2015.12.01

●南座桟敷の人々(梨園の佳人たち)

えー、本日より月替わり師走。
つい先日年を越したと思っていたら今年も末尾、毎年の事ながら歳月の過ぎ往くのは早いもので御座います。

そんな訳で今日は師走ミヤコの風物詩「顔見世」ネタ。
南座では恒例の顔見世恒例、「花街総見」が始まりました。
「餅花飾り」と「まねきの簪」の佳人装い見ると「師走の到来」を改めて実感するもの、南座の桟敷席はさぞかし「華やいだ」風情の事だったでしょう。

因みに「まねきの簪」とは、招き看板を配った簪に贔屓の歌舞伎役者さんの名前を入れてもらったものの事で御座います。

尚、今回の表題はマルセル.カルネの映画(原題)に因んだものにて。

20151201140738enews4_2芸舞妓ずらり、顔見世に華 
京都・南座で「花街総見」

師走に入った京の街で、芸舞妓が顔見世を観劇する「花街総見」が1日、京都市東山区の南座で始まった。桟敷席にあでやかな着物姿の芸舞妓がずらりと並び、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
毎年12月、歌舞伎界とつながりが深い花街では、芸舞妓が歌舞伎を見て芸事を学ぶ。今年は先斗町から始まり、お茶屋関係者らを含め約60人が出席した。
午前10時半からの昼の部開演を前に、芸舞妓が次々と南座を訪れて劇場前であいさつを交わした。今年は四代目中村鴈治郎さん=京都市出身=の襲名披露公演。舞台では「河庄」など4演目が繰り広げられ、芸舞妓たちが東西の人気役者の名演に見入っていた。
7日まで祇園甲部、上七軒、宮川町、祇園東の順で観劇する。
(文.写真共 京都新聞12/1
より)

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2015.11.11

●かにかくに

えー、本日は忘れた頃の「地元ネタ」にて「花街ネタ」。

祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる

と云う訳で11月8日は巽橋白川畔にて「かにかくに祭」が行われました。
今年の「蟹角煮」は生憎の雨模様だったらしく。
仔細に就いては毎年記述済なものでして、その儘コピペしておきます↓。

昭和三十年、吉井勇の古稀祝いとして祇園新橋「大友」跡に歌碑が建てられました。
その建立日を選んでの彼を偲ぶ催事、近年では秋.祇園町の風物詩となっています。
因みに歌碑は本鞍馬。惚れ〃する鉄錆色の石面には冒頭の歌が、亦建立有志には志賀直哉.谷崎潤一郎.新村出.堂本印象.湯川秀樹ら錚々たる朋輩の名が刻まれています。

で、吉井勇がどういう人かと申しますと…。
無類の酒好きにて舞妓芸妓オタク。お茶屋に立て籠もるかと思えば宛無くあっちこっち彷徨し、花街色恋沙汰悲喜交々を頽唐的に歌い上げた「外向的なヒッキー」でした。
但し祇園町での遊び方については近松秋江より通じていたと思われます。

真面目なトコロ、祇園に篭城を決め込んで左褄の情ばかり歌っていたのは若かりし頃の話であって、処女詩集「酒ほがひ」から続く初期作品「祇園歌集」「祇園双紙」の印象が強いのかも知れません。
寧ろ自然山海折々の風情や、歴史上の人物から土地〃の名も無き匠師迄を己が流(所謂「勇調」)に敷衍する歌風が真骨頂と云えるのではないかと。
まぁ近代日本版吟遊詩人とでも申しましょうか。

その他仔細に就いてはウィキ様でも覗いてみて下さい。
尚、吉井の忌日11月19日にて「かにかくに祭」の日では御座いません。
一応、念の為。

20151110111227smn3芸舞妓ら吉井勇歌碑に花供え  
京都でかにかくに祭

祇園を愛した歌人吉井勇(1886~1960年)をしのぶ「かにかくに祭」が8日、京都市東山区であった。降りしきる雨の中、祇園甲部の芸舞妓が感謝の思いを胸に、吉井の歌碑に白菊の花を手向けた。
晩年を京都で過ごした吉井は花街の風情を好み、「都をどり」の作詞に携わるなどゆかりが深かった。友人の谷崎潤一郎らが1955年に歌碑を建立した日にちなみ、祇園甲部組合が毎年11月8日に同祭を営んでいる。
白川のほとりに立つ「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と刻まれた吉井の歌碑の前で式典が営まれた。和傘を手にした芸舞妓らが参列し、歌碑の前に花を供え、静かに手を合わせていた。雨に煙る祇園の街並みが風情を醸しだし、観光客らが芸舞妓に盛んにカメラを向けていた。
(文.写真共 京都新聞11/10
より)

