来が悪過ぎ&自陣に釘付けだった為、殆どまともなアタックをしていません。
何とかイタリア戦位の出来に戻ってくれれば…。

何にせよ今大会はHB団と心中覚悟、果たして若さと才能は煌くのか、それとも…。
キーマンは当然の如くゲニアとクーパー、あとは劣勢の予想される接点でポーコック、ホーウィルが何処迄対抗出来るか。
但し「勝ち負け」と云う点では「兎に角リードして試合を進める事」と「セットプレーの不利は悪くても4:6位で抑える事」が最低条件かと。

取敢えず今回位はキーウィに優勝させてあげたいので、オールブラックス勝利と予想致します。

 

 

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2011.10.14

●「セミファイナル展望」前篇

ラグビーW杯も愈々明日からセミファイナル。
組み合わせこそ異なるものの、勝ち残った四ヶ国は奇しくも24年前の第一回大会と同じ顔触れ。
開催国も同じくニュージーランド、妙な繋縁を感じるものです。

そんな訳での「ベスト4決戦」、展望その一に成増。

・ウェールズ‐フランス
今大会「最も勢いのあるチーム」と「最も波の大きいチーム」の対戦。
因みにグループ二位通過同士の準決勝はこれ迄WCで初めての事です。

ウェールズは右肩上がりの急上昇、試合毎に成長が見て取れます。
しかし今大会四試合に10番を背負ってきたプリーストランドが怪我で欠場。
代わりにフックが先発、リザーブには満を持してスティーブンジョーンズ。
面子.能力的には何ら問題無いものの、司令塔が変わって如何影響が出るか。
戦術が一貫しており戦い方に迷いの無いチームだけに、余程の不調でなければ致命傷にはならないと思いますが…。
寧ろそういう点ではウォーバートンらFW陣の疲弊の方が心配かも。

フランスは「例に由って」下馬評の低い試合でこその大暴発、会心の試合内容でした。
但し相手がイマイチ調子の上がらないイングランド、準決勝で真価が問われます。
果たして「地雷爆発」は今回も一回限りなのか、それとも…。
此方もヤシュビリが万全では無いとの報、パーラとトゥラン.デュックとの使い方が勝敗の行方を左右するでしょう。

手堅い試合運びで面白みに欠ける試合の多いノックアウトステージ。
但し両者共に積極的に仕掛けてこそ流れを掴むチーム、人もボール動き続ける攻撃的な展開になりそうです。
そんな訳で両チームともキーマンはHB団とCTB。
特にウェールズはフックとロバーツ、フランスはヤシュビリとルージュリー。
どちらのチームがミッドフィールドを制するか注目です。

下馬評ではややウェールズ有利でしょうが、近年両国の相性はフランス優勢。
個人的には「初のファイナル進出」を目指すウェールズに肩入れしたい所処も、二発目の「トリコロール地雷爆発」と見ています。
尤もそんな「予想」を裏切るのがレ.ブルーなのですが…。

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2011.10.13

●唯一「順当な結果」

えー、四日続いたラグビーW杯のクォーターファイナル観戦記も今日が最後。
そんな訳でマッチリポート続篇、「南半球の部」その二と成増。

【ニュージーランド(2T1G7PG)○33 - 10●(1PG1G1PG)アルゼンチン】

試合はオールブラックスらしからぬ「固く固く」のゲームプラン。
アルゼンチンの堅守に加え、一時とは云え逆転トライを許した事からか、PGを確実に積み重ねリードを広げます。
セーフティリードの取れぬまま後半の中盤迄試合が縺れますが、ゲームの流れは圧倒的にニュージーランド。
67分に初トライを挙げ「23-10」とした所でほぼ勝負の趨勢は決定、スコア差以上の完勝と云って良いでしょう。

そしてこの日最大の収穫は「×ファクター」出現、ピリ.ウィップーの活躍です。
キッカーとしての役割は云うに及ばず、絶対的司令塔不在な状態で新たなゲームコンロラーに目途が付いたのは大きい。
亦、マコウにも匹敵するその「熱いプレー」はチームに良い影響を与えるでしょう。
「カーター離脱」「スレイド不調」、マコウ.ダグらも怪我を抱えるチーム状態の中で、一躍救世主とも成り得る存在になってきました。

