●第15回 南魚沼グルメマラソン
えー、6月3~5日の月山遠征で今季のスキーシーズンを終えた私め。
スノーライフもオフシーズンに入り、本格的にマラソンライフ「シーズンイン」。
そんな訳で一昨日6月9日は、2024年.走活緒戦のハーフマラソン参戦。
「南魚沼グルメマラソン」に出走して参りました。
8:20、浦佐駅とーちゃく。
前夜のオシゴトが少し押してしまい、床に就いたのは27時頃。
3時間の睡眠を確保する為、予定より一本遅い新幹線で現地入りです。
ハーフスタートまで残り40分と慌ただしいタイムスケジュール。
着替えは車内で済ませて急ぎストレッチ、アップジョグで会場へ向かいます。
浦佐大橋より望む魚野川。
右奥には巻機山、前衛には長森山~堂平山~猿倉山と連なる稜線。
遠望に見遣る八海山。
左より薬師岳/ギザギザ八ツ峰/大日岳の主峰核心部。
会場の八色の森公園とーちゃく。
ウインドスプリントを数本入れ、スタートラインに向かいます。
去年は山中湖ロードと開催日が被り、エントリー出来なかった「南グル」。
今回で二年振り5回目の出走です。
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そんな訳でハーフの部は9時にスタート。
しかし「スキー専」のアクティビティを続けていた6ヶ月間。
12月/1月にちょこっと走ったのを最後に、2~4月の走行距離は「ゼロ」。
漸く走活再開したのが5月の半ば、しかもジョッグ程度の走り込みメニューのみ。
こんな付け焼刃で「走れる足」「走れる心肺」が作れる筈ありません。
そんな臨戦態勢からして強気になれる材料は「一つも無し」。
設定タイムはハーフの自己ワーストクリア(1:37:37)と、低~い志です。
入りの1㎞は足なりで様子見の走り、下り基調もあって㌔4で通過。
ピーク時ならこれでも遅いペースですが、現状の出来では最後まで持つ訳無し。
少しづつ足を緩め、㎞/4:20~30を目途にレースを進捗。
あとは極力自分の足を使わない様、ペースメーカー見付けてコバンザメ作戦です。
城巻橋の折り返しを通過して9㎞、この辺までは意外と楽なレース展開。
しかし10㎞過ぎた辺りから次第にトレーニング不足が露呈。
足に心肺にじわじわと疲労蓄積、盆地特有の茹だる蒸し暑さも追い打ちを掛けます。
「うーん、まだ半分過ぎただけなのか…⤵」
魚野川左岸の10~15㎞区間は、兎に角「耐えるレース」。
単調な河川敷コースなのでメンタルも疲弊気味、此処でペース落とすと一気に崩れてしまいそう。
取敢えず15㎞地点までは上記ラップを維持し我慢の走り。
引き続きテケトーなペースメーカーを見付けては後ろに付いてのコバンザメ。
「落ちてくるランナー」と「上がって来るランナー」の出入りも多くなって参りました。
15㎞地点を右折すると、国際大へ向かう「上り坂+砂利道」の鬼門パート。
この2㎞区間で5:02→4:46とペースダウンも、これは織り込み済み。
キツいっちゃキツいのですが、此処を凌いで国際大学キャンパスをパスすればラスト3.5㎞、残りは下り主体のコースなのでゴールまでの目鼻立ちも立って来ます。
ラスト3㎞は下り基調を利してラストスパート。
カツカツの走りでも㌔4:15ペースですが、何とか最後まで持ってのフィニッシュ。
スタッツは以下の通りとなりました。
・タイム グロス/1:33:05 ネット/1:33:03(㎞/4:24)
・種目別順位(ハーフ男子50歳以上) 30位/736名
・総合順位(ハーフ全般) 141位/2189名
予想通りの低調なスコアですが、臨戦過程からすると良く走れた方。
ピーク時には程遠いコンデションでも悪いなりに「粘って」「耐えた」レース内容。
ラップもレース全般を通してイーブンペースを維持、後半の失速もありませんでした。
例年なら軽井沢ハーフか山中湖ロードを叩いての参戦も、今年は今大会が春初戦。
トレーニング不足+ぶっつけ本番としては、思ってたよりマシなタイムでした。
「五日町餃子」と云った人気ブースには長蛇の列。
