●続.「2015/16」滑走後記
えー、先日に引き続いての「2015/16.スキーシーズン」回顧録.その2。
本日は今季「沢山回したヘビロテコース」BEST10で御座います。
昨季迄は「訪れた回数」×「雑把な印象」でのランキングでしたが、今季は全滑走アクティビティをガーミンくんで計測。
実数値に近い滑走数を割り出しての「トップ10」となっています。
因みに今シーズンの滑走日数はトータル45日。
上から「五竜&47×15」「八方尾根×11」「かぐら×5」「石打丸山×4」「その他×12」と云った来訪頻度になりました。
番外 八方尾根/白樺ゲレンデ (1日平均5~8本×10日)
うーん、ココを「回した」 っーのは正しいのか如何か…。
確かに日/5~8回は滑っているコースなのですが、その殆どがリーゼン/セントラルからのゴンドラ連絡路的な使い方。
白1に乗って「回した」のは、シーズン通して精々15本程度です。
そんな訳でランキング「番外」に致しました。
⑩八方尾根/スカイライン (1日平均4~6本×11日)
メインリフトのスカ2ペアが鈍行運転な事もあって、ハイシーズンはサブコース的な扱いに止まるスカイライン。
しかし悪雪化が進む3月中旬以降の時期になると、その「真価」を発揮します。
元々が斜面変化に富んだ滑り応えのある中斜主体コース。
そして北向き斜面ならではの堆雪量と確りした下地、そして日照時間の短さ。
気温が温暖になってもゴンドラ周辺程コース悪化が進まず、3月中旬はココをメインに滑る日もしばしばでした。
あと忘れてはならないのが、晴れ日のスカペアは乗車中全てがビューポイント。
不帰キレ~白馬三山~白馬乗鞍の「超」ワイドパノラマは、見ていて飽きる事がありません。
⑨五竜&47/ルート1.ボトム (1日平均3~4本×15日)
Hakuba47の中でも最もお気に入りのコース、ルート1.ボトムパート。
「程良い中急斜面」「コリドール無し」「軽く左右に振ったシケインと片斜面」「ウェーブ段差3発」と、個人的な好みの構成が全て盛り込まれています。
特にハイシーズンの寒冷時には「インジェクション入ってるんじゃねーの」てな位な、ガチ氷結バーン化。
「ズレまくり」「落とされまくり」のハードパックが堪らない♪。
Line-Dが通時運行していれば、もっと滑走頻度の上がっているコースです。
リフト/ゴンドラ接続の不便さ故、「此処だけ」を回せないのが本当に惜しまれる。
その点からも、R1上部とは別のコースとして取り上げました。
⑧かぐら/テクニカル (1日平均8~10本×5日)
4月のかぐらは10時を過ぎると殆ど「コブ専」ゲレンデ、その中でもメインゲレンデから続くテクニカルがランクインです。
斜度も程々でクッションの利いた春軟コブ、と攻めるには持って来い。
ジャイアントのコブが浅い時期は、ココが主戦凸凹バーンとなります。
弱点は「バンク溝」にしかならないコブ形状。
ソコソコの足前ならチャレンジし易い難度が故に、シャロー&ワイドなカービング溝にしかならないんですよね。
もーちょい縦目に掘れてくれれば、更にヘビロテするんですが…。
⑦八方尾根/セントラル (1日平均5~6本×11日)
今季やたらと「当たり」の日が多かったセントラル。
朝イチタイムの1時間後でも、写真の様な「全面コーデュロイ模様」バーンに何度か出食わしました。
圧雪時のアーリータイムは「落ちて行く」様な落下加速を味わいながらのショート。
降雪時の小谷サイドは「膝下パウ」「顔スプ」の新雪カーニバル。
午後の日陰時には難度満点のアイシー&ギャップのハードバーン。
と、天候と時間帯で多種多様な滑りが堪能出来る急斜面。
セントラルが使えなくなると、個人的に八方の楽しみは25%減となります。
ゲレンデ上部が「濃ガス」や「強風」の日は、混雑のリーゼンを避けてメイン扱い。
ゴンドラで此処とたてっこを回すローテーションが取れるのも八方の奥深さです。
⑥かぐら/メインゲレンデ (1日平均15~20本×5日)
1高の機動力が大きな強み、その名の通り「かぐら」の看板コース。
尤もゲレンデが広い割に、此処以外に「回すコース」が無いとも云えますが…。
それでも中盤の急斜パートと後半の中斜パートはソコソコ面白いですし、何より4月以降にも豊富な雪量を有するのが強み。
シーズンエンドの時期には、矢張り有難い事この上無いコースでして。
春シーズンにはスキーヤーライトにコブレーンも整い、その気になればメインゲレンデ~テクニカルの約1.5㎞を「ロングコブ滑」する事も可能です。
あと、一つ苦言を呈するなら「もーちょい丁寧な圧雪してくれりゃなぁ…」。
基本的に湯沢/魚沼エリアのプリンスさんスキー場は、何処もピステンが「ガッタガタ」なのです。
⑤八方尾根/兎平 (1日平均8~10本×10日)
ウサちゃんと云えば、やっぱり「コブ遊び」がメインのコースチョイス。
特に日中に雪の緩む春スキー時期には、主戦ゲレンデの1つとなります。
リフト沿いには非.バンク形状のラインが作られている事も多く、掘れの程々な午前中にはアタックし易いコンディション。
リフトギャラリーの視線を浴びつつ、縦のコブ攻めが楽しめます。
加えて3月中旬以降は悪雪化と荒れ進行の激しいリーゼンを避け、オープニングタイムから大町側を「アルペンクワッド回し」。
