●2021/22.WINTER「開幕」
えー、先週からやおら深秋気配の増して来た武蔵野の地。
朝晩の冷え込みや吹き頻く木枯らしからは、初冬の肌寒さすら感じる程で御座います。
そんな秋本番を迎えた砌、遠く欧州の地では一足飛びに冬の到来。
「2021/22.WINTER」のシーズンインを告げる、雪(氷)上の戦いが始まりました。
「やっとこの季節がやってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
10月23/24日は「2020/21.FIS World Cup」の開幕戦。
オーストリア/ゾルデンにて、男女のジャイアントスラロームが行われました。
アルペンファンにとっては待ちに待った「ホワイトサーカス」のシーズン到来です。
今シーズンのGSシーン、矢張り軸になるのは総合/種目別王者のパントゥルー。
其処にクラニエッツ/メイラード/フェイブル/ザブチッチら実力者が絡んでくる、てのが大方の展望です。
また昨季想像だにしなかった不振でトップシード落ち、ヘンリクの復調はなるか。
そして新たな新星、ニューカマーの出現はあるのか。
絶対王者.無敵の暴君ヒルシャーの引退から2年目、今季も混戦模様のGS戦線です。
開幕戦の覇者は昨季惜しくもGS戴冠に届かなかった、マルコ.オデルマット。
一本目2位に付け、二本目もキッチリまとめて表彰台の中央に立ちました。
GSタイトル、そしてオーバーオール戴冠に向けこれ以上無い滑り出しです。
19番スタートから一本目圧巻のラップを叩き出したライティンガー。
急斜中盤で大きなミスがあったものの、大崩れせず最後は巻き返しての2位。
昨季イマイチの出来だったクラニエッツが流石の滑りで3位に入りました。
2度目のポディウム/初優勝を狙ったカヴィーゼルは一歩届かず4位。
アレクシは爆発力こそ無いものの抜群の安定感で5位。
昨季ゾルデンの覇者、怪我明けのブローテンは2本目ラップの滑りで7位。
クリストファーセンは未だ復調ならず、全盛期には程遠い出来で14位。
その他有力選手はメイラードは1本目の出遅れが響き、ザブチッチ/フェイブルは2本目失速、入賞圏内にも届きませんでした。
今季開幕戦一番のサプライズは「ヒョウ柄」ラダムス。
26番ビヴから1本目9位に躍進、2本目もトップに立ち堂々のリーダーズボード。
jr時代から世代のトップを走っていた彼が躍進すれば、リゲティ引退後のアメリカチームを支える存在になるかも知れません。
尚、チームジャパンは47番ビヴの加藤聖五が2本目進出に0.09秒差と惜しくも届かず。
SLに期待の掛かる小山陽平はDNFに終わりました。