一方前回の躍進再現成らず、ベスト8で力尽きたロス.プーマス。
準備不足と天才不在の中、現在のチーム状況では大健闘と云って良いでしょう。
ゲームを通して守勢一辺倒、アタックの見せ場が殆ど無かったのが残念ですが、相手が相手ですからそれも致し方無し。
寧ろ後半67迄ノートライに抑えた粘りと、一番苦しい時間他でシンビンを食らいながら試合を壊さなかった精神力を称えるべきでしょう。
最後のトライがやや余計でしたが、W杯の大舞台でオールブラックス相手に接戦したのは大きな自信に繋がる筈です。

まぁ伝統的にスクラムとディフェンスを機軸としたチーム構成、加えて優れた10(12)番を有しているので大崩れしないタイプのチーム。
来期からの4ネーションズ、世代交代の成否や選手召集の課題は残っていますが、更なる強化が期待出来そうです。

 

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2011.10.12

●「非常識」な勝敗

ラグビーW杯も準々決勝が終了、ベスト4が出揃いました。
そんな訳でマッチリポート続篇、「南半球の部」その一と成増。

【オーストラリア(1T2PG)○11 - 9●(2PG1DG)南アフリカ】

内容は如何考えてもボグスの勝ち試合。
主要スタッツを調べて見ても「テリトリーは8:2」「ラインアウトは14/14:8/13」「オーバー5フェイズ15:0」。
更にワラビースのXファクター「HB団」の出来は最悪、目を覆う計り。
にも関わらず結果は…、イヤハヤ有得ない事が起こるものです。

振り返ってみると結局の所、ボグス敗因は「得点力の欠如」。
圧倒的に支配していたテリトリーも、その殆どは22m周辺を行ったり来たり。
得意のパワープレーが威力を発揮するゴールライン寸前迄攻め込んだ機会は僅かしかありません。
フェイズを重ねる場面も多かったのですが、如何せん効率面は牛歩並み。
この支配率でキック×3の「9点」しか奪えなかったのですから、その点で見ると「負け」は必然なのかも知れません。
もう一つ、南アの試合運びは「リードしてこそ、より強みを発揮するもの」。
兎に角早い時間で逆転し有利にゲームを進めるべきでしたし、実際それが可能な内容でした。
しかし何故かスコアで負けているにも関わらず、雰囲気は勝っている時のそれ。
60分に「漸く」逆転しますがそれも僅か1点差、残り8分を切った時間に痛恨のペナルティを与え再逆転を許すと、最早ゲームをひっくり返す「時間」も「手段」も「体力」も残っていませんでした。

逆にワラビースは、この内容で良く勝てたもの。
勝因は「ペナルティ」「ブレイクダウン」に尽きるでしょう。
圧倒的に攻め込まれていながら、「PG圏」で起こした反則は3つか4つ。
60分以上を自陣で過ごした事を考えればこの数字は奇跡的なもの、内容に相反して試合の大半をリードして進められた最大の要因でした。

亦、殆どの局面で圧倒されながら唯一互角以上に渡り合ったのが「ブレイクダウン」。
レフリィングがやや甘めだったのも幸いし「反則際々」の所で勝負、ターンオーバー「9対5」のスタッツ以上に接点でのファイトが光りました。
その主役は勿論ポーコック、「たった一人」の復帰が此処迄局地戦の優劣を変えるか?、と云う様な獅子奮迅の働き振り。
彼とオコナーが居なければ、ワラビースは間違い無く「消えていた」事でしょう。
 
クォーターファイナル前二戦にも云える事ですが、実力が接近した相手との一発勝負では、そうそう簡単にトライは奪えないもの。
況してやそれがリードを許した後半であれば尚更です。
そんな訳で改めて「先にスコアする事」の大切さを痛感したのでした。

