2008.08.17

●「下鴨古本市」最終日

えー、昨日より三泊四日の里帰り。
と云う訳で私めは只今ミヤコに居りまする。

001そんな今回の帰京、昨日上洛後真っ先に向かったのは毎夏恒例のルーティーン、「下鴨納涼古本まつり」です。
今年は最終日に滑り込みで、約二時間の間「茹だる」暑さの中を書物発掘に勤しんでおりました。

「灼熱地獄」「蝉時雨」「砂埃」「裸電球」「自転車の山」…。
古本市を彩る有形無形のアイテムも何時も通り。

今年は時間も無かったので然程散財せずに済みました。
ヨカッタヨカッタ。


002
【左】納涼古本市名物「冷やしカレーうどん」¥450也。
何故か毎年食しております。
【右】納涼古本市名物「古本まつりうちわ」¥プライスレス。
最終日だけあり配布払底済みでしたが、出店している某本屋さんに戴きました。

003三時半頃より雲行き怪しくなり、「ぽつりぽつり」と俄か雨が目につき始めました。
テントの張られてない露店には、急ぎ次々と青いビニールシートが掛けられていきます。
是亦、古本市恒例の風景にて。

今年も残念乍ら「黒髪の乙女」や「明石さん」と出逢う事は為りませんでした。なむなむ。

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2008.08.11

●「下鴨古本市」始まりました

下鴨さんお盆の風物詩、「下鴨納涼古本まつり」。
私にとっても夏帰京「お楽しみ」の一つだったりします。

気が付くと書荷がダンボール二つ分に膨れ上がって宅急便のお世話になったり、
将又お金が足りなくてコンビニATMまで往復したこともありました。

昨年は特に散財せずに済みましたが、それでも手が千切れそうでした。
紙切れの集合体と侮る事無かれ、本は大変重たいものです。

炎天下、蝉時雨、砂埃、自転車の山、納涼うちわ、冷やしカレーうどん…。
古本市の雰囲気を彩る有形無形のアイテムも何時も通りの事でしょう。

本日より六日間行われます。
私めも最終日にお邪魔する予定。
果たして今年の「納涼うちわ」は最終日迄残っているでしょうか?
「なむなむ…」

今年の「下鴨納涼古本まつり」リポートは下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/08/post_b2b5.html

080808_001序で、左は弊亭竹床机。
先週よりうちわも「古本市使用」にて。
既に一本盗まれてしまいましたが…。

因みに関連過去ログは「カテゴリーⅩⅱ.書籍百般」を気長にリロードして下さい。



1218006855_photo夏の下鴨神社で「納涼古本祭り」-80万冊以上の古本集う
若手古書店が集まる「京都古書研究会」は8月11日から、下鴨神社・糺の森(左京区下鴨泉川町)で「第21回下鴨納涼古本まつり」を開催する。
同イベントは、「書物文化の向上と地域の文化発展に役立てれば」という意図から開催。京都、大阪、奈良、岡山の古書店など35店舗が参加し、80万冊以上の書籍を展示即売する。
会場には、「子どものころから本好きに」という願いを込め児童書コーナーも開設。約1万冊の児童書が集まる同コーナーは、「全国に例を見ない大きさ」(同会)という。1万冊以上の大規模な古本の百円均一エリアも設ける。
そのほか、紙芝居の保存や実演に取り組む「塩崎おとぎ紙芝居博物館・三邑会」による紙芝居(15日・16日)や漫画家・大坂ときをさんによる似顔絵コーナー(11日・14日)、「ハト商店」による参加者が書いた絵で缶バッチを制作するワークショップ(13日)などの実施も予定。
同会の草木さんは「古本屋を理解していただき利用してもらえれば。別世界のひとときを満喫・堪能してほしい」と話す。
開催時間は10時~18時(最終日は16時終了)。8月16日まで。
(烏丸経済新聞8/6記事より借載 http://karasuma.keizai.biz/
 )

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2008.07.26

●書架彼是 19

今回は地元本の御案内にて。

現在愛宕、野々宮両社の例祭である「嵯峨祭」。
同書は表題通り、その起源から今日に至るまでの祭祀構造の変遷を綴った一冊です。

『すべてさが野は、いにしへより上皇の仙居、雲客の別荘かずかずありて、名所.旧跡数ふるに際限なし。されども名あって伝記詳らかならざるはしるさず。』
(都名所図会 拾遺巻之三 後玄武.右壱白虎より)

秦氏入植爾来「山背国」の時世よりの有史を持ち、平安遷都後も嵯峨離宮造営を嚆矢とし大規模な寺社町を形成、洛外都市として屈指の隆盛を誇ってきた嵯峩。
しかし同地のみに焦点を絞り、時系列に歴史を追って記述した文献は非常に少ないもの、「嵯峩史研究」にとっても有り難い文献です。

02嵯峨祭の歩み
京都新聞出版センター(2008)

