SKI 2022/23.滑走記

2023.03.24

●2022/23.三十一滑目「五竜&47」

えー、先週3/14(火)~15(水)は「第九次白馬遠征」in五竜&47。
例年なら冬の寒さが和らぎ初め、春の気配が覗き出す三月中旬の白馬。
しかし記録的な暖冬小雪の今シーズン、既に春の勢いが圧倒。
つーか麗春の候を一足飛び、GW並みの陽気が続く日々です。

そんな訳で今回の遠征も二日間通しで、「青と白」の煌めく二色刷り。
快晴に恵まれ、暑さと日焼けと融雪に苛まれた二日目の滑走記で御座います。

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6:50、ゲレンテイン。
今朝もアクリルブルーの煌めく空がお出迎え。
この日(3/15)の白馬村は最高気温15℃の予報。
明け方の時点で3~4℃と、四月中旬並みの暖かさです。

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好天の高温続き、ゲレンテのダメージは回復不可能な状態。
ホワイトコーデュロイもパイル生地が破れて「古着状態」です…。

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早朝のキャビン駅舎に見慣れない方々。
今年の技選11位の人と昨年引退した八方SSの人、あと技選女子2名とカメラマン。
フォルクルチームの撮影で五竜に来られたらしく、7時半にゴンドラ乗車。
一般ゲストに先駆けてアルプス平に向かわれました。

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嗚呼、ハイシーズンは遠くなりにけり…。
キャビンは営業開始10分前でこの過疎っ振り。
しかもスキーヤー/ボーダーよりアルパインさんの方が多い朝でした。

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8:25、グランプリも突き抜ける様な快晴。
ヌルい大気に澄み渡った空。

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朝イチからして冷え込みゼロの陽気も、湿度は低くカラッとしています。

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高温の割にはクリアな展望、三月としては見事なパノラマです。
春霞の向こうには上信国境の山々。
志賀高原~四阿山~浅間山、美ヶ原や八ヶ岳.南アルプスがくっきりと望めました。

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スタンバイ中の柏木軍団。

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この日のグランプリはオープニングタイムからして「シャラシャラ」
降り注ぐ陽射しと5℃前後の暖かさで、朝イチの時点で緩んだバーンです。

ヤワくグリッピーな雪質も、却ってスピードコントロールの利くコンディション。
ルーズ目のカービングが気持ち良く決まりました。

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9:25、1時間/7本回して「一番美味しい時間帯」を満喫。
この日は早めに朝イチグランプリを切り上げ。
未だ荒れていないグルームバーンを狙いに行きます。

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ダイナミック。
アーリータイムのダイナミックはフラットを維持した良コンディション。
板が沈み気味もトップの抜けは良好、急斜面ならではの加速感が楽しめました。

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とおみ2。
此処まで下りてくるとザラメ層が厚いものの、荒れてないので下地はしっかりキャッチ。
縦の部分を多目に取りに後半にエッジング/反動を使っての切り替え。
ルーズなカービングも気持ち良いスキーの走りでした。

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そのままキャビンに乗り込み、再びグランプリへ。

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頚城と戸隠の山々も見事な見晴らし。
アル3を1時間回して47へ向かいます。

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11:20、R1はグサグサ雪も許容範囲の荒れ具合。
下地さえ捉えられれば、ゲタ履きSL板は春の悪雪に強いのです。

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R2もまぁまぁでしたが、

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今日はR1を主戦に取ります。
荒れたバーンを蹴散らしつつ/いなしつつ、ショート~縦メのミドルターン中心。
バランスを崩さない様、前後のポジショニングを意識した8割滑。
8本回して13時前、グランプリに戻りました。

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Line-Eトップより、武田さんと唐松さん。

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パノラマトップより、頚城/戸隠/飯縄の三役揃い踏み。

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北方に望む「八方尾根スキー場」。
学生時代に一冬を過ごして以来のヘビィユーズゲレンデ。
しかし近年はコースメンテの手抜きとリフトの間引き営業が惨く、足が遠のくばかり。
今シーズンに至っては、未だ一度も滑りに行ってません。

取敢えずセントラルとたてっこの圧雪をちゃんとして下さいな。

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東方正面には「戸隠スキー場」。
此方もヘビィユーズのお気に入りゲレンデですが、今季は未来訪。
シーズン券持ちだと、如何してもゲレンデ一極集中(五竜)になってしまいます。

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いゃあ、今日も暑いなぁ。
山麓の最高気温は予報を上回る16℃、アルプス平でも10℃オーバー。
この日は朝からミドラー滑、結局ジャケットを着ない一日でした。

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午後からはコブ遊び開始。
線下のコブは掘れやリズムが不規則、斜度の割にムズい。

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9番鉄塔から伸びるコブライン。
此処は相変わらず攻め易い。

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スクールさんもコブレッスン(自主トレ)中。
線下のコブでは苦戦されていました。

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14ː30、ジリジリと雪を焼く 解かす灼熱光線。
西日になっても陽射し/暑さは大して変わらず。

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グランプリはすっかりとナチュラルバーン化。
板は完全に沈んでしまいますが、ギリギリ下地の捉えられる荒れ具合。
安全マージン取っての8割速度域なら大回りで回せるレベルです。

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ザブザブ雪を「ハッピーターン」の「ロングターン」。

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コントレイルとサンシャインビームの飛び交う夕暮れ。
16時までキッチリ「アル3回し」してアクテビティ終了。

今回で四週間続けての白馬ツアーも、翌週はBye-weakで遠征小休止。
二週空いた次の遠征(3月最終週)、果たして雪はどれ程減っているのでしょう。

私めの見立てでは4月9日辺りで下山コース(とおみゲレンデ)クローズと推察。
今季の白馬は「ゴン下の季節」が早く訪れそうです。
おしまい。

 

