SKI ゲレンデ内外.小ネタ集

2024.06.07

●水無月の観桜

えー、2023/24シーズンのスノーライフも一昨日を以てピリオド。
今週月~水曜日の月山遠征3Daysにて、今季の滑り納めとなりました。

所処で六月と云えば梅雨入りを前に、紫陽花や花菖蒲が見頃を迎える頃。
しかし出羽三山の主峰、月山山麓では時計を巻き戻しての花風流。
今が「桜の盛り」で御座います。

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ミネザクラ(タカネザクラ)🌸
日本に自生する野生種のサクラとしては最も寒さに強い品種。
花期は5月から6月、瓣は直径2~3㎝程度の小輪、花と葉芽が同時に展開。
北海道や本州の中部山岳地帯、低山帯から亜高山帯で見られます。

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月山スキー場では標高1300m~1700m域、ペアリフト周辺や姥ヶ岳に分布。
国内屈指の豪雪地帯の為、過酷な風雪環境の影響を受けて樹高2mにも満たないものが多く、風下方向に屈曲した矮性低木の樹形となります。

『岩に腰かけてしばらく休んでいると、三尺ばかりの桜が、つぼみを半分ほど開きかけていた。降り積もった雪の下に埋まりながら、春を忘れずに花を開こうとする遅ざくらの花の心は実に健気である。(おくのほそ道)』

因みに芭蕉が月山から湯殿山に向かう途中に見た桜もこのミネザクラ。
暦は今で云うと7月下旬、場所は恐らく金姥~装束場辺りかと思われます。

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薄紅色の可愛らしい小花が、チシマザサや灌木帯の緑に彩りを添えています。

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「梅雨」「雪」「桜」、本来なら相容れない三つの季語がひとまとめ。

今年最後の「スキーライフ」の日に、今年最後の「観桜行楽」。
スノーマッドならでは、そして月山ならではの贅沢な風流なのでした。

 

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2024.04.24

●2023/24.三十七滑目「五竜FINAL/エピローグ」

えー、先週の第十二次白馬遠征にて今季「オーラス」となった白馬スノーライフ。
シーズン26滑を数えたホームゲレンデ五竜とも、暫しの間お別れです。

そんな訳での2023/24WINTER「五竜FINAL」、エピローグ篇。
ゲレンデを後にする際の「名残雪」エントリーで御座います。

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15:05、「It's over, after all…」
最後の1本を終えアル3乗車、けれどグランプリを滑る事はもうありません。
昨日から(4/15)下山コースはクローズ、帰路はゴンドラ下山。
キャビン駅に向かう登行リフト利用です。

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2023/24シーズン最後のアル3乗車、搬器№は93番。
毎年、一日平均/25~28本は回している「My-lift」。
今季のグランプリはガスや強風に祟られる事が多く、例年に較べ利用頻度は減。
それでも日/23本平均、約630本を回したシーズンでした。

滑走日数×乗車本数でざっと計算すると、乗車時間は70時間オーバー。
アル3のチェア上で「約3日」を過ごした一冬なのでした。

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アル3から眺める、

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グランプリの一枚バーンも、

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これで「見納め」「撮り納め」。
神業圧雪のコーデュロイストライプにコットンスノーのPow祭、ガリガリの氷結バーンに黄砂のノッキングスノーにザブザブの春雪。
今シーズンも色々なシチュエーションで楽しませてもらいました。
「Good-bye、Grand-Prix」

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下車、アル3さんにサヨウナラ。

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お地蔵さんにもサヨウナラ。

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武田さんにもサヨウナラ。

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15:15、白馬…そして五竜終戦。
「あーあ、終わっちゃった…」。

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ゴン下の車窓より、グランプリにサヨウナラ。
「山里は 春ぞさびしさ まさりける 人めも雪も 消えると思へば」

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下界に降りて来ました。
「龍の背中」は「タツノオトシゴ」を経て「イカソーメン」に。
2日前まで滑って下りられたのが噓の様な風景です。

で、時間ギリギリまで滑ってたので、ここから「バタバタ」と慌ただしい40分。
「板洗い」に「着替え」に「ギアのパッキング」。
それに旧職場の顔見知りにお別れの挨拶をせねばなりません。