古川修著

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2008.07.17

●「深海魚たち」

『京都の三大祭知ってる?』
『そないなこと知らへんの。百万遍(知恩寺)の青空、下鴨(糺の森)の納涼、そんで勧業館(みやこメッセ)の即売会……そやろ』
(林哲夫「古本屋を怒らせる方法」京洛犬歩当古本屋記より)

なんて冗談も書かれる程、ミヤコは「古書のミヤコ」であったりも致します。

080714_027と云う訳で毎夏恒例「下鴨納涼古本市」迄あと四週間、幣亭でもポスターの貼飾を始めました。
先日帰京の折、寺町其中堂さんで頂いたチラシです。

尚表題は森見登美彦氏著「夜は短し歩けよ乙女」
第二部サブタイトルに因んだものです。

京都古書研究会のホームページはコチラ。↓
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/event.html

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2008.06.12

●書架彼是 18

たばこ税増税による大幅値上げ検討。
各自治体条例による禁煙区域の増加。
「taspo」による購入免許制。
此処の所処、「喫煙者」周辺事情は宜しく無い話題計りです。
そんな時事柄もあり、敢えてこの一冊を取り上げてみました。

  桃山期、たばこ伝来以降の煙草葉栽培史や産地の解説。
  江戸期に於ける数次の禁煙令頓挫と喫煙文化の発展。
  明治期に於ける販売制度の専売化や税制の変遷。
  明治から戦後にかけての、世相によるたばこ銘柄の移り変わり。
等々…「たばこ」に纏わる彼是を歴史的見地から簡単に解説したもの。
日本たばこ史の入門書として貴重な逸冊です。

嗜好品としての歴史が長い分「たばこ文化醸成」の歴史も亦長いのですが、そういった観点からの「たばこ本」は極めて稀。
「春風や きせるくはへて 船頭殿」 芭蕉
風流にて宜しいんじゃないでしょうかねぇ。

「煙草」関連過去ログは下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/06/1000_d565.html

01
・日本のタバコ 
社会思想社(1963)

大熊規矩男 著

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2008.06.06

●「コクテール」in the 広辞苑

四年前、弊亭開店間も無くの事です。

小雨降り敷く事止み停まる気配も知らぬ、梅雨最中は夜半の頃。
客足もすっかり途絶え、何をする訳でも無しに暇を持て余していた四更刻、手持ち無沙汰宜しく広辞苑なぞを「ばらりぱらり」と捲頁しておりました。

そんな手慰みの折、不図思い付いた事が…。
「広辞苑には幾つ位、カクテルの名前が載っているのかしら?」

と云う訳でカクテルブック片手に、名の知れたカクテルを片っ端から閲して見たのですが、掲載されていた数は思ったよりも少ないもの。
二時間程の検索の末、頃良く閉店時刻となりましたとさ。
(正解は記事末尾に挙げておきますので、酒公望の方は試しに当ててみて下さい)

因みに何故「今更四年前の事なぞを…」と云いますと…。
往時と同じ様な長雨模様の東雲頃、開店間も無い「閑暇の頃」を何と無く思い出した次第で有りまして。

尤も、もう悠長に「辞書捲り」をしている暇間は御座いませんが。

【解答】五つでした。
サイドカー  カクテルの一。ブランデーにレモン果汁、キュラソーを混ぜたもの
ジンフィズ  ジンにレモン汁.砂糖を入れてシェークし、炭酸水を注いだカクテル
ダイキリ  カクテルの一。ラムをベースとし、ライムジュースに砂糖またはシロップなどを加えて作ったもの
マティーニ  カクテルの一。ジンをベースとしベルモットなどを加えたもの。普通オリーブの実を添える
マンハッタン  カクテルの一。ウイスキーとベルモットにビターズ(苦味酒)を添えたもの

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2008.05.18

●「深泥池」のこと

「深泥池」
ミヤコ洛外は上賀茂北東に位置する湿地状池沼にて。
池が形成されたのは十四万年以上前、ウルム氷期から残存する水生植物群落が今日に於いても多数生息しており生物生態学的にも貴重な自然遺産。

そんな学術的見地は扨置、市井民にとっては別の意味にて遍く人口に膾炙しておりますこの深泥池。
所謂ミヤコ有数の「出る」スポット、「清滝トンネル」「将軍塚」「宝ヶ池」と並ぶ心霊名所でもあります。

と云う訳で下記書籍、早速アマゾンにて購入。
先程手元に届いた次第でして。

P2008051300022深泥池“百科”出版
京滋の研究者ら69人執筆

国の天然記念物に指定されている深泥池(京都市北区)の生き物や植物、歴史文化を網羅した本「深泥池の自然と暮らし」がこのほど、出版された。京都、滋賀の研究者ら69人が執筆した。深泥池百科ともいえる内容で、池の保全に向けての提言も盛り込んだ。
川那部浩哉・滋賀県立琵琶湖博物館館長ら研究者7人が中心となって編集した。