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2023.03.19

●2022/23.三十滑目「五竜&47」

えー、先週3/14(火)~15(水)は「第九次白馬遠征」in五竜&47。
そんな訳で例に由っての滑走記.初日篇で御座います。

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6:55、ゲレンテイン。
ラブラブの鐘はすっかり土の丘。

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チケセンのエントランスにも雪は無く、

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桜坂はアスファルトの夏道がコンニチハ。
一週間振りに訪れた五竜、山麓部は恐ろしい勢いで融雪が進行。
とおみゲレンデのスカ4側でも地表露出が目立ち始めていました。

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アルプス平の雪量も270㎝→230㎝に。
うーん、1日×5㎝強で雪が減ってる…。

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「STOP! 快晴」 とお願いしたくなる今季の白馬。
しかし今日も三月下旬の陽気、明日は四月並みの高温との予報です。

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1439Pの肩に浮かぶ有明の月。
2ヶ月前はテレキャビン山頂駅に望めていた残月。
今では飯田の城跡に沈む季節になりました。

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8:15、キャビン乗車。
丁度一年前のこの日、全層雪崩を起こしたエキスパート。
今年はシーズン中盤に圧雪を入れた甲斐があり、無事に「3.14」を迎えました。

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8:25「業務連絡、トップ43番」。
ミドル~ボトム部はクリアに視界の利くグランプリですが、

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中盤から上はガス籠り。
まぁコレ位なら、暫くすると引いてくれるでしょう。

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オープニングタイムのグランプリは白夜の朝。

緩い冷え込みとは云え、其処は標高1500m超のアルプス平。
放射冷却で氷化したバーン + 雪玉とクラックの散見する荒れたピステン。
それで視界不如意ですから、高速ロングにはリスキーなコンディション。
圧雪車一本分のレーンを取り、ショート~ミドル回しせざるを得ませんでした。

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スクールさんも手を焼くコンディション。
アイシーバーンにラギッドな雪面コンタクト、外足の捉えが疎かになる事も屡々。

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9:00、それでも何本か回しているうちに、

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ガスはキレーに引いてくれました。
しかし荒れた圧雪バーンが嫌われてか、朝イチのグランプリを回すゲストは僅か。
もう少しデラ掛かるのを待つとして、一旦47へ向かいました。

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薄霧の切れ間に覗く、白馬鑓と白馬岳。

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9:30、Line-CよりMICHAEL白馬村。
山麓の雪はすっかりと融け、ブラウン/アンバー/オリーヴの色調。
嗚呼、白馬村も春の風景だなぁ…。

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白馬連峰はスペクトラムブルーのスカイライン。
気付けば上空を漂っていた雲も消え、ピーカンの春スキー日和に。

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南沢ノ頭には雪塊の山。
これから雪像でも作るのかと云うと、

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否々、Line-C降場の雪入れ用です。
白馬エリアでも屈指の長期営業期間を誇るラインC。
でも乗車場/降車場に雪が無いとリフト動かせませんからね。

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雪はCLOSEDしたアドベンチャーコースから採掘しています。
所処でアドベンチャーはいいもりゲレンデの管轄、勝手に雪出して大丈夫(笑)?。

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10ː50、グランプリ復帰。
上半分の荒れは程々で締まった下地、雪地感も良好ですが、

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下半分はモッサモサのザックザク。
低速だと引っ掛かる/詰まる/沈むの三重苦。
妖怪さん(イタツカミ)が出現しないのだけが救いでした。

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12ː00、とおみ2から下は雪の砂浜。
春スキーならではの「ザラメ‐Pow」、ザブザブの浮遊感が楽しめました(苦笑)。

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雪~が融けて  川~になって  流れていきます~♬。
姫川に合流する犬川に流れ込むタクガ沢(ヤヤコシイ…)。
水路の流勢は激しく、飛沫音が「バッシャバッシャ💦」。
嗚呼、冬が融けて流れて去って行く…。

エスカルで小レスト入れて再びグランプリへ。
春の重馬場雪は広背筋と腰に掛かる負担がハイシーズンの1.5倍増し、
適度に休憩入れないと身体が持ちません。

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午後からはコブ遊び開始。
線下のコブはリズム/ピッチ共に不規則でムズい。

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スーパー下のラインは浅くて攻め易い。

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13ː05、下山路はエキスパートのコブに。

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融雪で軟雪化、クッション利いて意外とアタックし易い。
但しこの日の時点でコブにはブッシュが散見。
次回訪れる頃(3月最終週)には、もー使えないだろうな…。

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14ː30、レイトアフタヌーン.グランプリはこんな感じ。
ナチュラルバーン化してますが、まだ高速ロングで回せるレベル。
クラスト(日影)入ったらお手上げなので、ラスト1時間は大回りメイン。

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時折コブ。
9番鉄塔から斜めに伸びるライン、堀りは深いものの縦長で均一なピッチ。
グランプリのコブは此処が一番攻め易かったです。

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16ː00、ラスイチは47.R1をダウンヒル。
叩き割った硬煎餅を撒き散らしたバキバキバーン。
滑走音は「ジャッジャッ」でも無く「ズザザザ」でも無く「ガキゴキバキ」

アル1.アル3は16時で営業終了/とおみは砂浜の冥界/いいもりは死亡。
そんな訳で最後の1本は47に流れ込み、ユークリッドで〆。
16ː15のシャトルバスで五竜に戻るのがこの時期のお約束です。

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16ː20、△バスの車窓より眺むいいもりゲレンデ。
ゲレンテ…と云うより、最早単なる山肌。
3/13を以てコスモ4、そして3/18を以て全リフトの営業を終了したいいもり。
私め存知の限り、これ程シーズンクローズの早いいいもりは初めてです。