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チケセンの旧知に、

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バートンの店長さんに、

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500マイルの大将に御挨拶。
只でさえゲストの少ない春シーズンの平日、その殆どが村民/県民で車での来場。
第1/第2(駐車場)と逆方向のエスカルプラザに人の姿はありませんでした。

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無人のテラスで五竜〆の「オツカレ麦酒」。
アクティビティ後とは云え、ゲレンテでアルコール飲るのは今季初めてです。
あーぁ、このシーズン券を使う事も無いんだなぁ(淋)。

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全てを終えて一服。

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15:55、撤収。
古くはオリンピックイヤーの97/98シーズン、直近では世捨て人やってた2016/17シーズンと2017/18シーズン。
過去3シーズンに亘り、一冬籠ってオシゴトしていた白馬五竜。
そんな所縁もあって思い入れも一入、お別れの日はペーソスになるものです。

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神城駅への途次、里に訪れた春を「拾い桜」。

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芽吹き出したちゃんめろを「若菜詰み」しつつ、

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飯田神明社さんにて「白馬納メノ儀」催行。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/04/post-8477ae.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2018/03/1221314-b86d.html

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境外のヤマザクラは未だ「蕾膨ラム」。
神事(笑)を終え、一輪咲きの桜花を愛でる。

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神城駅の跨線橋より望む、グランプリ~エキスパート。
次にあの場所に降り立つのは8ヶ月後、今シーズン滑る事はもうありません。
うーん、全然踏ん切り付いて無い(未練タラタラ)…。

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1640、帰投。
村里の桜が春風に咲き始めた。
畔の片隅で一叢の小さなフクジュウソウが綻んでいた。

「春が馬車に乗って」訪れるのだとしたら、「冬は大糸線に乗って」終わりを告げるのです。

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20:10、コチラで痛飲する事も暫くありません。
松本で途中下車、例の場所で打ち上げウイスキーとカクテル。
心地良い微酔と疲れを伴って最終のあずさに乗車、一眠りすれば新宿です。

と、こんな感じの2023/24WINTER「五竜FINAL」三部作の終。
白馬への雪旅は最後になりましたが、私めのスノーライフは継続中。
かぐらを挟んでGWは月山籠り、スキーマッドな日々はもう暫く続くのでした。
おしまい。

 

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2024.04.22

●桜狩り 奇特や日々に 四十八里

えー、月曜日は定休日な武蔵野口の場末の酒場の主。
本日はオヤスミを利用して、越後湯沢へ「桜狩り」「湯浴み」に行って参りました。
向かった先は温泉街から芝原峠を越え、三国街道を南に上る事約8㎞。
山中三宿の一「三俣」で御座います。

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遅い春を迎えた峠越えの山中、

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旧宿場町の街道筋では、

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色取り取りの桜花が満開。

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オオヤマザクラにエドヒガンにソメイヨシノ、

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その中でもオオヤマザクラの艶やかな紅色が一際目を惹きます。

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「桜の傘の満開の下」。
こんな公衆電話ならついつい長話しちゃいそうですね。

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4th ロットは三俣産。
桜狩りの途次、例に由っての若菜摘み。

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「道の駅みつまた」にも、

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枝振りの良い桜樹が3~4本、

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今が見頃酣とばかりに、

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咲き誇っています。

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桜見分の後は「街道の湯」で湯浴み♨。

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湯上りの後は道の駅で仕入れ。
ウチの店で御馴染みの「割れ煎」です。

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エチゴビールのピルスで花見酒。
温泉後のビールは五臓六腑に染み渡る(キューッ🍺)

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「蕎麦にするか饂飩にするか、それが問題だ(ハムレット)」。
湯沢駅に戻って晩酌と夕餉、今宵は悩んだ挙句こっちにしました。

と、こんな感じの「湯沢の休日」。
季節を巻き戻した風流韻事に遊び、湯治で心と身体を癒し、地場の味に舌鼓を打つ。
愉しくも充実した一日でした。

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あ、それと一応、

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滑っても来ました。
嗚呼、長い前振りだった事(チャンチャン)。

尚本日の表題は、吉野を訪れた際に詠んだ芭蕉の句に因んだものにて。

 