本では、池は氷河期から残る手つかずの自然というイメージを否定。平安時代以降の人間活動が現在の池を形作ってきたとした。
例えば、貧栄養を好むミズゴケの湿原が維持されてきたのは▽名物のジュンサイ採りが栄養物を池から取り除くことになり、水質の富栄養化を防いだ▽池をかんがいに利用していたので底の泥が流れ出し、浅場を好むヨシが侵入できなかった-など人間の営みが関係しているという。

しかし、天然記念物に指定されて人の手が入らなくなったことに加え、近年は周辺開発が池の環境悪化を招いた。ミズゴケの枯死やヨシの侵入、ブラックバスなど外来種の繁殖などが問題になっているという。水質保全に向け、池周辺の森林も含めた集水域の管理が必要と指摘した。
編集メンバーの竹門康弘・京都大防災研究所准教授は「希少生物が次々と発見され、調べれば調べるほどすごい池だ。里山と同じように活用しながらの保全を検討する必要がある」と話している。
B5判、247ページ。本体価格3000円。問い合わせはサンライズ出版TEL0749(22)0627。

■深泥池(みどろがいけ) 京都市北区上賀茂深泥池町にある周囲約1・5キロ、面積約9ヘクタールの池。成立は14万年前の氷河期にさかのぼり、ホロムイソウなど寒冷植物や高山にみられるミズゴケ湿原「浮島」がある。1927年に植物群が国の天然記念物に指定され、88年には生物群全体に指定が拡大された。
(文.写真共 京都新聞5/13より)

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2008.05.14

●「有頂天家族」トレイル 後篇

前述記事の続きにて、「有頂天家族」トレイル後篇。
【下鴨~出町柳界隈】篇です。

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【写真左.中】下鴨神社「糺の森」二写。
云う迄も無く下鴨一家の居住地。結構広いので塒の確認迄は出来ませんでした。
【写真右】は御手洗川。矢四郎がラムネを飲みながら夕涼みしたり、矢三郎が母に蹴り込まれたりする所処です。

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作品中、頻繁に登場する出町柳商店街(桝形商店街)。
糺の森からは徒歩十分位です。

025『出町柳商店街の裏』路地を散策。

商店街中には二筋の小路が縦断しており、天狗先生の住んでおられる「コーポ桝形」はこの何れかの近辺だと思われます。
残念ながら木造二階建てのボロアパートは探し出せませんでした。


026『出町柳商店街を通り抜け寺町通りに出た所』に在る蕎麦屋さん。
矢三郎が金閣銀閣の謀略により捕獲された「竹林亭」のモデルだと思われます。

丁度小腹も空いており、折角なので此処で昼餉とする事に。件の玉子飯は無かったものの、親子丼を頂きました。

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【写真右】蕎麦屋を出て寺町通りを北に望む。
矢一郎が人力車を疾走させ、天狗先生を風呂屋に連れて行く道筋でもあります。
【写真左】は該当のお風呂屋さん「鞍馬湯」。
入ろうか迷ったのですが、湯船で虎と狸が喧嘩していても嫌なので止める事に。
立地距離的にも、此処は百%間違いの無い所処です。

と、以上まぁこんな感じでした。
特に意味の無い企画だったのですが、其也に阿呆らしく楽しいもので。
差し詰め「面白きことは良きことなり」と云う事で。擱筆。

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●「有頂天家族」トレイル 中篇

前述記事の続きにて。
「有頂天家族」トレイル中篇、【岡崎~丸太町今出川周辺】篇です。

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冷泉通りより「夷川発電所」三写。
雨中「鴨虎」と化した矢一郎が、金閣銀閣を疎水に放り込んだのはこの辺です。
【写真右】の岬先には「北やん」こと北垣国道知事の銅像が。

此処発電所周辺で、今企画の中でも最も困難であろう「偽電気ブラン工場」を探す事と致しました。
夷川家統括、秘密工場捜索の建造物条件は以下の通り。
 ①「左京区聖護院蓮華蔵町」内で
 ②其也に薄汚れた建物で三階建て、
 ③「三階から冷泉通の桜並木」と、
 ④「同、夷川ダムと疎水事務所」も見下ろせる場所。

是等、該当条件を全てクリアした物件が一軒だけ有りました。
http://map.livedoor.com/map/scroll?MAP=E135.46.43.4N35.0.47.2&ZM=12

015
発電所北側、聖護院保育園の西側に佇むこの建物。
「左京消防団 川東分団器具庫」と云う表示看板も何やら胡散臭く感じられます。
そう云えば偽電気ブラン開発者の甘木氏も旧京都中央電話局職員、上記建物も京都市消防局庶務課主管。
所管部課は違えど、同じお役所の管轄物件と云うのも尚更アヤシイものです。