標高的に比較的良雪コンディションを保ってるので、黒菱三角/スカイラインと並んでオンピステでの利用頻度も高くなります。
「大町側で快適カービング」「小谷側でコブ遊び」「クワッド沿いでパウ祭り」と、スノーコンディションやスキーヤーの嗜好によって結構使い方の差異が大きいゲレンデ。
従い「コブ兎」「整地兎」合算の滑走数は、意外と多くなるのでして。
⑤石打丸山/山頂ゲレンデ (1日平均25~30本×4日)
石打の一番人気、メインゲレンデとも云うべきワイドな一枚バーン。
天気の良い日は眼下に魚沼盆地、右手に飯士山.巻機山~越後三山のスーパーパノラマも楽しめます。
低標高が故に湿重雪が多いですが、「当たった」日のコンディションは抜群。
そんな日は一日の7割を「山頂回し」する事もしばしばです。
但し混み合うのも早いので、高速ロングでかっ飛ばせるのは最初の1時間迄。
只、4~5年前に較べ、コース幅が圧雪車2レーン分位痩せて来てるのが残念。
出来れば昔みたく、リフト下迄ピステン入れて欲しい…。
④八方尾根/パノラマ (1日平均10~12本×11日)
八方尾根アクティビティのレイトアフタヌーン、私めのメインバーン。
リーゼンはコース荒れが目立ち、兎のコブ遊びを続けてるには疲労蓄積、セントラルは鬼アイシー化、スカイラインへ出向くには遠くて面倒。
そんな15時以降の主戦コースが「パノラマ~たてっこ」の縦ラインです。
入りと出口が中斜面、ミドルに緩斜面を挟んだ斜面構成なので、ミドルターンの一気下りで快適に回せます。
他の人気コースに較べるとフラットな状態を維持しており、日蔭に入りバーンも良い按配に硬化。
おむすびを左手に眺めつつ、ココを〆滑するのがお決まりの八方ルーティーンです。
国3が16時半迄稼働する2月中旬以降が「夕パノ回し」の真骨頂。
③八方尾根/リーゼンスラローム (1日平均10~15本×11日)
云わずと知れた八方リーゼン、今更説明不要の名物コース。
ココの「朝イチ」を滑る為に、ゴンドラ営業開始の1時間前から待機している訳です。
特にウィークエンドともなれば、かっ飛び高速タイムは最初の2~3本だけ。
早々に始まる混雑とコース荒れで、至高の時間は@云う間に終わってしまいます。
意外と穴場タイムなのがランチタイム時の12時過ぎ、ゲストも各エリアにばらけているので平日ならノンストップ滑で回せます。
それに午後の「荒れリーゼン」も、それなりに楽しいですしね。
個人的に好きなバートは1段目のリーゼンクワッド沿いと、うすばの技選コート側。
②五竜&47/ルート1.トップ (1日平均10~12本×15日)
コース幅こそ狭いものの、八方リーゼンに比肩する中斜面ロングコース。
トップ~エンド全域が程良い斜度でコリドールも無く、ノンストップ滑には持って来い。
コンディションが良い日には、グランプリとR1でアクティビティの8割を占める日も。
このコースの特筆すべき点は、何と云っても「ラインCの機動力」。
猿の様に延々と滑り続けるには絶好のリフト/コースレイアウトです。
飽きてきたり混んできたりすると、1本のリフトでR2.R3に流れ込める利便性も良。
あと、標高が低い割りにはパノラマ眺望が利くのもポイント高し。
眼下に白馬盆地、遠望に戸隠連峰~頸城山塊を眺めつつのシチュエーションも宜しいです。
①五竜&47/グランプリ (1日平均25~30本×15日)
白馬の数有るスキー場の中でも、屈指のビューティフルピステ&ワイドバーン。
高速ロングで回すなら此処のモーニングタイムが断トツで一番、私め「ホームゲレンデ」の「ホームコース」で御座います。
グランプリを語る上で外せないのが、その「完ペキな圧雪オペレーション」。
レーン段差や轍跡は皆無、横幅100m超のコースが見事な「一枚バーン」に仕上げられています。
白馬のみならず、国内でも有数の圧雪作業と云っても過言ではありません。
ゲレンデトップが故に雪質も良好、「エッジが吸い付く」様なコーデュロイストライプ。
平日なら荒れも少なく午後でもフラットなコンディションを維持、他のコース状況によっては1日の6~7割を此処で回す事もありました。
特にコース幅を目一杯使ってかっ飛ばせるモーニングタイムは至高の時間帯。
個人的に「朝イチグランプリ」なぞと呼んでます。
唯一の弱点は地形と方角的に、早朝時にはガスが籠り易い事。
あともう一つ贅沢を云えば、「アル2」の機動力がもーちょいあったらなぁ…。
.
.
と、多少の誤差はあるでしょうが、大体こんな感じになりました。
今季は「白馬村共通シーズン券」に当選した都合で、滑走日数の約2/3が白馬エリアのゲレンデチョイス。
そんな頻度から、八方尾根と五竜&47が7つを占めるスタッツとなりました。
尚、昨季からランク外に消えたコースは以下の三つ。
「八海山/ダウンヒル」→今季は1回しか行ってないので圏外。
「五竜/いいもりゲレンデ」→今季は雪不足でコンディション極不良、圏外。
「戸隠/アドベンチャーコース」→今季は結局1度も行かず終い、当然圏外。
と云う訳で、今季の「滑走記」もこれにてラストエントリー。
次回の滑走記ログはカテゴリーも新たにして、「2016/17シーズン」バージョン。
11月の「プレ初滑り.狭山」まで、暫くお休みです。
It's over, after all…
サヨナラ、「2015/16」スキーシーズン。