と、こんな感じの滑走記。
今季節目の「30滑目」で御座いましたとさ、つづく。

 

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2023.03.18

●2022/23.二十九滑目「五竜&47」

えー、先週3/6~3/8は「第八次白馬遠征」3daysの最終日。
この日は今シーズンの五竜&47、節目となる「20滑目」。
全滑走日が29日ですから、可也偏ったゲレンデチョイスです。
まぁシーズン券持ってると、こーなってしまうのは致し方無い所処。

そんな訳での3月8日(水)滑走記、大分遅れてのエントリーで御座います。

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7:00、ゲレンテイン。
三日連続の冬晴れ、山麓の気温は5~6℃とポカポカ陽気。
今年の白馬、3月は降雪の見込み「全くありませーん…⤵」

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キャビン乗車、カモシカちゃん発見。

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8:25「業務連絡、トップ5番」。
上信国境のパノラマは淡い霞と深い靄に覆われ「春の夜の夢」。

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朝方より初夏を思わせる強い陽射し。
「暑い」「眩しい」そして「痛い」。

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グランプリには業務中の方(ナビさん)。

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地蔵ノ頭にも業務中の方(パトさん)。

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今日の朝イチグランプリ、

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貸切タイムPhotoは、

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横メのアングルで、

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四連写。

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朝イチのアイシーなザラメは朝陽に照らされ「ガリガリ」と云う程では無し。
ハードパックなものの、意外とエッジの入り易いコンディション。
寧ろ雪玉やレーン段差など、圧雪荒れの方に手を焼いたオープニングタイムでした。

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霞のヴェールを纏い、幽玄に佇む五龍岳。
青白コントラストのスカイラインとは異なり、コレはコレで宜しい山景。

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10:00、河岸替え/47へ。
カチッと締まったザラメパックは荒れも少なく、ゲストの姿も疎ら。
今日のR1はカナリ良いぞっ。

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R2も良コンデションですが、

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こんな過疎の日はR1回しに限る。
頃合いの斜度が続くロングコース、攻めるも良し、クルージングにも良し。

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11:00、ラスト1時間はグランプリ。
四方八方に拡散するサンピラー。

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この日(3/8)の白馬村は17.1℃と今冬の最高気温を更新。
幸いな事にゲレンデトップでは雲が多く、太陽の隠れている時間が殆ど。
程好く風もそよぎ、体感的にはそれ程暑さを感じませんでした。

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撤収。
この日は午前中に板仕舞い/帰投、19時から武蔵野の地でオシゴトです。
今年はこのパターンが多い白馬遠征最終日でしたとさ。

 

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2023.03.15

●2022/23.二十八滑目「五竜&47」

えー、此処数日間は「溜まりに溜まった」滑走記をまとめてUp。
殆ど白馬五竜のCМサイト化している、瓦礫坂のバァの二次元日誌です。
そんな訳で先週の「第八次白馬遠征」、二日目のアクティビティになりまする。

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7:05、ゲレンデイン/キャビン待機。
とおみゲレンデではグラニュー糖が大量生産中。
昼を待たずにザブザブの「ザラメPow」が楽しめ(?)そう…。

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平日なのに行列長いなぁ。
キャビンの営業開始を待つ雪猿は70~80人。
内訳はスノボ/40、スキー/10、Jr/20、アルパイン/10。
ゲストの構成比もすっかりと「春のそれ」です。

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8:15、キャビン乗車。
営業開始待ちの間に気温はグングン上昇、山麓では3~4℃に。
ジャケットはピステバックに片して、二日続けてのミドラー滑となりました。

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8:25「業務連絡、トップ39番」。
昨日も今日も明日も、アクリル板を張った様なクリアブルーの青空。

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色彩構成比は7:3。
コバルトブルーとシルバーホワイトの2色刷り。

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しかし東面から東南に広がるパノラマは、

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春霞が掛かりファジーな展望、八ヶ岳や南アルプスは朧な稜線を浮かばせています。
嗚呼、すっかりと春の風趣だなぁ。

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今日のポールバーンはGSセット。
昨日(SL)よりセパレート幅取ってます(=グランプリは狭くなってます)。

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バーンコンデションは昨日同様。
センター~アル3側は雪玉と轍跡が目立ち、コンタクトの覚束なさそうなコンデション。
比較的圧雪状況の良いアル2サイドをミドル~ショートターンで回す事に。
気温の上昇が却って幸い(?)、バーンの緩みが早くグリップは担保されていました。

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9:40、コース狭くなってるので混雑度合は必然的にup。
もう少し粘ろうか悩みましたが、一旦下山して小休止。

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ダイナミックを境に雪質は一変、ヘビー&ウェットな湿潤ザラメ。
それでもこの時間帯はフラットを維持しており、意外と与し易いコンディション。
単体で回すリフトがあれば、もう何本か滑ってみたいと思う程でした。

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10ː15、ヨンナナR1。
アルプス平より標高は下がるものの、北斜面の恩恵。
しっかり締まったザラメの下地、雪面コンタクト/グリップ共に良好です。

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LineCの分岐は硫安入ったセメントバーン。

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安定の過疎っ振り、R2。

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エナメルの青空に映える五龍岳。
G4~G5の岩稜帯がエグいですね。

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12ː20、昨日と同じローテーション。
正午にJr撤収/セパレート解除、当然狙いはココ。
ポールセットのライン意外は朝イチ状態をストレージしたフラットコンデションです。
この日の午後は8割方、このラインで回していました。

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13ː40、エスカルテラスで青空ランチ。
燦々と注ぐ陽射しが肌に刺さり痛い。
最早春スキーを通り越してGW並みの陽気です。