中に入ろうとしたのですが生憎閉まっており、内部捜索は已む無く断念。
この辺迄来ると、周りにいる人々が皆狸に見えてくるものです。

028
丸太町東山は熊野神社。
『玉垣で覆われた神社西側の町内』に在る「魔王杉」へ。
町内一通り散策したのですが「これは」と云う古木が特定出来ませんでした。
【写真右】が一番其れらしかったので挙げておきます。

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『賀茂大橋西詰にある一階がカフェのビル』の玉突き場へ。
カフェは営業中も、ビリヤード場は如何やら閉店してしまった様です。
「黒服の王子」は何処で玉突きをしているのでしょう。

取敢えずはこんな所処。
続きは「有頂天家族」トレイル後篇、【下鴨~出町柳界隈】篇へ。
TO BE CONTINUED 。

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2008.05.13

●「有頂天家族」トレイル 前篇

先日帰京の後日談。

私め、日帰り(水泥棒)を含めまして、月に一~二度は上洛しております。
従いまして、地元に戻ったと云って今更「京都観光」をする訳でも有りません。
自転車で洛中洛外をぶらぶらしたり、御所や加茂の河原で「呆ーっ」としたり…。

然乍ら、余りに無作為に過ごすのも勿体無いものにて一計を案じる事に。
以前【書架彼是】でも紹介した森見登美彦氏著「有頂天家族」の作品中に出て来る現場巡りなぞを思い立ったのでありました。
名付けて「偽電気ブラン工場を捜せ!!」ミヤコ捜索ツアー。

例に由って興味の無い方には何のこっちゃら「意味不明」だとは思いますが、まぁコレも「阿呆の血の成せる業」でしょうか。

と云う訳で「有頂天家族」トレイル、先ずは【三条~四条界隈】篇です。

058
【写真左】最初に訪れた先は烏丸西入ル「六角堂」、通称六角さん。
【写真中】が「へそ石様」。何処から如何見ても「フツー」の石です。
流石名うての古狸、尻尾を出す気配は有りません。
【写真右】境内より烏丸方面を望む、恐らく「洛天会ビル」だと思われます。
但し屋上に桜の木は確認出来ませんでした。

004続いては扇屋さん、「西崎源右衛門商店」へ。
弁天さんが「風神雷神の扇」を修理に出し、矢三郎が「薬師坊の奥座敷」を借りに行ったお店です。
『三条高倉を少し上がったひっそりとした町中』
に所在との記述でしたので写真の辺りだと思われますが、残念ながら暖簾の確認は出来ませんでした。

0508_010_2
0508_012_2東に進み寺町三条へ。上記二写は周辺写真。

件のBAR、「朱硝子」はこの界隈地下一階に所在。
昼間はカフェにて営業している筈ですが、其れらしき店は発見出来ません。
【写真左】の辺りが怪しい感じです…。

折角「赤割り」でも飲もうと思っていたのですが。

0508_005 
先斗町へ移動、「夜は短し歩けよ乙女」でも御馴染みの「千歳屋」を探す事に。
『歌舞伎練場近くに有る喫茶店の正面、鴨川沿い』の記述からすると、【写真右】の辺りが該当地です。
真っ昼間と云う事もあってか、「金曜倶楽部」らしき面々とは遭遇しませんでした。

006

少し計り南下、『四条木屋町を下って五分程、鳥彌三の並び』に有る「仙酔楼」へ。
上掲写真辺りの筈なのですが、矢張り暖簾の確認は出来ませんでした。
よく考えてみると、赤玉先生が「風神雷神の扇」で吹き飛ばしてしまった後の事。
再建されずに駐車場【写真左】になってしまったのかも知れません。

008
引き続き建仁寺南へ移動、六道珍皇寺へ。
蛙と化した次男矢二郎が棲処としている「古井戸」は本堂の奥です。
残念ながら本堂は拝観不可、板戸越しでしか伺う事が出来ませんでした。
尤も狸なら入り込めそうです。


取敢えずはこんな所処。
続きは「有頂天家族」トレイル中篇、【岡崎~丸太町今出川周辺】篇へ。
TO BE CONTINUED 。

関連過去ログはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/10/post_fa14.html

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2008.05.04

●「鴨川ホルモー」 in 鴨川

今昼、鴨川をジョギングしていた際の事です。

荒神橋の辺りで、機材を持った人々が何か撮影をやっておられる様子。
尤も当方は炎天下の中、丸太町橋~御園橋(約七km)を往復中。
その場は横目で通り過ぎたのですが、何と無く気になったもので完走後に往訪してみた次第です。

「べろべろばぁ」「青竜会」「朱雀団」「十七条ホルモー」…。
何処かで聞いた事のあるネームだと思っていたら、マキメさん著「鴨川ホルモー」映画ロケの現場でした。

「其れで?」と云われても困るのですが、「拾ったネタ」の縁でアップしておきます。

021020_2

「鴨川ホルモー」関連過去ログはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/04/post_ab97.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/06/post_2acd_1.html