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2024.04.21

●2023/24.三十七滑目「五竜FINAL/プロローグ」

えー、今週4/15~16は「第十二次白馬遠征」二日目の滑走記。
そしてこの日が「2023/24WINTER.白馬五竜」での最終滑で御座います。

何処のスキー場であっても「シーズン最後の滑走日」ってのは必ず訪れます。
それが足繫く通ったゲレンデである程、ぺーソスな心持ちがするもの。
特に五竜&47は、嘗て三度の冬を過ごした馴染みのスキー場(オシゴト場)。
今でも断トツの「ホームゲレンデ」、思い入れも一入なのでした。

そんな訳で今シーズン26日目のアクティビティとなる「五竜ファイナル」。
惜別と感慨の念を込めてのSNOW-LIFE、プロローグ篇になりまする。

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6:45、グランプリを遠景に雪見桜。
神城のオオヤマザクラやエドヒガンは二~三分程度の開花状況。
里村に綻び始めた桜を眺めつつ、ゲレンデへと向かいました。

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7:00、人っ子一人居ないとおみゲレンデ。
ハクババレーで断トツの入り込み客数を誇る五竜&47。
しかし4月に入ると、日に日に「シーズンオフの気配」が強くなって参ります。

エスカルプラザは春シーズン仕様(24時間営業→8~17時のオープン)となり、ハイシーズンの賑わいが嘘の様な静けさ。
都市部からの夜行バスも終了し、ツアー客も姿を消しました。
スキー場の住み込みクルーも3月末で任期満了し、既に下山済み。
ゲストもスタッフも、目に見えて(目に見えず)人の姿が減っている朝でした。

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こっちにも「シーズンオフの気配」。
ポールにネットに案内板に注意(警告)板…。
山麓駅のパトさん詰所には、撤収されたゲレンデ設営物が山積みになっています。
一昨日にクローズされた下山コースとエキスパート/とおみゲレンデの分ですね。

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最後の朝も特捜最前線。
今シーズン26日目の五竜滑、何時もの様に朝イチキャビン待機。

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このinfoボード見るのも今日が最後。
暖冬小雪に祟られた今冬の序盤でしたが、3月の大雪連発で相殺/チャラ以上。
アルプス平の積雪量は去年の同時期より60㎝多いです。

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愛は今も 愛のままで♪
桜坂のエゾヒガンは昨日の夏日で一気に開花が進みました。
見頃最盛は恐らく今週末、このブログをUpしている頃でしょう。

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雨飾桜。

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天狗桜。

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エスカル桜に、

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キャビン桜。

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桜の坂の五分咲きの下。
エスカル桜の下には何が埋まってるのでしょうか。

因みに写真の方は今日でシーズン125滑目を数えるスノーマッド。
朝イチキャビン「五竜オールスターズ」の中でも屈指の強者です。

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出勤中の「元.アル3の主」。
今シーズンはナイトフロントスタッフ、4月からは索道復帰。
来季は怪我しない様に気を付けて下さいね。

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この日の予報は午前中☂、午後からやや持ち直して曇り。
早朝時点から重たげな鉛雲も、7時半頃までは所々に青空の覗く空模様。
しかし7時40分を過ぎると「ポツポツ」と雫の濡つ小雨模様になって来ました。

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8:15、キャビン乗車。
車窓より望む「雪の細道」、とおみゲレンデは一昨日に今季の役目を終えました。

アルプス平に着いても小雨模様は変わらず。
まぁこの気温(8℃=Freezing leve/3200m)ですから仕方有りません。

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8:25「業務連絡、トップ50番」。
最後の朝の口明け乗車、搬器№は「五竜」に因んだラッキーナンバーです♬。
今日は何かイイ事有るかな?
(結果的にこの雨が天の佑助、グランプリのコンディションは4月としてはBESTでした)

因みに今シーズン26日目の五竜滑は、20日目のアル3一番乗り。
今季のアル3ステークスは一着20回/二着1回、連帯率80.7%(笑)でした。

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そして今シーズン最後の、朝イチグランプリ「三連写」。

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無人のワイドバーンを独り占め。

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7分間の貸切タイムもこれが最後です。
春スキーならではの「緩~い気分」と、雨中滑走の「ちょい鬱」な気分。
そしてホームゲレンデ最終日のペーソスな心持ち。
そんな複雑な想いを胸に「最後の朝」の「最初の1本」へLandingです。