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2015.09.29

●「秋のをどり」祇園町

えー、本日は久し振りのミヤコネタ&花街ネタ。

此処数日のトーキョーは、朝晩めっきりと涼しくなって参りました。
春の彼岸が「一雨毎の暖かさ」なら、秋の彼岸は「一雨毎の肌寒さ」とでも云った所処でしょうか。
肌触つ空気から感じるものは、遅蒔き乍らの「初秋気配」で御座います。

一方我が地元、ミヤコでは「気候」から感じる季節感よりも、街を彩る歳時記から「目」で季節感を感じる方が早いもの。
例えば祇園町、幾分前から神無月仕様の提燈が花街の夜を灯している事でしょう。

そんな訳で明後日よりは月替わり、ミヤコ「秋の演舞会」も順次開幕です。
月初より先鞭をつけるのは「甲部.温習会」。
下記は昨日行われた「大ざらえ」の一コマにて。

20150928125312gion101_2あでやか京の舞、秋彩る 
祇園甲部・温習会「大ざらえ」

京の花街、祇園甲部の秋の公演「温習会」(10月1日開幕)を前に、稽古の総仕上げ「大ざらえ」が28日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で始まった。芸舞妓が本番に向けて舞台で熱心に舞の流れを確認した。
温習会では、京舞井上流家元井上八千代さんが指導する芸舞妓が稽古の成果を披露する。今年は舞妓22人を含む計85人が出演する。上方唄「太鼓踊り」の稽古では舞妓たちが舞台にずらりと並んで登場。井上さんの指導を受けながら、色とりどりの衣装をひらめかせ、団扇太鼓を打ち鳴らしてあでやかに舞っていた。
今年は芸舞妓が手にする扇などの小道具が多彩なのが特徴。ほかに常磐津「松の名所」や義太夫「宇治川先陣物語」、清元「青海波」など12演目があり、日替わりで5、6演目を披露する。10月1~6日。午後4時開演。指定席8500円、自由席4千円。祇園甲部歌舞会TEL075(561)1115。

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2015.09.02

●祇園東「衣装合わせ」

えー、本日より月替わり九月。
暦上では夏もお終い、今日より秋の到来で御座います。
今年は残暑も控え目…、つーか「来る日も」「来る日も」雨ばっかりの此処半月。
「野分」と云うには風も無く、何だか梅雨に逆戻りしたような天候が続いております。

そんな季節感如何わしい季節替わりの折節、ミヤコからは早や「晩秋」の便り。
今秋「祇園をどり」、衣装合わせの知らせで御座います。
二ヶ月先の話とは云え、気付けば霜月も直ぐにやってくるものでしょう。

20150831203613gion003_2秋の舞、準備着々 
京都「祇園をどり」プログラム撮影

京の花街の一つ、祇園東の舞踊公演「第58回祇園をどり」(11月1~10日)のプログラム写真の撮影が31日、公演会場となる京都市東山区の祇園会館であった。京菓子をテーマに繰り広げる舞台で、衣装をまとった芸舞妓がカメラに向かってポーズを決めた。
今年の演目は「意凝菓匠腕」で全6景。「和食」のユネスコ無形文化遺産登録を受けて、季節ごとの和菓子をテーマとし、期間中、芸舞妓15人が出演する。
第1景「うでくらべ」では、競い合う2人の菓子屋の掛け合いを舞で披露し、4景「亥の子餅とくりきんとん」は、丹波山中でのイノシシの子とクリのやりとりをユニークな物語で展開する。5景「吹き寄せ」では、彩り豊かな衣装で舞妓が秋の風情を表現。6景「祇園東小唄」は総踊りでフィナーレを飾る。初舞台の舞妓、雛佑さん(17)は「皆さんが見たことがあるお菓子が演目で出てくるのでぜひ見てほしい」と話していた。
午後1時半と4時の2回公演。観覧料4千円(茶券付4500円)。祇園東歌舞会TEL075(561)0224。
(文.写真共 京都新聞8/31
より)