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2008.04.11

●書架彼是 17

当たり前ですが、心象風景画は写真よりも嘘つきです。

果たして人の心はフィルムよりもナイーヴでセンチメンタルなのです。

従って良質の抒情画は余計に懐旧や郷愁の念を想起させるのです。

況してや題材が近しく佇んでいる誼深い風景であれば尚更です。

柔らかく奥行きのある東山連峰の稜線「曙」
艶やかな紅殻が花街に映える「一力」
鬱蒼と生い茂る幽玄な青蓮院の楠「年経る樹」
「夏に入る」「宵山」「月影」「年暮る」…。

それは市井民ならば日々見慣れている「普通」の情景。

だから尚更、琴線に触れるのでしょう。

関連過去ログはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/04/post_6cda.html


020406_004

・「京洛四季」
 新潮社 (1969)

 東山魁夷 画

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2008.04.03

●「鴨川ホルモー」のこと

以前本稿「書架彼是」でも紹介致しました「鴨川ホルモー」が映画化決定、来春公開との事だそうです。

著者の作品映像化としては、二作目「鹿男あにをよし」テレビドラマ化に続くもの。

是非とも「秀逸なるB級」映画を目指して欲しいものです。

関連過去ログはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/06/post_2acd_1.html

P2008040300031都大路に青春絵巻
「鴨川ホルモー」映画化

京都を舞台にした万城目(まきめ)学さん(32)の青春ファンタジー小説「鴨川ホルモー」が映画化されることになり、松竹が5日から京都市内で撮影を始める。ベストセラーとなった原作同様、京都の大学や神社が実名で数多く登場し、「恋や友情を絡めた娯楽大作にしたい」としている。松竹は京都での映画製作を重視する方針で、今作はその第一弾となる。

映画には主人公が在籍する京都大をはじめ、ライバルとなる立命館大や京産大、龍谷大が登場。物語の重要な舞台となる吉田神社や上賀茂神社も出てくる。松竹京都映画撮影所(右京区)をはじめ市内各地でロケし、葵祭や祇園祭の実景も交える。監督は「犬と私の10の約束」の本木克英さん(44)で、若手俳優らが多数出演する。
松竹は昨秋、「京都で生まれた企業として京都発の文化や人材育成を進めたい」(迫本淳一社長)と立命館大や京都府との産学公連携を発表。同撮影所を改修し、京都での映画作りを重視する方針を示した。

山田洋次監督(76)が監修する「京都太秦恋物語(仮題)」の製作も決まっているが、撮影は来年以降になるため、「鴨川ホルモー」が“京都重視路線”の第一弾となる。
松竹は、「映画のまち・京都の映画として市民にも映画作りを楽しんでほしい」として、5月中旬に撮影する祇園祭のシーンを中心にエキストラを数100人規模で募る。kamogawahorumo@gmail.comにメールを送れば、募集要項を返信する。
映画は来春、全国公開される。
(文.写真共 京都新聞4/3より)

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2007.12.12

●書架彼是 16

お客さんから「コレ面白いよ」とお借りしたのがキッカケでした。

実は当方、漫画為るもの久しく読んでおらず、而も所謂業界モノ。
「果たして如何な物か」と訝しげに捲頁してみたのですが…。

率直な感想として意外と面白かったです。
と云うか、拝借したのは八巻迄でしたが最新巻を自分で購入する羽目に。

業界特有の酒類に関する云々は、漫画としては可也確りとしたもの。加えて薀蓄も程良い塩梅、掘り下げ過ぎずに解り易く描かれています。
登場人物も皆好感の持てる描写にて、気持ち良く読むことが出来ました。

まぁお話の筋立てがキレイ過ぎて、当事者としてはこっ恥ずかしいのですが其れは其れ。作品の魅力を損なうものではありません。
私がこの職業に就いたのと、BAR漫画の元祖「レモンハート」が始まったのが同じ頃だと記憶していますが、水商売の漫画も随分とオサレになったもんだ、と感心する事隔世の感。

尤も弊亭は「神のグラス」とも「優しい止まり木」とも無縁だったり致します…。

07141274
・バーテンダー 1~9巻
集英社(2004年~ 連載中)

長友健篩 画  
城アラキ 原作

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2007.11.13

●書架彼是 15

前ログの 続きと云えば 続き哉…。

実はコレ、うちの様な生業の所処には必需品だったりしたのです。

「何故故こんな物が…」と思われるかも知れませんが、ウヰスキーが「舶来物」と呼ばれ、酒場が未だセピア色の時代にはこんな逸話もあったとか。

「BAR」為る場所、嘗ては〆切間近の作家先生方が編集者より遁走してくる避難場所でもありました。そんな折、酒を飲りながらの創作中に調べ物をする際なぞ、この一冊が必要となってくるのです。