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食後の運動もグランプリ。
写真に写ってる人の数17、うち動いてる人は3。
これで日影入ったら如何なるのか…。

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15時過ぎても暖かい 暑い。

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遮二無二グランプリを回しを続けます。
とおみは「ザラメの砂浜」、いいもりは「ブッシュPowのハザード祭」。
ゲレンデボトムが全く使い物にならず、殆どゲレンデトップに籠りっ切りの2日間。
昨日今日でアル3回しは71本(36本/35本)を数えました。

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白馬三山に影が差して来た頃、

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ボチボチとクラスト発生。

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15ː50、日影化/怪獣バキバキ出現。
このまま下山、てっしゅー。

と、こんな感じの遠征二日目。
♨上がりの夕餉は麦酒と汁なし担々麵の美味しい夜でしたとさ。
つづく。

 

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2023.03.14

●2022/23.二十七滑目「五竜&47」

えー、冬場は只でさえスキーネタばかりの弊ブログ。
その上、此処数日間は「溜まりに溜まった」滑走記をまとめてUp。
殆ど白馬五竜のコマーシャルサイトと化しておりまする。

と云う訳で本日は先週3/6(月)~3/8(水)の「第八次白馬遠征」。
初日のアクティビティで御座います。

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6:55、ゲレンテイン。
一週間振りに訪れたとおみゲレンデは目に見えて積雪量減少。
気温も3~4℃と生暖かく、スノーマシンも稼働出来ません。

これ程小雪の冬は直近だと2019/20シーズン以来。
特にゲレンデボトムの雪不足は深刻。
ナイター/サンライズ営業は春分の日辺りで「詰み」となりそうです。

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キャビン行列にもアルパインゲストの姿が目立つ様になって来ました。
今日から三日間は標高1600mオーバーでも晴れ予報。
天気の崩れる気配は少なく、絶好の冬山登山日和が続きます。

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8:25「業務連絡、トップ34番」。
今日/明日/明後日と、アル3口開け三連チャン。

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ワイドバーンのアル2側には「あれっ?」。

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ポールバーンはセパレート。
いいもり小谷側は雪不足でセット不能、とおみ2は平日運休。
そんな訳でグランプリしかポール立てられないのでした。

しかしグランプリにJrが上がって来るのが、例年より半月以上早い…。

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Landing。
雪日照り+日中融雪/夜間氷結の繰り返しで、流石のグランプリも荒れたピステン。
特にセンターからアル3側は雪玉と轍跡が目立ちます。
比較的コンデションの良いアル2サイドを滑走ラインに取り、デラ掛かるまではミドル~ショートターンで回すオープニングタイムでした。

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ポールバーンからは「パン」「パン」と小気味良いスラロームサウンド。

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ポールを叩く乾いた音が響いています。
今日はSLセット、セパレート幅は狭めでした。

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10:00、1時間半/13本回して朝イチグランプリ終了。
今日はショートターン、調子良かったなぁ~。

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とおみゲレンデは10時過ぎで「ザックザク」。
ハイシーズンは快適にカービングの決まる「とおみ2」も、板の沈むサブマリンスノー。
落差を取って/後半エッジングのルーズな滑りで遣り過します。

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10:50、北斜面の47.R-1はカチッと締まってイイ感じ。
下地が硬いので荒れもそれ程進んでいません。

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それ以上に良かったのがR2。

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過疎ってるので速度域/ターンサイズ/滑走ラインも自由自在。
ゲストの多いR1よりこっちの方が快適、珍しいR2メインで回す47でした。

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12:05、おっと時間だ。
とある理由で急ぎグランプリに戻ります。

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とある理由 (Jr撤収、セパレート解除)。
ポールバーンはSLの滑走ライン以外、手付かずのピステン残し。
此処を頂かないテはありません。

そんな訳で午後イチグランプリは、アル2サイドを狙い撃ち。

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13:40、お腹空いたので一時撤収。
でもってランチ取った後は、

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レイトアフタヌーン.グランプリ。
荒れたバーンを大回り、この時間帯の高速ロングが結構楽しいのです。

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でもって困っている(止まってる)方々も多数。
ボコボコでガタガタのプチクラスト‐コンデション、皆さんゴン下しましょうね。

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15:50、ラストは47へ。
武田菱の頂に掛かる層雲がまるで噴煙みたく(※.五龍岳は火山じゃありません)。

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16:05、誰も居ないヨンナナパーク。
47のリフトはゴンドラとラインE以外営業終了、ゲレンデはほぼ無人の貸切状態。
16:15の△シャトルで五竜に戻ります。

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「いいもり終了」のお知らせ (Ω\ζ°)チーン…。
いいもりゲレンテのコス4周辺は末期的状況。
地表露出だらけのハザード祭り、積雪量が少なく圧雪も入れられません。
うーん、こりゃ持ってあと数日だな…。
(※コスモ4は3月12日を以て今季の営業を終了しました)

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2022/23シーズン最後のコス4乗車、そして最後のいいもり滑。
嗚呼、今冬のいいもりは寿命短かったなぁ…。

と、こんな感じの遠征初日でした。
つづく。

 

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2023.03.13

●2022/23.二十六滑目「白馬五竜」

えー、先々週は2/27~3/1「第七次白馬遠征」三日目の滑走記。
今回のエントリーもコメント少な目の簡易版で御座います。

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6:10、あけまして3月。
紅緋に染まるの東雲の空、今日も絶好のスキー日和です。

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7:00、3月初滑のゲレンテイン。
早朝時点で山頂の気温は0℃、今日も暖かい 暑い一日となりそう。

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とおみゲレンデは一見、見事なコーデュロイ模様も、

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下地はガリガリの硬ザラメ、すっかりと春のバーン。
うーむ、コンディション的には3月中旬レベルです…。