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2011.10.11

●「会心の」「悪夢の」40分

ラグビーW杯も準々決勝が終了、ベスト4が出揃いました。
そんな訳でマッチリポート続篇、「北半球の部」その二と成増。

【フランス(2T0G2PG1DG)○19 - 12●(2T1G)イングランド】

矢張りフランスはフランス。
此処一番の大勝負で「ベスト」の戦い、トリコロール地雷がまたもや炸裂しました。
特に前半は会心の出来でゲームを完全に支配、フランスらしからぬ(?)規律と勤勉さを保ち続けたディフェンスは、背番号を問わずイングランドに圧力をかけ続けます。
密集戦で労を惜しまないFW陣(特にバックロウは攻守に奮闘)に呼応するかの様にBK陣も躍動、長短強弱を織り交ぜたパスと個人技冴え渡る奔放ランで相手を翻弄。
ゲームコンロールに抜群の冴えを見せるヤシュビリ、陰日向無く動き続けるパーラ.ルージュリー、切れまくりのクレール.トゥライユ…、パフォーマンスの悪い選手が見当たらない程です。
しかもそれらが個々の才能+ユニットとして機能しているのですら、イングランドにとってはたまったものじゃありません。

後半に入り膠着状態から反撃を許すと、今度は「エリア」「点差」「時間」のゲームマネジメント三原則を念頭に置いた戦い方を粛々と実行。
最後はワンプレー差に迄迫られましたが、実質スコア以上の完勝でした。

イングランドにとっては正に「悪夢の」前半40分。
攻守に於いて我慢し切れず「ピンチではペナルティ」「チャンスではハンドリングエラー」と、もう如何しようも無い流れ。
あれよあれよと云う間の「0-16」、何とPGの得点はおろか「狙う機会」すらありませんでした。
後半に入り反則の多さは修正、逆にフランスにペナルティが目立ち始めると漸く攻めに転ずるも、攻め急ぎからか前半から続く「ミスの連鎖」は止まりません。
「点差」「時間」に加えて、自らの「出来の悪さ」が焦りを生む要因となったのでしょうか。
2トライを返した所処で「時間切れ」、前半のビハインド(点数.試合の流れ共)が余りにも大きすぎました。
結果的に止めを差されたのが、「お家芸」のDGと云うのが何とも皮肉。

そして疑問符が付いたのは、80分通して変わらなかったそのゲームプラン。
積極的に仕掛けるのは良いのですが、自分達の強みを最大限に生かす選択肢では無かった様に思えます。
「キックでテリトリーを稼ぎ」「狙えるPGは全て3点を取り」「深く攻め込んだらFWで圧力を掛け、空いたスペースを決定力のあるランナーが突く」お馴染みの戦い方の方が、相手にとっては嫌な筈(グループリーグ、スコットランド戦の勝敗を決めたトライは正にその典型)。
少なくとも後半開始から戦術を切り替えていれば「40分=16点」は何とかなったかも知れませんが、ファーストスコアを刻んだのが「残り25分」では遅すぎました。

まぁそれも結果論、果たして「この日のフランス」相手では勝敗をひっくり返すのは無理だったかも知れません。
唯一「たられば」は、キックオフ直後に攻め込んだ際の5mラインアウト。
あそこでTOを許さず「取り切って」いれば、勝負は全く違った形になっていたでしょうが…。

 

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2011.10.10

●「大一番」での戦い方

ラグビーW杯も土曜日より準々決勝、ノックアウトステージに突入。
今回はベスト8の山が「キレー」に北半球と南半球に分かれてしまい、6NsとTNs(+1)のやり直しの感となってしまいましたがまぁ其処はワールドカップ、違った緊張感があるものです。
そんな訳でのマッチリポート「北の部」その一と成増。

【ウェールズ(3T2G1PG)○22 - 10●(1T1G1PG)アイルランド】

アイルランドは予想に反して「横綱相撲」のゲームプラン選択、自陣からも積極的にボールを廻し、狙える場所でのペナルティーもタッチを狙います。
しかし結局は前半再三有ったトライチャンスを取りきれず終始攻勢の内容ながらスコアは「3‐10」、これが後々迄響く事となりました。
後半一度は同点に追い着くも、再度リードを許した後は自陣から出る事も儘成らず。
終盤やっと訪れたチャンスも、勝負所でウェールズの防御圧力と焦りからミスとペナルティーを多発し、加えてスタミナ切れで終戦となりました。