と云う訳で、昔乍らの酒場ではコイツ(若しくは国語辞典)と英和.和英辞典が「三点セット」で常備してましたとさ。


30469793・広辞苑(第五版)
 岩波書店 (1998)

 新村出 編

 







1007_004因みにうちのカウンター書籍置き場、
最奥にも鎮座しています。

開店祝いに旧知の御客様より戴いたものです。

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2007.11.12

●壱万語追加

以下、新収項目の極々一部にて…。

いけ面 逆切れ IH調理器 エコノミークラス症候群 自己中 たられば
ピッキング 引籠り コンシエルジュデパ地下 ADSL スキミング IP電話
フリーペーパー 着メロ トートバッグ 顔文字 鳥インフルエンザ ネットサーフィン
めっちゃ MP3 パティシエ パワーハラスメント ワンセグ 検索エンジン
スローフード うざい マイブーム 癒し系 メル友 スイーツ  ラブラブ
自爆テロ メタボリック症候群 ノロ―ウイルス さくっと ラ-ニーニャ ブログ


来春一月、約九年振りの改正にて此処数年間で派生した現代語が約一万語加項、
総項目数は二十四万語と成増。
亦、難読語.略語一覧等の付録は今回より別冊化されるとの事。

R0303606
と云う訳で岩波「広辞苑」第六版について。

第六版発売日は2008年1月11日。
因みに前刊第五版は11日11日でした。

岩波書店「広辞苑」ウェブサイトはコチラ。↓
http://www.iwanami.co.jp/kojien/

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2007.10.31

●「古本まつり」知恩寺

京の三大古本市、「秋の知恩寺古本まつり 」が始まりました。
勧業館、下鴨糺の森と比べ規模はやや小さめですが、仏寺境内での催しはまた違った趣があります。

P2007103100154「古本まつり」始まる 左京・知恩寺

「秋の古本まつり」が31日、京都市左京区の百万遍知恩寺で始まった=写真。「読書の秋」にふさわしく初日から大勢の人が文学や歴史、美術など多種の古本や文庫本、雑誌の中から、お気に入りの品を探した。


古書店主らでつくる京都古書研究会が主催。11月4日までチャリティーオークションなどの催しや、同会の発足30周年を記念した落語会(2日)、能(三、4日)が行われる。  
この日は同寺本殿で古本供養が営まれた後、即売を開始。18店が約30万冊の古書を境内に並べた。訪れた人たちはページをめくったり、店主に尋ねたりしながら品定めしていた。
(文.写真共 京都新聞10/31より)

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2007.10.19

●書架彼是 14

「毛深い子、生まれました」

森見登美彦氏、六冊目の作品(五男一女)です。

愉快で奇天烈、阿呆にて莫迦〃しくも微笑ましい森見ワールドは健在。
摩訶不思議なマジックリアリズム全開の逸冊。

人口に膾炙した作品にて数多論評ありますので、例によって以下のキーワードを作品解説に代えておきます。

『赤玉ポートワイン』『コーポ桝形『朱硝子』『赤割り』『魔王杉』『偽右衛門』
『くたばれ』『黒服の王子』『偽叡山電車』『六道珍皇寺の井戸』『捲土重来』
『金曜倶楽部部』 『狸鍋』『阿呆の血』『薬師坊の奥座敷』『風神雷神の扇』
『食べちゃいたいほど好きだもの』『天狗煙草』『弁天さんの途中退場』
『天狗風』偽如意ケ嶽事件』『へそ石様』『仙酔楼』『鈴木聡美』『天佑神助』 
『偽電気ブラン工場』『夷川親衛隊』『面白きことは良きことなり!』
『偽寺町通』『詭弁上等!御意見無用!』『一切の高望みを捨てよ』

今作中に「張りまくり」の伏線が今後どのように展開されていくのかも楽しみです。

関連過去ログは下記参照の事。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/10/post_07de.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/08/post_44b4.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/07/post_f0ad.html

因みに森見氏のウェブログはコチラ。↓
http://d.hatena.ne.jp/Tomio/

31956923_2有頂天家族
  幻冬舎(2007)


  森見登美彦著

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2007.10.09

●書架彼是 13

「丸竹夷ニ押御池~、姉三六角蛸ワイド(KBS京都)~♪」
御馴染み洛中通り名の童歌。文字通り此等「ミヤコの大路小路」の詳解本です。

幹線道路から観光有名路、家の近所のフツーの路に至る迄、殆ど全ての洛中洛外大路小路を網羅、その数併せて214路。
平安以降の事由沿革から現在の状況迄、図説付きで敷延されています。
但し出版後幾年か経っており、地図上の建物等は幾分か変わっていますが…。

学校への通学路、遊び場だった路地や図子、バイト先への通り道、ジョギングコースに自転車のツールコース、夜遊びしていた歓楽街の通り名…。
其々の「通り」に其々の思い入れや懐かしさがあったりもするものでして、そんな意味でこの書籍の読者対象は「市井民(だった)の人々」なのかも知れません。