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アクリルブルーの青空の下、パトさんと索道さんが御出勤。

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五竜オールスターズと天狗岳。
なーんて「📷パシャパシャ」してると、1時間以上の待機時間も早く過ぎて行くものです。

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8:15、キャビン乗車。
今季初めてカモシカちゃんに遭遇も、カメラには収められませんでした(残念)。

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8:25 「業務連絡、トップ55番」。

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この時点でアルプス平はポカポカ陽気、

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一枚バーンも硬ザラメ、ピステンにも苦心の跡が伺えます。

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層雲棚ぶ白馬三山。

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紺碧の空に映える武田菱。

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ランディング。
如何にも春スキー的な硬い下地も、バーンは既に緩み始め。
ハードパックな割にはグリップは生きており、エッジの噛むコンデションでした。

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五竜オールスターズ.その1。

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五竜オールスターズ.その2。

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ハイシーズンに較べると、シュプールラインも太めの浅め。
フルカービングで攻めるにはギリギリのバーンコンデションでした。

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9:30、あらら、意外と早く混んで来ました。
しかしラギッドなコンディションが嫌われてか、初心者さんは早々にパノラマへ退避。
以降、グランプリは空いてる時間が続きました。

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SUNSUNと降り注ぐ陽光。
ようこそ、日焼けサロン「グランプリ」へ。

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今回の遠征は、三日続けての青空ピーカン

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しかしボチボチ雪降ってくれないと、4月以降がヤバいです(深刻…)。

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午前中はバーン荒れも許容範囲。
この日は午前中で撤収、ひたすらグランプリ専で回します。

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パノラマから漂着して来たハノジペンギン。
自力でグランプリを降りられず、パトさんのロープ補助で何とかアル3へ。
これからは生態域(パノラマ/とおみゲレンデ)を外れちゃダメだよ。

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「HAKUBAVALLEY」雁行図。
パノラマゲレンテの北側には「10」あるハクババレー.ゲレンデのうち「7つ」が視野に収められます。
五竜~47.R-8~左手前の尾根は八方/リーゼン。
正面の逆三角形が岩岳サウス、正面奥には栂池、白乗、コルチナ。

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12:00、ラスト1本滑って下山。
13時には白馬を発ち東京帰投、7時間後にはオシゴトが待ってます…。

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この日のスタッツ。
「うーん、五竜&47にはリフト1本しかないのか…」。
午前中のみのアクティビティな事もあり、とおみ/いいもり/47はスルー。
ひたすら「アル3回し」「グランプリ専」の半日でした。
おしまい。

 

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2023.03.12

●2022/23.二十五滑目「五竜&47」

えー、先週は2/27~3/1の「第七次白馬遠征」二日目の滑走記。
しかしこの日で今季「16滑目」となる白馬五竜&47。
シーズン半ばにして、粗方のコメントは書き尽くしてしまいました。

そんな訳で今回の滑走記はコメ少な目のスナップ集と云う事で。

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6:50、エスカルインの、

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ゲレンテイン。

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2月ラス滑。

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今日もエメラルドブルーの快晴。

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8:25、朝イチキャビンから、

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朝イチグランプリ
「業務連絡、トップ35番」。

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しかし此処んトコの雪日照り続きで、

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さしものグランプリも雪玉や轍跡が散見、

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ややラギッドな圧雪バーンとなっています。

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1st-run、Landing。
下地は硬めのガリバーンで「やや荒れ」コンデションも、ワイドバーンはフラットを維持。
毎度の事ながら五竜の圧雪職人さんには感謝です。

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シュプールラインもハイシーズンに較べると太目。
フルカービングには手強いコンディション、苦労の跡が窺えます。

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10:00、いいもり道場。
この時間帯の山麓は融雪進行、程良くシャバってます。

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ポールバーンはGSとSLの2本セット、コース幅が狭くなってました。

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10:55、ヨンナナへGo。
正面には頚城山々、稜線のスカイラインが見事。

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北斜面のR1は、

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荒れも少なくフラット、Goodコンデション。

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12:10、武田菱と大仏様(※五龍岳は山岳信仰の霊山ではありません)。

Zzzz
Line-Eより、遠見尾根.全景。
左より地蔵ノ頭~小遠見~中遠見~大遠見~西遠見~白岳を経て五龍岳。

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アル1より見返る、戸隠と飯縄。

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一夜山の向こうには越後三山(二日連続)。

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12:35、グランプリ回し、昼の部開始。
昨日に較べ融雪進行早め、今日はこの時点でザブって来ました。

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しかし暖かいを通り越して「暑い」、そして陽射しが「痛い」
この日の長野県各地は、昨日に引き続き今冬最高気温を記録。
白馬でも日中Max13.4℃と、4月並みの陽気となりました。

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緩んだコブにも何本か入ってみます。

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14:25、とおみゲレンデはザブチッチ。
白馬産の良質グラニュー糖が大量生産されていました。

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15:05、ラストもグランプリ回し。

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クラスト直前の大回りも楽しい。

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「ガリガリ」から「グサグサ」「ザクザク」を経て「バキバキ」へ。

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15:50、日向を求めてパノラマ~R8~R1の長駆ダウンヒル。

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16:40、照明の灯るとおみゲレンデで〆。
以上、こんな感じの「2月〆滑」。
翌日は遠征最終日の「3月初滑」となるのでした、つづく。

 

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2023.03.10

●2022/23.二十四滑目「白馬五竜」

えー、昨年12月よりスキーシーズン「IN」してから早や3ヶ月。
今季のスノーマッドな日々も例年通り順調に進捗。
今日(3/10)の時点で滑走日数29日、首都圏在住の身としては良く滑ってる方です。

