●1096日振りの「お千度の儀」
えー、本日より月替わり文月。
ミヤコでは祇園さんマンスリー開幕、「京の夏」が始まりました。
過去二年は腐れ伝染病で、主だった行事は全て中止。
八坂神社.例祭としての神事だけが粛々と行われた祇園祭。
今年は概ね「前.コロナ紀」に近い形での祭り開催が予定されています。
但し「花笠巡幸」と「ホイッと」は今年も引き続き催事中止。
山鉾搭乗を行うのも函谷/菊水/岩戸(前祭)、南観音(後祭)の四基だけです。
そんな訳で各山鉾町では本日より「吉符入り」。
お稚児さんも仕事初め、八坂神社へ「お千度の儀」に詣でられました。
今日から数多の前儀祭礼を経て、「宵山」「山鉾巡行」「神幸祭」「還幸祭」。
更には「後祭」から「夏越祓」へと至る、長く短く暑い1ヶ月の幕開けです。
京都・祇園祭始まる
長刀鉾の稚児が「お千度の儀」、祭りの無事を祈る
祇園祭が1日、始まった。
今年は山鉾巡行と神輿渡御(とぎょ)が3年ぶりに行われるなど、例年に近い形で実施される。
京都市東山区の八坂神社では、前祭(さきまつり)巡行で先頭を進む長刀鉾の稚児が「お千度の儀」に臨み、祭りの無事を祈った。
午前10時前、今年の稚児の岡本善太さん(11)=高倉小5年=が、禿(かむろ)を務める弟の弦大さん(9)=高倉小4年=、村山一樹さん(12)=京都御池中1年=とともに南楼門を通って本殿に入った。
長刀鉾保存会の役員らと、稚児を務めることを神前に報告した。 広告 各山鉾町では神事始めの「吉符入り」が行われた。
夕方から夜には函谷(かんこ)鉾や放下鉾などで、祇園囃子(ばやし)を練習する「二階囃子」が始まり、「コンコンチキチン」の音が祭りの風情を盛り上げる。
(文.写真共、京都新聞7/1より借載)