と、こんな感じの2023/24WINTER「五竜FINAL」イントロダクション。
滑走記本篇に続きます。

 

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2024.04.20

●北安にて「雪見桜」

えー、今週月~火曜日のスノーライフは「第十二次白馬遠征」。
今シーズン最後の白馬雪旅は、ホームゲレンデ「五竜&47」での滑り納めです。

四月も半ばを迎えた白馬村は田畑の残雪もすっかり姿を消し、野花や新緑の芽吹き。
そしてヤマザクラやヒガンザクラが、所々で花弁を開かせておりました。

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安曇追分より、有明桜。

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南大町より、爺桜。

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4番線ホームより、大町桜。

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何時もの場所より、桜坂。

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エスカル桜は

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綻び始め。

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飯森.薪小屋桜。

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エドヒガンは開花早め、見頃も多し。

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長谷寺エドヒガン。

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最後は長谷寺ベニシダレ.三写。

毎年同じ時期に同じ桜を見てるので、今回はコメント無し。
写真だけのUp、と云う事で。

 

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2024.04.19

●2023/24.三十六滑目「五竜&47」

えー、今週4/15(月)~16(火)のスノーライフは白馬遠征.2days。
今シーズン12度を数えた白馬遠征もこれが「Final journey」。
そしてホームゲレンデ「五竜&47」での滑り納めで御座います。

と云う訳で遠征初日、4月15日のアクテビティ
2023/24.WINTER、白馬五竜&Hakuba47「Semi-final」の滑走記になりまする。

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8:10、エスカルとーちゃく。
この日は大糸線アクセスで、キャビン営業開始時刻ギリギリのゲレンテイン。
平日にも関わらず、ゴンドラ駅舎には120名程の行列が出来ていました。

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8:35、朝イチグランプリとーちゃく。
アルプス平の気温は8時半時点で12℃、暖かいと云うより「暑い」。
ロンT+薄手のウインドブレーカーでも少し汗ばむ陽気です。

明日(4/16)は雨予報、「白馬バレー」の「白馬ブルー」も今日が見納めかな。

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二週間振りに訪れたグランプリは、思ってたより雪残ってます。
線下やテクニカルのコブも健在、地形もほぼ出ていません。

但し此処数日の高温続きでゲレンデミドル~ボトムは加速度付けて融雪進行。
この前日(4/14)を以て、ダイナミック~とおみの下山コースはクローズとなりました。

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朝イチからして「ザブッ」と板の沈むザラメ雪。
それでもオープニングの3~4本はフラットコンディションを維持。
ややルーズ目のロングターンで気持ち良く回せました。

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白馬三山にオハヨウゴザイマス。
人や圧雪車の入ってないスロープは、やっぱり雪汚れてるな~。

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五龍岳にもグッモーニン。
アル1/14番と15番の合間より覗く武田さん。
リフトからこの構図撮るのは結構難しいのです。

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バーンは瞬く間にザクザクのグサグサ。
フラットなコンディションを維持していたのは30分。
まぁこの暑さとこの陽射し+この人出ですから仕方有りません。

因みにこの日(4/15)は日本列島津々浦々で「スーパーフェーン」現象。
県内でも飯田市の29.3℃/長野市の28.4℃を筆頭に、軒並み夏日の最高気温を記録。
白馬村でも25.4℃と、7月中旬並みの暑さとなりました

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30分で「賞味期限」終了、50分で「消費期限」終了。
9本回した所処で1時間ちょい、グランプリに見切りを付け47へ向かいます。

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9:40、今日の狙いはR2。
春シーズンに入るとR1ボトムとR2は土.日.月のみの圧雪。
ゲストの少ない月曜日のR2は「一番美味しい」コンデションなのです。

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そんな訳でこの日のヨンナナは、

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徹頭徹尾「R2回し」。
写真の様なザク雪も回すゲストが少ないのが幸い、荒れは許容範囲。
グランプリに較べるとザラメの堆積層は薄く、何とか下地も捉えられます
一枚目~二枚目~三枚目~R5の1.6㎞ロングコースは概ね良コンデションでした。

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Line-C下の堰堤は雪解けが進み、ちゃんめろが芽吹いてます。

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深雪に埋もれていた沢流も姿を現し出しました。
雪~が解けて 沢~になって 流れていきます~♪
すっかり春~ですねぇ  ちょっと滑ってみませんか~♬

