●2024/25.三十九滑目「五竜&47」
「あーあ、終わっちゃった…」。
昨日5月6日を以て、ハクババレーの全ゲレンデが今季の営業を終了。
過去五竜で3シーズン/八方で1シーズンを冬山籠もりしていた私めにとって、白馬は思い入れ一入なスキーエリア。
実際にゲレンデクローズの日を迎えると、寂寞間や虚脱感を感じてしまうものです。
尤も「かぐら」に「月山」に、私めのスキーライフはまだまだ続くんですけどね。
そんな訳で本日は先々週の「第十一次白馬遠征」3daysの滑走記。
最終日は4月「23日」、ゲレンデは今季「23滑目」となる五竜&47です。
7ː15、遠征最終日(4/23)は予報通り「雨」。
インスペクションコートを羽織り、傘差してのゲレンデイン。
幸いな事に降り足は弱く濡つ程度の糠雨、これなら滑走可能レベルです。
GWを翌週に控えた平日、しかも雨天。
案の定、朝イチキャビンに待機する人影は無し。
何時もの面々(五竜オールスターズ)も誰一人訪れない朝でした。
一台も車が止まってない第2。
まぁこんな日にスキー(スノボ)するのは重度の雪キ●ガイだけ。
キャビン運行時刻になっても、待機ゲストの数は10人に足りませんでした。
8:25「業務連絡、トップ54番」。
アルプス平も雨足弱く風無し、心配していたガスも掛かっておらず一安心。
無人のスロープにLanding。
多少冷え込んだ夜間と雨の恩恵で、春のザク雪としては板の走るコンデション。
雨も我慢出来るレベル、アイウェアに掛かる雨雫も視界を遮る程じゃありません。
「何だ、今日結構イイじゃん」。
プライベートゲレンデ状態のグランプリ。
オープニングタイムのアル3を回すゲストは片手で足りる程度。
滑走ライン/ターンサイズ自由自在「遣りたい放題」の「飛ばしたい放題」です。
スキーの走りは良いものの、其処はヤワくて重い春のザラメ雪。
目イチで飛ばしても60㎞に届かないので、ポジショニングが遅れたり山回りでスピードコントロールする必要もありません。
人が(殆ど)滑って無いので、コース荒れも全く進みません。
雨足は相変わらず小康状態を維持、ガスは時折薄靄が掛る程度。
悪天下アクティビティのストレスもそれ程感じません。
「いゃあ、こりゃ楽しいゾ」。
雨さそふ 地蔵の庭の 雪の原 滑れるものは わが身のみなり
10:55、一時間半ほど回していると多少ガスって来ました。
直ぐに引く程度の薄霧ですが、ウェアとグローブが多少浸水。
着替えとレイヤー調整に一旦下山します。
ダイナミック~とおみ2もコース荒れ全く無し。
雨のお陰で板もヒュンヒュン走ります。
「こりゃイイや」と、ゴンドラで下山コースをもう1本回します。
何だか「スノーシーズンの終わり」を暗喩する様な風景。
下山コースの積雪が次第に薄くなり、雪が切れた先には桜のスロープ。
「冬過ぎ去りし先には、春が待っている」。
10:30、着替え/早めの昼食/一服。
この日の雨は予報で織り込み済み。
トップス×3/ボトムス×2/グローブ×2とスペアの備えは万全です。
午後には雨の上がる予報なので、レイヤリングは「雨」「曇り」の両面対策。
軽装レインウェアを2枚レイヤー、その上からコートを着込みリスタート。
グランプリは靄ったままなので、47に向かいました。
ルート1を「ロングターンでブン回し」♬。
こちらも予想通りスーパー過疎、プライベートゲレンデ状態のR1。
五竜側以上(以下)にゲストが居ないので、11時過ぎてもバーン荒れ微少。
シャバ雪カービングのミドル~ロングで気持ち良く回せました。
今日はホントに大当たり、楽しい.楽しい.楽しいゾ♡
正午を回ると雨は上がり、雲間より僅かに陽の射す時間帯も有り。
この日の午後は「R1」専のアクティビティ、Line‐C回しは12本を数えました。
・ゲレンデ滞在時間/5ː29ː58 ・滑走時間/1.20.37
・滑走距離/40.09km ・滑走本数/30本 ・高度下降累計10291m
・平均滑走速度/29.6kph ・最高速度/56.7kph
雨の中を春の重緩雪アクティビティ。
しかもゲレンデアウト14時半の時間制限で、良く30本/40㎞も滑ったなぁ。
因みにこの日はコブ遊び「完全放棄」、極上コンデションのオンピステをひたすら回し続けた一日でした。
14:25、桜坂のエゾヒガンを愛でつつ、撤収。
遠征最終日は帰路の都合で14時半が「シンデレラの時間」。
初日/二日目のハードワークで身体はズタボロだし、雨中滑走だし…。
「今日は午前中で切り上げようかな」。
なんて思いつつのアクティビティも、結局時間ギリギリまで滑ってました。
そしてこの翌週(4/30~5/3)が私め今シーズン最後の白馬遠征。
ハクババレーのゲレンデは昨日で全て営業を終えましたが、弊ブログの白馬滑走記エントリーはもう暫く続きます。
つーか冬場(春?初夏?)は、毎月毎週毎日「スキーマッドの日々」。
単にエントリーが追い付いて無いだけでして。
おしまい。