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2015.08.01

●ミヤコ「八月朔日」

えー、本日は八月「朔日」。
弊ブログの「ハチガツ」は、毎年このネタが二番目だったり致します。

「お目出度い」日のミヤコでは、旧家や老舗の玄関に二色の祝幕が飾られます。
この装いが見られるのは「お正月」「宵山」、加えて花街では「八月一日」にも。

と云う訳で、今日は「お茶屋さん」の門前に祝幕が掛けられました。
夏の花街風物「八朔」、黒絽織五つ紋付の正装にて御挨拶廻りの日です。

「おたのもぉーしますぅー」
「おめでとさんどすぅー」
「いつもおせわになってますぅー」
「おめでとさんどすぅー」

舞妓さんも今日計りは、襟足三本、奴島田の身仕舞いにて。

20150801132157hassaku盛夏に華、芸舞妓きりり 
京都の花街で「八朔」

芸舞妓が芸事の師匠やお茶屋へ感謝の思いを伝えて回る夏の行事「八朔」が1日、京都市内の花街であった。東山区の祇園周辺では強い日差しが照りつけるなか、日傘や扇子を手にした黒紋付き姿の芸舞妓がにこやかにあいさつに回った。
午前中から気温が上がったが、芸舞妓たちははつらつと出掛けた。同区末吉町のお茶屋には正装の芸舞妓たちが次々と訪れ、「おめでとうさんどす。どうぞ相変わりませず、おたの申します」とあいさつ。出迎えたおかみは、夏の暑さに体を気遣うなどしてつかの間の会話を楽しんでいた。芸舞妓が外に出ると、あでやかに歩く姿に多くの写真愛好家らがカメラを向けた。
八朔は、もとは旧暦の8月1日に農家が豊作を祈る習わしとされる。花街では新暦に合わせ、世話になっている人を訪ねてあいさつする行事として続いている。
(文.写真共 京都新聞8/1
より)

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2015.07.08

●祇園町「お千度」

ぞろぞろぞろぞろ…。

「おはようさんどすぅ~」
「おはようさんどすぅ~」
「おはようさんどすぅ~」


ぞろぞろぞろぞろ…。

と云う訳で、昨日は祇園町夏の風物詩「お千度」。
学生時分に祇園界隈で仕事していた縁もあって、この催事には何度か出遇した事があるのですが…。
白浴衣のオネーさん達が大挙移動される状景は、「華麗」と云うより「圧観」。
八坂さん南楼門前で記念撮影の行われる様や、四条河原町まで大挙移動される様には蓋し圧倒されたのを思い出します。

「八朔」「事始め」「始業式」等、花街佳人の集いし催事は色々御座いますが、その「群雄割拠度」では最たるもの。
艶花「百花繚乱」も、余りに多過ぎると却って「おっかない」もんでして。

因みに今年の揃い浴衣は「白地に藍の蜻蛉」。
残念ながら生憎の雨で、縁起の勝虫も道行に隠れたままだったみたいです。

20150707125151osendo050雨に華、芸上達願う 
京都・祇園甲部「お千度」

祇園甲部の芸舞妓が、伎芸の向上と夏の息災を願う「お千度」が7日、京都市東山区の八坂神社で営まれた。雨の中、京舞井上流家元の井上八千代さんと門下生約70人が、白を基調にしたそろいの浴衣姿で参拝した。
お千度は井上流の門下生でつくる「みやび会」が祇園祭中に恒例行事として続けている。今年の浴衣はトンボをあしらった涼しげなデザインにした。
小雨がぱらつく中、午前9時半ごろから、芸舞妓が傘を手に次々と神社を訪れてあいさつを交わした。本殿の周囲を回って祈願した後、本殿に上がり、神妙に頭を下げて神事に臨んだ。
参拝を終えた芸舞妓が境内に出ると、観光客らが華やかな一行にカメラを向けた。八千代さんは「まずは健康第一。少しでも明るい話題が増えますようにと願いました」と話していた。
(文.写真共 京都新聞7/7
より)