しかし冬場は「スキーライフの合間にオシゴト」「オシゴトの合間にスキーライフ」で多忙を極める酒場の主。
冬場の休日は全て雪山行脚に充てており、二次元日誌を綴っている暇もありません。
果たしてこの時期になるとエントリー更新も滞り気味となってしまうのでした。

そんな訳で先週は月跨ぎ、2/27~3/1の「第七次白馬遠征」。
遅れ馳せながら、漸くの滑走記エントリーで御座います。

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6:55、ゲレンテイン。
キャビン駅舎より東雲に望む旭日。
日の出もすっかりと早くなっちゃいました。

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予報通り、突き抜ける様な快晴♪ (コレ、三日間続きます)。
放射冷却でキンと冷え込んだ朝でしたが、陽が射すに従い寒さは緩んで来ました。

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融けるぅ~(´;ω;`)。
第1の傍らに佇む雪だるま⛄、果たしてこの子の寿命は何時まで?。

この日(2/27)は県内各地で今冬の最高気温を記録、3月下旬~4月並みの暖かさとなった長野県。
白馬村でも日中の気温は8℃と、すっかり春スキーの陽気でした。
(※.翌日に今冬の最高気温は更に上書きされます)

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キャビン山麓駅(標高805m)から、

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700m先の山頂駅(標高1516m)もくっきりと見渡せます。
キャビンは定刻通りの営業開始、勇躍一発目の搬器に乗り込みます。

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8:25「業務連絡、トップ82番」。
青いっ。

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白いっ。

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眩しいっ。

蒼天と白銀のツートンカラーは、冬山最強のCool&Beautyなコントラスト。
無人の朝イチグランプリには「BRILLIANT」な光景が広がっていました。

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棚引く層雲に頂を覗かせる、四阿山と浅間山。
あと1時間早かったら、雲海が見れたかもね。

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杓子と鑓とシロウマさん。

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武田さんから白岳へのスカイラインも美しい。

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Landing!!。
前々日に多少の降雪があったものの、春のバーンを完全リセットするには至らず。
ピステンの下地には、放射冷却でカチコチに氷化したアイシーバーン。
薄皮コーデュロイが削られると、エッジの入り難いコンデションに変化していきました。

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8:50、月曜日にしてはゲストの出足も早め。
アイシーなスピードバーンなので、混雑してくると安全マージン取ってのミドル回し。

時間を追う毎にピステンが削られ下地にザラメが堆積。
キョロキョロとスキーの挙動が不安定なコンディションになって来ました。

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10:00、混雑を避けていいもりへ。
ゲレンデボトムは融雪が進み、程良くシャバってイイ感じ。

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10時以降は暫くコス4回し。
DEFENDER/ポールバーン共に、やや引っ掛かる雪なもののコンデション良。
早い時間帯なのでコース荒れもそれ程進んでいませんでした。

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12:10、再びグランプリ。
陽射しは強いものの然程の気温上昇は見られず、氷点下前後を推移。
下地のアイシーなガリ感は相変わらずです。

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12時半を回ると、やっとイイ感じに。
カッチリと締まりつつも程良く緩んだバーンはコンタクト/エッジの噛みも良好。
昼食時なのでゲストも激減、コース幅目一杯に使っての高速ロング回しです。

朝イチの数本を除くと、この時間帯がこの日のグランプリ「プライムタイム」でした。

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この日は山景眺望も絶好調。
白馬連峰~頚城山塊~戸隠連峰~飯綱連峰~、

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志賀高原~四阿山~浅間山~八ヶ岳~南アルプス。
フルスクリーンのワイドパノラマ、上信国境の名峰群が一望の元に見晴らせました。

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武田さん&唐松さんも壁紙候補の山映え。

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そして戸隠西岳と一夜山の遥か彼方には、越後三山が望めました。
アルプス平から120㎞先、余程クリアに晴れ湿度が低くないと見られません。

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ズームにて。
中央右最奥の冠雪した頂は越後駒、左奥は中ノ岳かな。

ガラ空きのグランプリを回してると、何時もの如くランチを取るタイミングを喪失。
14時過ぎになって漸く下山、エスカルで昼食取ってグランプリに戻ります。

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15:20、ラスト1時間もアル3回し。
この時期になると日照時間も長くなり、グランプリの日陰化も遅くなって来ました。
多少クラストっぽくなって来ましたが、まだ高速ロングで回せるレベルです。

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15ː45、徐々に日陰化、そしてクラスト化進行。
ポジネガのコントラスト差が大きく、日向から日影に入ると一瞬視界を奪われてしまいます。

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アキヤボート出動…。
この時間帯のダイナミック~ウッディは、ビギナーには荷の重いコンディション。
初心者の皆さん、ちゃんとゴン下しましょうね。

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15ː50、地蔵の頭に沈む2月27日。
グランプリは完全日陰化、こーなると投了。
最後はスカ4で5~6本トレーニング滑、〆と致しました。

あ、そー云えば今日は47に行かなかったな。
つづく。

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2023.03.02

●2022/23.二十三滑目「五竜&47」

えー、遅れ馳せながら先週2/20(月)~21(火)の「第六次白馬遠征」滑走記。
此処んトコ滑走日数過多で、エントリーが全然追いついておりません。

そんな訳で遠征二日目2/21のアクティビティはスプレー舞うパウダーDay。
ゲレンデは例に由っての五竜&47で御座います。

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6:50、犬川沿いにエスカル坂を遡上。
前日未明から続く大雪、積雪量は二日間で約50㎝。
それでもハイシーズンの白馬としては特筆に値する豪雪では無し。
主立った国道/県道は、早朝の時点で見事に圧雪 除雪されていました。

