えー、三月一週目の「第三次八方尾根/五竜47遠征」及び「アルペン松本店.いもり試乗会」にて終わった筈の2014/15白馬スキーイング。
しかし先日、ゲレンデ写真を整理していると「とある事実」に気付てしまいました。
「今季、まだリーゼングラード行ってない… (lll゚Д゚)」
今シーズン五回訪れた八方尾根ですが、何れも「豪雪」やら「強風」やら「濃靄」やらで一度もグラードクワッドに乗って無いのです。
こんな事は私めの長いスキー人生で初めての不首尾(?)、この儘ではとても心置き無く来シーズンを迎える事なぞ出来ません。
そんな訳で一昨日3/18に急遽遠征決行、人生初となる「八方尾根.日帰り強行軍」。
2014/15オーラス、八方ゲレンデリポになりまする。

【写真上】7:20、例に由って早めのゴンドラ乗り場到着。
早朝から清々しい春晴れの空、気温は少し高めの5℃前後。
しかしこの日の予報は「晴れのち曇」、午後には雨の可能性もあるとの事。
如何か一日天気が持ちます様に…。

【写真上】ゴンドラ乗り場.地下一階。
板デポ→朝食→ブーツ装着→ストレッチ、とお決まりのルーティーン。
因みにこの日の「朝イチ行列」は約15名と少な目でした。

【写真上】8:07、「朝イチリーゼン」一番乗りの図。
前後左右に人影は見えず、ゲレンデ独り占め状態の一時。
独占感と開放感を存分に味わいつつ、「ハッピーアワー」スタートです。

【写真上】モーニングシュプール、うすば前にて。
恐らくこれが今季のラス八方、最後なので途中止まって一写。
ゲレンデにもリーゼンクワッドにも、未だ人の姿は見えません。

【写真上】8:10、リーゼンクワッドにて。
先週金曜日の降雪以降、「雪日照り」の白馬エリア。
しかも此処三日間はピーカン続き、日中は12℃を越える暖かさが続いています。
リーゼンのバーンはスタート時からして既に緩め、ズラし気味にルーズなエッジングを心掛けました。

【写真上】8:30、アルペンクワッドよりうさちゃん一写。
リーゼンクワッド二本回した後はリースラトップへ。
取敢えずコブは午後に後回し、モヒカン向こうの整地ウサギを狙います。

【写真上】「平ら」な方の兎平。
暫くはアルペンクワッド/リーゼンクワッド併用で、フラット兎とリーゼン回し。

【写真上】9:00、リーゼンにてスノーナビさんを逆取材。
この日は春スキー本番のぽかぽか陽気、気温もこの時点で7~8℃に上昇。
リーゼンも9時を過ぎると、徐々に荒れ始めて参りました。

【写真上】9:50、グラードクワッドへ。
取敢えずこの日の大義名分はコレ、今季最初で最後のグラードクワッド乗車。
尤も昨秋に八方池トレックで訪れており、一年振りでは無く四ヶ月振りです。

【写真上】グラードクワッドより、唐松岳へと続く登山路。
この日はゴンドラスタート時より数名の冬山登山者が待機。
時間を追うに従い、唐松岳を目指すアルピニストの姿が多く見られました。

【写真上】リーゼングラードトップより北西、秀峰群の眺望。
白乗より雨飾山~頸城三山~戸隠連峰~飯綱山と連なるスーパーパノラマ。
ファインダー外には左に白馬三山~小蓮華岳、右には四阿山~浅間山と連なり、とてもレンズに収まり切りません。

【写真上】雨飾山と頸城三山、眼下には岩蕈山と岩岳スキー場。

【写真上】乙妻.高妻山から戸隠山~一夜山と連なる戸隠連峰と飯綱山。

【写真上】そして白馬三山。
10時を境に空色はどんどん白み始め、やがて高曇りの天気へ。
早めにグラード上って来て正解でした。
取敢えず今日はフォト四枚のみアップ。
この日のパノラマ山景集は、後日改めてログ立て致します。

【写真上】グラードクワッドから黒菱、スカイラインへ。
黒菱はコブラインが2.3ある程度、ソデグロのナチュラルバーンみたくなってます。
ウェット&ヘヴィな上にクラスト気味、黒3も動いておらずこの一本切りでした。