敢えて相手の土俵で戦ったのかはいざ知らず、アイルランドの「積極的」「力づく」の攻撃がウェールズのデフェンスに上手く「噛み合って」しまった感、最後迄ウェールズの堅守を崩しきれませんでした。
自分達の流れを掴みきれず常にリードを許す試合展開から、次第に「らしくない」ハンドリンクエラーやタックルミスを誘発する悪循環。
あと結果論になりますが、プールマッチのワラビース戦勝利でやや「バーンアウト」気味になっていたのかも。

対してウェールズは何時も通り「己のラグビー」を貫きました。
開始早々自陣よりフェイズを重ね、自分達の攻撃の形でのトライ先取。
その後前半は守勢一辺倒になるも我慢の時間帯を凌ぎ切ると、後半はプリーストランドとハーフペニーのキックでアイルランドを自陣に釘付け。
テリトリー戦略で優位に立つと積極的な攻撃で連続トライ、ゲームの主導権を手放しませんでした。
特に象徴的だったのはディフェンス、「低く激しいタックル(何と後半のタックルミスは僅か「1」)」「早いカバーリング」「ゴールラインを背にした際の粘り」。
統制され、且つ集中力を切らさない防御網はアイルランドの攻撃をほぼ完璧に封じ込めました。

それにしても大会前の下馬評では予選リーグ落ちも囁かれたウェールズ、その充実振りは目を見張るものがあります。
スキッパーのウォーバートンを筆頭に.ノース..ハーフペニーら若手陣は試合を追う事に成長、勢いは増す計り。
「南ア戦に惜敗」「サモアに辛勝」「フィジーに圧勝」と云ったプールリーグの戦跡も良い流れ、この日の「完勝」に繋がったのかも知れません。

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2011.10.05

●グループリーグ「ベストマッチ」

ラグビーW杯はグループリーグ終了、今週はお休みウィーク。
そんな訳で本日は予選プールの中から「ベストマッチ」を選んでみる事と致しました。
しかし我ながら、良くもまぁ全試合観戦したものだと…。

 

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次点 イングランド‐アルゼンチン(Pool B) フランス‐カナダ(Pool A)

⑩ニュージーランド‐フランス (Pool A)

勝敗そのものは早々に決着、単に出ている面子が豪華なので選びました。
しかし、まさかこれがダン.カーター「今大会最後のゲーム」になろうとは…。

⑨カナダ‐トンガ (Pool A)
ティア2同士の好ゲームも、勝負を決したのはこの一戦に掛ける気持ちの入り具合か。
カナダの充実振りを象徴する試合でした。

⑧スコットランド‐ルーマニア (Pool B)

一瞬だけでも「すわ、大会初日から大事件か」と思わせた試合、ルーマニアの健闘に拍手。
尤も格下と当たった際のスコッツはこんなゲームが多いので、らしいと云えばらしい勝ち方かも。

⑦ウェール‐ズサモア (Pool D)
「幅&ボールゲーム」対「縦&コンタクト」の戦いはウェールズの守り勝ち。
サモアは敵陣22m内に数多「杭」を打ち込むも、取りきれず。
中3日と中6日のハンデに加え、サモアにとって悔やまれるのはトゥシ.ピシの負傷不在。
⑥南アフリカ‐サモア (Pool D)
強力なフィジカルに骨の軋むコンタクト、グループリーグ最大の武闘派カード。
スコアこそ安全圏も後半は圧倒的にサモアの流れ、最終戦南ア相手にその存在を知らしめました。
南アは後半の失速が気になる所処も、ゴールラインを割らせない堅守は流石。
⑤トンガ‐フランス (Pool A)
今大会最大のアプセツト「ウェリントンの衝撃」、楽に勝とうとしたレ.ブルーをトンガの気迫が圧倒。
フランスは一度狂った歯車を元に戻せず終い、ミスのオンパレードで自滅。
プール順位確定後の消化ゲームですが、それでトンガ勝利の価値が薄まるものではありません。
④南アフリカ‐ウェールズ (Pool D)
予想を上回る大健闘も、結局「大魚を逃した」ウェールズ。
後半逆転した後、追加点のチャンスにスコア出来なかったのが全てでしょう。
南アはウェールズの攻撃を受けり逆転しての逃げ切り、ゲームを「〆め」にかかった安定感は流石。