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7:10、ゲレンテイン/キャビン待機。
キャビン山麓駅には早々に営業遅延のアナウンスボード。
直近の天候推移と昨夜の降雪量からして、1時間遅れ(9:15)ってトコでしょう。
つー事はこれから2時間、駅舎で待機です…。

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有明刻のゲレンデは未だ眠りの中。
ブルーグレーの帳に覆われたとおみゲレンデは沈黙の世界。
日中の喧騒が噓の様な静けさです。

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7:25、雪雲の切れ間より薄っすら朝日が望める頃、

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ゲレンデは眠りから覚め、日常の時間が動き始めました。
索道さんの朝は除雪から始まります。

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パトさんの朝はテストスキーから始まります。

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8:00、パトさん巡回2本目。
矢張り積雪量が約30㎝超えると、1発じゃ収まらないみたく。
雪崩切りやサイドカントリーの安全点検に大忙しです。

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8:40、気付けばキャビン駅舎には長蛇の列。
スキーヤーもボーダーも新雪板を持ったゲストが大半。
狙いは当然「パウ祭」です。

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祭参戦「やる気満々」。
この日の愛機はロシのSoul7(172㎝)。
今日は樹林帯をオフピステ攻めたいので、短めのパウ板をチョイスです。

テレキャビンは約40分遅れの8:55に営業開始。
予想してたより少し早めのスタートとなりました。

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9:05「業務連絡、トップ99番」。
半月前のデジャ.ヴ、またお前か(↓)…。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/02/post-0415b8.html

と云う訳で以下、アル3一番乗りの特権。
7分間の朝イチグランプリ「貸切タイム」です。

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一枚バーンもブナ林帯も面ツル。

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テクニカルも線下も面ツル。

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垂涎の面ツル、恍惚のノートラック♡。
でも今日の狙いはこっち(圧雪バーン)じゃありません。

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こっち♬。
沢~疎林帯~クニックを経て、線下に落とし込み。
アル3側サイドカントリーの新雪食い「鉄板コース」です。

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ドロップイン♬。

非圧雪部で膝高に積もった新雪はハイシーズンならではのドライ&ライトな上質パウ。
ノートラックのオフピステは、雪の波間を泳いでいる様な浮遊感です。

斜め吹き降ろしの風が強いものの、視界/滑走には影響無し。
但しオープニングから暫くの間、アル1は運行見合わせ中でした。

そんな訳で以下、パウ祭の様子。
モーニンググランプリでは右で左で「雪宴」が開かれておりました。

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祭りだ祭りっ。

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Pow祭りっ。

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ディープスノウにドロップイン。

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スプレー上げてのカーニバル。

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何て楽しいパウ祭りっ♡。
「ウヒョー」「ヒャッホー」「チョーヤバッ」「××〇√☆☆∥♬」。
あちこちから「歓声」「奇声」の飛び交うモーニングタイムです。

しかしディープパウの日には「新雪」「深雪」の悲喜交々。
歓喜疾走するパウキチの傍らで、途方に暮れている方々も多数おられました。

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これは「パウ困り」
キャビン連絡路とテクニカル、圧雪/非圧雪の境に突っ込み立ち往生 座り往生。

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これは「パウ止まり」
例のトラバース地雷群、此処を低速で滑ってるとこーなります。

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これは「パウ落し」
無くしたモノは財布なのかゴーグルなのか、或いはスマホなのか。
何れにせよ、落し物にビーコンは付いてないのです…。

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曇り基調だった空模様も次第に良化。
雲間より青空が覗き、薄日射す好天となって参りました。
但し風の弱まる気配も無く、アルプス平の各リフトは時折減速運転となりました。

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これは「ガス」では無く「地吹雪」。
飛雪+強風で積もった雪が舞い上がり、レースカーテンの様に空を覆っています。
ま、滑走に支障が出る程ではありませんでした(注.この時点では)。

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アル3側のオフピステは殆ど完食。
沢からの線下ラインを3本/ブナ林帯を1本/テクニカルを1本を満喫。
やっぱり短めの板はステアリングが利いて樹林帯向き、172㎝を選んで正解でした。

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折角なのでワイドバーンのオンピステも3本回します。
ゲスト皆様の狙いはオフピステの新雪食い、従い不人気エリアの圧雪バーンは殆ど荒れてません。

ピステ上には5㎝程度の新雪が乗り、ソフトタッチの心地良い雪面コンタクト。
太板でルーズ&テールな大回り、カービングとはまた違った楽しさです。

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10ː10、河岸替えでアル4乗車。
アル3偏愛主義の私め、アル4に乗るのは今季初めてです。

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線下の左手には垂涎のノートラック。

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魅惑のコットンフィールドが広がっています。
尤もコチラは「ロープの向こう側」、皆さんコース外滑走はしない様に。

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アル2側の尾根~法面には食い残しが結構残ってます。
この辺狙いで暫くアル4回し。

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地蔵の下にも食い残し多。
祭のカーテンコールはまだまだ続いてます。

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地蔵ケルンも面ツルバーン。
因みにゲレンテトップの「アルプス平」と云う呼び名は五竜スキー場に由る俗称。
スキー場開業以前からこの一帯は「地蔵平」と呼ばれていました。

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10ː55、いゃあ、鱈腹食った。
アル4で尾根側のオフピを4本回し、約2時間のPowder-carnivalも終幕。
霧氷満開のブナ林銀花を愛でつつ、ダイナミックを下山。

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エキスパートはコブラインが出来掛かっています。
それでも底付きは無く、クッション良好な凸凹バーンでした。