それにしても街の路案内だけで二冊の本が出来上がってしまうとは、いやはや流石恐るべしキョート。

387105_2

・京都の大路小路
  小学館 (1994)

・続 京都の大路小路
  小学館 (1995)

  千宗室 森谷尅久 監修  


因みにこの二冊を改.補正し、一冊に纏めたものは下記にて。
但し持ち運びには少々不便ですが…。

681561 ・京都の大路小路(ビジュアル・ワイド版)
  小学館 (2003)

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2007.10.04

●「秋の古本まつり」

1001_01210月31日~11月4日間、百万遍知恩寺にて恒例「秋の古本まつり」 が開かれます。

夏の下鴨に比べ参加書店は少ないものの、読経と大念珠繰りによる古本供養などが執行われ、また違った風趣があります。

と云う訳で、うちの軒先にも「秋の古本まつり」ポスターが。
尤も游びにて、宣伝効果は皆無でしょうが…。

尚、詳細は京都古書研究会のホームページへ↓
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/

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2007.09.07

●帰雁忌

明日九月八日は水上勉の日「帰雁忌」です。

忌称の由来である「雁の寺」を始め「五番町夕霧楼」「京の川」「金閣炎上」等々、京都を舞台にした作品も多い文人さんにて、文庫本を亭内至る所に供して偲んでおります。

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0906_001
高校時代の友人が故人の親戚と云う縁もあり、文庫本に名書き戴いたのも懐しい思い出です。

因みに今年は三回忌。

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2007.09.05

●書架彼是 12

京都古書籍組合に選る、古書店案内本。

書店毎の特色、蒐書分野等、京都古本屋の情報が余す事無く網羅されており、巻末には古本豆知識や京都古本即売会の案内も記されています。
別冊に洛中古書店地図も付いており、表題通りこれを片手に「古書店巡り」をしてみるのも楽しいでしょう。

但し一般書店では入手出来ませんので、京都の古本屋さんで購入してください。

003
・京都古書店巡り

京都府古書籍商業協同組合(2000)







類似書籍で入手容易なものだと下記がお勧め。
青幻社キョートモザイクシリーズの一冊、
此方の方が写真も多くオサレな構成になっています。
二冊携持しておくのも宜しいかと。

31141003
・京の古本屋 

青幻社(2003)

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2007.08.31

●書架彼是 11

京瓦、犬矢来、虫籠窓、石畳、暖簾、花街紋提灯…
建築物そのものを装う様式美のみならず、町並みに統一性を持たせる意匠がミヤコには多々遺っています。
「格子」も京の大路小路を彩る必須アイテムのひとつ。

町屋の意匠「格子」を構造や職種.地域別に解説した集大成本です。

Kousinoomote・格子の表構え
 
和風建築社編(1996)

 学芸出版社

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2007.08.16

●続々.「下鴨古本市」

815_008_3今年の戦利品。宅急便にて昨夕到着しました。
例年に較べるとかなり少ない方です。

赤くて丸くて小っさいモノは某書店に併設されていた我楽多市で購入。
何故に達磨なのかと云うと、森見さんの「夜短」を読んでみて下さい。

過去ログ参照 
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/07/post_f0ad.html

815_009_2815_010_3戯れに幣亭格子と正面電柱一写。

こういう游び、大好きです。

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2007.08.13

●続.「下鴨古本市」

下鴨さんお盆の風物詩、私も毎年お邪魔しています。

今年は特に散財せずに済みましたが、それでも手が千切れそうでした。
紙切れの集合体と侮る事無かれ、本は大変重たいものです。

炎天下、蝉時雨、砂埃、自転車の山、納涼うちわ、冷やしカレーうどん…。
古本市の雰囲気を彩る有形無形のアイテムも何時も通り。

残念な事に黒髪の乙女も明石さんも見当たりませんでした。なむなむ。

P2007081100072絶版ものや格安文庫が人気
下鴨神社で古本まつり

京都古書研究会が主催する夏の恒例行事「下鴨納涼古本まつり」が11日、京都市左京区の下鴨神社で始まり、会場の糺の森は多くの家族連れでにぎわった。

古本まつりは今年で20回目。約80万冊の書籍が並ぶ大規模な野外即売会で、同研究会の創立30周年記念の今回は京都、奈良、大阪、岡山から39店が出店した。
せみ時雨が響く会場では、絶版となった古書や色鮮やかな絵はがき、格安の文庫本が人気を集めた。児童書コーナーでは紙芝居もあり、親子が楽しみながら本を探し求めていた。16日まで。午前10時-午後6時(最終日は午後4時)。

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2007.08.10

●書架彼是 10

紺、縹、青黛、褐、鉄紺、納戸、青鈍、瑠璃…
例えば「藍色」一つとってもそれは種々様々なもの。

古昔伝来の色見本帳であると同時に、その所以をも詳細に著された逸冊。
「色」を媒体として、直接間接的に日本文化の様式総体を学べます。

時には朝に夕に、時には野に山に河に、時には春に夏に秋に冬に…。
換言すれば日本の花鳥風月は、その折々に醸し出される「色彩り」の表現に集約されているのかも知れません。