③アルゼンチン‐スコットランド (Pool B)
実質「プール二位」勝ち抜けの掛かった大一番。
試合はスコッツが目論見通り、お得意「キックゲーム」&「ロースコア」の展開で流れを支配。
天候も見方に付けコツコツPGを刻んでいきます。
しかし「×3点の無限ループ」を破るのは矢張り「5+2点」、残り7分でプーマスが展開からの個人技で遂にトライ、勝負を決しました。
アルゼンチンは二大会連続三度目の決勝トーナメント進出へ大きく前進。
WCへの準備期間が短く、更に怪我人の多い中でこの成績は見事、前回大会の躍進が一過性のもので無い事を証明しました。
スコッツは現有戦力で目一杯の戦い、それで勝ち切れないのですから責められません。
ただラスト数分のゴール前攻防、もう少し我慢していれば「あるいは…」。
②アイルランド‐オーストラリア (Pool C)
「番狂わせ」と云う表現は失礼、アイルランドが優勝候補を倒した一戦。
勝敗を決したのは確かに「スクラム」ですが試合そのものが終始アイルランドペース、ピッチを支配していたのは「煌き」では無く「泥臭さ」。
特にベテラン勢がその真価を存分に発揮、今大会にかける意気込みが伝わってきます。
「此処はダブリンか」と思わせるスタジアムの雰囲気も緑のジャージィを後押ししていました。

対してゲニア.クーパーらワラビースの若き才能集団は「WCの洗礼」を浴びた形、スクラム.ブレイクダウンの課題もも改めて浮き彫りになってしまいました。
次戦は更に強力なFWを持つ南ア、果たしてこの教訓は生きるか。
①イングランド‐スコットランド (Pool B)
「懸かっているもの」が大きい故に試合の緊迫度はより増すもの。
特にスコットランドにとっては決勝トーナメントへの背水の陣、加えて相手は宿敵イングランドです。
スコッツはプーマス戦に続いて「打つべく手を全て打った」快心のゲーム運び、例に由っての「3点ループ」で常に先手を打ち、自分達のゲームプランを完遂します。
しかしまたしても残り2分でトライを奪われジエンド、初のグループリーグ敗退となってしまいました。
結局は力負けですが、もし勝負にBPが絡んでいなければ…。
「たられば」にはなるものの、結果は違ったかもしれません。

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2011.10.04

●グループリーグ「ベスト22」

早いものでラグビーW杯もグループリーグも終了、残すゲームも8試合。
次のセミクォーターファイナル迄は中一週間、「全試合観戦」に忙殺されていた20日間から開放されて、私めもやっと一息付けた所処です。
そんな訳で空いた時間を利用して、予選プール敗退組の中から「ベスト22」を選んでみる事と致しました。

 

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① アラン.ジェイコブセン(SCO)
② ロス.フォード(SCO)
③ マルティン.カストロジョヴァンニ(ITA)
④ リッチー.グレイ(SCO)
⑤ ネイサン.ハインズ(SCO)
⑥ ジャック.バーガー(NAM)
⑦ トッド.クレバー(USA)
⑧ ジョージ.スタワーズ(SAM)
⑨ カーン.フォトゥアイリ(SAM)
⑩ トゥシ.ピシ(SAM)
⑪ アレサナ.トゥイランギ(SAM)
⑫ セイララ.マプスア(SAM)
⑬ ファン.デル.メルバ(CAN)
⑭ ミルコ.ベルガマスコ(ITA)
⑮ クリス.パターソン(SCO)

16 アレキ.ルトゥイ(TGA)
17 サルバトーレ.ペルジーニ(ITA)
18 トンプソン.ルーク(JPN)
19 セルジオ.パリセ(ITA)
20 マイク.ブレアー(SCO)
21 ダン.パークス(SCO)
22 ジェームス.プリチャード(CAN)

