●2024/25.十二滑目「白馬五竜」
えー、今週の火~水曜日は「第五次白馬遠征」in五竜47。
両日共に冬晴れの好天に恵まれ、Happy&Gratificationの二日間でした。
でもその前に1/14~16「第四次白馬遠征」3daysの滑走記が未だ停頓中。
滑走ペースに滑走記upが追い付いておりません。
そんな訳で先週.1月15日の滑走記エントリーで御座います。
6ː00、起床の気象。
うわぁ(驚)、
ドッカドッカと「降ってる降ってる」。
ワッサワッサと「積もってる積もってる」。
前夜の降雪予報は山麓で10~15㎝/ゲレンデトップで20㎝。
それがこの積雪量、村ベースでも30㎝を越えるドッカン雪。
「塩の道」は「深雪の道」へと姿を変えていました。
県の除雪車作業が終わった後も、瞬く間に道路に積もる雪。
宿泊施設などの除雪グレーダがフル稼働中です。
エスカル坂ではスタックして身動きの取れないツアーバス。
最大傾斜部(レディダイアナ~アベスト)に辿り着く前にこの有様。
大雪時に「チェーン無」でココを上るってのが無謀です。
7ː00、ゲレンデイン。
とおみゲレンデの積雪はエスカルの基壇を50㎝以上超えてます。
今季は記録的な大雪に恵まれた白馬地方。
それでも一晩の積雪量としてはこの日が今冬1~2でした。
前夜の積雪はゲレンデボトムでも30㎝オーバー。
最早「恵みの雪」を通り越して「雪害」レベル。
「こりゃ、テストスキーでゴンドラ動くのソートー遅れるな…」。
五竜クイズ/さて、此処は何処でしょう。
何時ものルーティン(キャビン待機)には向かわず、エスカル内でゆっくり待機。
そんな間にパウ板を調達。
今日はELANのRipstick、ツリーラン狙いでステアリングの利く171-94をチョイス。
しかしこの判断を後から大後悔するのでした…。
8ː00、スカイ4からスタート。
いいもりパウを狙って、1本目からコスモ4に向かいますが…。
「辿り着けませんでした💀…」
経由路のパウダースノーコース(オンピステ)が膝高の積雪でオフピステ状態。
15度程度のスロープでは斜度不足で板ストップ、スキー履いたままでのラッセル行軍。
キャビン駅下のルートで何とかとおみゲレンデに戻ります。
滑り降りりゃ1分の距離を10分以上歩いての「荒行オープニング」でした。
9ː15、とおみゲレンデを何本か回した後、やっといいもりへ。
スノボの滑走跡(つーかラッセル跡)を辿ってコスモ4に到着。
コス4線下両サイドは、いいもりの「パウ食い」スポット。
コーススペック(Max30°/Av20°)以上にしっかりした急斜は深雪滑にBEST。
何より勾配の緩まない斜面構成なので、板の止まる心配が無いのです。
ターゲットは大町側(DISCOVERY)。
何本か喰われた後ですが、ドロップインすると膝上ズッポのディープスノー。
元々がオンピステなので底付きの心配も有りません。
残っている面ツルに板を走らせフッカフカのスノーサーフィン。
特に下半分は線下側にノートラが多く残っており、朝イチPowを存分に楽しめました。
4本回した所処で10時前、そろそろキャビンが動く頃と読んで駅舎に向かいました。
9ː55、既に50~60人のパウキチ雪猿が列を成しています。
読みはバッチリ、この15分後約2時間遅れでキャビン営業開始。
10ː25、グランプリ到着。
濃霧の割に視界は利いており、ガス祭の心配は無さそうで一安心。
で、ゲレンデコンディションですが…、
「圧雪バーンが既に非圧雪⛄」
ピステン(?)上には「膝ズッポ」の新雪、少なく見積もっても30㎝は乗ってます。
1本目は一枚バーンのど真ん中を切り裂きます、が…。
「パウ過ぎてスキーが走らない悲劇…」
雪が深過ぎてスピードに乗れず、直滑降で止まらずに滑り降りるのが精一杯。
1本回しただけで太腿パンパン、パウ板履いててもこの有様です。
「もっと太くて長い板を選んどきゃ良かった…」
そしてゲレンデのあちこちでは阿鼻叫喚の地獄絵図。
「パウ祭.番外編」が開催されていました。
キャビン駅からグランプリの合流地点が最初のトラップ。
深雪エリアに入って「沈む」「止まる」「転ぶ」「埋もれる」死屍累々。
そして「誰も動けなくなった…」。
スキーもスノボも雪底に埋没、足を動かす事すら出来ません。
こっちも悲惨。
パノラマからの合流路、通称「魔のトライアングル」。
此処のトラバースは中間部だけが非圧雪でしかも緩斜面。
深雪時にココを低速横断すると、絶対こうなっちゃいます。
見えてるゲストは全員「止まってる」か「転んでる」か「沈んでる」。
若しくは板外して「歩いてる」。
しかし非圧雪エリアをブーツでラッセルすると「腰まで埋まります」。
嗚呼「パウ祭」ならぬ「パウ地獄」。
オープニングから数本回して、やっと滑走跡が目立ち始めたグランプリ。
雪深過ぎてノートラックにスキーを進めると、斜度不足/積雪抵抗で超低速滑。
踏まれた後を滑った方が板が走って快適、と云うトンデモなコンディションでした。
あーぁ、コレならもっと太くて長いファット選んどきゃ良かった…。
パウの日位にしか乗らないアル4。
サイドカントリーもソコソコ踏まれて来たので滑走跡泥棒。
法政小屋側のオフピステとノリ面遊びに向かいます。
しかしアル2が凄い事になっている。
まぁココは通年運休、精々GW位しか動かさないので良いんですけどね。
パウ祭り9本回して一旦下山/ランチレスト。
午後にもう一回上りましたが、流石にもう食い尽くされた後の残飯状態。
雪自体が湿雪なので踏み固められるのも早く、モサグサとしたナチュラルバーンと化していました。
そんな訳で14時からはスカ4回し。
グランプリは上記の通り、いいもりコスモも恐らく同様かもっと惨い状態。
47に出張る気合と体力と無く、以降は「とおみ専」のアクティビティ。
緩斜面+ゲストの多さでとおみゲレンデはデラ掛り、すっかりフラットバーン化。
ノーストックでバリエーショントレーニングやってました。
と、こんな感じの第四次白馬遠征.二日目。
結局パウ喰ってて一番楽しかったのは朝イチのいいもり、と云うオチでした。
遠征最終日につづく。