染司よしおか主宰の出版社だけ在り、此方の美術書は何れも出色。

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・日本の色辞典
 紫紅社(2000)

 吉岡 幸雄著

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2007.08.08

●「糺の森」古本市

お盆の風物詩、下鴨納涼古本まつり。
明々後日から六日間行われます。
私も土曜日より帰京致しますが、西上御目当ての一つだったりします。

気が付くと書荷がダンボール二つ分になり宅急便のお世話になったり、
将又お金が足りなくてコンビニATMまで往復したこともありました。

帰路進々堂にて、珈琲を啜りながらの戦利品確認もまた楽しみ。

Aaa

扨果、今年の収穫は如何哉?
「なむなむ」…。

http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/event.html

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2007.07.29

●書架彼是 9

確か帰京の折、新幹線用に「何となく」購入したと覚えています。
典型的B級文庫本なのですが、未だ捨てられずちょくちょく読み返しています。

かって「お昼の会社」のお世話になっていた身上もあり、サラリーマンの悲哀を実感しながら笑うに笑えない部分もあったりしたものでした。

著者の多方面に亘る知識の幅広さと、「エスプリが効きつつ、間の抜けた」筆風には感服、特に表題コピーは秀逸です。

因みに副題は
企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究」
うーん…



19078・「悲しきネクタイ」  
日本経済新聞社 (2001)

植木不等式 著

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2007.07.26

●書架彼是 8

「日本紋章の規画統一せる最高基準紋鑑」

謳い文句に相応しい、日本のミニマムデザイン、「家紋」のオフィシャル全集。
但し家紋に関する歴史由来の解説や薀蓄本ではありません。
あくまで「家紋帖」です。

本屋さんでは購入できませんので、三条西洞院か古本屋さんで入手して下さい。

Y_007

・平安紋鑑
 森晴進堂(1936)

 京都紋章工芸協会組合 著











因みに入手容易なものとしては下記がお勧めです。
家紋関連の書物は数多出版されていますが、CPを含め家紋台帳として最良でしょう。
文庫サイズの簡易版として重宝します。

1

・日本の家紋
 青幻舎 (2004)

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2007.07.25

●書架彼是 7

第137回直木賞ノミネート作。
(受賞されたのが「川上」の娘さんと云うのも奇縁ですが…)

愉快で奇天烈、莫迦〃しくも微笑ましい大正ロマネスク芸風的ラブコメ。
娯楽作品としてのオモシロさは最高値、にも拘らず何故か純文学の萌香も漂う摩訶不思議な筆風宜しく。
個人的郷愁も相俟って魅力倍化しています。
(「下鴨古本市」の行り、夕立の情景や黄昏時の描写は琴線に触れ捲り)

人口に膾炙した作品にて数多論評あると思いますので、以下のキーワードを作品解説に代えておきます。

『おともだちパンチ『詭弁踊り『偽電気ブラン』『古本市の神様『峨眉書房』
『なむなむ『ナカメ作戦』 『パンツ総番長』 『韋駄天コタツ』 『偏屈王
『達磨』緋鯉のぬいぐるみ『才能の貯金箱『下鴨幽水荘』樋口式飛行術』

「夜は短し」「メロス」←「太陽の塔」→「桜の樹」「山月記」「きつね」
作品のベクトルとしてはこんな感じだと思います。


最後に、
「うる星やつら」と「川原泉」の匂いをそこはかとなく感じるのは私だけでしょうか。

200601000288・夜は短し歩けよ乙女
 角川書店 (2006)

 森見 登美彦 著

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2007.07.21

●書架彼是 6

タイトル通り日本遊郭史を綴ったもの、花街資料の集大成。
記述は京都花街が中心になります。

あくまで歴史的見地に立脚した資料集で、お座敷遊びのハウツー本ではありません。
基本的に昨今の花街事情を認識していないと面白くないと思います。

その他解説については、下記サイトのそれを読んで頂いた方が早いかと…。 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0494.html

Y_008_1 ・日本花街史
 雄山閣(1990)

 明田鉄男 著

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2007.07.08

●書架彼是 5

買ってない書籍を紹介するのも如何なものかと思いますが…。

先日、偶々本屋で見かけたもので、ぱらぱらと立ち読みしてみました。
昨今乱発されている「和の王政復古」「江戸ブーム」便乗本かと思いきや、この種のムック本にしては充実した内容です。

東京花街の在是を机上で学ぶには適した一冊。
(但し「畳水練」ではありますが…)

「赤坂花街」項にも結構誌面を割配してあるのでほっと一安心。
掲載されている佳人も面識ある方々で、ちょっぴり嬉しかったりしたものです。