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2015.07.02

●「上七軒ビアガーデン」始まりました

えー、明日は七月に入って最初の「ハナキン(死語)」。
「むしむし」「じめじめ」した梅雨時には暑気払い宜しく、ビアガーデンで「ジョッキぐびぐび」なんてのも良いものですね。

そんな訳でミヤコでは北野.夏風物詩、「上七軒ビアガーデン」が始まっております。
日毎五人の花街佳人が「おもてなし」、華やかなお座敷姿も宜しいですが白地の浴衣姿も亦艶っぽいもの。
どーせなら麻の縮に紗の羽織を引っ掛け、
和装で御邪魔するのも乙なものでして。

因みに協賛はアサヒビールさん、
中ジョッキ\100より。
去年より\50の値上げで御座います。


営業期間 7/1 ~9/5 (8/14~8/16はお休み)
営業時間 17:30~22:00
詳細は上七軒HPにて。→ http://www.maiko3.com/event/ev-6.html

20150701231706beer芸舞妓とビールで乾杯! 
京都・上七軒でビアガーデン

夏本番を間近に控えた1日、京都市上京区の上七軒歌舞練場で恒例の「上七軒ビアガーデン」がオープンした。アジサイの花が咲く雨上がりの庭園で、そろいの浴衣姿の芸舞妓が来場客をもてなした。
上七軒ビアガーデンは1948年ごろに始まり、夏の風物詩として定着した。歌舞練場の庭園で6人の芸舞妓がもてなす応対が人気となっている。
この日は朝から荒れ模様の天気だったが、夜には雨は上がり、涼やかな夜風が宴席を吹き抜けた。早速満席となり、来場客は芸舞妓と談笑しながら冷えたビールで喉を潤していた。舞妓の勝奈さん(18)は「ビアガーデンが始まると夏が来たという気になります。たくさんの方にお越しいただけたらうれしおす」と話していた。
9月5日まで(8月14~16日は休み)。午後5時半~10時。上七軒歌舞会TEL075(461)0148。
(文.写真共 京都新聞7/1
より)

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2014.12.13

●御祝儀は「舞扇」

「おことぉさんどす~」
「おめでとぅさんどす~」

昨日はミヤコ花街にて「事始め」。
祇園町でも「一足早い」新春の御挨拶廻りです。

この「事始め」、学生時分にこの界隈で仕事していた頃は何のこっちゃら解らず終いでしたが、着物姿のオネーさま方々が大挙移動される様は壮麗と云うか圧巻と云うか…。
巽新橋や一力の周辺は、正に「華の賑わい」で御座いました。

と云う訳で、花街も是より本格的に「迎春」の支度。

20141213130044kotohajime_2迎春へ「おめでとうさんどす」 
京都・花街で事始め

京の花街や旧家で迎春の用意を始める行事「事始め」が13日、京都市内であった。祇園町では芸舞妓たちが稽古で世話になった師匠やお茶屋に「おめでとうさんどす」とあいさつして回った。
東山区の京舞井上流家元井上八千代さん宅の稽古場には、弟子たちが届けた78個の鏡餅が壇に並べて飾られ、早くも新春ムードに包まれた。
午前10時過ぎから弟子の芸舞妓が次々とあいさつに訪れた。井上さんは1人ずつ稽古の成果を講評して励まし、体を気遣いながら期待を込めて舞扇を手渡した。舞妓の佳つ江さん(19)は「来年も今年以上に舞の稽古に精進したいと思います」と話していた。
同宅で飾られた鏡餅は、京都新聞社会福祉事業団を通じて市内の3児童養護施設に師走のプレゼントとして贈られた。
(文.写真共 京都新聞12/13
より)