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47でのラスト1本を終え、今季最後のLine-C乗車。
リフトより見返るR1と白馬村、お決まりの構図もこれが撮り納め。

明日最終日の天候は残念ながら雨予報。
五竜から47へ移動は億劫なので、ヨンナナは今日が「FINAL」です。

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10:45、南沢ノ頭(通称1450)からの五龍岳展望もこれが見納め。
Line-Eに乗車、グランプリに戻ります。
「サヨナラ&サンキュー47、また来シーズンね!」。

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10:55、グランプリ帰投も…。
「黄砂」か「花粉」か「汚雪」か「融雪」か原因は扨知らず(多分全部です)、ワイドバーンは全面「STOP雪」。
妖怪イタツカミーの跋扈するノッキングスノーとなっていました。

こーなると凸凹滑ってた方が楽、そんな訳で「コブ遊び」開始です。

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12番鉄柱線下のコブラインから、キャビン合流路下のコブ挟んで、

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ボトムの線下ラインへ。
今シーズン、未だコブ滑りの調子はイマイチ。
中~緩斜の浅コブでも破綻せずに「こなす滑り」がやっと。

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続いてテクニカル。
しかしずーっとコブ専してると、広背筋と腰への疲労蓄積が「倍々ゲーム」。
一日通して回すのはとても無理ゲーです。

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12:20、ランチ休憩を取りにアル1乗車。
ALPS360ではアルペンさんの試乗会開催中。

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アル1降車場からズボズボと坪足トラバース。
既に今季の営業を終えているアル4の降車場へ向かいます。

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今日のランチはお弁当持参「アル4テラス」にて。
ロッキングチェア(笑)に腰掛け、優雅なブランチ。
トップシーズンにこんな事やったら、大目玉+リフ券没収+出禁です。

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ワックス台も設置されてます(笑)。
一昨日も去年も、毎年同じ事やってる様な…。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-7065f0.html

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ピクニックの次はハイキング。
食後の軽い運動、お地蔵さんまで登ってみます。

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地蔵ノ頭/地蔵ケルン(通称1673…とは呼びません)。
今季最初で最後の地蔵詣は「白馬晴れー」の「地蔵晴れー」♫。

でもって以下、恒例の地蔵パノラマフォトです。

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ケルンの窓より、額縁白馬三山。

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お地蔵さんと五龍岳。

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お地蔵さんと白馬三山。
この日は東面の空を春霞が覆い、イマイチの山景見晴らし。
展望に恵まれた日はこんな感じ(↓)です。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-e96050.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/04/post-80bee3.html

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御浄財は「五竜」なだけに「五円」。
うーん、相変わらず信心の足らない金額です事。

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13:20、ボチボチと戦線復帰しますか。
眼下に広がる村里に残雪はカケラも見えず、すっかりと春の風景。
これじゃ「白馬」村じゃ無く「栗毛馬」村です。

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テクニカルは大分深くなってきました。
加えて削られたザラメがコブ溝に吹き溜まり、コンタクトやトップの抜けが不均一。
その名の通り「テクニカル」なコンディションになっていました。

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ボトムの線下は大盛況。
コブ作り隊の活躍もあり、午前中からラインが2本増えてます。
午前中ウダウダだった滑りも何とか持ち直し、少し楽しくなって来ました。

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午後のグランプリはずーっと過疎ってます。
一人当たりのゲレンデ専有面積は52000㎡ (=要するに滑走者皆無)

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だってコレだもん。
ザブザブのザラメ雪が融雪して更に主馬場化、妖怪は相変わらず跳梁跋扈。
「走らない抜けない」「沈む埋まる」「詰まる止まる」「深い重い」の極悪コンボ。
これならバキバキ雪の方が滑り易いのですが、二桁気温の上に無風/直射日光。
クラストすらしてくれません…。

明日の最終日に備えて余力残し、この日は15時に撤収致しました。

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14:50、ゴン下。
「龍の背中」は瘦せ細り、すっかり「タツノオトシゴ」に。
逆に云うと「良くコレで、昨日まで下山コース持たせたよなぁ」。

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15:30「滑った」後は「登る」。

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今年初めての一夜山登頂。
「登山」つっても獲得標高40m、片道5分のアクティビティです(↓)。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2023/04/post-1a5e75.html