プール敗退国は一部例外を除いてセットプレーに難有りなので、タイトファイブはスコツツとイタリア勢が占める事に。
リザーブのルトゥイはフランス戦、最後のスクラムの気合で選んでしまいました。
同じくロックのトンナプソンは日本枠と云う事で。
バックロウはティマニ(トンガ)、マイケル.リーチ(ジャパン)、ゴルゴゼ(グルジア)、クリーバーガー(カナダ)…。
良い選手が多くて困る所処でしたが、チーム貢献度を考えての選出。
ジャック.バーガーは全試合あのプレー…、選ばないとしょうが無いでしょう。
ハーフバック団も混戦でしたが、サモア勢のユニットに。
FHはカート.モラス(カナダ)やパークス&ジャクソンのスコッツコンビと云う選択肢もありましたが、SHは異論の無い所処かと。
BK陣も概ね順当、唯一FBだけはポール.ウィリアムス(サモア)で鉄板の筈も、最後に赤紙を食らってしまったので除外となってしまいました。

結果「スコットランド⑦」「サモア⑤」「イタリア④」「カナダ②」「ナミビア.トンガ.アメリカ.ジャパン各①」と云う振り分けに。
グルジアは日頃からもう少し試合を見ていたら、違う数字になっていた鴨。

とまぁこんな感じでした。

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2011.10.02

●「クォーターファイナル」展望

ラグビーWCも本日にてグループリーグ終了、ベスト8が出揃いました。
来週からは強豪同士のノックアウトステージ、益々目が離せません。
そんな訳での決勝トーナメント、クォーターファイナル展望です。

 

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アイルランド‐ウェールズ
「三度目の正直」にてオーストラリアを下し意気上がるアイルランド、片やウェールズも南アに肉薄しての死のグループ勝ち上がり。
共にチームコンディションは良好、近年の6Nsでもほぼ互角の戦績だけに最後迄縺れる接戦になるのは必死です。
そんな予想不能の一戦、個人的には「チーム成熟」アイルランドの勝ち残りを期待。
スキッパーBODを筆頭に、オカラガン.オコンネル.オガーラ.ダーシー.マーフィー…。
此処10年来チームを支えてきたメンバーにとって最後のワールドカップ、是非ともファイナル迄進んで欲しいものです。

イングランド‐フランス
グループリーグでは苦戦続きも取りこぼし無く全勝のイングランド。
しかし気掛りはウイルコのキック不調、果たして復調はあるのか。
幾らBKの決定力を増したとは云え、トーナメント戦で選択する戦い方は恐らく例の「ボールキープ&キッキングラグビー」、そうなると彼の脚無くして勝利は難しく。
一方、トンガ戦で金星献上、何から何まで「ダメダメ」だったレ.ブルー。
但しフランスはこんな試合の後の方が怖いもので、此処一番での覚醒なるか。
トリコロール地雷「暴発」と見てフランス勝利と予想。

南アフリカ‐オーストラリア
クォーターファイナル最大のビッグゲーム。
才能溢れるヤングワラビースに対し経験豊富なベテランを揃えるスプリングボグス。
「煌く才能の展開志向ラグビー」対「強力フィジカルと堅守からのカウンター」と云う構図も判り易い。
オールブラッククスの挑戦権は南アが手にすると予想。
オージーに垣間見えるナイーブさが気になる事に加え、大一番では「つまらない=手堅い」試合をする方が有利、と云うのがその理由でして。

ニュジーランド‐アルゼンチン
予選プールでフランスを一蹴、磐石の戦い振りで「悲願達成」へ順調な筈が…。
最も恐れていたダンカーターの負傷離脱、オールブラックスにやおら暗雲が起ち込めて参りました。
此処は順当に勝ち残るでしょうが、注目はコリンスレイドのパフォーマンス。
エリスカップ戴冠へ最大の関門、セミファイナルへの目途は付くのか。
プーマスは何処迄ブラックスに食い付けるかが焦点、来年より4ネイションへの参加が決まっているだけに下手な戦いは許されません。
WCでフェリペを見るのも最後、是非とも記憶に残る雄姿を。

と、こんな所処にて。

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