エスカルで小休止を入れ、太板からスラ板にマテリアルチェンジ。
再びグランプリに向かいました、が…。

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ガスとブリザードの有難く無いコラボがお出迎え。
気温はマイナ10℃程度と許容範囲内も、強風に叩かれ体感ではマイナ15℃。
まぁ昨日と今日は予報でこれ位の冷え込みは覚悟。
極寒仕様のフル装備レイヤリングでしたので、耐え切れる寒さでした。

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しかし視界が利かないのは困りモノ。
陽光が射しているのにスロープは白闇。
コレは晴れてるの?、それとも曇ってるの?。

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上がこう(ガス)なると、必然的にゲストはとおみゲレンデに集中。
まぁ「前コ〇ナ紀」の全盛期に較べりゃ、カワイイ混雑振りです。

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ラストの1時間は47へ。
R1は尾根地形で風の通り道、ガスは切れ視界良好。
良雪が故、踏まれて荒れたモサ感も無く充分に回せるレベルです。

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お花見しつつのR1回し。
Line-C線下のブナ林も六花満開。

と、こんな感じのパウダーカーニバル。
個人的には今シーズン「BEST」の新雪コンディションでした。
おしまい。

 

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2023.02.26

●2022/23.二十二滑目「五竜&47」

えー、先週月~火曜日は二週間振りの白馬遠征。
ゲレンデは例に由っての五竜&47で滑って参りました。
そんな訳で毎度毎度の滑走記、初日2/20(月)のアクティビティ。

あ、因みに今日2月26日は「雪の日(長野県制定)」で御座います。

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6:50、ゲレンテイン/定点観測。
エキスパートより上部には腰の重そうな濃霧がどっしりと滞留。
うーん、この様子だとアルプス平は「ガス祭」っぽいな(鬱)…。

遠征初日(2/20)の白馬は早朝でも-1~-2℃程度の緩い冷え込み。
この気温ではスノーマシンも稼働出来ず、散雪音の響かない静かな朝でした。

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「雨降って地固まる(凍る)」の図。
前日(2/19)は「土砂降り☂」の雨だった白馬山麓部。
ゲレンデボトムのダメージは深刻で、積もった雪の下には氷化した下地が覗いてます。

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前夜から降り続く雪は予報より多めの積雪(山頂で約20㎝)。
急遽テストが入り、テレキャビンは15分程遅れての営業開始となりました。

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ゴントラを降りると其処は白闇だった。
朝の底は真っ白だった。


あっちゃー、予想通りのホワイトアウト。
視界不如意の五里霧中、しかも結構な積雪量で雪面抵抗も大きい。
「手探り」「足探り」の低速滑でアル3へ向かいます。

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8:40「業務連絡、トップ109番」。
グランプリは圧雪バーンに踝上の積雪、心地良い新雪タッチのフィーリング。
しかし如何ともし難い視界不良、平衡感覚と滑走方向が辛うじて保てる状態です。

うーん、雪がソコソコ良いだけに、尚更濃霧が恨めしい…。

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取敢えず何本か回してると、

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辛うじて人影らしきものが見える様になって来ました。
シャローPowの浮遊感+下地のレスポンスも良好。
寒さがそれ程厳しく無いのも幸い、最低限の視野さえ保てれば楽しく滑れるコンディションです。
結局、なんだかんだ云って1時間半程回してました。

でもこの積雪量だったら、太板チョイスの方が良かったかな…。

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10:05、一旦下山。
ダイナミックまで下りてくると漸くマトモな視界になって来ました。

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そのままいいもりに流れ込みますが、

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コス4大町側(DISCOVERY)は至る箇所にハリネズミ。
2月中旬と云うのに、雪が少なく圧雪が入れられません。
只でさえテクニカルなバーンの上、氷結(ガリガリ)と湿雪(モサモサ)の混在する「スーパー難度」な不整地コンディションでした。

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ポールバーン(DISCOVERY SPORT)は何とか使える状況。
しかし圧雪幅は狭くレーン1~2本分、スキーヤーズライトはフルボッコ。

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11:50、再びグランプリへ。
朝イチに較べりゃ多少マシになったものの、相変わらずのガス祭。
冷え込み自体はユルく、寒さを感じないのだけが救い。
(※.ハイシーズンの白馬はマイナス5℃程度なら「暖かい」のです)

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グランプリに於ける個人的な「視界可否」の目安。
12番鉄塔からアル3降車場が見えれば「何とか可」、見えなければ「不良」。
はい、御覧の様に何も見えません。

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またまた「ガスガス爆発」。
已む無く撤収、47へ流れ込みます。

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14:25、47はR1を1本回しただけ。
トップ~ミドルは荒れたコースに湿雪が乗りモサモサ。
ボトムはアイスバーンに湿雪がファンデーションし、ガリガリとグサグサが混在。
一粒で二度美味しくないコンデションでした。

この天候でゴンドラ/リフト3本乗り継ぎ、アルプス平へ向かうのは面倒。
15:30の△シャトルに乗ってエスカルに戻ります。

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めげずにグランプリ。
15時頃から冷え込みが増したお陰でガスも薄化、多少は視野の利くコンディションに。
振り止まぬ大雪でワイドバーンはハーフリセット状態。
特にアル3側からセンターに掛けては荒れも少なく、シャローPowの浮遊感が楽しめました。
こりゃ明日はディープ&フレッシュな「スプレー祭」、確定だな♪。

因みにアルプス平の気温は早朝/-4℃→日中/-6℃→午後/-7℃と推移。
結局「朝イチ」が「一番暖かかった」、と云うオチでした。

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霧氷の梢枝に降り頻る雪が乗り、ブナの銀花は満開。
咲き誇る雪花の重さで、枝条も項垂れてます。

ラスト1時間は営業終了の16時まで、きっちりグランプリ回し。
濃ガスの視界不良コンディションの割には、それなりに満足出来た一日でした。
翌日につづく。

 

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