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2014.11.08

●かにかくに

祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる

と云う訳で本日は「蟹角煮」、否々「かにかくに祭」。
仔細に就いては毎年記述済なものでして、その儘コピペしておきます↓。

11月8日は巽橋白川畔にて「かにかくに祭」。
昭和三十年、吉井勇の古稀祝いとして祇園新橋「大友」跡に歌碑が建てられました。
その建立日を選んでの彼を偲ぶ催事、近年では秋.祇園町の風物詩となっています。
因みに歌碑は本鞍馬。惚れ〃する鉄錆色の石面には冒頭の歌が、亦建立有志には志賀直哉.谷崎潤一郎.新村出.堂本印象.湯川秀樹ら錚々たる朋輩の名が刻まれています。

で、吉井勇がどういう人かと申しますと…。
無類の酒好きにて舞妓芸妓オタク。お茶屋に立て籠もるかと思えば宛無くあっちこっち彷徨し、花街色恋沙汰悲喜交々を頽唐的に歌い上げた「外向的なヒッキー」でした。
但し祇園町での遊び方については近松秋江より通じていたと思われます。

真面目なトコロ、祇園に篭城を決め込んで左褄の情ばかり歌っていたのは若かりし頃の話であって、処女詩集「酒ほがひ」から続く初期作品「祇園歌集」「祇園双紙」の印象が強いのかも知れません。
寧ろ自然山海折々の風情や、歴史上の人物から土地〃の名も無き匠師迄を己が流(所謂「勇調」)に敷衍する歌風が真骨頂と云えるのではないかと。
まぁ近代日本版吟遊詩人とでも申しましょうか。

その他仔細に就いてはウィキ様でも覗いてみて下さい。
尚、吉井の忌日11月19日にて「かにかくに祭」の日では御座いません。
一応、念の為。

201411081143131108kanikakuni白菊を手向け 歌人に感謝 
祇園で「かにかくに祭」

祇園を愛した歌人、吉井勇(1886~1960年)をしのぶ「かにかくに祭」が8日、京都市東山区元吉町の白川沿いにたたずむ歌碑前で行われた。
穏やかな秋の日差しの下、芸舞妓4人が「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と刻まれた歌碑の前に白菊を手向け、感謝の気持ちをささげた。
付近には、多くの観光客や写真愛好家らが集まり、白川の風情と華やかな芸舞妓の姿を堪能していた。
北原白秋らと文芸誌「スバル」を創刊した吉井は、晩年を京都で過ごし、「都をどり」の作詞に携わるなど、花街にゆかりが深かった。同祭は、吉井の友人の谷崎潤一郎らが1955年11月8日に歌碑を建立したのを記念し、祇園後部組合が毎年営んでいる。
(文.写真共 京都新聞11/8
より)

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2014.11.02

●「祇園をどり」はじまりました

えー、ミヤコ唯一の「秋をどり」にて秋季演舞会の末尾を飾るのは祇園東。
昨日より「祇園をどり」の開幕で御座います。

ミヤコ五花街の中では比較的「江戸歌舞伎流」の影響が色濃い流派。
「日舞なんぞは縁遠くて」なんて方にも楽しめる演目構成となっていますので、「をどり鑑賞」デビューの人にもお勧めです。

それに今月は一年を通して「をどり」舞うには打ってつけの時節。
何たって11月の異称は「神楽月」って云う位ですからね。

20141101211724gion襖絵と芸舞妓が美の競演 
京都・祇園をどり開幕

京の花街で深まる秋を彩る祇園東歌舞会の舞踊公演「祇園をどり」が1日、京都市東山区の祇園会館で始まった。社寺などの著名な襖絵をテーマに芸舞妓が華やかな舞台を繰り広げた。
57回目を迎えた今年の演題は「濃彩京襖絵」で全6景。それぞれの襖絵をモチーフにした背景画が舞台を飾った。大覚寺の「牡丹図」ではボタンの花を手に獅子の精が流麗に舞った。毘沙門堂の「梅花禽鳥図」、永観堂(禅林寺)の「波濤図」も演目となり、天球院の「朝顔図」では青と白のアサガオによる美の競演を表現した。二条城の「桜花図」では花見の席で舞妓が踊り、総踊りの「祇園東小唄」では真っ赤な紅葉が彩る舞台で優美にフィナーレを飾った。
10日まで。
午後1時半と4時の2回公演。観覧料4千円(茶席付き4500円)。祇園東歌舞会TEL075(561)0224。
(文.写真共 京都新聞11/1
より)

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