【写真上】スカイライン第2ペアにて。
スカイラインも水っぽいシャバ雪でしたが、北斜面なので融雪進行は遅め。
リーゼンに較べると人も少ないので、この時間でもロングで飛ばせました。
しかしラウターは汚雪が目立ち全体的にブレーキ雪、もうリセットは難しそうです。

【写真上】同.第2ペアより望む白馬三山。
第一ケルン付近から眺める白馬三山も良いですが、北尾根側からの眺望も宜しく。

【写真上】北尾根連絡路より望む、オリンピックⅡコース。
たてっこはコンディション良さそう、ゴンドラ戻ったら一発目はココですね。

【写真上】北尾根コブコース.下段。
北尾根上段は雪付きが悪く既にクローズ、中段も一部地表が露出しています。
下段のコブは並びも良くクッションの効いたコンディション、傾斜も頃合いで攻め易くなっていました。

【写真上】咲花ゲレンデにて、咲花ゲレンデ的風景。
ゼッケン付けたキッズ達がちょこちょこと上手に滑っています。
しかし咲花/白樺の山麓ゲレンデはこの時間帯からストップ雪化、特に非圧雪.汚雪の場所では急ブレーキが掛かる事もしばしばでした。

【写真上】11:40、二時間振りにリーゼンスラロームへ。
融雪が進みシャバ雪化は進行していましたが、コース荒れは意外とありません。
板走りも良く、高速ロングで回せるコンディションが続いていました。

【写真上】うすばトップより、戸隠連峰を望む。
この辺迄下りるとモサっとした雪溜まりが多くなってきたものの、時期と天候を考えれば全然オケーなコンディション。
技選コートで「大回り(マテリアル規制)」ごっこして遊んでました。

【写真上】11:50、コブ遊びスタート。
兎平は先週行われていた技術選のコート分けが残った状態、綺麗なコブラインがアルペンクワッド沿いに三つ並んでます。
リフト沿いのコブラインはピッチ浅目の短め、モヒカン側はピッチ深目広めのバンク気味ライン、センターはその真ん中と云ったコブ形状でした。

【写真上】アルペンクワッドより、黒菱と妙高連山を望む。
この構図も結構好き、毎回撮ってるリフト撮影スポット。

【写真上】アルペンクワッド降り場にて、左に四阿山.右に浅間山。
険峻群の並ぶ白馬三山や頸城山塊.戸隠連峰とは違った、伸びやかで広がりのある山容です。

【写真上】見上げるウサちゃん。
技選仕様の整ったライン、程良いエグレ具合、そして融雪でソフトなクッション。
特にトップからのコブリズムが良く、アタックし易いコンディションでした。

【写真上】見下ろすウサちゃん。
正午にはゲレンデの気温も15℃近くに上がり、コブ一本で汗だくです。
この日はスタートからミドラーで滑っていたのですがそれでも暑杉、日中はTシャツ一枚になりたくなる様な陽気となりました。
以後暫くはウサギ小屋に籠りっ切り。
カメラも邪魔なのでピステバックに仕舞い込み、撮影は暫く中断です。

【写真上】14:50、パノラマゲレンデ。
二時間半のコブ遊びで体力エンプティ、一旦整地へと雪岸を変えます。
ネットの設置は週末に行われる「2015ジャパンパラ」のアルペンコース規制。
「FIS FAR EAST CUP」「リーゼンスラローム大会」「全日本技術選」と続いた八方のビッグイベントもこれが最後、赤服の皆さんもこれで肩の荷が下りますね。

【写真上】パノラマコース.小谷側。
15時以後のメインはパノラマ~たてっこのゴンドラ回し。
時折兎とリーゼンを織り交ぜます。

【写真上.下】たてっこ。
午前中に較べるとたてっこの荒れも目立ってきましたが、滑走者が殆ど居ないので待ちと落差を取った大きなラインを選べます。
只、咲花との分岐辺りから国際~白樺の横断は板の走らないブレーキ雪となり、扱がないとゴンドラ迄辿り着けませんでした。

【写真上】16:05、細野諏訪神社にて。
長時間に亘る凸凹遊びで腰と広背筋がジ.エンド、この日は16時の早期撤収。
最後は今季白馬滑走の無事を感謝し、諏訪さんに御礼申し上げたのでした。
てな感じの2014/15シーズン、オーラス八方尾根。
サヨナラ白馬、また来シーズンね。
おしまい。