1/8マラソンを終えたランナーさんたちが、先にグルメ村に陣取っておられます。
特に八海山ビールには20~30名の行列。
「走って」「疲れて」「喉乾いた」後、流石に並ぶ気にはなれません。
取敢えず空いてるブースでアテ購入、ビールもサッポロ生でイイや。
個人的には「深谷漬物」の出店が無くなったのが残念…。
オツカレ麦酒♬。
アテは猪肉煮/牛スジ玉子/イクラ醬油漬け、あとからたこ焼き追加。
何回も足運ぶのも面倒なので、ビールは先にまとめ買いです。
今回2年振り5回目となる南魚沼グルメマラソン参戦。
レース後の方が「破壊力抜群」の同大会、詳細に就いては過去ログ(↓)を見て下さい。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2016/06/7-6e81.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2016/06/7-038e.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2016/06/7-c4bb.html
11時を過ぎるとハーフの部.ゴールインのラッシュアワー。
これから「オツカレ麦酒」と「オツカレコシヒカリ」が待ってますよ。
喉も潤ったのでコシヒカリタイム。
ビールとアテで既に腹一杯、ご飯は並盛りを一膳のみ。
飲まない人は早々にコシヒカリ「てんこ盛り」で食欲魔人タイム。
表彰式の後は仮装ランナーのコンテスト。
一等賞はこちらの方々、まぁ発想の勝利と云う感じですね。
駅前の角栄先生に御挨拶して撤収。
湯沢で♨浸かって帰ろうかとも思いましたが、面倒なのでそのまま新幹線で帰東。
この5時間にはオシゴト、少し自宅でゆっくりもしたいですしね。
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以下、簡単に大会雑感。
今年で15回目を数えますが、開催当初から既に独自の個性を確立している異色(?)の大会。
レースアフターの満足度では「最強の破壊力」を誇る大会と云って良いでしょう。
マラソン大会の枠に収まらないグルメパーティのイベント力には只感服、地域特性&独自色が充分に生かされたグッドアイデア。
南魚沼産コシヒカリ食べ放題と地場の特産グルメ、南魚沼グルメマラソン「オンリーワン」の魅力に溢れています。
勿論それだけでは無く(これも強烈)レベルの高い仮装ランナーや、福田六花&松任谷氏のライブ、地域挙げてのロコなホスピタリティ等々、運営者.参加者一体となった大会の共有感と盛り上がりは特筆モノ。
ステージイベントは程良い力の入れ具合で、良い按配での聴衆任せな「ユルい」雰囲気も、ツポの所処ではしっかり「乗せ」てくれます。
大会規模も丁度良い位(参加者約4000名)、会場のキャパ的にも余裕があり人気大会にしては混雑具合も然程ありません。
個人的にはこれ以上メジャーになって欲しく無い大会ですね。
と、「走って」「食べて」「見て」「唄って」「聴いて」と、色んな角度から楽しめる最高のエンターテイメントマラソンイベント。
しかしマラソン大会なのにマラソン自体は前座扱い(?)。
うーん、強烈過ぎる。
で、最後に注意点を一つだけ。
シリアスランナー/ファンランナー関係無く、レースでは「余り無理をし過ぎない事」。
時期的に夏日(真夏日)の高温+盆地特有の高湿度に苛まれるこの大会。
しかもコース自体に日蔭が殆ど無く、陽晒し下でのレースを強いられます。
秋冬のマラソン大会とは一線を画したタフなレースコンディションで、毎年「熱中症」「脱水症状」で倒れる参加者がバッタバッタ続出しています。
「PBの2~3割減」くらいのペースで臨むのが、丁度良いのかも知れません。
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と、こんな感じの「南魚沼グルメマラソン」参戦記。
雪国の夏日ランとアフターの食道楽を満喫した、暑く楽しい日曜日でした。
おしまい。