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15:50、十郎さん使うのもこの日が最後。
今冬はずーっと「設備故障中の為、温泉では無く加熱した水道水にて営業」。
来年はちゃんと温泉に戻ってるのかなぁ…。
つづく。

 

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2024.04.09

●2ndロット (湯沢産)

えー、昨日は月曜日にて定休日、例に由ってのスノーライフ。
「春のコブ祭」第一弾は、かぐらに逝って参りました。

アクテビティ後は「春の菜や 摘みや東に 詰み西に」。
お店で使う例のモノ(その2)を仕込んで参りました。

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湯沢.布場ゲレンテ産(↓)のフキノトウ。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/06/post-5ad628.html
里のフキノトウは未だ芽吹き始めでしたが、広いゲレンテにあちこちと群生。
今回は蕗味噌も仕込める量を「どっさり」収穫して参りました。

そんな訳で下拵えで大忙し中の昼下がり。
尚、冒頭の句は蕪村が摩耶で詠んだ春の一句に因んだものにて。
でした。

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2024.04.03

●1stロット (白馬産)

えー、一昨日昨日はスノーライフにて「第十一次白馬遠征」。
その帰途の折、お店で使う「例のモノ」を仕込んで参りました。

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白馬神城は飯田の里にて、ちゃんめろ。
まだ芽吹き始めで摘めるものは少なく、蕗味噌を拵える程は収穫出来ません。
それでも自分の天ぷら用、プラス「アレ」を漬け込む量は採れました。

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今日はお昼から下拵え。
水洗いして、土とゴミ取って、鬼皮剥いて、花を捥いで、湯通し。
あとは沸騰させた漬け汁を冷やして、ベルモットとシャルトで味を調整。
今晩から漬け込みますので、週末までには出来上がると思います。

そんな訳での「Spring-feeling」 from白馬。
尚、2ndロットは湯沢産、3rdロットは月山産を予定しています。

 

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2024.01.18

●Lenticularis

えー、昨日は「第四次白馬遠征」最終日の拾遺集。
アクティビティを終え東京への帰路に向かう途次の事。
長野駅に向かうアルピコさんのバス停で、夕暮れ空の佳景を目に致しました。

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入相刻の白馬の空には、

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ぷかぷかと揺蕩うレンズ雲。
空豆やらロールケーキやらマンボウやら、色んな形の莢状雲。

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手の届きそうな低空には、季節外れの鱧が泳いでいました。

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車窓より望むUFOの大群。
「すわ、インバウンドの次は宇宙人が白馬を侵略かっ!」。

因みに白馬長野線のバス車中、日本人乗客は私めだけ。
ジャパニーズなのにエトランゼなのでした、とさ。

 

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2023.12.13

●2023/24.WINTER「白馬開幕」

えー、今日より遡る事約8ヶ月前、4月11日のオハナシ。

2022/23シーズン、白馬エリア最後となる「五竜&47」へのスキー遠征。
アクティビティを終えた後は、毎シーズン滑り納めの恒例行事に向かいました。
(※.スノーライフはかぐらと月山でまだまだ続きますが…)

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五竜BSより徒歩5分、飯田神明社さんに御挨拶。
毎年、白馬エリア最終滑の後に訪れる雪神さま。
因みに昨季の白馬滑走遍歴は「五竜&47」26日、八方では滑らず終いでした。

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チラホラ咲きのサトザクラがお出迎え。

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チャリーン→ガラガラ→パンパン→ペコリ。
「今季の滑走無事」御礼と「来季の大雪」を祈願してのお参りです。

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お賽銭は「五」竜なだけに「5」円也(チーン)。
毎年信心の足りない志納です事…。

と云う訳で2022/23シーズン「白馬納メノ儀」。
そして時計の針を戻し、2023年12月11日。

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昨日/一昨日は2023/24.WINTER、最初の白馬遠征。
向かったゲレンデは嘗てのオシゴト場にてホームゲレンデ、白馬五竜&47。
ガスに苛まれた二日間でしたが、滑りの調子はまずまず。
満足度充分のアクテビティでした。

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それに浩々と広がる大雲海や、

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天に弓弦る七色の橋も見られましたしね。

第一次白馬遠征のゲレンデリポは亦後日にDemo。

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