●2023/24.五十二滑目.FINAL「月山」
「嗚呼、遂にこの日が訪れてしまった ( ノД`)ウウッ…」
えー、先々週6月3日~6月5日は水無月のスノーライフ「月山遠征.3Days」。
そして遠征最終日は2023/24シーズンの「滑り納め」となりました。
昨年12月以降、半年以上に亘ったスノーマッドな日々も、この日を以てピリオド。
哀愁と寂寞と安堵…、様々な想いが複雑に入り混じる最後の日。
万感の思いを込めての「THE FINAL」、今季52滑目となる滑走記で御座います。
5:50、最後の朝にグッモーニン。
今回の月山遠征3Days、天候は予報通りの「雨.雨.権藤.雨.権藤☂」。
三日間共に、早朝「だけ」が好天気配の姥沢の空なのでした。
8時半に宿の助っ人ワークを済ませ、勇躍ゲレンデに向かいます。
8:45、姥沢115林班を出立。
しかしこの時点で太陽は隠れ曇天模様、大斜面には軽くガス掛かってます。
うーん、今日も雨中滑走っぽいな…。
9:05、アクティビティスタート。
ガスガスフルフルガスワンダフル💀…。
しかもペアリフトに乗る寸前で小雨が濡って参りました。
霊峰月山も深霧の中。
でもある意味、コレも月山ぽくて宜しく(宜しいワケありません…)。
上駅の花道も完全に寸断。
僅か1日雪付けしないだけでこーなっちゃいました。
今日も元気にコブ遊びスタート。
幸い大斜面のミドル~ボトムでガスは引き、視界はクリア。
シマの下。
滑り降りるに従い、コースは「細く」コブは「深く」なります。
それでも今年の月山コブは掘れが浅く、例年に較べ優しいラインが多い。
尾根から沢に下りるコースも大分痩せて来ました。
左に進むとヤブ漕ぎ、右に進むと下駅正面へ。
どっちにしても板外しての徒歩移動が待ってます。
でもって月山アトラクション。
2日前までリフト迄滑り込めたのが噓の様、花道はすっかり「ヤブ漕ぎの道」に。
下界のガスは引くも、大斜面の雨は止んだり降ったりの繰り返し。
幸い振り足は弱く、レインウェアやグローブが浸水する程じゃ無し。
まぁ予報からしてこれ位の悪天は想定内、ガツガツとコブ遊びに勤しみます。
志津の温泉街と五色沼、弓張平パークプラザ、月山湖(寒河江川)に架かる月山橋。
降ったり/止んだり/ガスったり/本降りになったり/晴れたり/また降ったり。
多少の天候変化で「一喜一憂」しないのが月山フリークなのです。
2~3本置きに小レストとレインウェア/アウター調整を繰り返してのアクティビティ。
滑りの調子もテンションも段々と「乗って」きました。
晴れ基調のお天気に♬。
このまま天候良化、スキー日和のコブ日和になってくれよ(願)~。
しかしそんな希望的観測は無駄に終わるのが「水無月の月山」。
好天気配も1時間持たず、再び厚雲の覆う曇天模様に。
それでも正午以降雨は上がり、アウター調整の心配は無くなりました。
この日のお気に入り①。
トラバースから竹竿を超え、沢側に延びるコブライン。
この日のお気に入り②。
シマ沿いに突っ込んで行くコブライン。
浅過ぎず深過ぎずリズムの良いピッチ、コブ溝には外スキーをズラすスペースも有り。
斜度も頃合いで午後はこのライン専で攻めていました。
10本回した所処で13時、ランチレスト/月山味噌ラーメンタイム。
月山6月の季語①「架け替え」。
この5日後、6/10からペアリフトは夏季仕様にリフト架け替えの為に休業。
鉄柱下には作業用の器材が準備されています。
月山6月の季語②「担ぎ上げ」。
上駅からトラバース乗るのにもえっちらおっちらハイクアップ。
まぁTバーや牛首まで登る事考えりゃ短い距離ですけどね。
月山6月の季語③「コブ畑」。
この時期の大斜面、コブ以外に滑るフィールドは「ありませーん」。
月山6月の季語④「ヤブ漕ぎ」。
灌木帯を踏み分け、泥濘道を進み、ウェアはヤニだらけ/ブーツは泥だらけ。
花道アトラクションの難度はどんどん増して行きます。
月山6月の季語⑤「板持ち乗車」。
最後の日なんで珍しく自撮り、但し人様に見せる面でも無いのでモザイク入りです。
14:15、愈々ラスト1本。
ペアリフトから下駅を振り返る事も、来年までありません。
ラスト2本は安全マージン取って80~90%のアタック。
スピードコントロールを入れつつ縦に攻め、破綻無く「絶好調」の滑りです。
もっともっともっともっと回したい所処ですが、帰途の都合上シンデレラタイム。
後ろ髪引かれながら、未練タラタラの撤収となったのでした。
It's over, after all…
あーぁ、次にスキーを履くのは6ヶ月先かぁ(淋)…。
ビンディングからブーツを外し「2023/24.SNOW SEASON」もピリオド。
毎年の事ながら、この瞬間ってスゴく切ないんですよね。
今シーズンの滑走日数は52日、うち月山滑は12日と云うスタッツでした。
14:45、あーぁ、終わっちゃった…。
あとは雪の無い下山コースをハイクダウンするだけです。
「サヨナラ下駅、また来年ね」。
この後は16時発の姥沢発バスにて下山。
急ぎ着替えて/板やブーツ洗って/荷物のパッキングして/職場の方に御挨拶してと、タイムテーブルはカツカツ。
ペーソスな感傷に浸ってる暇は無いのでした。
16:00、帰途の折、姥沢駐車場より望む大斜面。
「サヨナラ月山、また来年ね♪」
「サヨナラスキーライフ、また来シーズンね♪」
と、こんな感じの2023/24WINTER&SPRING.最終滑。
これにて6ヶ月に亘る「タイト&ハード」なスキーマッドの日々も終了。
毎年の事ですが「至福の季節」は@云う間に過ぎ去って往くものです。
そして今季の滑走リポもこれに最後。
次回のエントリーは「プレ初滑り/狭山」、恐らく11月中頃となるでしょう。
あ、その前に「GALA」か「かぐら」のサマーゲレンデがある鴨ね。
と云う訳で「おしまい」の「おしまい」の「お終い」でした。